ワンダーフォーゲル

wander vogel

ワンダーフォーゲル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神59
  • 萌×238
  • 萌19
  • 中立5
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
22
得点
509
評価数
127
平均
4.1 / 5
神率
46.5%
著者
草間さかえ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
ワンダーフォーゲル
発売日
価格
¥629(税抜)  
ISBN
9784199607196

あらすじ

「僕は君の頭の中の物語だって、小説にすることができるよ?」放浪先の沖縄で野宿を続けていた沖津。台風で身を寄せたのは、小説家・伊武の家だ。本人曰く「他人の心の中が読める」という伊武は、過去のトラウマから閉所恐怖症の沖津に、初対面から興味を示してきて…!?
妄想狂か、嘘つきか。不思議な力を持つ男と過ごす、鮮烈な嵐の一夜──!!

表題作ワンダーフォーゲル

閉所恐怖症の青年
人の心が読める小説家

同時収録作品みえない友達

その他の収録作品

  • 夏休みの友
  • 南の島ミッション!(カバー下)

レビュー投稿数22

ストーリーが良い

ストーリーがしっかりしていて読み応えがあってとても好きでした!出会ってくっついて終わりなだけではないというか。しっかりと登場人物の過去や人となりが描かれていると思いました。ミステリー要素もあって面白かったです。
最初に登場するしろう君とゆうちゃんがメインの話かと思いきや、途中から稜とイブさんがメインの話になっていきます。

イブさんは魔性な感じがするけど、稜が自分のことを大好きだと信じて疑わないところがかわいい。
稜は最初は少し嫌なやつとして登場したけど、どんどん優しくて人間らしい面が見えてくるにつれてとても魅力的に見えてくる。

二人が幸せそうな様子が読めて最高です!
しろう君とゆうちゃんの話ももっと読みたかったな!

1

これは、買って良かった!

読み終えて〜すっごく満足の内容でしてた。

話の内容が、深くて〜めちゃくちゃ集中して読んでしまった。

これは、ネタバレ無しで読んで欲しい・・・

ってか、ネタバレを簡潔に伝える自信がない・・・くらい、深い。


神作です!

1

深みが良い!!

不思議なお話。ファンタジーのようでいて現実みや人間模様もしっかりして、良いもの読んだな~って満足度がありました。マルチ商法の研究サークル?実態は謎だけど、昔の同級生に電話をかけながら自分を覚えている人を探すというのが面白く、草間先生の実体験から話が膨らんだのがすごい!

しろうの幼い頃に出会ったゆうちゃんの話は子供らしい可愛らしさと仄暗さもあって、その気持ちを大事にゆうちゃんを求めて…曲者ぞろいなメンバーに囲まれて話が紐解かれていくのが面白く、キャッチボールのエピもじわっと良いスパイス。最後に幼い頃にしたのはキスじゃなくて…って巨大爆弾!?なんという引きをしてくれるんだ…

もう1編の稜とイブさんの話。こちらは超能力なのかな?読心術なのかな?そこを信じてないけど、イブさんの人となりはきちんと見てる稜の良い具合の適当さと押しの強さが良かったです!!イブさんの掴めなさもとても良い~~~

人と人のじんわりとした繋がりから、しっとりした雰囲気とわちゃわちゃした楽しさとを味わえました。

1

真実は闇の中

最新の「センスオブワンダー」を買ったらなんとシリーズもので1作目があったと知り、こちらも購入しました。皆様のレビューにあるように少々難解なストーリーなので1作目も2作目もそれぞれ2回ずつ読みました。小説ならともかく、漫画なのに難解で色々な解釈ができるって深いな、と思います。

「みえない友達」の方のカプ、しろう君とゆうと君。幼少時少しおかしくなったお父さんと暮らしていたゆうと君の唯一の遊び友達だったしろう君。女の子みたいだったゆうと君からしろう君へ行っていた行為とお祖父さんが義理の息子へ過剰な警戒感を持っていた事から、残念ながら父から幼い息子へ性的いたずらみたいな物はあったのかと思います。でも真実は闇の中。本人が本能的に知りたくないような事は無理に思い出さなくてもいいんじゃないかと思います。でもお祖父さんも孫を小・中学校に行かせないで家に閉じ込めておくってかなり異常ですね。
 
