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paradigm shift
作家買いしている ぴい先生の作品です。
オメガバース設定です。
製薬会社の研究員 山木 真(α)とチームリーダー 日比谷 太介(Ω)のお話。
篠田製薬のチームリーダーでβの日比谷は、幼少期の経験からαとΩを嫌っていました。
そんな日比谷のチームに異例採用で新卒の山木が配属されます。
挨拶よりも山木のバース性を問う日比谷。
山木の返答はβでした。
ある日、ラボ内でヘビが逃げ、気を取られた日比谷は研究対象のハチに刺されてしまいます。
ハチに刺されたのは2度目の日比谷はアナフィラキシーショックで倒れてしまい…。
うーん、めちゃくちゃ良かった!!
全体的にぴい先生の柔らかい雰囲気は残しつつ、シリアスな展開で進んでいます。
ストーリー構成に無駄がないため、最後まで物語に入り込めました。
言葉に表すことが難しい不思議な魅力のある ぴい先生。
今作も何度も読み返してしまう良作に仕上がっています。
ラボに寝泊まりする「ラボの妖精」こと日比谷。
生まれながらにして優秀なαと身体を差し出して優位な立場に就こうとするΩに、βの日比谷は自らの努力と才能で周囲を黙らせてきました。
あの日、ハチに刺されるまでは…。
一方、日比谷チームに配属された山木はイケメンで仕事のセンスもあり、さらに篠田製薬の代表からも気に掛けられています。
小さい頃に日比谷と会ったことがあるそうですが、日比谷には身に覚えがありません。
すでに一括りに出来ないほど多種多様になっているオメガバースの世界観。
この作品は、後天的な遺伝子変化によりバース性が変異してしまったβのお話です。
タイトルの「パラダイムシフト」とは、従来の常識が通用しない劇的に変化することを意味します。
アナフィラキシーショックが原因で、βからΩになった日比谷の運命は?
そして、日比谷に献身的な山木の正体とは?
ここからは、ネタバレなしでご覧ください。
――運命は2人が出会うずっと前から動き出していた。
このお話には、当て馬は登場しません。
強いて言えば…山木のお父様ですが、いろいろな意味で重要人物です。
さらに、出世を餌にΩを私物化するαの副局長も登場します。
マジで地獄に堕ちろと思っていたら、山木が堕としてくれました。
脇キャラとしては、日比谷チームの研究員、喫茶店のオーナー、篠田代表の秘書が登場します。
登場回数は少ないながらも、篠田代表の秘書はキーパーソンですよ。
うぅ、お名前が知りたかったな(涙)
ちなみに、日比谷のお母様が4コマ漫画でお披露目されています。
Hシーンは、オメガバースにしてはエロ薄めです。
しかし、映画のワンカットを切り取りしたようなコマ割りが、逆に激しく濃厚なセックスを漂わせています。
発情により本能のまま…ではなく、山木が日比谷を大切に想う場面が見受けられて震えました。
「当時も今も日比谷さんしか見えていない」
同時収録『13Years Ago』
本編のその後と13年前のお話。
これが何かを知っている。
同時収録『10Years Later』
本編の10年後のお話。
カレールーの辛さ。
どちらも絶対に読んで欲しい!
感極まって胸が熱くなりますよ。
αとΩだけが作れる特別な繋がり
それは、時にして残酷でもあり、幸福でもある。
あれだけαとΩを嫌っていた日比谷が、Ωの立場を利用してまで手に入れたかった「繋がり」は、嘘偽りない純愛で溢れていました。
最後が駆け足になってしまったのが非常にもったいない。
せめて上下巻だったら(泣)
日比谷と山木…それぞれの苦悩と葛藤をもっと深く読みたかったです。
今からでも同時収録『10Years Later』の10年間を続編にして欲しい。
きっと熱望されている読者様も多いと思います。
個人的には、山木のネクタイをチェックしていました(笑)
毎回、お洒落なネクタイを身に着けているんですよ。
そして、細部にもこだわりが見られる表紙も必見です。
変異転換する前と後の日比谷。
ぜひ表情にもご注目ください。
突然ではなく必然の転換――"運命"に手繰り寄せられた2人。
オメガバース初心者から上級者の方も含め、たくさんの方に読んでいただきたい作品です。
オメガバ読み慣れないもので、設定上少々複雑なお話ではあったけど、惹かれあい、切なくもあり、真摯に努力して、終盤はとんとん拍子に進み、ハピエンでよかった。
山木の日比谷への接し方も好感が持てたし。
山木は父親に邪魔されずによかった。
多少、飛び飛び?というか、端折りすぎ感があったけれども。
