眷愛隷属 -白狐と狢-

kenai reizoku

眷愛隷属 -白狐と狢-
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神127
  • 萌×271
  • 萌30
  • 中立7
  • しゅみじゃない4

165

レビュー数
31
得点
1016
評価数
239
平均
4.3 / 5
神率
53.1%
著者
夜光花 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
眷愛隷属
発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784799732663

あらすじ

高校生の慶次の夢は、討魔師になること。
討魔師は神の使者である動物を眷族として身体に宿し、
その力も利用して魔を倒す存在。
その討魔師試験のため本家を訪れた慶次は、
大嫌いな天敵こと、白狐が眷属の本家の次男、有生と鉢合わす。
会うたび「セックスしよう」とからかってくる有生に
慶次はウンザリしつつ、過酷な試験を突破する。
そんな慶次の初仕事はとり憑かれた兄を救うこと。
ただ未熟な自分では太刀打ち出来ず、
不真面目だが強い有生に助けを求めるが、
見返りに身体を要求され!?

表題作眷愛隷属 -白狐と狢-

22歳,エリート討魔師
18様,初心者討魔師

レビュー投稿数31

好きじゃないのに好きになりました。自分が、、

夜光花先生の作品はどのタイトルも続編が多いので、なかなか手が出ませんでしたが、こちら、狐と貉の眷属ものということで読んでみました。
凄ーくハマりました。結局、2冊目、3冊目と、続編読み進めています。

ここに出てくる新米討魔師の慶次は、体は小さいものの、物凄く熱血でちょっと自信過剰なところが鼻につく少年でした。そして、その慶次の相方として出てくる有生は、力の強い白狐を眷属に持つのに、何故か不真面目に討魔師の仕事に取り組む青年。
慶次も有生もあまり好きになれるキャラでは無いんですが、そして、実際お話の中でもお互いに「好きじゃねーし」と言い合う様な関係なんですが、
それでも読んでいると慶次は自分が突っ走った行動を取った為に周りに迷惑をかけたことを反省したり、そして、自信満々だったのに、ついてくれた眷属は可愛らしい子狸で、自分も子狸も力が弱い事を思いっきり実感しながらも頑張ろうとしてもがいているのが、読んでいて段々と好きになってきました。
そして有生も、多分慶次をとても気にしているのに、もの凄くめんどくさい根回しをして慶次とコンビを組む為に行動していたり。有生は本心がよく分からないイケメンでしたね。
相反する二人がこれからどんな風に恋人になっていくのか、とても楽しみになりながら読み終えました。
笠井あゆみ先生の絵がとてもセクシーで見応えがありました。
どうし慶次には悪い悪霊などが見えないのか?そして、有生が人間に対してする精神攻撃が慶次には効果がないのか?それが最後まで謎だったので、今後のお話でその謎が解るのが楽しみです。
そして、討魔師としての仕事の部分のお話がとても楽しく読めました。アクションファンタジー的なお話が好きな方はとても楽しく読めると思います。

0

無自覚執着攻め…❤︎

以前からずっと気になっていた、大人気のこちらのシリーズ。
三連休を機にやっと読むことができました◎

なんといっても、無自覚執着攻めの有生が分かりやすくて可愛いいい〜!!
個人的な好みで言えば、溺愛変態←執着攻めが一番なのですが。

「好きなわけないでしょ」とか言いつつ、慶次に「俺も好きじゃねーし」と言い返され、ムッとして唇奪っちゃうなんて、可愛いとしか言えません…

お兄ちゃんを助けて、という慶次の頼みをさくっと断っておきながら、ピンチの時には駆けつけちゃう。透けて見える…というより、ダダ漏れの執着・独占欲にニヤニヤが止まらなくなっちゃいました。

二作目では、無自覚→自覚執着攻めに昇格(?)するのかな?
さらに溺愛あまあまベタ惚れになる姿が見たいです!

1

とうとう最高のシリーズが始まった!


