僕らの食卓

bokura no shokutaku

僕らの食卓
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神461
  • 萌×2105
  • 萌28
  • 中立9
  • しゅみじゃない3

205

レビュー数
55
得点
2818
評価数
606
平均
4.7 / 5
神率
76.1%
著者
三田織 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784344838635

あらすじ

会社員の豊は、誰かと食事をするのが苦手。
しかし、昼食をとろうとしていた公園で出会った兄弟・穣と種になぜか「おにぎりの作り方」を教えることに。
以来、彼らと一緒に食事をすることが増えた豊。
いつしか、みんなでご飯を食べるのが楽しみに思えてーー。

誰かと一緒に食べるごはんがこんなにうれしくておいしいなんて、僕は知らなかった。

あったかドキドキ♡
ハートフルラブ登場‼︎

表題作僕らの食卓

その他の収録作品

  • 「僕らのそれから」描き下ろし
  • あとがき

レビュー投稿数55

何度でも読み返したくなる神作

好きなBLコミックBEST10をあげろ、と言われたら間違いなくその一つに選ぶだろう作品です。大好きでもう何度も何度も読み返してる…

読むたびに「土鍋でご飯炊こう」って思います。(そしていまだ実行せず、、)
あと、「おにぎり食べよう」とも。作中の爆弾おにぎり、めっちゃめちゃ美味しそうですよね…!

この作品に関しては、なんだかもう、えちなし・ありとかそんな無粋なことは言わず(というよりむしろえち不要かも)じっくり物語の世界に浸りたい…そんなふうに思います。

作中の豊の「自分には幸せな食卓を囲んだ思い出がない。それは人として欠けているような気がした」というセリフが、何度読んでも切なくて胸を締め付けられます。
「食べる」ことは人間の基本的な欲の一つでもあり、生活行動だからこそ、誰かと一緒に食べる行為、その時間を楽しめないって辛いだろうな、と。。

穣と種に出会い、少しずつ、でも確実に変わっていく豊の様子に嬉しさを感じ、ここでもじんわり胸に来る感激で泣いてしまいそうになります( ; ; )

待ち望んでた続刊を読むのが本当に楽しみです・:*+.

2

ほっこり、じんわり、ふわっと包まれます。

 ドラマを見て、これは買わなきゃと原作へ。ほっこりじんわり、表紙の雰囲気、絵のタッチも物語を象徴していますよね。豊くんと穣くん、二人が出会ったことで人生が温かく豊かに、という私が大好きな流れのお話です。
 食卓を一緒に囲むという、ごく日常の経験に誰もが自然と抱くような優しくホッとする思いがなかった豊くんは、穰くんの「いてくれるだけでいい」の言葉に、自分をそのまま受け入れてくれる人達、つまりは家族の温もりを得ることになったのだと思います。
 穣くんは、小さい弟、種くんの面倒をみながら家事とバイトの生活。お父さんもいますが、ヤングケアラーですよ。大学生活から取り残されたような寂しさや、種くんにしてあげられること、というかもう育て方への不安、疲れ、などがさり気なく、優しく描かれていますが、それを「いいんじゃないかな」って支えてくれたのが豊くんの言葉だったのだと思います。
 そして弟の種くん。最大の功労者、いい仕事してます!3人の名前を勝手につなげると、豊かに種が穣る、やっぱり間に種くんがいないと。
 それから、ばくだんおにぎりがいいんです。特別な物ではなくて、日常の、料理というより炊事と言った方が合うのかな。何気ない日々の食事っていうのがさらに温かい物語にしているのだと。
 続編「僕らの食卓 おかわり」が始まるそうで、ほっこりじんわり、私もおかわりにふわっと包まれるのを楽しみにしています。

3

ハートフル

誰かと食事するのが苦手な社会人の豊。
公園で一人でお昼ご飯を食べていた豊の元に
突然男の子がやってきてじっと豊を見てお腹を鳴らします。
豊は自分のお昼ごはんだったおにぎりをその子にあげー…。

ここからお話は始まります。
公園で出会った男の子は種と言う名前の子で、種の兄が穣です。
なぜか彼らにおにぎりの作り方を教えることになって
それが一緒にご飯食べることになっていてーという具合にお話が進みます。


