サオダケは僕にもっと触りたいとか… 思わない?

僕とサオダケの日々

boku to saodake no hibi

僕とサオダケの日々
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神29
  • 萌×224
  • 萌29
  • 中立1
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
21
得点
329
評価数
88
平均
3.8 / 5
神率
33%
著者
会川フゥ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784047341562

あらすじ

小説家のサオダケとおつきあいしている高校生のリョウ。
サオダケの家で一緒に過ごし、たまにキスをする……そんな幸せいっぱいの毎日を送っていた。
けれど、友人に交際を反対されたり、進路のことで悩んだり、意外と波乱の日々!?
ふたりで様々なことを乗り越えていくうちに、リョウはサオダケとキスより先に進みたいと願うようになり――。

表題作僕とサオダケの日々

猫と話せる小説家
猫好きな高校2年生,恋人

その他の収録作品

  • これまでのお話
  • 僕とサオダケの日々 5.5(描き下ろし)

レビュー投稿数21

夢心地

会川フゥ作品一番のお気に入り:『愚か者ども、愛を知れ』でラストに収録されていた、庭付きの家にひとりで住んでいる小説家・サオダケと、猫がきっかけでサオダケに出逢った高校生・リョウの話。今作は、まるっと一冊このふたりでした。『愚か者~』の後に読まれることをおすすめしますが、この本だけでも問題なく楽しめると思います。最初に見開きで「これまでのお話」が描かれていましたよ。

リョウとサオダケの日々、堪能しました。とうとうかぁ…なんて思ってドキドキさせられたけど、とても彼ららしい日々だった。夏から始まり、秋になり、冬になって。また季節ごとに風物詩があり、それがとてもキラキラして見え素敵でした。こんな可愛い高校生、いいなぁ。お友達もみんな。空気が合えば、年の差なんてきっと関係ないと思わせてくれる。この空気が好きなんですよね。

彼らの日々は、ポン・ポン・ポーンと進んでいくんです。目の前に写真を並べてテンポよく眺めていくような、そんな一冊でした。それが自分にはすごく心地よかったし、リョウをはじめとする登場人物それこそ全員に癒され、疲れが吹っ飛んでしまう。

それから、目が疲れないのも私にとっては高ポイントです。リョウのとびきり笑顔に元気いっぱいもらえると思いますよ。作者の本は、楽しく読めるのがやっぱりお気に入り!と書きつつ、4話で気づいたらポロポロ…涙してましたけどね。日常を忘れ、サオダケ邸の庭にそっと隠れて見守っていたいなぁ...ムロさんの友達にゃんこになったつもりで。

もっとこの先が読めたらうれしい、宝本のひとつ。
夏におすすめの一冊です。

13

待ちに待ってた続編!

すっっごい表紙が可愛いですね!!
前のコミックスで好きだった読み切りがまさかの長編コミックスになったので大変感動いたしました。
数年経っても変わらない、ぼくとサオダケへの萌えが詰め込まれていて幸せな気持ちになれました。

会川先生のちょっとした日常をキャラが生きてるかんじ?というのがこの作品はとても生きているので好きです。
オジサンと高校生の年の差はやっぱりいいなあ…。

8

纏う空気が好きということ。

待望の続編!嬉しすぎてなかなかレビューが書けず、すっかり出遅れました(笑)
『愚か者ども、愛を知れ』に収録されていたサオダケシリーズの続編です。『愚か者ども~』の中で特に好きなお話だったので、続編が出てとても嬉しかったです。

神社で黒猫と戯れることが日課になっていた高校生のリョウ。ある日、いつものように神社へ行くと、黒猫はおらず、代わりにくたびれたおっさんがいた。いきなり「撫でて」と言ってくるし、完全に不審者!けれど、ふと瞳の色がとても変わった色をしていることに気付いて……もしかして、このおっさん、あの黒猫!?
という感じで始まったリョウとサオダケ(おっさん)の交流。実はサオダケ(本名:宇田野ヒロ彦)はもちろん人間で、黒猫(ムロ)はサオダケの飼い猫だったと明かされるのですが、そこに「サオダケは猫の言葉がわかる」という不思議さが加わっているところが好きです。そして何より、登場人物全員が素敵!魅力的!リョウは素直で可愛いし、サオダケは穏やかで柔らかい雰囲気が心地好く、シンジさんは明るくて思い遣りがある。
前作でリョウとサオダケの関係は、お互いの気持ちは確認し合ったけれど、まだこれから、という感じで終わっています。そこからのリョウとサオダケの日々が描かれる今作。是非とも『愚か者ども、愛を知れ』収録分を読んでからどうぞ。より楽しめるはずですし、前作を読んだら続編である今作を読みたくなるはずです。

