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mayonaka no Orpheus
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
トラウマものって言い方もどうかと思うけど、まぁそうでした。しっかりビリー先生の世界観を感じる。
「4話以降はスピンオフのような感覚で」とあとがきにありましたが、そのスピンオフ部分が個人的には好みでした。こういう類のBL作品で父親に焦点当てるものは読んだことがなかった気がして。安易に新たなCPを作り出すわけでもなく。皆様の感想を見るだに、父の描写が刺さった方は多そうですね。
先生は完全にFANGSのイメージになってたので、顎が尖ってるのにびっくりしてしまった。絵は美しいし可愛いんですけど、なんだか久しぶりにこんな尖ってる顎を見たなと…
とっても美しい表紙に心奪われて購入した記憶があります。読み返してのレビューです。
一紫が眠ることが出来なくなったその理由はとても重く、ツラいもの。
幼い時に人生の底のような経験をした一紫の心は深く傷付き、そこから何年も苦しむことになるわけです。
和深と出会えたことでその胸に抱えていたモノから解放され、ようやく前に進むことができたシーンはとても感動的でした。
不幸な偶然が重なってどこにも出口のないような悲しみが生み出されてしまうと
その悲しみを解くのはとても難しいものなのだな、と。
一紫の父もまた、長く続いた自責の念から解放されることができて本当に良かったです。
テーマは重ためですが、人との出会いは優しく温かいことを知ることができるような作品だなと感じました。
綺麗な表紙ですね。初読みの作家さんです。
悪夢を見てしまう為に眠らなくて倒れそうな可愛い魔性か?な受けとイケボで面倒見が良くて包容力のある年下攻めです。
トラウマからの夢の内容が攻めとの添い寝によって変わっていく様子と、二人の恋心がかみ合っていく様子が良かったです。とうとう結ばれたね!夢も部屋から出られたね!というところで受けの父が登場。
父もまた妻と息子である受けを守れなくて未だに苦しんでいて、その夢が受けにも繋がって。
何気に若い頃の父がイケメンですね。
想い出の場所で父も苦しみばかりにしがみついていたことを自覚し、大切なことを思い出して夢から覚めるのかな?
なんとも受けが可愛くて三十路なのに泣き虫で、ふぇ?みたいなマンガか!な(マンガだけども)こと言ったり。そして攻めは年下なのにすんごい包容力でそんな受けを好きになって甘やかして抱き締めて、んもう何じゃこの甘々カップルは!なお話でした。
『真夜中のオルフェ』と言うので、ギンナジウム系とか、悪魔系とか、それとももっと酷い人間が出てくるのか(ってちゃんとあらすじ読めよ!)、勝手に思い込み、なかなか手が出せずにいました……。
でも表紙はたまらん耽美系で綺麗だし・・・。
遂に手に取り、あ・・・なんて美しい。+゚ *。。+゚.。
大きくは、受けの心の傷が癒されて行くお話なのですが、読んでるこちらが癒されてしまいました。
こんなに優しくて美しいストーリーだったのですね。
出て来る人は全て心優しい人ばかりです。
日常に疲れて、美しいBLに浸りたい時にぴったりの一冊ですね。
その美しいストーリーに、いえ、それ以上とも言える程の美しい絵。西洋の絵本の挿絵のような……♡。
でもギャグもちりばめてあるし、もちLoveなシーンもちぁゃんと(灬ºωº灬)♡ムフフ
受けが幼い頃に受け、三十路を過ぎても癒えない心の傷を(そのせいで悪夢を見、眠る事が恐怖となっている)、攻めが暖かい心と受けの全てを包み込む大きな愛と、何よりな『イケボ♡』でこちら側(←これ大事)に戻して上げる、そのシーンに涙が出ました。
