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●●●●の為に作られたサイボーグ
sabi no yume
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
近頃のBL界、おかしくないですか?
レベル高過ぎっていう話ですよ。
私は雑誌は買わないので、BL本は好きな作家さんの新刊を買うか、
ちるちるさんのランキングに上がるような話題作を吟味して買うか、
もしくはジャケ買いすることになります。←いや〜最近はこれが多くて、
こちらもそうでした。って感じだったのですが。
しかし。そんな軽い入り口から入るような作品ではなかった。
世界観が違和感のないレベルで構築されており、見せ方が新しい!
だって、ドロドロかつメルヘンとか。
人体を使い、その思考をコントロールするか失わせて、
人間に有益なサイボーグを作るという設定は、
BLに限らず様々なジャンルで借用され創作されてきました。
人間の精神世界を、暗部も含めて深く表現するには
適している設定しれませんが、BLはエンターテイメントです。
萌える前に生理的な嫌悪が先立っては本末転倒。
普通は。
……で、こちらが萌えるんです!
『頭いじる』なんてことが行われているアングラな研究施設。
まだ試作段階であろうサイボーグ、無垢で体はエロい聡夫くんに、
様々なことを教え込むはめになった、やる気のない施設職員の進藤。
ストーリーはこのふたりにフューチャーして、
それ以外は断片的に仄めかすに留め進んでゆきます。
(まだ上巻だからかも知れませんが)
・身体検査
・淫語を覚えさせる
・社会性と羞恥心を教える…
といった具合にミッションが進むにつれ、
心を触れ合わせていくふたりに、
じりじりとせつながらせられた上に激萌え。
検査のために口を開けろといわれれば、
検査が済んでも開けっ放しの聡夫くん(だって閉じろって言われてない)。
たれた涎を、みっともない、パーだ、といいつつぬぐってあげる進藤。
『ち○ぽ』も『おち○○ん』も言えないけど、
『しんどお』はなんとか頑張って発音したい聡夫くん。
発音できた聡夫くんをほめる進藤 with スマイル(すごく珍しい)
頭なでなでされてほめられてパァーってなる聡夫くん。
発音時の舌の動きを指でさわらせて教えるっていうシチュエーション。
青姦がミッション(うぉい!)の日に外をただ散歩するふたり。
後任に引き継ぎたい進藤に、離れたくない聡夫くん。
押し問答?の最中、進藤に突然キスして笑う聡夫くん…
同僚からの聞き取りによるアンケート。
サイボーグに対して好意的に思うところを『答えたくない』進藤……
主が留守で冷えた部屋。
寒がりな進藤のためにストーブを点けておいてあげたい聡夫くん………
合間にはさまれる、
聡夫くんの願望がみせる夢がカワイイ…いや、せつな過ぎる…………
萌えというよりせつなさが上回りますが、
しっかりエンターテイメントしてると思います。
とはいえ、やっぱりダメっていう方もそれなりにいらっしゃるはず。
もっと地雷の少ない設定で同様の作品を描くこともできたはずですが、
敢えてそうされなかった、チャレンジングな久間さんに神を捧げます。
漫画大好きなので、軽んじていたつもりは毛頭ないのですが、
ああ、やっぱり漫画だって『作品』と呼ぶにふさわしい
表現手法のひとつなんだなぁと意識させられました。
聡夫くんの件の首謀者は進藤の血縁らしい、という火種もあるし、
『もう人間ではないし 戻ることもできない』と語られている以上、
一筋縄ではいかないこと必至の下巻。
私には思いもつきませんが、どうかふたりが幸せになれますように。
久間さん、お願いです……!
cannaさんのHPで1話試し読み出来ます。
"サイボーグ"という言葉に惹かれたものの、表紙がショタっぽくて迷ってたのですが、試し読みを見たら買う一択でした╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
可愛い絵柄でPOPに見せつつ、内容は闇を含んでて仄暗い。
その塩梅加減にヤラレました。とても面白かったです。
セックスの為に造られたサイボーグ、セクサロイド。
1から作り上げたロボットではなく、生身の少年を改造して造られてます。
それを作った施設で働く進藤とセクサロイドのお話です。
取り敢えず、すごく言いたい。
セクサロイドがメッッッッッチャ可愛い!