前作ではちらりとしか出てこなかったリョウの友人たちが今回はがっつり登場していて、この子たちがまた友達思いのいい子ばかりで。歳の離れたおっさんが高校生に本気になるわけがない、リョウは騙されているかもしれない!と心配して、サオダケ宅に乗り込んだりします。正々堂々と。許可を得て家捜しし、とりあえず納得して帰宅するときの悠司(友人)の言葉が素敵でした。それは漫画全体を通して読者にも伝わってくるものと同じだったので。リョウがサオダケを好きな理由にも通じるかもしれません。纏う空気が好き。ということ。
そんな中、高2のリョウは進路を考える時期に差し掛かり、将来遠距離恋愛になる可能性があることに対するサオダケとの考えの違いに不安になります。不安と、そして苛立ち。サオダケの消極性は周囲の信頼を得る一助になっているけれど、リョウからすればサオダケの気持ちを疑ってしまう原因にもなりえてしまう。この辺りのことは、もどかしいなぁ、ままならないなぁ、と思いましたが、リョウのおかげでなんのその!悩んだり、沈んだりしても、リョウの素直さや真っ直ぐさは本当に素敵です。救われます。切り拓いて光を照らしてくれる。
そうして、仲直りしてクリスマスにとうとう一歩を踏み出すのか、というところでやはり、おあずけをくらうサオダケ(笑)いつか、二人のそんな場面を見られる日が来ることを祈っています。
もう本当、心がほんわかする素敵なお話です。表紙の色合いも柔らかくてお話の雰囲気にぴったりです!和紙っぽい加工も合っていて好きです。

5

この雰囲気が好きなのです

この二人凄く、すごく、スゴク好き(*´ω`*)延々見てられる。
前作を読んでからかなり時間が経ってしまったので忘れたかなーと
思っての読み始めですが、あっちゅうまにフラッシュバックいたしました。

高校生のリョウと年の離れたサオダケ
ようやくお付き合いを始めた二人。
キスをした。
ドキドキした。
でももっと触れたいって思うのはダメなこと?

ゆっくり、じんわり。
そんなお話しでした。
友人たちもいい子!!

二人の関係は、ちょっと進んだような、そんなに進んでいないような。
でもこの距離感がすごく良いのです。
もうすこし大人になったリョウとサオダケ。
ぜひ続編。期待してます☆

5

空気感に癒される。心ほぐれる。

「愚か者ども、愛を知れ」に収録されていた「猫やサオダケと僕 」「僕とサオダケの恋」の続きです。
続きですが、巻頭に前作の簡単なあらすじが見開きでイラスト入りであるので読まなくても話は通じます。

小説家のサオダケと恋人どうしになった高校2年生のリョウのお話です。

私はとにかくリョウがかわいくてかわいくて仕方ないです。お肌ぴかぴかつるつる、そしてキラキラした素直な眼差しの少年。眩しくて尊い、宝物にするしかないような子。

それに対してサオダケは無精髭のくたびれた中年風情で二人が並んでいるのを見ると否応無しに年の差を感じるのですが、年齢も立場も全く異なる二人がそれぞれ大切に思いあってる様子が読んでて限りなく心温まります。
ちなみにサオダケはてっきり40は超えているだろうと思い込んでいたら、30代なんですね。それにはちょっと驚きました。
そんな二人を支えるのがサオダケの古くからのオネエの友人や、リョウが悪い変態中年にたぶらかされているのではないかと心配する友達思いのリョウの友人たち、彼らもとってもいい味出してます。誰も嫌な人が出てこない。

サオダケの家の縁側の端っこに座って、あの家の穏やかな空気を吸いながら二人の様子を眺めている…そんな気分にさせられる作品です。癒されます。

4

---

小説家のサオダケx高校生のリョウ

① 「愚か者ども、愛を知れ」
② 「僕とサオダケの日々」

リョウは、オサダケともっと親密な交際をしたいと願っている。
リョウに振回される小説家のサオダケx高校生のリョウ

①愚か者ども、愛を知れ
②僕とサオダケの日々

キスだけでは、満足できない。
リョウは、サオダケともっと親密な交際をしたいと願っている。
一途なリョウに振回され、翻弄されながらも踏みとどまる大人のサオダケが面白かった。

リョウは、合格したのだろうか?
二人のその後はどうなったんだろう。

続着物だけど、「これまでのおはなし」の章があるので、単独刊でも楽しめた。

0

この作品にしかない癒しがある

会川フゥ先生作品を読み漁っていてたどり着きました。
結構前の作品ですが全く違和感なく読めます。

短編集「愚か者ども、愛を知れ」の3カップリング目の作品の続編にあたる今作。イラスト付きのあらすじがあるので前作を読まなくても平気ですが、個人的には絶対に読んでからこちらを読むことをおススメします!
今作でもがっと熱くなるような恋愛とは違う雰囲気の2人、この2人がどうやって出会ってどうやって気持ちを通じ合わせることができたのかを前作で読んでからの方が2人の間の確かな好きを感じられると思います。

個人的にリョウくんの子供っぽくて天真爛漫で可愛いところがありつつ、サオダケのことがすごく好きで会いたいも一緒にいたいも先に進みたいもちゃんと考えて言葉にするところがとても好きです。

