放課後はちみつ

houkago hachimitsu

放課後はちみつ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神29
  • 萌×244
  • 萌23
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
14
得点
392
評価数
99
平均
4 / 5
神率
29.3%
著者
波真田かもめ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
秋水社
レーベル
Daito Comics BLシリーズ
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784864951654

あらすじ

クラスに馴染めず“ぼっち”な花織満夫は、イケメンで“リア充”な蜂谷心のことがイライラの種。
髪はふわふわ、肌もキレイ、何でもソツなくこなす、そして声も良く通る
少し気に入らないだけだったのに……。
バスケの授業で足を捻挫した満夫を保健室に運んでくれた蜂谷。
突然の急接近から、なぜか蜂谷が満夫に絡んでくるようになり――

ハチヤの目線&ミツオの目線の描き下ろしを収録!

秋水社の公式HPでは、1話目が無料で立ち読みできます!

表題作放課後はちみつ

高校生
高校生

その他の収録作品

  • ハチヤの目線(描き下ろし)
  • ミツオの目線(描き下ろし)

レビュー投稿数14

No Title

『スモークブルーの雨のち晴れ』で波真田かもめ先生を知り、他の作品も読んでみたいなと思って読んでみました。

一言で言うと、普通のBLです。
普通の高校生BLです。
世間の人達の漠然と思い描く、BLってこんな感じでしょ? っていうイメージと大体一致するんじゃないかと思います。

したがって、私の感想は、

うむ、BLだった!!

に尽きる感じがあるんですが、もっと詳細に述べるならば、恥の多い人生を絶賛送り中の花織くんのやらかしとかを全然笑ったり馬鹿にしたりしない蜂谷くんは癒しでした。あと、モノローグや背景描写に独特のエモみがあって好きです。

高校生BLを浴びるほど読みたい方にはおすすめです。
波真田先生の作品をコンプリートしたい方にも良いと思いますが優先順位は高くないんじゃないかと思います。

二次創作からBLに入って商業に興味が出たという人には【初心者向け】と称しておすすめするのはやめた方がいいと思います。たぶん予想を超えなさすぎてがっかりされます。むしろ高校生BLを殊の外好むというマニアタイプの商業BLファンの喜ぶ、上級者向けといったほうがいいでしょう。

(普通の学園ものの少女漫画を楽しんで読む人なら喜ぶかもですが、そういう人は少年漫画や青年漫画のオタクばかりの二次創作界隈では、レアキャラなんですよねー。)

0

甘酸っぱさにトロける

クラスに馴染めずぼっちな満夫は、クラスの人気者でイケメンの蜂谷が気に障る。なのにキラキラな彼から目が離せなくて見惚れて捻挫しちゃったのをきっかけに、毎日蜂谷が絡んできて2人の仲は急接近…!
体は反応しちゃうけど気持ちは素直に伝えられないのが、何ともピュアでいじらしく。遠回りして大学生になってから結ばれるのにもほっこり。
蜂谷と満夫のはち・みつコンビの甘酸っぱさにトロけます。はちみつのど飴買ってくる〜!

0

甘酸っぱい"はちみつ"

この作品は私がBLを読むようになった頃に読んだもので、何度も何度も読み返した思い出の一冊。派手なストーリーじゃなくて、日常の学校生活の中で2人の距離が徐々に近づいていく感じが大好きです。


陽キャの蜂谷と陰キャのミツオ。
学校での立ち位置が全く違うのに、ちょっとしたキッカケで意識し合って好きな気持ちがどんどん膨らんでいきます。人目を盗んでこっそりキスをしたり触りっこしたり…自分のこと好きなのかな、からかってるのかな?と気にしながらも拒否できなくて、結局自分のことをどう思っているのか分からないまま身体を繋げてそれっきり。
なんとも言えない切ない思いを抱えたまま、進路が別れて離れることになりますが、心のどこかでまだ好きの気持ちが消えないミツオ。そんなとき、蜂谷に出会います。

この蜂谷との再会がめちゃくちゃ良いんです。
身体を繋げたときの蜂谷からのメッセージ、ミツオは全く気付いていませんでした。
蜂谷がミツオを大好きだ伝えるドラマチックな演出に、胸が熱くなってふぁあぁ〜(≧∀≦)…となりました。
蜂谷のサプライズ仕掛けがミツオに伝わってない…切なすぎやんか。そして、そこから怒涛の嵐で蜂谷の気持ちが露わになっていくのですが、蜂谷のミツオへの気持ちに萌えっぱなしでした。
ミツオも蜂谷へ密かに好きの気持ちを抱いていたけど、蜂谷も全く負けてない(笑)学校一の美女よりもミツオの方が可愛く見えて仕方なかった高校時代。学校でキスしまくっていたのはそーゆう訳だったのか。ハァ〜…ニヤニヤしました(//∇//)


結末が分かると、2人の高校時代の甘酸っぱさよ!学校でこっそりとか、ドキドキ意識したりとか…キューンとなりました。
反動なのか今の2人は超ラブラブ。蜂谷がミツオにメロメロなのがすごく良かったです。

はちみつが、蜂谷の「はち」とミツオの「みつ」に掛けてるのも粋。私の萌えポイントを突いてくる作品でした(^ ^)
読み返す度にキュンとさせてくれる甘酸っぱい青春ラブストーリー。めちゃくちゃおススメします。

3

不器用と勢いと

すごい勢いで進み、読んだ!