というか愛らしい?かな。
性的な事以外は真っ新な赤子状態の彼。
「あー」「うー」しか話せないのですが、進藤から教えられ、言葉をたどたどしく「しんどお(進藤)」「あいあと(ありがとう)」etc.と話す姿がすごく可愛い!!
進藤に懐き、進藤の後をついて回り、進藤に褒められて喜び、無垢な笑顔を向ける姿は幼い子供そのもの。愛らしくて愛らしくてキュンキュンします。
でもこの子はセクサロイドなんですね。
中身は無垢な子供のようなんだけど、裏ではオッさんらに性的な行為をされていて…。ソレ用に開発されたゆえに快楽に浸ってる顔を見ると複雑な気分になります。悲しいです。
救いといえば、進藤はセクサロイドを性の道具として見ていないこと。最初はセクサロイドに関わることを不本意としながらも、接する時間が増える中で言葉を教え、モラルや常識を教えて。
与えられた研究課題にはセクサロイドに性的な事を仕込むことも含まれてるけど総スルーし「まっとーにしたいって思っちゃう」と言えるまっとーな考えの持ち主なので、なんだかホッとします。
でも歪んだ思考の研究施設内ではその"まっとーな考え"は酷でしかないという現状。進藤にとってもセクサロイドにとっても茨の道という。。。
下巻がどうなるのかドキドキと少しの不安を残した上巻でした。
本編中盤には寝てるセクサロイドが見てる夢が登場します。
そこには進藤と一緒に居て、いっぱい笑って、進藤とエッチな事をして、すごく幸せそうで…。見てるとホッコリするけど「夢」なのが切ない(´•̥ ω •̥` )
ラストには進藤の夢が登場なのですが、セクサロイドの夢ともリンクしてて。セクサロイドの中にまだ本来の姿である聡夫くんの感情がある・・・?ってことだよね??だとしたら体の何処かに理性があるのにこの現状を考えると切な苦しい。進藤との時間が彼にとって唯一の幸せなのかな…。アカン、考えだすとこっちが病みそう(T ^ T)
『錆のゆめ』というタイトル、この先ハッピーエンドに向かってるのを夢の内容が示唆してるのか、酷な未来が待ってて「夢は夢のまま」を示唆してるのか…。
イマイチ分からないのが、この施設って一体なんでしょうね?
やる気ない暇人扱いされてる進藤とか前は仕事なにしてたんだろ…。
所々頭を捻る部分はありますが、セクサロイドの可愛さが全ての疑問を上回って勢いで神です。どうかどうか下巻では、2人が笑ってる夢が正夢になりますように…゚+.((人д<o))゚+.
【追記】
作者さんのインタビューがアップされたのを読むと「育成メルヘン」と書いてあるので、あまり深読みしすぎずサイボーグちゃんの可愛いトコをそのまま楽しめばいいのか…?と脳内軌道修正します。。。(メルヘンで済ませにくい闇がありますが。) 全ては下巻待機ですね。
「超新星」との紹介が、決して大げさではない、思いもよらない表現に興奮しました。
キャラクターの気持ちを表す、ちいさな生き物なんかが、どれも面白くて可愛くて(時に、少し不気味で)たまりません。
BL黎明期とは異なり、どんな風変わりな発想や特殊なお話も、それのみを理由に「NG」を出されることは無くなっただろう今、考えうる限りの多種多様な表現が世に出されているなかで、なお、こんなに新しい漫画に出会えたことに、感動しています。
受が、傍から見ればものすごく悲惨な境遇にあるのに、「アホ」なためにそのことに気づいておらず、それが、余計に哀れを誘う効果を発揮するのと同時に、読み手が物語を楽しめなくなるほど暗い気持ちになることを防いでいて、この「超新星」が、才能のひらめくまま、好き勝手に自分の世界を披露しているだけでは決してない、ということが分かります。
お陰で、昔ながらの物語の王道、「気立ての良い子が理不尽な目にあわされるも、救いの手を差し伸べる王子様が現れてめでたく幸せになる」話が大好物の私も、「かわいそう萌え」を大いに発動して、馴染んだ悦楽に浸ることができました。
下のいるいる様が素晴らしいレビューをしていらっしゃって、この上に書くのは大変恐縮なのですが...!! サイボーグBL、とても面白かったので私の思うままにレビューさせて頂きます。
ちるちるさんの記事にて此方のコミックを知ったのですが、人間×サイボーグということで、今まで手にしたことのないようなジャンルだったので興味がわいて購入しました。
まず、表紙と帯に惹かれました。ほぼ全裸な少年の腕は片方が馬の蹄のような機械で、耳も付いている。そして裸にブーツ...。帯には『○○○○の為に作られたサイボーグ』......これはもう手に取るしかないでしょう。
読み進めていくと、この少年はどうやら元は『人間』だったようで...悪いオジチャンに目を付けられ、自分の望みを果たしてもらう交換条件としてサイボーグになったんだとか。脳もいじられてしまっているようで、まともな言葉も話せないし、一般常識も持ち合わせていません。
そんな少年のお世話を任されたのが攻め(?)である進藤さんです。最初こそ嫌がっていたものの、押し付けられてお世話をするうちに温かい感情が芽生えてきたようで...