やはり受けのパパも心に大きな傷を抱え、それでも息子を必死で守ろうとする…。
このパパにも癒しは訪れます。
読み終わって思い返すと、教会に飾られた美しい絵を観ていたような、そんな気にさせて頂ける美しい本でした。
*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(*´-`)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
幼少期のトラウマが原因の悪夢が怖くて不眠症になった一紫が、同僚の和深の声によって暗闇から脱出できるというストーリーでした。彼のトラウマというのは誰も悪気のない不幸な事故であり、特に痛々しいとか見るに耐えないような類のものではないので、そういうトラウマものが苦手な方でも抵抗感なく読めると思います。声で救われるというきっかけが素敵ですよね。こんな声かな?と想像しながら読んでいました。一紫と同じく閉じこもっていた暗闇から、彼の父も抜け出そうと思えたシーンがじんわり胸に沁みました。
ただ、トラウマを解消していく過程は丁寧でしたが、和深と一紫の恋愛面はかなりあっさり目です。一紫の父が指摘したように、悪夢を見ないで済む声、という繋がり以上のものが2人の間にあまり見えてはこなかった。一紫の夢以外のところで、深く関わる2人をもう少し描いて欲しかったかな。結構トントン拍子で進んでいくので、恋愛面だけに関していうとそんなに満足度は高くありませんでした。でも、寝惚けた一紫に萌えたり、前向きさを取り戻した一紫の父の表情が素晴らしいと感じたりしたので、この評価にさせて頂きました。
はじめてレビューします。私は腐女子の未亡人です。
妻に先立たれたキャラが出てくるBLは何作か読んでいますが、まぁ、その境遇になってみないと理解出来ないだろうししょうがないよね。
と、はなから感情表現のリアルさは求めた事がありませんでした。
こちらの作品に、自分と同じ境遇のお父様が出てくるとも知らずに読んでしまいましたが、伴侶との死別を経験してしまった人間の心情をちゃんとリサーチして下さっていることが分かる感情表現になっていたと思います。
ありがとうございました。
BLとしても、もちろん大満足な作品でした(^^)
幼い頃母親を事故で失っている受。
毎夜悪夢を見るため、なかなか寝付けない。眠りたくない。
そんな日々から寝不足の毎日を過ごしていた。
ところが、ある日突然運命の出会い。
同じ会社の同僚の声に癒され深い眠りについてしまう。
彼の声を聴くと静かに眠れる。
聞いていると夢が少しだけ怖くなくなる。
癒しから始まるお話なのであります。
幼い頃の記憶。閉じこめられた部屋。
そこから少しずつ少しずつ抜け出していくという流れが
すごくきれいで良かった。
ぶっちゃけオッサン二人が実はくっついてたら
尚更萌えてたかもw
一紫は悪夢を見るのが怖くて眠りたくない、眠れない。
なのに、同僚の和深の声を聴いていると眠たくなって、会社で昏倒してしまいます。
一紫が不眠症で、何故か自分の声があれば眠れることを知った和深は、一紫がちゃんと眠れるように一緒に暮らし始めます。
一紫の悪夢は、幼い頃の実体験が基になったもの。
けれど、和深と一緒に眠るようになって、その悪夢が少しずつ変化していきます。
やっと深く眠れるようになった頃、一紫は、和深が自分のことを好きだと知ってしまい・・・というストーリーです。
表紙買いの初読み作家さんです。
表紙が本当に綺麗なんですよね・・・ため息が出ます。
中の扉絵やカットも凄く素敵でした。イラスト的な絵は最高に好みでした!
