VOID

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  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神538
  • 萌×2110
  • 萌40
  • 中立19
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
87
得点
3269
評価数
713
平均
4.6 / 5
神率
75.5%
著者
座裏屋蘭丸 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
X-BL
発売日
電子発売日
価格
¥900(税抜)  
ISBN

あらすじ

刷り込まれた記憶を、
愛は、
超えることが出来るのかー
 マキの元にやってきたヒューマノイドのアラタは、容姿と記憶の一部をコピーしたハイスペックな【愛玩タイプ】。
しかも最初に見た人間を好きになり依存する【すりこみ機能付き】。
すりこみ機能により愛情を示すアラタを、マキは嬲るように抱く。
「ちゃんと愛して欲しい」とアラタは涙目で訴えるが、マキの心には決して融けない「永久凍土」があり……。描き下ろし50ページ超収録!

2016年4月28日(木)以降、PC・スマートフォン向け電子書籍サイトで順次配信開始。

※本書は紙本「VOID」(完全受注生産につき完売しております)を電子配信用に再編集したもので、収録作品は同じです。

表題作VOID

マキ,元ヒューマノイド保護局主任
アラタ ミズモリ,男性専用愛玩タイプヒューマノイド

その他の収録作品

  • epilogue(描き下ろし)

レビュー投稿数87

勘違いしてた〜、早く読めばよかった

人×性奉仕用ヒューマノイド(失恋したかつての恋人の見た目と記憶の一部を搭載)

主人公マキさんは7年前の恋愛を未だ引きずってる。見かねた元同僚のローウェンがヒューマノイドのアラタを連れてくんの。
アラタは、容姿と記憶の一部をコピーしたハイスペックな【愛玩タイプ】。しかも最初に見た人間を好きになり依存する【すりこみ機能付き】。
アラタのコピー元の本体ってのが、マキさんのトラウマ、かつての恋人レン アマミヤ。
すごく好きだったのに、レンのほんとに好きだったのはマキの兄で自分は代用品だった。しかも、兄の事業の借金の足しにと資金を用意する為に死んだってのもキツい。

そんなレン似のアラタが現れたもんだから最初は性的に虐めまくってます。手を縛って無理やり、オモチャで長時間いたぶる、外で縛りつけて虐めるとかまぁ、悪い顔して啼かしてます。
そんなことされても[すりこみ]効果なのか従順で一途なアラタに少しずつ絆されていくんだけど、今度は[すりこみ]があるから俺の事好きなんでしょ?って違う葛藤が出てくんの。
[すりこみ]機能の解除をして、半年離れて暮らしてみてどう変化するか試すんだけど。

もう最初から引き込まれました。
表紙のダークさから重くて難解なお話なんだと勝手に思い込んでました。古代ローマあたりの話かな?とも。
全然違ったー!
読みやすいし、座裏屋先生お得意のロマンティックラブロマンスだった。
アラタくんの表情がいいし、マキさんの最初と最後の変化がいい。最初めっちゃ冷めた顔して虐めてたのに、最後は愛情が溢れて堪らん顔になってるの。
座裏屋先生の画力!セリフが少なくても情報量がとてもある。

アラタくんとの出会いで7年間停滞してたマキさんの心が動き出した。お仕事も復帰したしね。
お節介なローウェンに感謝しなさいよ?

私がBLを読み出したのが2018年、紙版完全受注されたのが2016年。今中古で高騰してる。
あとから知った人も電子で読めるけど、紙の18禁バージョンで読みたいと思う人いっぱいいてるよ。
もう一回受注生産しないですかね?
買いますよ!あと、ドラマCDも再販して欲しい。

シーモアとDMMで購入(間違えて二重買い)
白抜き修正

1

何百冊も読んだBL作品のTOP3入りした

トラウマ攻めx攻めがトラウマ持った顔とそっくりのヒューマノイド。流れてきた感想を見て気になり、試し読みしたら気になりすぎて買ってしまった本。最高でした…。高いから迷ったけど、どのレビュー見ても高評価だし、と背中を押されて買って良かった。芸術作品だった。絵がものすごく上手いから映画を見てるみたいだったし、話はめちゃ最高だし、エロは超絶エロいし。えっろ!!!!とビックリするレベルだったので初心者には不向きかも…? でも最高です。超おススメ。殿堂入り

1

再生の道のり

座裏屋先生による麗しき名作。
当時雑誌で1話だけ読んでて、今頃ですが今回はじめて最後まで読みました。
はじめの八つ当たり行為が酷いからこの後どうなるんだろう?と思ってたけど…
ホッとしました。

読めば読むほど、マキの心の傷がやりきれない。
レンは酷い。恋ゆえの残酷さだとは思うけれど。
だから、いきさつを知っていてアラタを託すローウェンも酷い。荒療治すぎだと思う。
なぜヒューマノイドにハンパに感情を宿す?それがなければマキもアラタも苦しまないのに…ってここがキモだからしょうがないか。
マキがやっと「レンではないアラタ」を認識し始めたのに、お兄さんの顔を見てその名をつぶやいてしまうアラタのシーン!
胸を抉られました。
起動して初めてアラタが発した「ごめんなさい」。
その言葉が本当にレンの最後の感情だったことを願います。
そう感じることでマキが過去から解放されて良かった。
黒く重苦しい第1話。そこから、朝の光の中2人外の空気の中にいる、そんなエンディングになった。
救済の読後感です。

0

漫画全体の雰囲気が好きです。

感動でした(><)!