本当に2人の絵日記のような1冊。終わり方もまだこの先の日常や恋愛的な進展を想像する余地を残した感じだったのもすごくよかったです。

0

可愛さに癒される+゚。*(*´∀`*)*。゚+

「愚か者ども、愛を知れ」に収録されてる「猫やサオダケと僕」の続編です。最初に"これまでのお話"が挟まれていて2人のナメソレがわかりやすく書いてあるので、前作を読んでいなくても大丈夫な仕様になってます(・∀・)b

又、pixivコミックで1話試し読みが出来ます。
気になるけど中身が確認したい方はGo!です♪


はー…マッタリ流れる空気感に癒される。
帯裏に「リョウとサオダケ、お互いのことを大切に想い合う、ふたりの幸せな日々+見守る人々」と書いてあるのですが、まさにそのままの内容です。
登場人物みんな、恋人や友達を大切に想いあってて、時間がゆったり流れる優しいストーリーとなってます。

帯表の「サオダケは僕にもっと触りたいとか…思わない?」
ん!!!コレは騙された(*ノε`*)アチャー
前作のフェードアウトにヤられたので今度こそ最後までかー!?よっしゃ!来い‼︎╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ ! と期待してたら、、、、リョウはリョウだったし、サオダケはサオダケでしたorz
いや、少しはありましたけどね。進展。
期待したほどなかったというだけなのです。
でもお子ちゃまリョウのエッチぃ顔はいただきましたよヾ(*´∀`*)ノ

人目を盗んだキスやハグすらも少ししかないのに、コレが萌えるんですよねー。キュンキュンする!通常モードが子供と保護者のようで恋人らしさがあまりないマッタリカップルの不意打ちでくるイチャイチャにニヤニヤが楽しめるのがこの本も良いところです( ´艸`) ♡♡

そんで、リョウを見てるだけで心がホンワカします。
純粋で素直で子供のような無垢さに癒されるわー。
サッパリした純朴顔もいい味を出してます♪

そんなリョウを愛情たっぷりで見守ってるサオダケには萌える〜(﹡´◡`﹡ )脱力系で浮世離れした空気をもつおじさんがなのに、リョウの言葉には表情をコロコロ変えたりするのが可愛いですw

今回はムロさん(猫)の登場が少なかったのが残念だったかな。。。
もっとムロとサオダケがリョウを取り合う図が見たかったー!

6

恋はままならない

「愚か者ども~」に収録されていた短編のその後のお話ということだが、全く記憶にないし、本も多分もう家にない。
3年も前に出たコミックスの、それも同録作品じゃ無理もないよね。
っていうことで、冒頭に「これまでのお話」が載っています。
小説家のおじさん「サオダケ」と高校生の「リョウ」。
リョウの友人達も登場して、前途のある高校生のリョウの「好き」に、もう若くない自分はどう対したらいいのかサオダケは迷います。
肉体的な関係も、もっと進めたいリョウに、自制してしまうサオダケで、いざとなると結局寝落ちで寸止め。
でも、こんな風にゆっくりなところがこの作品のいいところだと思います。
まあ、遅かれ早かれ、二人も肉体的に結ばれる日が来るのでしょうが、ここでリバ教信徒としては、願わくば、行く行くはリョウ×サオダケになるといいなぁと、一応主張しておこうっと。

6

Slow & Peaceful

スカッと晴れた青空のイメージだった先生の作風には珍しく、夕暮れの空が似合いそうな元ネタのお話がすごく好きで、個人的にはあれで完結しても良かったのになぁと思っていました。その後の二人の展開は(先生ゆえに)あまり期待せず、お話の雰囲気を楽しむつもりくらいの方がイイのかもしれません。

高校生が主人公の年の差ものなので、サオダケが豹変してエロに突入という方が違和感を覚えてしまうほどのほのぼのBLです。ええ。先生なので。この、ゆるーりまったりエヘへ感が癒されるんです。こういうテイストが好きな者としては、リョウの友達が二人の仲をを心配して偵察に行ったり、サオダケが無精髭を剃った顔を披露してくれてたり、ささやかすぎる事件に思わず相好を崩してしまうのですが…BLに濃厚なエロを求めている方にはなんだコレ?でしょうなぁ。

以前から感じていたのですが、会川先生の作風にチラホラと透けて見えるバックボーンは、もちろんBLど真ん中ではなく、少女漫画より少年漫画なんですよね。もし少年漫画のニアホモ的流れが好きだとしたらば、思いを通わせたキスと搔き合いが描かれちゃっている時点でこれはBLになっちゃう。個人的には全く少年漫画の素養はないけれど、こういうキャハハ感はめっちゃ好きだし、好きな気持ちがあやふやな葛藤って、もっとBLでクローズアップして欲しい心理描写なんですよねー。

このお話は二人の思いに揺るぎがないので、ゆっくりと平和に続いていくかに思われるんですけど、もし続編が出るとしたら何かしらチクリとくるエピソードを期待しちゃいますけどもね、やっぱり。

4

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