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意識してからは翻弄攻×5年間片思い受
fuyushirazu no koi
表紙にドーンっと切なそうな主人公本は当たった時凄いのに、外れた時のしっぺ返しに疑心暗鬼になり買うのをためらいましたが、帯とonBLUEさんがきめ手で購入しました。
さらっと読めてしまうのですが、ヒトコマずつ綺麗な表情のキャラクター達と時折はいってくる風景に引き戻され噛めば噛むほどの一種するめ感のある作品です。
エロさは控えめですが、年齢特有の骨格、腰の細さに大変フェチを感じました。好物です…。
所々読み手の想像力に任せる所があり、こうだったらいいなとか思える人にはとてもオススメです。
またその為、いつでも続編が作れる作りだなと思ったので期待して待ってます。
表紙の絵柄に魅かれて購入しました。
切ないストーリーと絵がとてもマッチしていて良かったのもありますが、母親が息子にとった反応や攻め受けのキャラクターにそれぞれ女の子の彼女の存在に現実味がある世界観の作品で面白かったです。
控えめなエロさですが、愁人の方が強かった恋愛感情が徐々に千紘の方が勝っていくところに注目していただきたいです。
お話は相思相愛エンドで終わりますが、母親の問題はそこまで触れなかったためその点は読み終えて少しもやっとした感じになるとは思います。
切ないBL作品を読みたいそんな方にオススメしたいです。
「25時、赤坂で」の大ファンで、今更ながら読みました。すごく好きなお話でした。
話のテーマとしては特別珍しいものではなく、同性を好きでそれが母親にばれて泣かれてしまった高校生が「親が泣かない相手と恋愛したい」と思って彼女も作るんだけど、やっぱり片想い相手のことが好きでそれが相手にもばれてしまう展開は、恐らくこれまでに何度となく読んできたと思います。
それでも言葉選びや話の展開、雰囲気がさすがという感じで、なんでもないような場面でも切なくて泣いてしまいました。
クーラーの調子が悪いのを理由に夜な夜なベッドに忍び込んでくる従兄弟のことが好きで部屋の鍵を締められない受けと、そんな受けからの好意に気付いてからクーラーがよく効いた部屋で「自分が来ない日はこんな寒い部屋で一人でどうしていたの」と思う攻めは思い出しただけで泣けます。
やっぱり、大きな声を出したり、感情を大きく荒げたり、そういう描写はなくたって、お互いに沸騰寸前みたいな気持ちを抱えて、それを深呼吸するみたいに優しく相手に届けようとする関係を描ける夏野先生の話全部の温度感が大好きだなと思いました。
好きって言ったらイっちゃいそうになる受けが可愛くて何度も好きって言ってすごく良い笑顔で笑う男の子が本当に本当に可愛い……
どうしようもなく暑い夏の夜にオススメのボーイズラブです。
幼馴染み同士の男子高校生の恋。
王道といえば王道のストーリーなのかもしれません。
主人公は従弟でお隣に住む幼馴染みの男の子に片思いをしています。
ある日、幼馴染みが寝ているときに気持ちを抑えきれずキスをしてしまい、その瞬間に幼馴染みが目を覚まし、主人公の気持ちがバレて、お互いに意識しつつ恋が始まる的な展開です。
多少の障害はあれど、順調に恋を育ててゆく二人の恋愛模様は王道的ともいえるかもしれませんが、決してお花畑的ハッピーなエンドというわけでもありません。
例えば、主人公の母はひょんなことから息子の性癖を知ってしまいます。
母はその事実を受け止めきれず、だからといって息子を頭ごなしに責めるわけでもありません。
また息子は息子で母を悲しませたくないという理由から好きでもない女の子と付き合ってみたり、と同性愛ならではのリアルな葛藤なども描かれます。
また、幼馴染みもノンケなので彼女もいるわけで、そんな二人を見つめる主人公の切なさですとか、いざ想いが通じたところで男であるが故の引け目を感じていたり、もうとにかく繊細で…
そんな登場人物たちの心情の揺れが生々しくもあり、魅力的にも感じた1冊でした。
続編が描かれることがあれば、ぜひ手にとりたいなと思いました。
隣に住んでる従兄弟同士の話。
初コミックとは思えない完成度だと思います。
話も絵も素敵すぎます!
