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akai hana, chiru chiru
もっと読まれて、評価されていい作品。
えろす重視の方には物足りなすぎる話だとは思いますが、ストーリー重視の方はぜひとも読むべきです。
初読は数年前ですが、感動が強すぎて読み直すのに相当勇気が要りました。
読んだらこころが揺さぶられすぎてしまうのがこわいくらい、最初のインパクトが強くて。
今回、かなりのこころの準備をして読んでみました。
やっぱり良いです。
外の街と塀で区切られた中。
赤線に訪れる客は塀沿いに植えられた赤い花を手折り、夜の相手に手渡す。
そんな世界で暮らしてきた月(ユエ)と大店の人形問屋の御曹子の話です。
偶然の出会いから、月の造形に惚れ込んだ坊ちゃんがモデルを頼んで日参します。
坊ちゃんが持ってきてくれるお菓子に月が淹れたお茶、たわいもないおしゃべりを続けるうちにこころが通い合って、お互いに慕うようになっていきます。
ただ坊ちゃんと月では住む世界が違いすぎる。
昔の馴染み客が登場したり、月の保護者のような存在の辰兄が帰って来たり、月の過去や現実、不確かな2人の未来にも周囲は心配しますが、坊ちゃんが坊ちゃんらしくて良いのです。
月の過去のようなつらい経験をしたことはないし、明るい世界だけで過ごしてきたからこその真っ直ぐさで月だけを想って行動する姿が素敵すぎますよ。
言葉で説明しても伝えきれません。
ぜひとも読んでみてください。
読んだことを損するどころか、読んでいなかったことで損してた!と思える作品です。
レビューを待てなくて購入してしまいました。
これが表紙買い・・・・。
結果は惜敗でした。
旧花街、赤線地帯でお針子業をしている元男娼と
老舗人形屋の若旦那のおぼっちゃんとのお話です。
設定がアツイなーと思いました。
元男娼の見た目にほれて人形屋の若旦那が通うんです。
で知らず知らずお互い両片思いの状態になって、受けの昔のひいき客の
男(変態)の事件があってくっつきます。
ちょっとした身分違いの感もだしつつ、若旦那の奮闘で
受けちゃんは赤線地帯を脱出。人形の洋服屋を開店しますってんで赤線の出口を
出たとこで完。
正直ものたりなすぎます。
受けの見た目が人形のようでほれて通うのはよかったんですが
結局受けモデルの人形つくりました、っていうのがなく、
周囲の反対も受け側の拒否反応くらいで
2週間で若旦那側のほうはうまく説得できました、みたいになっていて
拍子抜けです。
受けの男娼時代のお話は女の子の恰好して接客しているんですが
女の子の恰好の受けはかわいかったです。
ひいき客のおっさんがカエルの親分みたいに気持ち悪いやつで
そいつは赤線地帯には出禁なんですが、受けが攻めに会いたくなって外出したおり
つかまっちゃいます。
受けは過去にソイツに首をしめられて生死の淵をさまよったのがトラウマで
接客ができなくなってお針子仕事を生業にしています。
ひとつひとつのエピソードがあっさりめで
それでおわり?っていう感じが否めません。
攻めが受けを外に連れて行こうとして、守る発言するんですが
どうやって?このあまちゃんおぼっちゃんに?っていう疑問が払しょくできませんでした。
ここまで書くと評価「中立」かな、とも思いますが
とにかく受けの人形みたいな造作は好みでした。
エチシーンはありません。プラトニックな恋愛です。意外にも。
福山ヤタカさんがお好みな人なら合うかも。福山さんの絵柄のシュッとした感じです。
好きな作家さまが次々に別ジャンルにいっちゃったり ある日突然SNSのすべてを止めちゃって消息不明になっちゃったことあります?
むなしいよね
今年1月に別ジャンルものが発売されたんです
いままで読んでた神さまファンタジーが終わっちゃうのがわかってたんで ここぞとばかりに飛びついたんだけど
独特な雰囲気がそのままだからなのか 心のどっかでこっち方面を期待してしまう
でッ!ひっさしぶりに読み返しです
赤線の内と外 繋ぐのは1輪の赤い花
仕立て屋の彼をどうしてもモデルに人形を作りたい有名人形屋の若旦那
雰囲気は相変わらず昭和初期っぽいのにどこか近未来風で この独特な塩梅がね アキハルさんッ!
しかも若旦那と元男娼なんていう大層な身分違いに でっかいトラウマ 過剰な人情つきと豪華3点盛り
自分の恋心を見ないふりで蓋をして なのに無理やりこじ開けられて自覚する
そんなお話が好きならこれどうよ
囚われた狭い鳥籠から私を連れ去ってくれる王子さまは絶対いるッ!って信じたい夢子さん
夢見ちゃいなさいよ これでッ!
激甘紳士とちょっと意地っ張りなのがほんとクセになるから
男娼だった自分を慈しみ 想像もしなかった未来を与えてくれる人
ぼんくらな若旦那が変なところ男前だし なんだかんだ優しい人たちに守られてるのでご都合っちゃご都合なんだけど ←え
エロいらないから なんかないかなってお探しなら 是非一度
日常と非日常の狭間で育つ情を篤とお楽しみください