Knife

knife

Knife
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神98
  • 萌×274
  • 萌36
  • 中立9
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
30
得点
903
評価数
222
平均
4.1 / 5
神率
44.1%
著者
千葉リョウコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
シリーズ
Knife
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784801957657

あらすじ

警視庁捜査一課の津積は、何よりも事件捜査が好きな変人刑事。
不謹慎で毒舌だが、鋭い勘と洞察力で事件解決の糸口を見つける。
そんな津積の相棒・佐久間は、半年前に所轄から異動してきた新人。
真面目で無愛想、そつのない仕事ぶりは可愛げがない。
しかし、ある事件を機になぜか佐久間が変調をきたす。
突如として発情した佐久間の、普段とはまったく違う表情に
好奇心を刺激された津積は求められるままに佐久間を抱くがーー…。

連載前に無料配布した「続きはまた夜に」とのコラボ漫画6pと
津積と佐久間の甘~い描き下ろし9pも収録!!

表題作Knife

津積,捜査一課刑事,上司
佐久間大志,26歳,捜査一課,新人刑事

その他の収録作品

  • knife extra
  • 「knife」×「続きはまた夜に」コラボ漫画

レビュー投稿数30

刑事ものは甘くないのが良い

殺人事件絡みのシリアスなお話でした。メイン二人が刑事なうえに受けがPTSDを患っており、BLの方も甘さ控えめ。世界観が統一されたほどよい空気を楽しめました。
津積は誰にも本気になれない、俺を本気にさせられるのは仕事だけだ…って真面目に言っちゃうイタい奴。といっても自分に酔ってるだけでなく、仕事はきっちりこなして相棒の些細な変化をちゃんと見ていて良かったです。ビジュアルがめっちゃ好み!
佐久間は設定どおり本当に分かりにくい。最初に津積に縋り付いたときは記憶があまりないようだったけど、二回目以降はどれくらい自分の意思で動いてたのかな?と思いました。津積だから甘えられたっていうのは、たとえ無意識でも相手を選んでたってことなのかな。
津積は自分を見てくれない相手への独占欲が強めに出てて、“らしい”気がしました。最後にあんなにも優しい微笑を見せたのは意外で、それがとても良かったです。
どうしても残念なのは衝撃的なシーンの迫力のなさ。後に残る傷を付けられるとこなのに、動きのない絵と構図でチープに仕上げられてガッカリでした。
一冊でここまでくっついてしまうのは急ぎ過ぎた感がありますが、まとめ方が爽やかなのですっきり。刑事ものとしてちょうど良いこの糖度が好きです。

1

knife

読み応えのある一冊でした
刑事ものはカッコイイ
どちらのキャラも一見つかみどころのない感じがとても魅力的でした
佐久間くんが健気というか真面目すぎるというか珍しいタイプでした
津積さんは、オレ様でカッコよかった
そんな二人のなんともチグハグな関係に引き込まれました
身体の関係はあって、色情を思わせるのにどこか違和感が拭えない絶妙の距離感が心地良かったです
それと同時に展開されるサスペンスも圧巻
ストーリーがとてもよく出来ていて大満足でした

1

お飾りでない、警察とBL。緻密な構成に感動した

間違いなく神作品。
ぜひ2作目をお願いしたい。

千葉先生のどの作品よりカッコよく、深く読み込めました。

そして、なぜ「警察もの」をBLというジャンルで描くのか。
ストーリーの根幹に両方が関わり、
作品が成立するという、非常にベテランのマンガ家さんでなければ描けない作品でした。

私の少ない警察BL作品もののなかでは、
ダントツで「神!」

3

早く続巻が読みたいです

雑誌でこちらの続編を読んで興味を持ちました。

ある事件をキッカケにした佐久間の突然の変化が最初は唐突過ぎて戸惑いましたが、津積との事件捜査は純粋に面白いと思いました。

そして犯人を絞り込むまでの経緯とかは刑事物として楽しめましたし、犯人が事件を再犯した理由も辻褄が合っていて納得出来ました。
他人に興味が無かった津積が佐久間にだけはこだわるのが良かったです。

それからビジュアルから受け攻め逆に思ってたんですが、抱かれる時の佐久間がとても色っぽくてなるほどと納得しました。
残念だったのは負傷して休んでいた間に髪が伸びていた佐久間がとても可愛かったので、復職してからまた短髪になっていた事でした。www

これからバディとして事件を解決して行く彼等の活躍が楽しみになりました。
刑事物BLも良いですね♡

1

辛&甘 両方で満足

刑事ものの本格派お仕事BLでした。
捜査一課の先輩後輩なので、扱う事件は殺人ですよね。
未成年が被害者なのがちと辛い。

中学生の連続通り魔事件を扱いはじめてから、様子がおかしい佐久間とその上司、津積のお話でこの時点で佐久間がこの事件に関係あるのは明らかだったのですが…事件にもBLが絡んでいるのが私的には目新しく、良かったです。

