アキちゃんは好きで魔性なんじゃない

akichan wa suki de mashounanjanai

アキちゃんは好きで魔性なんじゃない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神30
  • 萌×228
  • 萌18
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
9
得点
320
評価数
83
平均
3.9 / 5
神率
36.1%
著者
河馬乃さかだち 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
シリーズ
フーゾク店で彼氏はできるか?
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784396783914

あらすじ

押之見暁斗(おしのみ あきと)――アキちゃん。
小柳レオは高校の同級会で7年ぶりに彼に再会した。
高2の秋にエロ画像が出回って退学になった彼に。
当時、何度も抜いた画像の彼は、現在は風俗店のオーナーに飼われていて、すっかり男に抱かれ慣れた淫乱になっていた。
そんな色気垂れ流しの暁斗にからかわれるように誘われたレオは、ドギマギしながらも初めて男の体を抱いた。
性欲が弾けただけの肉体関係だったが、次第にレオは“していない”時の暁斗も可愛く見え始めて――。

ドギマギわんこ×エロエロ魔性
性欲シーソーゲーム!

表題作アキちゃんは好きで魔性なんじゃない

実家の喫茶店手伝い,24歳
風俗店黒服,高校の同級生

同時収録作品アキちゃんは好きで魔性なんじゃない

風俗店の黒服,高校生時代

その他の収録作品

  • Bonus track(描き下ろし)
  • カバー下:あとがき

レビュー投稿数9

不憫な受け好き人にオススメ

私、地雷無しでなんでも読むけど〜BLで不憫な受け上位に入るかな。
エグい系好きなので、大好物です。

何回読んでも、アキちゃんの途中経過が・・・不憫でならないわ。
強姦されてる期間が長くないかい。
その中で生きていく術を身に付けてたんだけど。
逞しくもあり、慣れちゃったのもあるのかね。逃げる選択肢は、どこにも見あたらなかったな。
そんな、アキちゃんの救済物語。

同窓会で再会した小柳くん。
小柳くんも、あきちゃんに魅了された1人だけど。当時のあきちゃんの画像をご丁寧に保管しておくとは・・・www
しかし、小柳くんがいー奴だった。
小柳くんが、喫茶店を継いだ理由とか。
その場所をとても、大切にしている件を読むと、これから〜あきちゃんをとても大切にして行くんだろうな!と、読み終える。
あきちゃんも、本来を取り戻したね。

不憫な受けが好きな方にオススメ。

河馬乃先生の容赦のない、暴力・陵辱強姦が描かれているので神!

0

不憫…

「フーゾク~」が可愛くて癖になったので、こちらも拝読。
これまた、雰囲気が違って
レビューで拝見する注意喚起どおり胸くそかわいそうだった…
アキちゃんっっ!!アキちゃんっっ!!
人を魅了する雰囲気もわざと醸し出しているわけではないのに。
周りのやつらがゲスすぎて…
今まで読んだ中で1,2位を争うくらい、むなくそもぶれ。
アキちゃんがカラッとしてるから悲壮感は少ないけれど!!

アキちゃんの天性の魔性っぷりに当てられて、
爆発しそうなのにアキちゃん第一で我慢…
でも気持ちが溢れてアキちゃんに良いようにされる小柳は良いやつでした!!
小柳がいてくれなかったら、本当にどうなることだったんやら。
アキちゃんと小柳のやりとりはじれったく可愛かった。
しんどいシーンが多いけど、唯一無二の人に出会えて良かったねという感じです。

1

くしゃって笑う君が好き

『フーゾク店で彼氏はできるか?』のスピンオフ作品です。
向こうとは違ってこちらはなかなかハードでした。。。

レオは高校の同窓会で押之見暁人ことアキちゃんと7年ぶりの再会を果たします。
それは高2の頃に男とのセックス画像が出回ってアキちゃんが退学して以来でした。
レオにとってアキちゃんは特に親しい間柄でもなかったけれど、
その不思議な色気に惹かれ、秘かにずっと気になる存在でした。

高校を中退することになったきっかけから現在に至るまで、
アキちゃんの境遇が不憫すぎました。
事情を知れば知るほどに、アキちゃんが浮かべる「魔性の笑み」が辛い…

タイトル通り、アキちゃんは別に好きで魔性なわけではない。
こうなる前にはちょっと頭の悪くて、友達と大口開けて笑う、
普通の男子高校生だったのだから。
だけど、男たちはその色香に勝手に引き寄せられ、勝手に抱いてゆく。