しろう君もゆうと君と関わったために引きこもりにもなったりして人生を狂わされた側だと思うけど、本人は全然そうは思ってなくて、大人になってゆうと君に身長を越えられても変わらず彼のヒーローである事に喜びを感じてる所が素敵な愛の力だなあと思います。いつのまにか最後までいってるらしいこちらのカップルの話の続編も読みたいです。

「ワンダーフォーゲル」の方は最新刊「センスオブワンダー」に続く前日譚。野宿しちゃう野性児だけど料理も上手いスパダリでワンコ攻めの稜君が魅力的。小説家のイブ先生の心が読める不思議な力は本物なのか、ただちょっと人より勘が鋭いだけなのか?稜が言うように妄想力や思い込みが強すぎるタイプなだけにも思えますが、それだけでは説明がつかないくらい第六感が鋭い時もある。この力も曖昧なままの不思議ストーリーでした。

1

レビューが書けなくて

読み終えた後、どういう風に伝えればいいのか分からなくてレビューを先延ばしにしてはや一年半くらい…?
決して面白くないわけでも、萌えないわけでもないんですが「めっちゃ萌えた!」「面白かったからオススメ!」とすぐに書けないもどかしさを感じる作品でした。

特に草間先生の作品を読み慣れてない方にはオススメはできない作品です。
独特のテンポとか展開の難解さ、不思議な空気感がありますので先生の他作を先に読んでハマらなかったかたは、この作品は避けた方がいいんじゃないかと個人的には思いました。

始まりの部分が特に「?」でどういう事なのか理解するまでに数回ページを行ったり来たりしてしまいました。
人物の名前と関係性(現在と過去も含め)の理解に時間がかかるタイプの作品で、ストーリーをしっかり読み解きたい方にはオススメしたいです。
幼馴染のちょっと変化球の再会モノと、美人作家と年下ワンコ、そしてこの2組にも関連があり繋がっているお話です。

3

中盤からグイグイ引き込まれました

「センスオブワンダー」が発売されたので、先に未読だったこちらを読みました。

最初は「見えない友達」からだったので、人間関係に頭がこんがらがってしまったのですが、「ワンダーフォーゲル」に入ってからは、大まかな内容が見えて来たのもあって一気にお話に引き込まれていました。

「見えない友達」で語られる沖津とはイメージが違ってて、年相応らしい繊細さと強さを持ち合わせていてとても魅力的でした。
一方で伊武も不思議な色気のある人物で、彼の不思議な力に纏わるトラブルとか、どのような結末をみせるのか夢中になって読みました。

そして「夏休みの友」で「見えない友達」の面々が合流していました。
これから「センスオブワンダー」を読むのが楽しみです。

シリアスでいてのほほんとした雰囲気のある作品でした。

2

知らなくていい過去もあるよね

おもしろかった!

「みえない友達」
ミステリー仕立て?で、なかなか事実関係が見えてこず、なんとなく過去のことや経緯がこういうことかなぁと思ったら、真実は謎のままと。
でも実は、真実や事実はそれほど重要ではなく
しろう君は引きこもりをやめて、ゆうちゃんがいるから大学にきた
しろう君は、ゆうちゃんにとってずっとヒーローだった
こういうことが大切なのかなと思いました。

実際、しろう君の記憶から想像するにもっと恐ろしいことが過去に起こっていたかもしれない。でも誰も覚えていないならそんなことは思い出さなくていいことでは…と思います(だから、ゆうちゃんの祖父がゆうちゃんの記憶を催眠療法で消したのかな)

自分の中の過去は記憶なので捏造できる=変えられる、と言う人もいますしね。

「ワンダーフォーゲル」
稜は口は悪いけど、伊武が言うようにやさしくて初心だった。
伊武に翻弄されているようで、やり返したり、2人のやりとりがおもしろい。
伊武の「君 僕のこと好きなくせに何言ってんの」に笑った。
話の流れはこっちの方がわかりやすくて入ってきた。2人のからみが色っぽかったし。