犯人については、結構あっさり逮捕となったので少々肩透かしですが、BL漫画だしシリーズものでもないので仕方ないかな。
事件も恋愛もじゃあ、とっ散らかりかねないですもんね。

身体の関係にすぐなるのも、津積が性的な行為を重要視してないキャラだという風な描写がのちにあったので、納得がいきました。

犯人の動機がサイコっぽいのも面白かったし、佐久間の抱えたトラウマもPTSDとなるには十分重いものだったのが、辛いですが良かったんじゃないかなと。

津積と佐久間が再会してからの甘々が好みでした。
ちょっと伸びた髪の佐久間がアンニュイで良かった。復帰したらまた短髪に戻ってだけどね。

スピンオフ元は読まなくても全然大丈夫でしたが、刑事モノ結構好きなので読みたいと思ってます。

1

漫画だから@あとがき

千葉リョウコ先生の本は何冊か読んで実は一度もハマっておらず、一番人気のこれはどうだ!と思っての「knife」でした。

感想は…うーん期待しすぎたのかもしれない。毎度千葉先生の作品はのっぺり平坦だな〜と思うことが多く、今回も同じでした。

殺人事件の捜査が軸になりつつも、トリックや真相究明を楽しむタイプの捜査モノではありません。犯人の心理は半端に掘って地の文で語って解決。被害者の友人というポジションの主役の心理がメインと言えるかなと思いますが、自分には今ひとつインパクトにかけた。
そんなわけで刑事物として期待を高めて読むと、ん?となってしまうかも。あとがきでも「漫画だから」の魔法の言葉で乗り切ってらっしゃいますけども!

電子限定おまけ漫画4枚 甘い

0

ストーリーも萌えもいい

おもしろかった!
ミステリー仕立てでテンポ良く進みながら刑事2人の思いが静かに高まっていく。
津積が冷ややかで誰にもとらわれないような目をしていたのにあんなにやさしく佐久間を見るなんて!
佐久間も無感動で生意気だったのが、あーんなにかわゆくなるなんて!

あとがきに、ヨネダ先生が帯に佐久間の絵を描かれたとあり✨
画像検索して見られた‼️
眠そうな佐久間がかわいかったヨネダ先生の手書き文字「佐久間刑事には一体何段階のギャップ萌えがあるんですか…?」に超共感✨
やっぱギャップ萌えは最強ですね!
千葉先生21冊目…多作な方なんですかね

1

心理描写が丁寧

2017年2月のこの作品は、ひょっとしたら、かなり深く心理学や生理学を学ばれた後だからできた作品なのかもしれません。過去の作品と比較すると深みと凄みを感じました。
例えば、「犯行後、犯人は再び現場に現れる」という行動。これは事実。コワイ。

2017年7月にご自身の体験を元に書かれた作品:「うちの子は字が書けない-発達性読み書き障害の息子がいます」を読みました。この本で、初めて「発達性読み書き障害」を知りました。
ご子息に起きている症状の原因と何故を探し続けた時に得た情報が、こうして作品に生かされているのじゃないか、と千葉リョウコ先生の努力に敬意。立派な働くおかあさんだと思います。尊敬。

刑務官から刑事になった知人が言うには、同じ病を持つ人にしか心の病を持つ人の心の動きは理解できないのだそう。だとしたら、この作品に登場する恋人たちは、みんなどこか心に傷を負っているってことで、癒され切っていない状態で完結しているので後味悪い。

神評価。

1

シリアスな刑事モノなのに、津積さんのクーデレが堪らない♡

『続きはまた夜に』と『Knife』を続けて読んだのですが、どちらもすごく好みだったのでシリーズ化していただきたいです。

『Knife』
警視庁捜査一課の警部補 津積さんと同じく警視庁捜査一課で新人刑事 佐久間くんのお話。

千葉リョウコ先生があとがきで『続きはまた夜に』と時間軸が同じイメージと記載されているので、本編には同じ警視庁勤務の崇晴くんが登場しますよ!
文くんは崇晴くんと一緒に本編の最後の『Knife』×『続きはまた夜に』コラボ漫画で登場します。
すっかり安定している2人に会えて嬉しかったです♡

『Knife』も『続きはまた夜に』と同じで刑事モノなのですが、テイストが全然違います。
『Knife』の方がシリアスで事件性が高い内容になっております。
さすが警視庁捜査一課ですね。
『続きはまた夜に』はイチャイチャが多かったのですが、こちらの『Knife』はイチャイチャがありません。
もちろん、Hシーンはありますよ(汗)

捜査一課の津積さんと佐久間くんはペアなのですが、ある日、中学生が通り魔に殺害される事件が起こります。
その遺体の背中には刃物で切られた十字の傷が残されていました。
それは11年前の連続通り魔殺人事件と酷似しており、同一犯の可能性があることがわかりました。
通り魔に殺害された中学生の遺体を見てから体調を崩した佐久間くんを自宅に送った津積さんは佐久間くんが発情していることに気が付いて…。