盛大にネタバレしてしまうと、こちらの作品は受け攻めはあまり決めていないそうです。
つまり、そういうことは最後までありません。
でも、それがかえってこの作品では良かったなぁと思いました。
身体の関係がなくてもすごく幸せな気持ちになれて
読むと心が温かくなる作品でした。


種はもちろん穣も二人の父も優しくて温かくて
そんな人たちと豊が出会えてほんとによかったなぁと思いました。
穣と結ばれた後の豊の『幸せが怖い』って気持ちも二人の父に救われるし
豊の辛かった過去もこの家族に救われるし
なんというか、BLを超えたお話なんですよね…。
ほんとにハートフルラブって言葉がぴったりな作品です。


今まで気にはなっていたものの購入には至らなかったのですが
今回購入してみて、何故もっと早く購入しなかったのかと思いました。
先ほど知ったのですが、こちらの作品ドラマ化が決まってるんですね。
今から見るのが楽しみです。

3

心あったまるやさしいお話です

人間的な温かみや、愛情とか優しさを感じられるお話でした。レビュー数や評価をみて、購入時から期待大だったのですが、それを上回る良さでした。これからも繰り返し読みたいです。豊と穣の関係もとても可愛らしくて愛情たっぷりで、胸いっぱいになりました。(エロシーンはなしです)

個人的には、おとうと豊が夜2人で話すシーンと、種くんと豊が穣のバイト先に行って席で話すシーンがとても大好きです。あたたか過ぎて泣けます。

3

涙ぼろぼろ流しながら読みました

潤った〜心もお腹も。
なんといいますか、こんなに幸福度が高いBLを初めて読んだかもしれません。BLというよりも傷を負っている人間2人の救済の物語でした。

種くんのあまりの可愛さに悶絶しながらも、無邪気で素直で真っ直ぐなところがこの物語の濃度をぐぐんとあげてくれますね。穣と種の2人にこの父ありという感じで、お父さんも本当に素敵な方。

1番感動したのが、豊が稔と結ばれいつか別れがくるのではという幸せ絶頂期に誰しも感じるあの恐怖。

『別れの時は一緒に痛がろうぜ』

お父さんのこの台詞、すごくないですか?

割とBLって『今どうしたいか』が大事で後先考えてもしょうがない!スタイルが多かったりすると思うんですけど、この台詞のように答えを着地させてるって珍しいと思うんですよね。しかもストンと腑に落ちます。

私の中で一つの指針になるような大切な作品がまた一つ増えました。

⭐︎実写化されるんですね、、、!!!!楽しみ!

3

バクダンおにぎりが食べたくなる一冊

ドラマ化ってことで読んでみました。第0話から始まる一冊で、これにはどんな意味が?と初っ端から気になります。次の1話も連続して描かれてるので、後から前日譚を追加したわけじゃなさそう。0話は出会い編で、一緒に食卓を囲むことになる以前の話だからかな。
メインキャラ三人の交流は微笑ましいです。特に種の明るさが皆を結びつける形になってるんですが、大人二人の種への接し方がすごく良い!たまに豊と穣が、お互いに対して種に対するのと同じ感覚で言ってるかな?って場面もあって、それも良かったです。
種と穣の父はよく仲間外れになってて可哀想…笑。父は穣について何か気付いていそうな雰囲気だけど、何も言わずアシストしてて、その親心に泣けました。豊の家とは大違い。
豊の家族問題は良くない状態のまま終わってるので、そこはちょっとモヤモヤします。豊の中だけでは決着を付けたから良いかもだけど、背景があれなら余計に穣との関係はもっとたくさんのことを考えてしまいそうなのに。
BLはゆっくりふんわり。「心臓の新しい使い方を学んでるみたいだ」っていう豊のモノローグが印象的。これから、怖がりな二人が幸せに浸る日々が始まるかと思うと、心が温かくなってきます。
心地良い読後感でした。バクダンおにぎり作ります。

2

ただ食べて生きていく

映像化するって??
このお話はおすすめだよ〜豊も稔もイケメンとかでもないし、エロくもないけど

彼らの食べるのはちょっと残念な家庭のご飯で、お料理の得意なパパとかお兄さんが出てくるわけでもない
豊は毎日お惣菜買って食べてるし、稔達はラーメンばっかり
種がまだ小さいというのに…おとんもうちっと頑張って欲しい