さすが蘭丸先生、、絵はいつも通り美しいのですが今回はお話も美しかった!!

人が人を一途に思うことや忘れられない人がいて、そこで葛藤しているってやっぱり尊いことだなぁと思いました、、。

キラキラときめいていて幸せたっぷりな人も見ていて素敵だけど、この漫画で出てきたおふたりの様に静かに健気に人を思う雰囲気もとても魅力的に感じられました。

設定も一筋縄ではいかない感じで、人間の色々な面を感じ取ることが出来ました。

すごく良い漫画でした(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)

3

帰巣の物語

第一話の葬儀のシーンから胸を鷲掴みにされてしまいました。
まるで歌川広重『大はしあたけの夕立』のごとく寂しく冷たく突き刺すかのように降りしきる雨、うつむいた人々、傘も刺さず佇む人影。
Void -空虚感- をこれ以上なく感じる冒頭の4ページですっかり魅了され物語は始まります。

各話の扉絵には鳥籠と鳥。
第一話と第四話はそれぞれ同じ空っぽの鳥籠の扉絵となっており、第四話でも第一話同様の射るような雨が降るさまが描かれています。第一話との対比は読んでいても辛く感じますが、そこからのvoid - 無効化 -に至る流れは第一話からのマキの心情の変化が伺えます。

その絵は勿論、構成もまた素晴らしく、読めば読むほどに見えてくるものがある作品です。
胸に空いた空虚を埋める存在、鳥籠、鳥というテーマやイメージは座裏屋先生の後作『シャングリラの鳥』からも伺うことができ、ある意味では『Void』と『シャングリラの鳥』は同一線上にある作品でもあるのではと感じます。

ラストシーン、巣箱へと自ら向かっていく鳥の描写には涙せずにはいられません。

3

神作ですね!

久しぶりに、読み返しました。
こちらの、ちるちるの評価に神!付けてない事に驚いて、レビューしました。
たくさんの、ファンの方がネタバレしてるので感想だけ。
座裏屋蘭丸先生の描くストーリーと画力が素晴らしいです。
この作品を何度読み返した事か。
読む度に、切なくなったり嬉しくなったり〜とても楽しんでいます。
美術品を読んでる気分になります。
と言うより、作品が美術品ですね。
電子書籍で、2016年発売ですが、いつかどこかで〜マキ&アラタを、また少しでも読めたら嬉しいです!

0

Too late

18禁のシワまで見えるのじゃなくて普通に電子で買えるヤツのレビューです。

神率高いから期待したけど正直ガッカリ。

一応簡単に言うと失った想い人とそっくりなヒューマノイドとの何やかんや。すり込み機能がキモなんですが、そっちよりもいきなり強制的な行為を見せられ、その後でいくら良い方に持っていかれても頭がついていけなくて、そうなると設定の粗が目立ってしまいます。
エロ同人を流通に乗せるための後付け設定感。

ストーリーが盛り込みすぎで攻めはノリノリで虐めたくせに最後は可愛がるし、受けはなまじ記憶があるせいで最後まで読んでもストックホルム症候群か、まだ兄を懸想していて攻めを騙し通したのかもしれないと思った。

きっと私の心が汚れているせいなのでしょうが、モヤモヤしたので中立。

2016年当時なら目新しいのかもしれませんが、今は座裏屋先生の他の作品もあるし特別感はなかったです。

2

何度読んでも 白抜きの18禁で泣かされる

ヒューマノイドの製造が合法としておこなわれる世界 汎用との差別化の為に実在した人の遺伝子と記憶を使った愛玩用として作られた子を預かる

7年の空白を越えて蘇る記憶に苛立ち 記憶を使われた割に何も思い出さない 愛玩用ヒューマノイドへする仕打ち[所詮はなぶりもの]そう思うのも気の毒なくらいの乱暴な扱いに 男が引きずる痛みの深がどれほどのものだったのか 

刷り込みか過去の記憶からか 逆らう事も出来ずどこにも行けない現状を 役に立つ事で埋め合わせようと健気に尽くすも 凍りついたものに届くはずもなく 報われることのない思いだけが募るのは見ているこっちだけ