伊武がジジイ作とさらている本読んで、4冊前から伊武さんの話だと見破ったとこもいい。そういうのわかるのっていいですよね。そんな一面も伊武が稜を好きなとこだろうし。

「夏休みの友」
南が意外な活躍?伊武と仲良くなってたw
ヤキモチ焼く稜がかわいい。
「俺のゆうとがそんな…っ!!」な稜がかわいい。

草間先生の背景の絵が特に好きなのですが、南の島の大きな家がこれまたステキでした。

1

思い込みと真実の狭間で翻弄される

 実は発売された年に一旦は読み始めたのですが、途中で難解さに挫折してしまい、そこから長らく眠らせていた作品でした。草間先生の作品を初めて読むという方には、これはオススメしません。私は改めて読んでみて、未だ少し難解な部分はあったのですが、中盤を超えれば意外とそう難しくはないストーリーだったのかな、という印象です。昔はとにかく1ページずつちゃんと理解してから次に進むという読み方をしていたので、そういう読み方だとちょっとしんどいかも。今は、多少分からない点を残してしまっても、とりあえず次に進んでみようという読み方なので、以前よりは読みやすかったです。最初は分からなかったことも後から分かるようになっているので。

 ただ、100%理解できたわけではないので、あらすじや登場人物の相関図を完全に整理はできません。再読を重ねる内に、きっともう少しはっきりとこの作品の良さを理解できるようになるんだと思います。正直、萌えは少なかったのですが、たまにはこういう一度読んだだけではすべてを理解しえない作品というのも面白いと思うので萌評価で。

 一番気にかかったのは、ゆうととしろうの幼い頃の関係性と消された記憶について。一体何の目的で記憶を消されたのか、あくまで推測しかできないのでなんとももどかしいですね。後半の、沖津と伊武の話は好みでした。私もやはり伊武は伊武なりに、物語を作る才能があったんだと思うな。人の頭の中の考えなんてとりとめもないことばかりですから、せいぜいヒントにしかならない気がします。閉所恐怖症で推理力がなくても、沖津は人を客観的に見ることに長けているなぁと感じました。

3

すぐに読み返したくなる謎

ミステリー調の作品が多い草間さかえ先生の中でも、初っ端から謎だらけの作品です。

◾︎みえない友達
難解との前評判ではありましたが、初読のとき先生の新刊が嬉しくて異常な集中力だったため、すんなり読めました。しかし、暫く経って軽い気持ちで読み返していたら途中道に迷いました笑
登場人物の名前をきっちり噛み砕きながら読む事をお勧めします。

◾︎ワンダーフォーゲル
「みえない友達」ありきのお話です。「みえない友達」はBL的萌が薄めですが、こちらは沖縄の空気感と、イブさん(受 小説家)の色気と、沖津(攻め 閉所恐怖症)のエロさが相まって草間先生らしい濃厚さです。ストーリーの構造や脇キャラも好き。

※電子書籍 カバー裏漫画有り
電子限定おまけ漫画4枚(ネタ系 面白いです)

2

不思議なお話

難解です。読み終わってみて、で?という感想でした。
ハッピーエンドなのかな?再読が必要です。

みえない友達
自分にしか見えてないと思ってた子供の頃の友達ゆうちゃんは実在して他人の名前を使って接触してきて同じ大学の同じ同好会に入りやっと判明するお話?
なんで名前を借りられたの?
ゆうちゃんはおじいさんから記憶を忘れるように催眠療法されてたの?次のワンダーフォーゲルにも繋がります。

ワンダーフォーゲル
本物の沖津。ゆうちゃんの主治医の孫?極度の閉所恐怖症原因は不明。なので基本野宿。寒い時期は沖縄の離島の居酒屋で働きながら野宿してくらしている。
常連の伊武さん。人の心が読める。
でも代筆は実は伊武さんの物語だったことがわかる。
人の好意や欲望にひきづられやすいから?沖津とエッチに抵抗なさそう。興味あるし自分のわからなかった自分を見つけてくれたから?

なんとも感想が難しい作品でした。

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