…とうとう手を出しました。
いや、やっと手を出せました。

もう絶対ハマると思っていたので大事にとっていました。

薔薇シリーズ、少年シリーズを経ての今シリーズ。
一巻はまだ自己紹介程度。
これは他のシリーズものとスピード感が一緒でした。

受けがワー!キャー!と賑やかなタイプです(笑)
対する攻めはクールだけれど狐っぽいイタズラ好きな、受けをおちょくるのが好きなタイプ。

一巻は憧れの討魔師になるまでのお話。
ここで眷属の子狸と出会うのですが、このタヌキがま~~可愛い。
動いている姿が目に浮かぶくらい、いいキャラクターしてます(笑)

もっと恋愛っぽくなったら更に面白みが増すようなスタート巻でした。

0

とっても面白い、子狸がカワイイ!娯楽作♪ シリーズ1巻目

少し前に既刊全て読了しました。
1巻の試し読みから始まり、すごく面白くて止まらなくなり、既刊を一気読みした作品です。

夜光先生はファンタジー作品が多くて、何作か拝読してますが、こちらは舞台が現代でファンタジー要素があるという内容です。それが私的にはがっつりファンタジーよりも読みやすくて好きです。

受けの慶次は外見は可愛いけど硬派で男気のある、でも天然な高校生。
攻めの有生は外見は完璧なイケメンで、討魔師としても一流ですが、性格に難ありで、慶次をバカにする感じでちょっかいをかけてきます。
この2人の関係がコミカルで楽しいです。喧嘩するほど仲がいい、って感じ。

討魔師になると眷属の動物を身に宿すのですが、その眷属達が可愛かったり格好よかったりと魅力的です。
特に慶次の子狸がめっちゃカワイイ!(表紙をご覧ください!)「ご主人たま〜」とか言いますw
有生についている白狐は、二千歳の強力な眷属で手下も大勢いて、有生のお世話までしてくれますw

この眷属達が作品の魅力の一つになっています。2巻以降も色々な眷属が出てきて楽しいです♪

1巻では慶次の討魔師試験があったり、慶次の兄絡みの事件が起きたりして、飽きさせない展開です。

濡れ場は2回、結構なページ数を割いています。
1巻ではお付き合いには至りませんが、慶次は不本意ながら体から関係が始まってしまいますw

夜光先生の他の本でも感じますが、文章はライトノベル風なタッチで読みやすいです。
エンタメ感のある楽しい作品となっています。

1巻は切りのいいところで終わっていますので、あらすじや試し読みで気になった方は、とりあえず1巻を読んでみてください♪

電子(シーモア)購入
後書きなし。(紙本はあるのかな?)

1

スタートはピリ辛味

この作者さまの作品(新作)をつい最近読み始めてからどハマりしてしまった私。
いくつかの長編作を書かれていて、しかもどれも人気作。BL小説の経験値がまだ低い私は長編作物を避けていたので、夜光花作品を知らなかったことを後悔しました。物語の展開が神ですね。

私はあまりファンタジー作品が得意な方じゃないのですが、得意じゃないものを好きだと思わせる程にストーリー運びが秀逸。キャラクターの動きがいきいきとしてるから、話に躍動感がありますよね。設定の細かさやキャラの心理描写も相まって、この世界観が文字なのに画像化されて目に浮かんできました。

これはまだ一冊目で、今のところ9冊目まで刊行されています。タイトルが全部違うのが夜光花作品の特徴でしょうか、何巻目か分かりにくいけどテーマがハッキリ分かるのが嬉しいです。
タイトルを拝見すると、巻が進むごとに有生の慶次への愛が増幅していくと予想ができます。これから2巻、3巻と読み進めていくのが楽しくなりました!