好きで他人の容姿の一部と記憶を持たされた訳じゃないのに その咎にすら不満や疑問持つこともない人工生命 同じ顔 同じ声に思い出す自分の苦しみを 制裁のかたちで抑制しようとする人間 どっちも哀れで 哀しくて 痛々しい


かつて愛したものと同じものではないと判りながらも止められない衝動に 自分自身も苦しみ答えを出そうと足掻く瞬間にもたらされたヒューマノイドからの懇願に 自分の中の男ではない目の前の男を感じ 今までの仕打ちを悔いた



なんだかんだお話が深くて濃いのよ 座裏屋さん
地味に苦手な凌辱ですら 闇の深さで嗜好をくすぐってくる

ヒューマノイドに感じる情から名を呼び ひとりの「人 」と見るようになって変わる 二人の関係 
それでも愛した者に裏切られ 愛してくるれるモノを信じきれない
自分が誰に似て 彼が誰に似ているのか


こらこら これじゃ内容ほぼ書き殴っただけじゃないか
でもね ごめん どエロい上にお話濃すぎて

ふたりのお別れに 不覚にも足元から鳥肌がぶわーってなって
18禁で泣かされるとは思ってもいなくて 何をどう言えばいいのか

気づいた時には数量限定締め切り後 そこから長らく忘れてて 自粛生活の暇さから電子になってるのを見つけた一昨年の年末 記念すべき電子デビュー1冊目がコレ


優しい時間 穏やかな日常 過去をぬぐいきれなくても彼と過ごす事で得るあらたな記憶
深すぎる情が招いた最悪な出逢いをリセットして 手にした自分だけの暖かな光

うぅぅっぅぅぅぅぅんッ いいッ!

って そんな唸りしか出てこないくらい ほんッッッとに!いいッッ ←なぜかキレ気味w


超ワタクシゴトでアレなんだけど 今日 誕生日で
だからこそ好きな本 鳥肌たった本 泣ける本 そんなものだけ読みたくなって 
そんな本に囲まれてはいるんだけど その中の 大好きなお話だけをチョイスして読んだ今日が本当に幸せだな って

幸せの感じ方って ほんとそれぞれなんだよね
永久凍土だって そこに現れる存在如何によっては 永久糖度になっちゃうんだからさ

5

本当に泣ける神作

恋人を亡くした男×死んでしまった元恋人のヒューマノイド(遺伝子操作したり記憶を操作したクローン)。

設定も人間関係も複雑なのですが、作者の座裏屋先生の力量が圧倒的過ぎるおかげで、おバカな私でも設定がすんなり理解できて、すぐにストーリーに入り込む事が出来ました。
読み終わった後この内容を1冊にまとめるのは凄いなあと感心しました。

主人公2人とも健気で情が深いので、何度読んでも泣けます。しかもエロシーンもしっかりエロい。すごくオススメです。

1

細胞レベルの愛憎の記憶

★(完全受注生産につき完売しております)を電子配信用に再編集した、電子版を購読。
感情を持たせて、自立した思考を持つ人モドキの物語はとても切ない。
レンのヒューマノイド初発言の「ごめんなさい」は、多分レンとして生きていた時の最期の想い。レンは自分を愛してくれる人と生き直しをしているようにも読める内容。アラタとしてのレンに、マキも救われる。
読後、余計なことを考えた・・熱愛する二人、マキが死亡した後、アラタは自分の今後をどう選択をするんだろう? 

人体の細胞から遺伝子情報を抽出して人造人間を作る技術がある世界が背景。
SF要素ありのBL。

冒頭は、誰かの葬儀の場面、参列者は居ない。
マキに愛玩用ヒューマノイドがプレゼントされる、それのオリジナルの名前は、「レン アマミヤ」
・・マキにとっての「永久凍土」=封じてしまいたいほどの辛い記憶と関連ある人がレン。

スリコミをシステム化して出荷されたヒューマノイドが、初めてマキを見て出した言葉は、「ごめんなさい」

ここから、マキが愛したレンが生きていた頃の記憶=マキの記憶の永久凍土についての回想が始まる。
マキは、違法人体売買組織を取り締まる捜査官だった。

マキの不毛な愛の記憶。
マキが愛したレンは、他の人を愛していた。
その人を助ける為にマキを欺き、最後は自分の体を売買したレン。
でもその人は、レンを愛してはいなかった。

レンを元にしたヒューマノイド「アラタ」に情報浄化を施すことになる。
記憶を浄化した後、マキと再会して・・・
終わりが凄く良かった。

---
void
・・この物語のVOIDは、レンをコピーしたヒューマノイドの記憶の空白部分をさしているんだろうと思う。
中身がない、空っぽの
役に立たない、効果がない
《法律》無効の、有効性のない

0

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