ストーリーも良いです。
夢の中まで和深の声や存在で変化していくのは興味深かったです。
耳は閉じられないので、聴いてなくても聞こえてて、無意識に影響を受けてしまうことってあるのかもしれません。
実は一紫の父も・・・とか、一紫と和深の物語だけにせず、父のトラウマも絡めて家族の話しにしてあり、物語に奥行きが出ていると思います。
キャラクターも嫌いじゃないです。
一紫の魔性(笑)、和深の包容力は萌えました。描き下ろしではキャラクターの魅力が掘り下げられてニヤニヤでした。
・・・なのに、全体としてちょっと何か違うような、何か物足りないような。
一つ一つ挙げていくと、もっと萌えてもいいはずなのに・・・。
ちまっとギャグ絵になった時の違和感とか、一紫が自分の気持ちに気付いて部屋を飛び出す場面の薄さとか、イラストとしては好きなんだけどとか・・・いろいろ些細なことなんです。
些細過ぎて、好みとちょっとズレてた、としか言えません。嫌いじゃないけど好きでもない、そんな感じでしょうか。
トラウマものではあるけれど、読んで心が重くなる、なんてことはありません。
さらりと読めます。
漫画で『声』を扱ったちょっと珍しい作品だと思うので、気になった方は読んでみて損は無いと思います。
「朝とミーチャ」が どはまりして、
「ばら色の研究と花喰らふきみ」も良かったので、続いてこちらも読んでみました。
相変わらず美しい線ですねぇ。芸術的な表紙と扉絵で惚れ惚れします。
受けの一紫は不眠症に悩まされています。
薬を処方されて飲んだ事もあるけれど、寝ると今度は酷い悪夢にうなされるという。
和深(攻め)の声のおかげでぐっすり眠ることが出来た翌朝の受けさんの顔、目なんかまんまるキラキラしちゃって可愛い。
この人、会社でも憔悴しきっていててっきり神経質&繊細なんだと思ってましたが、違いました。天然さんです、それもかなりの。
そこのギャップがいいと言えばいいんだけど、ちょっとあれれ?と思ったのも事実。
(余談ですけど、テンカウントの城谷さんを思い出したのは私だけ?)
悪夢の原因が、幼児期の虐待とか救いのないものだったら嫌だなぁと思いましたが、違いました。
登場人物、誰のせいでもない。そこは良かったです。
トラウマ系のお話だったので、もうちょっと引っ張るかと思ったら思っていたよりもあっさりでした。
(エピソード3で本人の悩みは解決&両思いになります。物足りない。)
表紙のイメージからしてももっと夜の、夢の世界の耽美で謎めいた雰囲気のお話かと思っていたのですが
なんとエピソード4で、どーん!と受けの実の父親が、二人でぐっすり寝ているときに登場するという、これぞ悪夢としか言いようがない出来事があって、一気に超現実的な世界へと戻されて少し興ざめしたのも事実です。
彼パパに認めてもらう、みたいなお話も当然絡んできます。
話中の悪夢は、実は登場人物同士で繋がっているという非現実的なファンタジーで描かれてるんですが、
受けパパ 対 攻めみたいなリアル過ぎる厳しいお話も同時に平行して描かれるので、どっちの世界にはまればいいの・・・みたいな戸惑いを感じてしまいました。
彼(受け)パパ自体の登場も救済には欠かせないんですけどね・・・。
それと、受けの掛かりつけの精神科医が、受けパパと友達らしくちょこちょこ登場するのですが顎含む無精髭(無精髭ではないのかもしれないけど、私にはそう見えました)のおじさんで、ちょっと好みではなかったので残念です。
おじさん登場させるなら、清潔感が欲しい・・・。
あと攻めの「声」がこのお話のキーポイントの一つだと思うんですけど、
実際、寝かしつけているときの会話というものはあまりないです。
「声」の活かし方にすんごく期待していた分、かなりあっさりに感じました。
受けがすぐに寝落ちしてしまうのも原因だと思いますが、
受けが寝てしまった後も、語りかけが続いていたり、
寝ている受けに向かって何らかの独白があったりなど、
攻めの「声」をもっと堪能できたら良かったなぁと思いました。
(歌いかけているようですが、読み手側にはわからない)
センシティブな線の絵と優しい筋立てが心に残りました。
自分が声フェチな性なので攻の声で眠りに落ちるのはエロス、ツボでした。
攻の無防備に身体を寄せて眠る姿を愛しいと思う愛情と 受の恋に至らない無自覚な欲求のすれ違いが切ない場面もありつつ ちゃんと大円団。愛情が満たされるっていいなぁ と思える抱擁シーンや、受の色気が芳る表情が魅力的です。