佐久間くんの悲しい過去が明らかになり、とても切なくなりました。
もともとはノンケだったのに、男性に抱かれるようになったのも罪の意識からなのでしょう。
自分に告白をして来た親友の死、犯人を追うことが出来なかった後悔、そして犯人を捕まえるために刑事になった執着心。
最初は、そんなトラウマとPTSDを抱えて1人で背負っている佐久間くんには津積さんではなく、もっと優しく思いやりのある人が合うのではないかと思いました。
津積さんはイケメン(関係ない?)だけど、事件のことしか興味がないので、人に対して優しさとか思いやりを感じられませんでした。
でも、そんな津積さんは佐久間くんに対して、だんだん「特別」な感情を抱くようになり、津積さん自身が変わっていきます。
後半は、佐久間くんが警視庁に辞表を出して(実際は保留)、PTSDの治療で病院に通院するのですが、そこで津積さんと再会します。
佐久間くんが津積さんを自宅へ招いて、自分の気持ちを伝えた後からの津積さんの態度がキュンとしますよ。
佐久間くんに「好き」とは言わないのに「…他のやつとは寝るな」とか言うんです!
しかも、Hの最中に!
キスは唇にはもちろん、佐久間くんが今回の犯人から負わされた傷にも優しくするんです!
(*ノωノ) いやん♡ 津積さんってクーデレなんですね♡♡♡
個人的には、もっと佐久間くんを甘やかしてあげて欲しいけど、これからに期待します(笑)
最後は、佐久間くんの相手が津積さんで良かったと思えました。
佐久間くんはいろいろな人に支えられて警視庁捜査一課に復帰しHAPPYENDです。

大変失礼だとは思いますが、『続きはまた夜に』に比べて、『Knife』はストーリー展開が上手くなっていると思いました。
千葉先生の綺麗な絵や魅力的なキャラはもちろんですが、お話も面白いので、連続刑事ドラマのように続きが見たくなりました。
強いて言えば、あそこまで執着する犯人の過去エピをもっと掘り下げて読みたかった。
本編では説明のみなので…。やっぱりページ数の問題ですかね。

描き下ろし『extra』
佐久間くんの病院帰りに待ち合わせした津積さんは、自分の部屋に佐久間くんを招きました。なんと津積さんのお部屋に入ったのは佐久間くんが初だそうで、津積さんもどうしてかわからないと仰っております。
そりゃ、佐久間くんが「特別」だからですよ〜。
翌朝、寝起きの津積さんが愛おしそうに佐久間くんにキスをして抱きしめるシーンはキュンとします。
津積さんは優しくなったね~。ウルウル(泣)

『Knife』×『続きはまた夜に』コラボ漫画
まだ本編事件の直前のお話。
勤務中の津積さんと佐久間くんが街を歩いていると、非番で文くんとお出掛け中の崇晴くんに会います。
津積さんはいつもの調子で崇晴くんを口説くのですが、それを見ていた文くんは嫉妬します。嫉妬を通り越して怒りが顔に出ています(笑)
どうやら、男女関係なく津積さんは誰でも口説くらしいです。津積さんはバイなのね。
今は佐久間くんがいるから、もう誰も口説かないかな。
その後、激オコでお家に帰った文くんはベッドの中で崇晴くんにキスされています♡
そして、本編の事件の日に場面が切り替わって…。

電子版おまけマンガ
佐久間くんが「髪が伸びたので切ります」と言うと、「長いの可愛いのに」と残念がる津積さん。
驚いた佐久間くんに、キスをして「かーわいい」と言います。
うぉぉ、津積さんのデレ期だね!いいよ~。もっとデレて♡
私も佐久間くんは長い髪の方がいいと思います!

『続きはまた夜に』と同じく『Knife』もシリーズ化して欲しいです。
千葉先生、出版社様、お願いします(しつこくてすみません)。

4

コミック一冊ではおさまらない内容かも

刑事の先輩後半の相棒の二人が事件解決を通して関係を変化させていき…。

絵がとてもキレイですね。
ただ津積と佐久間の見た目が同じくらいに見えて年齢差があまり感じられませんでした。
津積は30代であろうけどそうは見えないかな。

佐久間の15歳からの人生を狂わせた犯人がまさかあんな理由で犯行を?しかもあんなにあっさり捕まって。

佐久間が自分を責めて生きてきて犯人を捕まえる為に警察に入って頑張って刑事になって。
そしてPTSDに苦しめられて。可哀想です。
津積が相手をしているうちに佐久間に興味を持つように。
佐久間はいつものそつのない態度とは別人で。

何にも興味なかった津積にとって初めての対象になって。

事件ものとしてはちょっとはしょってる感がありますし、二人の恋愛についても体から始まり気持ちが変化してくのが急で。
事件解決後の再会した佐久間が本当の佐久間なのかな?
でも復帰したらまた戻ってたけど。

とにかく犯人と佐久間の執着がすごかったです。

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