二人がいい感じに接触してきたところで『上巻』での話は終わってしまいます。私は続きが気になって仕方ありません...。
サイボーグくんは進藤さんに特別な感情を持っているようで、このコミックのキーセンテンスである『夢』の中で、進藤さんと幸せな『時間』を過ごしており、ほっこりしたものの、現実とのギャップに胸が苦しくなりました。
進藤さんにサイボーグくんの『想い』が伝わればいいな。二人が、サイボーグくんが見た幸せな『夢』みたいに結ばれればいいな。
『下巻』、絶対買います。いつ出るかな。毎日を生きるご褒美が出来た気分です。よよよ先生、ありがとう。
*
ちるちるさんの作家インタビューでお見掛けして、興味を惹かれ購入。
これは評価が分かれるだろうな、と思いました。
セクサロイド、って最近よく見かける設定だと思いますが、女性はセックスは愛情の延長線にあるもの、という受け止め方をされる方は多いと思います。セクサロイドは『セックスのための道具』でしかないわけで、まずそこで嫌悪感を抱く方も多いのではないかな、と。
そして、今作のセクサロイドは『元人間』。
これは痛い。さらに受けちゃんがセクサロイドになる過程がゲスすぎる。
もともと人間なのに左腕はロボットになってるし、ケモミミはつけられてるし、話せないし。彼がセクサロイドにさせられた時、どんなにか痛かっただろうと思うとムカムカするものがこみあげてきてしまった。
個人的に子どもを性の道具にするという設定は地雷なこともあって挫折しそうになったのですが。
でも、ストーリーの組み立てがとてもお上手。
ストーリー自体はシリアスよりなのですが、所々で入る受けちゃんの夢。夢の中では受けちゃんは話せるし、攻めの進藤とラブラブ。ほっこりする内容でほんわかするのです。が、これは受けちゃんが見る『夢』。なので、これまた切ない気持ちになるのです。
セックスのこと以外何も知らない(忘れさせられたんだよね、きっと)受けちゃん。
そんな受けちゃんが進藤に出会って優しくされて。
どんどん進藤になついていく受けちゃんが可哀想で健気でウルっとしました。
対する進藤もとてもよかった。
セクサロイドに対する嫌悪感はあれど受けちゃんを放っておけずお世話してしまう、優しいナイスガイでした。
最後に進藤が見た夢。
あれは受けちゃんと夢を共有してたのかな。
切ないとほっこり。
その感情をうまくストーリーに混ぜ込む展開で、最後まで一気に読んでしまいました。
それと久間さんの絵柄がとてもいい。内容はシリアスでハードなのですが、絵柄がほっこりタイプの絵柄なので内容のシリアスさをうまく緩和させてるな、と思いました。
どうかどうか、受けちゃんが幸せになれますように、と願って下巻を楽しみに待ちたいと思います。
表紙が印象的で気になって上下買ってみたら凄くストーリー性のある内容でした。ロボット受けなんてなかなか無いのでとても新鮮な感覚で読ませていただきました。
そして、とにかくとしおが可愛い!!最初は目が死んでだけど進藤のことを意識し出したところから目がちょっとキラキラしてて凄く可愛かったです笑
進藤も最初は全くとしおに興味が無い様子でしたが、だんだんとしおのことを気にかけてるようなところが好きで面白かったです笑
可愛い世界観だけどちょっと暗いところもある、みたいな感じで読んでて楽しかったです(*^^*)
個人的にこの作品は本当に買って良かったなと思いました!