波真田先生作品「おはようとおやすみと〜」「恋かもしれない」に続き、本作を読んだのですが、先生のDK新鮮でいいですね。

まず、ミツオくん呼びがかわいい。
顔がかわいいと言われて、髪を切ってくるミツオがかわいい。実際、切ったほうがかわいいし。
ひねくれ者だと思っていたから、素直に髪を切ってきたのが意外で。
ハチヤにいきなり何も言われずキスされて、何も聞けず、拒まず繰り返しキスされるのも意外で。
ミツオもハチヤが好きだったってことだけど。されるがままなんだと思ってw

言葉が少ないのに惹かれあって…画像で登校日までのカウントダウンがかわいいやら2人の気持ちが高まるやら。
と思ったら、その日、久々に会えて、目が合ったコマがぶちぬきで萌え〜。
と思ったら、また言葉なくハチヤがミツオの手をとりキス。2人の気持ちの盛り上がりが伝わります。

で、ミツオが反応しちゃって、やっと喋ったハチヤの言葉が「ミツオくんてさ オレの事 好きでしょ?」なのがちょっと笑ったw
さんざん自分から手を出しておいて、それを言うんだ。と。

ミツオが以前、ハチヤにのど飴をもらってからハチヤのことが好きだったのはわかった。だからハチヤを拒まなかったのね。

で、それを聞いたハチヤが、来て、と自分ちにミツオを連れて行き「やじゃないやじゃない」「ね おねがい」とは言うのに肝心なことは言わんのか!?と思いますよねw

その後、例の飴ちゃんをミツオに渡した後、寝るって。ミツオの言葉を遮ってまで寝るって。ハチヤは極度の照れ屋さんなのか。
さんざん真顔でやることやっといて、飴ちゃんを渡す時、渡した後は顔を隠してましたもんね。ハチヤのつむじが何か言いたげに描かれているしw

帰り道、お前はどーなんだよ、もう二度と訊かないけど…と泣いちゃうミツオがかわいそうだった。

と思ったら、ミツオ大学生デビュー?一時流行ったツバの広い帽子を被っちゃって…無理してるわ〜(汗)

ハチヤの告白がアレって、ほんとわかりづらいわww
ハチヤはハチヤなりに傷ついたと言うけど、やることはやっておいてね〜w
でも、今度こそ両思いになれてよかったよかった。

ずっとミツオ目線だったけど、描き下ろしのハチヤ目線のお話がめちゃ萌え〜!

0

高校生男子ってこんなもんかも

花織くんの謎の図太さも面白いけれど、確かな好意をちゃんと向けているとは思うけれど言葉で何も確かめられない蜂谷は余裕そうに見せて臆病すぎでしょう
アメで通じなかったんなら正直に言えよ!!

夏休みの写真のやり取りも、蜂谷くんは「満夫くんならなんて言うだろう」で送ったんじゃないかって思う(きれいな空の写真が多かったように見える)のに満夫くんの反応は分かりやすくしりとりだったから続けられたけれど、肩透かしだったんじゃないでしょうか
ずっとずっと蜂谷は振り回されていたことが解ると可愛らしく見えてきます
保健室での反応、足なんてもう直っているのにそう言わない、自分を見て赤面しているしキスも受け入れてって、後は言葉だけに思えるのにそれを自信のなさからあげない満夫くん自意識過剰のようでいて鈍感なようで意地悪しましたね
でも、自分から言わないのズルいからそれくらい仕方ないですね

知らない満夫の部屋までの道中も手を引いて走る蜂谷くん、いつも逃がしたくないし余裕なくて可愛いです
満夫くんも垢抜けたし、地元のイケメン東京でも通用したみたいですてきなカップルになれて良かったです

2

甘酸っぱい!そして良いすれ違い

クラスのイケメンリア充蜂谷とクラスに馴染めないひねくれボッチの花織。

蜂谷がいいやつで良かったね、花織!

少しずつ近づいて、並んで歩いたり「まるで友達みたい!」からのキス!
夏休みも独特なメールを送りあって。
巻末の短編で蜂谷の当時の気持ちがわかりますが。花織はなぜ蜂谷がこんなことをするのかわかりません。

蜂谷の返事をもっと早く見つけていたら?
いやでも花織も東京でノリで生きてはっちゃけて、あの頃のクラスメイト達の気持ちがわかったかな?

少女漫画好きだと思われての告白も良かったですね。大切にとっておいたから見つけるのに時間かかっちゃって。
ヤり捨てじゃなかったんだよ!