でも、攻は彼女と別れたのはわかったけど、受は彼女と別れたとこが描かれてなかったし、それっぽい描写もないから、そこはちゃんと描いてほしかったです。
それ以外は、もう本当に好みにはまりすぎてて、何回読み返しても飽きない一冊です。
夏野先生の作品本当に大大大好きです。
他のかたがおっしゃる通り、「いつからその気持ちだったの?」という部分ははありますが個人的にはあまり気になりませんでした。読み手側が好きに理解する形になっていると思います。
夏野先生の現実味があり静かにゆっくり流れていく日常の中で繰り広げられてる感が大好きです。
ほんとに、とにかく切なくて儚くて胸がジーンとなる作品です。ずっとひた隠しに片想いをしている愁人も
ノンケで愁人のいとこで隣人の千紘。ふたりの、どこか切なくてでも真っ直ぐで、向き合いたいけど向き合えないもどかしさに胸が締め付けられるしキュンキュンします。そして夏野寛子先生の美しい綺麗な絵に、
圧倒されます。この絵にこのストーリー。完璧と完璧でとにかく最高です。ふたりの若くてもどかしいラブストーリー。何回でも見れるくらいよかったです。
ゲイでガラスのハートの持ち主の受と、ノンケでワンコ系の攻めです。
絵のタッチとか雰囲気とか、どこか儚げなな雰囲気がでており、サラッと読めるけど心に残ってしまう、そんな作品です。
言葉にできないけれど、どこか不安定さのある、でもちゃんと愛で溢れてる、素敵な作品です。大好きです。
沢山の方が絶賛している作品だったので気になっていて遂に読みました。
結論でいうと既視感は多少ありますが、起承転結がとても綺麗で夏野寛子先生の魅力である透明感、空気が澄んでる感じがとてもでています。正に王道ストーリーという感じなのでBL好きになりたての方にもオススメしたくなる作品だなあと思います。行き止まりで冬には死んでしまうんじゃないかと思われた愁人の恋が、元気に花を咲かせた、と言うことで冬知らず(フユシラズ)の恋なんでしょうか。
気になった点は、愁人がカモフラージュで作った女の子の恋人とはいつ別れたのかな?ってのと、愁人のお母さんとのイザコザはどうするんでしょうね..。お母さんとの問題を解消せずに終わらせたと言うことは続編を期待していいのかなあ。あ、でも番外編でてるんですよね。まだそっちは未読なので読んでみます!流石といえる作品でした( ◠‿◠ )
同人誌みたいなドロドロのエロより遥かに官能的。
まず漫画の描き方がめちゃくちゃ上手い。少年らしさとセリフ選びと目線の使い方とコマの送り方と……とにかく作者天才。
直接的に描いてないのに「お尻を慣らしてる」ことを読者に分からせるお風呂のシーンはヤバすぎるし、足の指だけでキャラの心理が伝わってくるのも、作者先生の凄さを感じる。
「なんで俺が追いかけてんの」からの攻めの一連のセリフとか、何食ったら思いつくんですか???
なんか尊すぎてその場で踊り狂いそうになった。
個人的には、こういうゆったりとしたテンポ感で少しずつ進むBLが一番グッとくる。なんか全部キラキラしてた。
とくに良かったのが攻めのキャラで、受けに優しすぎないのがリアルな距離感だった。あと2人とも表情豊かじゃないのがいいね、なんか本当に男子学生同士の純愛を覗き見しているようで、ずっとこの2人を見ていたいなと率直に思った。
後半はもはや「物語終わらないでくれ〜!」と思いながら読んでた。