まだ若いから生い立ちの苦しさのやり場が定まってなくて、なんかちょっと幸せっぽくない彼らが寄り添い合って、生きていくために特に素晴らしくもないご飯を食べる
それでも一緒に用意して食べての繰り返しの中に温かな幸せが育つんだな
そんで、幸せがあるとご飯も良くなっていくのね
ラーメン屋で種が返事しちゃうとこが好きな場面

1

ええ話や〜

三田先生初読みです。
絵がやさしくて、いいですね。カラーもモノクロも。

そんで、なんてええ話なんや〜。
いい作品とは聞いていましたが、ほっこりやさしいにもほどがあるw

そのやさしさがしみる身というのは、孤独やら悲しみやらを味わっているわけで。
その辺りの描き方も、ちょうどいいですね。

種が描いた豊の似顔絵を使って、身の上話をするのがめちゃくちゃ効果的。
豊からしたら、暗く苦しい話でも、どこかおどけてお伽話のように話せるし、穣へ聞いてもらいやすいだろうし。

穣がわりと早めの段階で、豊の義兄を見て、タイプじゃないと言ったの、伏線になっていて効いていました。
穣はゲイなんだろうなと思わせ、豊を意識していくのね、と読者に気づかせてくれる。

あと、年越しの時、豊がいろいろ考えていて、カウントダウンで新年になったと同時に走り出すのも上手い!と思いました。
ドラマチックだし、気持ちのいい展開だし。

ほのぼの日常で、ほっこり進むと淡々としがちだけど、ここぞ!の場面がとても見せ方がお上手で、引き込まれるし、感動するし、参りました〜。

なんと言っても、種、穣、豊という名前で全て表していますけれどもw

おとうがまた、ナイスキャラでしたね。
ラストの方には名言も飛び出してたし。

細かいところで、わかる!という場面がたくさんありました。
・種が「ゆかた」「おぎにり」とちゃんと言えないのあの年頃あるある
・約束のだいぶん前に全部支度して玄関で待つのも(姪が4.5歳の時全く同じことをしていた)
・家族と食事をしていた時の嫌な記憶があると、1人で食事をしたくなる
・母親が亡くなってホッとした穣
・いい子いい子、と言われると本人も家族もうれしい
・種がお風呂に入ったのに、豊とまた入りたがる

描き下ろしで、成長した種が見られてうれしかったです。
そうよね、あれは大きくなっても豊を好きなパターンw
種と穣の攻防をもっと見てみたいです。

4

あらすじを見て一目で買いました

「誰かと食べるごはんは、うれしくておいしい。」という言葉が目に入った瞬間、これは欲しい!!!となりました。優しく暖かく、とても穏やかなお話です。

譲くんも豊くんも、お互いのことが好き、というよりは愛に近い感情を持っているようだと思いました。

小さい子供である種くんがメインのお話なのかなぁ、と思えば、種くんやおとんはあくまでも二人を見守ってくれる存在で、それぞれの登場人物の暖かさがじんわりと伝わってきます。種くんが豊くんのことを「ゆかた」と呼んでいたり、何気ない日常の中の小さな幸せが垣間見えます。

疲れたときに読ませていただいて、少し心が軽くなりました。癒しが欲しい、という方に読んでいただきたい作品です。

3

穏やかな気持ちになれるBL

キスしかしてない。そしてどっちが攻めなのかもわからない。そしてゲイだとか、そういう言葉も出てこない。
そんな穏やかなBLです。

心に傷が付いている2人。そんな2人が出会って、お互いの存在に癒されている。
幸せだなぁって、思えることが幸せ。
幸せすぎて怖い。そんな展開はよくあるけど、今回、おとんの言葉が本当に心に染みました。

おとんも種くんも、本当にいいキャラだぁ。好き。
豊のお兄さんとのしがらみが、どんな風になったのか気になるけど続編ないのかな?
とても素敵な本で、長い間積読していたのが勿体なかった!
是非ぜひ多くの人に読んでもらいたいです。

3

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