同じく東京に来てて良かったね。

0

髪を切ってからの受けのビジュアルが好き

 波真田先生らしい可愛らしさと、青春の爽やかさが綺麗にまとまった作品でした。一旦はすれ違いますがそれも長くは続かず、とても読みやすいテンポで展開していきます。イケメンで人気者の蜂谷と、少しひねくれた性格でぼっちを貫いている花織。学園ものでクラスの中の対極的な2人の恋というのはありがちですが、蜂谷もそこまで大人びているわけではなく、高校生らしい可愛さもあるキャラだったので、2人とも見ていて微笑ましく感じるカップルでした。ハラハラせずに安心して読める学生ものがお好きな方にはオススメです。

0

か、可愛い!

初読み作家さんです。
ちるちるさんで注目されていたので気になっていた作家さんなのですが、やっと作品を読むことが出来ました。
ほのぼの系の絵柄なのでストーリーもそうなのかな?と思っていたのですが、その通りでした。

主人公は高校3年生のクラスメートなのですが、蜂谷君はイケメンでいつも同性・異性両方の友達に囲まれているようなクラスの人気者。
一方の花織君はクラスでも目立たず、どちらかと言えばドジッ子で冴えない男の子。
クラスでも目立って何でも楽にこなしているように見える蜂谷君をうっとうしいと思っています。
でも体育の授業中に蜂谷君にぶつかって足首を捻挫した時から蜂谷君と話すようになって…という始まり。

花織君視点でお話は進んでいくのですが、この花織君がとても乙女で可愛いです。
最初は自分にないもの物を全部持っている蜂谷君を僻んでいるひねくれ者なのかな?と思ったのですが、全然違いました(笑)。
蜂谷君に対する、まるで初恋をしているような初心な反応にキュンキュンしました。
なんとなく蜂谷君もそういうところに惹かれたんじゃ?と読みながら感じました。
2人の距離が徐々に近くなっていく展開が良かったです。

0

懐かしくもちょっと切ない学生時代

ストーリーとしてはまとまっていると思うのですが、
どうもいまいち蜂谷くんの心情が掴めず、
花織くんと一緒に「どうして?」「どうして?」と不可解な気分に。
書き下ろしで補充されているのかと思いきや、そうでもなく……

花織くんの心情はとてもよくわかるのに、
蜂谷くんが花織くんに惚れる過程がよくわからない。
その辺、もう少し蜂谷くんサイドの話を読んでみたかった!


それでも!
学生時代独特の、あの世界の中でだけ生きてる感じとか、
自分のことだけで精一杯なとことか、
好きな人が気になって仕方ない感じとか、
あの時代独特の雰囲気が溢れていて懐かしくてちょっと切ない気分に。

この二人も、ストーリーは違うのかもしれないけれど、
この後、「おはおや」の二人のように外の世界に踏み出していって、
「恋かも」の二人のように日常になっていくのかなと。
そして、そこにこの二人なりのストーリーが
末永く続いていけばいいなと願いますv

物足りなさを感じつつも、
ずっぽりこのお話の中に引き込まれてしまうのは、
浜真田さんの不思議な魅力。
物足りなさを感じつつも、評価的には「萌×2」で!

0

蜂谷と満夫ではちみつ

4回目の読み直しです。
この作品、確実に読めば読むほど味が出るスルメ作品です。

胸が締め付けられるような思いや涙が出そうになるのは何度読んでも変わらないのですが、それぞれの登場人物の印象が変わっていくんですよ。
1回目は満夫がすごく自意識過剰で恥ずかしい子にしか見えないと思います。ちょっと話しかけられただけで過剰反応。何もかもに心の中で悪態をついて、斜に構えたい時期なんだろうけど「この子は愛せないなー」と思ってしまう。捻挫したのも蜂谷のせいじゃないよね?という感じだし、ナンダカナーという印象。それでもやっぱり卒業式の後のことは可哀想で、一気に満夫に同情的になって胸が痛んだり涙が滲んだりしてしまうわけですが。
2回目は蜂谷の動向を探りながら読んでしまう。満夫のツンツンはあえてスルー。もしかしてのど飴をあげたときにはもう仲良くなるきっかけを探してたんじゃないか!?とか、もう小さいコマまで目を皿のようにして見てしまいました。そうすると満夫目線のせいか、やっぱり分からないんですよね、蜂谷の気持ちが。見えてこないんだなあ。
3回目は無心で。どちらに肩入れすることなく読もうと心に決めて読んだものの、結局卒業式のところで「蜂谷のヤロー」となってしまう。

そして今回。
何でしょうね、この作品をこんなにも読み返したくなる魅力って。
気になる相手に過剰反応して毎回意識しすぎて常時赤面という恥ずかしい過去って結構身に覚えがあると思うんですよね。
蜂谷の見せる男性特有の「わざわざ言わなくても行動で分かるだろ」的な空気感とかも分かるし、相手に先に認めさせたい気持ちとか、下手なサプライズが不発に終わるとか、若い頃に誰もが通るけれど、思い返すとその関係者全員の記憶をどうにかして消せないものかと思うような、恥ずかしくも必死だったあの頃が詰まっているからかもしれないなと思いました。

かわいい話です。
何度目か、何十回目かの同窓会に、みんなの待つ教室に手を繋いで入って行ってほしいなあ。

2

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