そうして体を犯され、人生を侵され、7年後、
レオと再会した頃にはすっかり歪んでしまっていました。

高校生のときからレオの熱視線にも気づいたアキちゃんは
ちょっかいをかけるつもりでレオが働く喫茶店を訪れる。

突然やってきたアキちゃんに驚きながらも、何度も画像で抜いた
アキちゃんを目の前にして、誘われてしまうと長年溜め込んできた
情欲を抑えきれず、抱いてしまう。

その後日もなぜかアキちゃんはレオの元へやってきた。
はじめは好奇心だけ、体だけの関係のはずだったのに、
セックス抜きで、「普通」に接してくるレオに動揺してしまう。

ただ一緒にごはんを食べたり、手を繋いだり、抱き合ったり、
他愛ない話をしてみたり、かつて男たちによって奪われた
「普通」の日々を自分と過ごそうとするレオにアキちゃんは
戸惑いながらも、次第に居心地の良さを感じてゆく。

そんなささやかな幸せを踏みにじるような
男たちの所業に腸が煮えくり返ります。
警察に通報しちゃえばよかったのに。

アキちゃんにはこれまで辛かった分、
レオとたくさん幸せになってほしい…
レオの優しさで過去の傷が少しずつでも
薄れていくといきますように。

レオと暮らすようになってからは
アキちゃんのあの「魔性の笑み」はすっかり消えていて、
自然な、ははって、心からの「普通」の笑顔になっていて救われました。
やっぱりこっちの笑顔の方が全然かわいいな。

0

2人に残る純粋さ

邪な目で見ていたレオも、アキちゃんのご飯を食べる姿が可愛いだとか、抱く以外の時間を過ごしたいと試みたり、普通の仕草に惹かれていくのが良い。(アキの箸の持ち方もちゃんと拘って描かれてて良い!)
好き嫌いの別れそうな絵だが、アキの隠した感情や魔性的な面、ちゃんと純粋さを持っているところも表現されていてクセになるし、お話も良かった。学生時代の大学話やクライマックスは話の流れがリアルで怖めだけど、安心できる終わり方だった。

0

誰だって自分らしく生きることを肯定されるのは何にも勝る喜びなのだ

 タイトルから大体想像のつくストーリーなんですが、アキの男を虜にする表情や乱れっぷりがすごくて、とても余韻の残る作品でした。高校生の時、不良友達に犯されてから諦め癖がつき、いかに早く相手を受け入れてせめて乱暴されないように自分から絡め取るか。そんな手段を覚えてしまったアキが、彼らに不細工と言われた本当の笑顔をまったく見せなくなり、色っぽいと言われた不敵な微笑みばかりするのが痛ましくて、切なくて。高校中退で最終学歴は中卒、男を惑わせてしまう自分の性に気付いた少年の悲しい生き方。BLではけっして珍しくないキャラではありますが、河馬乃先生の描き方には妙にリアルさがあって、彼の魅力に引き込まれました。

 アキを取り囲んで犯すだけの男達とは対照的に、セックスの前後も最中も我を見失うことなく穏やかで優しいレオ。彼もアキの虜にならなかった男というわけではなく、むしろ学校で出回ったアキのいやらしい写真で何度も抜いた経験のある男なのだけれど。今でもアキを色っぽいと思いつつ、それでも優しさは失わず自分本位に扱ったりはしない、きっと彼の性分なんでしょうね。最初は可哀想な奴に優しくしてやりたい、というありきたりな同情心も少しはあったかもしれない。それでもアキの表情の機微に気付いたり、危険な所へアキを助けに行ったり、アキを大切に想う気持ちは本物だった。抱きたいし、大切にしたい。そんな気持ちを両立させて持っているレオは、等身大で信頼できる男だなと思いました。

1

小柳のアキちゃん

「フーゾク店で彼氏はできるか?」のスピンオフです。花村(フーゾク店〜の攻め)が少しだけ出てきますが、強くて優しくて好きだ花村。

小柳(攻め 黒髪)が、荒んだ生活をしている元同級生の押之見(アキちゃん)に久々に遭遇するところからスタートします。
複数強姦シーンがあるので苦手な方はご注意を。アキちゃんも流されるままに落ちてしまったのはよくないですが、小柳と出会って這い上がれて良かったね!程度の低いチンピラ止まりで、ヤクザが絡んでなくて不幸中の幸い。ある意味BLファンタジーが強すぎず現実的だ。

描き下ろしの2人はお付き合い始めました感が強くてラブラブ甘々なのも安心しました。

1

幸せはここから続く

大変失礼なことに、
『フーゾク店で彼氏はできるか?』のスピンオフとは知らず
購入させていただきましたが、
あの謎の美人さんのお話が読めるとは!