扱う内容が深刻過ぎて、うかつに書けない。
読後、レビューを書くまで半年かかってしまった。凄く大事なことを警鐘していると思う。
もう既にかなり研究が進んでいるアンドロイド。禁忌な遺伝子改良など、デザインベビーも誕生しています。介護など人気が無い職種にアンドロイドを使役しようなど、かなり真剣な取り組みが行われています。
この作品で、キモチワルイと思ったのは、生体提供の取引をする場面。
「セクサロイド用の生きた人の献体を探していた科学者と献体者が語り合う。
献体希望者は、少し頭が悪い。身よりもない 容姿が良い 美少年は、研究者に上手く丸め込まれていく」
こういう事をしてまで研究を進めたい研究者は、どうかしている。その人でなしの科学者は、主人公の進藤の叔父だった。
読後、ズーンと心が重くなった。
これはいつも、臓器移植の資金が足りないと、献金を募る広告を見かける都度に感じている事で、
他人の死を待つ臓器移植と提供。
まっとうな方法ではなく、孤児の人身売買による臓器摘出は、作り話ではないように感じます。
この作品が話題になり人気が上がって、とある場所から弾圧があれば、闇の人身売買の噂は事実、ってことの証明になるのかな?
重い内容で大事な事を警鐘する作品だと思います
神評価。
なんといってもかわいい!
背景までぜんぶかわいい!
しんどう(攻め)もとしおくん(受け)も良い子なので、読みながらあああ…ってなります。
ほんわかしつつも上巻はやや悲しい漫画です。
しんどうは多分ちょっと潔癖。
あんまり深ことを考えずに雰囲気を楽しみたい(そして癒やされたい)人にお勧めできる一冊!
進藤が勤める会社で生身の少年の身体を改造したセックスの為のサイボーグが造られている。セックスの代わりの少年が受けであり、初めての設定のお話で新鮮でした!
試作品であるサイボーグの世話を任された進藤は、最初は嫌がるものの世話をしていくうちにサイボーグの少年に温かい感情を抱くようになるのですが、これがなんとも切なく不思議な気持ちになりました。攻めの進藤さんだけでなく受けのサイボーグ・聡夫の過去のお話も描かれていて読み応えのある作品でした。
この作品は無表情な真面目リーマンとサ、イボーグにされた少年の切なく、優しい話です。ちるちるのホームページで目にしてから少し気になっていましたが、近くの書店で購入させていただきました。
主な登場人物はセックスのためだけにサイボーグにされた聡夫、聡夫をサイボーグにした会社の研究員である孝則の2人です。
孝則の勤めている会社ではとあるものが開発されています。セックスのためだけに作られたアンドロイド、「セクサロイド」。孝則はある日、セクサロイドの試作品の世話を任されます。試作品。それは、生身の人間、ましてや幼い少年を改造したサイボーグでした。
その試作品、聡夫ははじめのうちは言葉すら話せない状態でした。ある日、仕事の一環で、聡夫に淫語を教えることになった孝則でしたが、母音だけでしか話せずに悪戦苦闘します。聡夫は孝則を指差し「おいんいん?」と尋ね、孝則はさらりと「俺は進藤」といい流そうとします。しかし、聡夫は拙い喋り方で進藤、と言おうと頑張ります。
このあとの展開が本当に可愛いので見てください…!
本作品の特徴はやっぱり背景でしょうか。背景に突然魚が漂ったり、花が咲いたりと、不思議で可愛らしい雰囲気です。一見かわいい描写というだけに見えるかもしれませんが、私は聡夫から見えている世界がそんな世界なんだと感じます。有りもしないところに太陽があって、いるはずの無いうさぎが目の前で飛んでいる。そんな世界。絵柄も背景も可愛いのにどこか寂しさや悲しさがあります。
なかなか含みのある終わり方をするので、下巻が読みたくて仕方ありません。残念ながら私が行った書店には下巻が置いておらず、右と左だけ購入させていただきました。購入するのなら上巻と下巻を同時に購入していただくことをおすすめします。
この作品は設定的には読む人を選ぶような作品ですが、ストーリーはあまりキツくなく、孝則と聡夫の間の名前のない優しい関係に癒やされます。是非沢山の人に見ていただきたい作品です。