1巻目は、有生は慶次のことがうっすらと好きなんだろうなって分かる程度で、私としてはもっと欲しい気持ちでしたので「萌2」にしました。仕事面でも慶次の活躍どころがなくて、楽しいというよりはちょっと切ない気持ちでした。まだ討魔師になりたてですから、仕方ないのかもですね。

慶次の下げ↓↓シーンはある程度致し方ないとして(慶次が半人前だからこそイジられて面白くなっているのも事実!)、今後に大きく期待が持てる展開が待っていると思って読んでいきたいです。その答えは2巻以降読んでからですね。ムフフ…あと8巻もあるから楽しみです。

早く2人の両想いが読みたい読みたい。

1

攻めのキャラは好きだけど……

表紙の狸が可愛すぎて惹かれた作品。主人公のお約束とBL受けの資質ともふもふ要素まで兼ね備え、各方面のポイントの押さえ具合がすごいと思った。攻めの有生がかなりツボなタイプで好き。

慶次は熱血少年で心理描写が幼く猪突猛進な中学生のよう。四股を踏んで気合いを入れるBL小説主人公は珍しい。片目に秘密があったり、なぜか術が効かないといったベタ設定が主人公らしい。その理由を次巻に持ち越すのはセオリー通り。
禁欲生活を送り性に疎く無知で騙されやすく、受け受けしさもばっちりだった。

BLに関してはこの一冊だけでは何とも言えない。有生はキャラ的に徐々にデレていく様子に今後萌えまくる予想はできるし、個人的好みにハマってるので好きだと思う。理性を飛ばしてケモ耳姿になるのも可愛くて良い。
でも今のところはまだお互いに認め合って好き合って、というところまでいっていないので、単体の攻め萌えがあるだけかな。受けの危機に毎度攻めが助けにくるところはしっかりBLしていた。

慶次のあほのこっぷりは見ていて辛いものがあった。主な読者を中学生と想定したときに描かれそうな主人公に見えたので。大人が読んでハマっても問題ないけど、あくまでも子供向けに書かれたものですよ、という作品のような読み心地。

文章は簡素で余剰的記述がなく、ストーリーを進めることに特化している印象。おかげで進みが早くすいすい読める。情緒の部分は全て挿絵が担っている。よく動くアニメを見ているようで楽しかった。

ストーリーは面白いのかよく分からない。使っている材料は豪華で良質で、それが安心安定の手慣れた職人技で調理されている。だが1から生み出されたような新鮮さ・驚きが無く、口に合うかは別問題っていう。

なんだろうな……人気作にハマりたかったから辛いんだけど。主人公に魅力を感じず、特に続きは気にならない。攻めに萌えて子狸が可愛くて好きだった、挿絵は神、以上。

2

面白い

初めての作家様です。
お名前だけは聞いたことがあったので
読むのをすごく楽しみにしていました。


掴みどころのない有生と、純粋でおバカな慶次。
慶次のキャンキャンうるさいところがあまり好きではなく
読めるかな…と序盤で不安になりましたが
面白くて一気に読み終えました。
と言っても、やっぱり少し慶次は苦手です…。
エッチの時は可愛いんだけどな…。

慶次はいい意味で単純だけど、
有生はほんとに何を考えてるかわからなくて
これからこの二人はどうなっていくんだろう?と
2巻を読むのが今からすごく楽しみで仕方ないです。

0

嫌よ嫌よもなんとやら。

「きつねに嫁入り」「狼に捧げたい」(←スピンオフ的な話)「狐の告白 狸の添い寝 」「恋する狐」と続く【眷愛隷属シリーズ】の第一作目です。
けも耳もので一番好きな作品は「狼の妻籠み」なのですが『同じくらい好きなのキターー』と感激しています。
大まかな、
討魔師試験→慶次の兄である信長の受難→その騒動後の余波→有生、慶次・バディとしての初仕事
という流れがあり、致し方なく行動を共にするうちに、お互いに対しての理解と(謎?)を深めていく運びとなっております。
好ましいなぁと、ニヨニヨした箇所を挙げるとすれば、慶次の素直さと へこたれなさがいい。
有生の慶次への口癖、何かにつけ愛ある罵り「馬鹿なの、馬鹿なんだね」というやつが好き。
あまり乱れた生活は眷属である白狐が許してくれないからと、意外とちゃんとしている有生のギャップがいい。なんか凄くいい。
攻めと受けの関係性、愛情なんてナイナイと言い切った直後に無自覚デレをぶっ込まれた時の読み手の情緒の振れ幅よ・・・