小柳は実家の喫茶店を継いで特に楽しみもない生活でしたが
高校の時いかがわしい写メが出回り退学した押之見と
同窓会で一瞬再会を果たします。
当時どれだけその写メで抜いたか知れず、
変わらない押之見の妖艶さを思い出して
ムラムラがおさまりません。
プロに任せようと訪れた風俗店の受付で
押之見を見つけキスしてしまい…。

押之見ことアキちゃんの、“魔性の笑み”の理由が
そうしなくては生活していけなかったからという苦しいものでしたが
他の男どもとは違う小柳の温かさに触れ
優しく抱かれたことで自分をもう偽れなくなった姿に
胸が痛みました…。
作り笑いじゃなく、自然の笑顔を可愛いと言ってくれた小柳、
体を重ねるだけじゃなく、押之見自身を知りたいと言い
欲情しても押之見の身体をちゃんと案じてくれて
こちらまでホッとしてしまいました。

『フーゾク店~』の花村さんがやっぱり親切で
こういうタイプが攻めだと本当に安心します。

押之見の、最初よりやわらかい表情が微笑ましくて
小柳が人生をまるごと助けてくれたようで良かった!
喫茶店が商売繁盛とまでいかなくても
一緒に暮らせるだけでずっと幸せだろうな。
不幸設定ってずーんとなりがちですが
読後はほんわりできるお話でした。

4

「アキちゃん」と呼べる日

この作品を読んで、花村さんにとても興味を持ってしまったので「フーゾク店で彼氏はできるか?」の購入を、ただ今検討中です。

高2の秋にエロ画像が出回って退学になったアキちゃん(受)。今はエロエロ魔性になり、風俗店のオーナーに飼われています。
一方、男で抜くとか 開けちゃいけない蓋だとわかっているのに、一人でする時も風俗に行っても小柳君(攻)が思い浮かべるのは、7年前も今もアキちゃんの画像ばかり。
帯では彼が、ドギマギわんこ と適格に紹介されています。本当にそうなんです。
小柳君は昔からアキちゃんをエロい目で見ていて、アキちゃんもそれを分かった上で色気を垂れ流しているので、二人が性欲を弾けさせて肉体関係を結ぶのに、そう長くはかかりません。

アキちゃんの「普通」じゃない生活は、たった一人の身寄りだったお母さんが高2の夏休み前に亡くなった時から始まります。最初は高校の同級生達、そしてその先輩から慰みものにされ。
今は風俗店のオーナー、そして小柳君と関係を持った事が彼に気づかれて・・・

読んでいて辛くなる描写がある事は否めません。
でもその分ちゃんと救いのある展開だと、私は思います。二度三度と読む度に じわじわと染み込んでくるような小柳君の、何だかちょっと格好悪い優しさが本当に本当に素敵なのです。
朝 決めた約束が、夜 しっかり果たされるシーンが、やっぱりお気に入りです。
同じ想いを同じくらいの熱量で抱えていられる二人が、私は羨ましいなぁ。

【Bonus track】
「押之見は可愛い」で始まる描き下ろし。
最中くらい名前で呼びたい、その方が興奮するからと、いきなり「暁斗」と呼ばれるアキちゃん。
小柳君はふと、彼が皆に「アキちゃん」と呼ばれていた事を思い出し、そう呼んでみるのですが・・・

二人の「普通」の日々が10Pに余すところなく描かれています。これはちょっと涙腺を刺激されるかもしれない。

6

ほんとに「アキちゃんは好きで魔性なんじゃ」ありません

フーゾク店で彼氏はできるか?のスピンオフになります。が、前作を読んでいなくても十分楽しめる内容となってます。
作家買いするほど好きな河馬乃先生。最近コミックスが毎月のように出ていてうれしい限り!

今作あらすじだけ読むとなんだか明るい話のような感じがしますが、実は結構シリアスなシーン多いです。監禁、輪〇、暴力などなど。。。河馬乃先生の描かれる受けちゃんは結構その手の経験をしている子が多いような気がしますが、今作は比較的その部分がしっかり描かれてます。のでフーゾク店しか読んだことなくて、そういう描写が苦手な方はちょっと注意かも?私はむしろ大好きなのでまったく問題なしでしたが。。

そしてアキちゃんの表情がほんとに素晴らしい…!河馬乃先生はキャラの表情で読ませるのがとてもうまいと思うのです。攻めのレオと関わる中でどんどんと変わっていくアキちゃんの表情。良い!
お話も最後はちゃんとハッピーエンドなのでご安心を。

ちょっと痛いのも大丈夫!という方にはせひ読んでもらいたいです。

3

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