攻め視点で語るとすれば、
初めて会った時から気になる子がいます。
熱血野郎だし、運は悪いし、眷属は子狸だし。その子の兄貴がとんでもないピンチに…助けてくれって言われたけど、ヤだな、めんどい。本人の一大事なら別だけど。気分の乗らない仕事は引き受ける気もないし やる義理もない。
でも俺とふつうに会話できるの あの子ぐらいだし、助けてくれたらなんでもするって言ってるし。なんか俺、興奮してきた。どうにかして犯したいなぁ。
はぁ?俺があの子のこと好きかって?大いに興味はあるけど、嫌いに決まってるでしょ。

というテイストの本作、めっちゃ面白かった!!

【BL アワード 2018】BEST 小説 19位

4

魔祓いBLはラブコメ、読んで笑って煤祓い

タヌキと狐の絵の表紙。
笠井あゆみさんがイラスト担当なので、読みました。
それと、年末なので読んでお祓いしたかったので。

面白くて大笑いした場面。
討魔師を目指す慶次は、気が強いけれど幼いおこちゃま体系。そして貧乏くじを引く超不幸体質らしくて、試験でくじを引いたら、それは⚠な崖っぷちにいかねばならない番号だった。慶次は有生の助けが無いと合格できなかった。
・・慶次の場合の神の助けは、常に有生を介したもの。ピンチの有生お助けを繰り返すのは何故なのかは、これから謎明かしがあると思うので楽しみ。

眷属を選ぶ場面で、慶次は「狼」を希望したのに、使い魔の応えは「子タヌキ」しか来なかった・・大人じゃない「子」=幼いタヌキにガックリする慶次。
この場面、物凄くオモシロくて、激しく笑った。慶次とソックリな子タヌキ。
子タヌキの使い魔って、あんまり聞かないのですけど、ムジナなら強いのかもしれないなー、想像すると楽しくなってしまう。
子タヌキの武器は待ち針、これも弱すぎて笑っちゃう。
眷属の可愛い子ダヌキに懐かれて、慶次は楽しそう。

慶次に「XXしよう」と誘い続ける有生は、慶次の資質や性格がお気に入り。
仕事で慶次と有生はペアを組むことになる。
なんだかんだと有生は、慶次のピンチを助けて世話を焼いて、慶次には甘い。

1巻には、二人には謎の縁があるらしいと書いている。今後の展開が楽しみ。
怖い魑魅魍魎を祓う物語じゃなくて、有生と慶次のラブコメディ。失敗ばかりの弱い慶次と半人前の子ダヌキ。慶次が何故か大好きなにツンデレの有生がぞっこん。二人とも突っ張ってすなおじゃないので笑っちゃう。

HONTで電子版を購入。
㈱リブレの電子版は、奥付は有ったけど、あとがきが無い。残念。
あとがきは、紙版をチェックするしかない。

6

シリーズものは後で感想が変わる

最新巻まで読んで再読。

これだけで終わってたら有生はイケないお兄さんです。
なんたって好きじゃないと言いながら動けない慶次にあんなことやあんなことをしますからね。

しかし、後の巻を読んでから読むと有生の言動は自分に関心を向けて欲しい。っていう表れだなぁって感じました。
自分の気持ちを考える余裕がないぐらい慶次に自分を好きになってもらいたい。
いや、絶対自分の事を好きに違いない。って事かも?ぐらいは伝わってきました。

ある程度の好意は最初に読んでも、透けて見える部分はあるんですけどね。

ここで挫折するのはもったいないかもしれませんよー
責任は持てませんけどね(笑)

2

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