Ωの発情期はえっちですね。
日比谷の普段とのギャップとあり、余計に。
あとがきの4コマもおもしろかったです。
特に日比谷のお母さんがいいキャラw
主人公の醸し出す渇いた空気感とオメガバース特有の
運命というロマンがほどよく溶け合ったバランスのいい1冊でした。
大手製薬会社で研究員として働く日比谷は36歳、独身です。
仕事以外に情熱が傾くことなく、研究一筋に生きる、いわゆる仕事バカ。
そんな日比谷のチームに突然、配属されてきた山木。
彼は以前から日比谷に憧れていたと熱烈に語り、以来、
寝食を蔑ろにしがちな日比谷の世話を焼くようになります。
山木との初対面時、日比谷が彼の性別を確認する描写がありますが
過去のトラウマや性別を利用して自分の努力を踏み躙るαやΩに対して
反感を抱いているのでした。
けれど、皮肉なことに日比谷はある日、実験中の事故により
アナフィラキシーショックが原因でβからΩへと変転してしまいます。
本能に翻弄され、変わってゆく身体、周囲からの冷たい視線に戸惑い、
自暴自棄になってしまう日比谷でしたが、山木は献身的に支え続けます。
変転後も変わらず自分を一人の人間として見てくれ、
健気に尽くす山木に恋を自覚する日比谷でしたが、
偶然にも山木のある秘密を知ってしまいます。
残酷な真実と恋心の間で揺れる日比谷は山木を前に
その想いを溢れ出させてしまいます。
どんなときも冷静で動じることのない山木が
日比谷からの告白に顔を真っ赤にする様子が新鮮でした。
告白した当人である日比谷もそんな山木に驚くあまり言葉を失ってます(笑)
けれど、山木が日比谷に返した言葉は意外なもので…
家のしがらみに縛られ、葛藤する山木の苦しみも理解できますが、
これまで10年以上も日比谷への恋を諦められなかったのに、
ここに来て突然身を引いてしまう山木にもどかしさを感じました。
だけど、日比谷が過去を思い出し、山木を追いかけてくれてよかった…
妻の地位も子供もいらないから山木との関係を認めてくれと
山木父に向き合う日比谷のこれまで見せなかったような執着が
男前で格好良くて、胸熱でした。
でも、こんなに長い間思われていたと知ったら、絆されちゃよね。
まるで、かつての出会いの思い出が、再会も、日比谷の変転も
含めて二人を引き寄せたようですごくロマンチックに思えました。
幼い山木が信じたように、やっぱりはじめから
〝運命〟だったんじゃないかな?なんて…
書き下ろしでは10年後の二人が描かれますが、
そこにはめちゃくちゃ嬉しいサプライズが…!!
10年間きっとたくさんの苦労を経ながらここまで辿り着いたんだな…
と描かれなかった空白の時間に思いを馳せました。
でも、え、ちょっと待って、10年後ということは日比谷は46歳?
変わらぬ若さにびっくりなのと、まだまだ性欲旺盛な二人に
にんまりしてしまいました(笑)
贅沢をいうならば、この先の彼らと二人の10年を
もう少し覗き見してみたかったです…
この1冊で綺麗に完結しているので望み薄とは思いつつも、
いつかまた日比谷や山木の物語を読んでみたいです。
一読でレビューを書いているので、再読で印象が変わったらすみません。
好きなのですが漫画としてストーリーが分かりにくいところが多過ぎたのがとても勿体無い。考えるせいでストレートに萌えきれなかった。
特にその中でもせめて山木がもっと分かりやすい性格だったら良かったのですが、挙動が一貫していなくて非常に分かりづらい。
散々日比谷のお世話をした挙句、好きだと言われたら逃げる山木。子供の頃から運命の番宣言をしたあたり、家のせいで逃げるレベルの愛ではなかったはずでは。で、お家騒動はといえば日比谷がゴリ押せば通るという。
ストーリーを深く作ってあって、それならこの辺りは納得できたらよかったなぁ。
日比谷のΩα嫌いや過去についても相当重要な要素だと思うのにサラッと描きすぎて、先生の描きたかったボリュームは1巻では収まらないのに要素が多過ぎた印象です。うーん勿体ない。
萌2寄りの萌
受けの日比谷の性格もあってか、最後まであまりドラマチックな描写がなく、急展開のシーンでも大袈裟になり過ぎずに淡々と進んでいくのが、オメガバース作品として新鮮でした。誤診されたわけでもなく、今まで正真正銘βだった受けが、アナフィラキシーショックによってΩになってしまうという設定は斬新ですよね。オメガバースは作者によっていろんな設定を付け加えられる奥が深いジャンルだなぁと、改めて思いました。
Ωになった瞬間から周囲の反応があからさまに変わってしまうところや、副局長、社長とのやり取りでは、Ωに対してれぞれが持っている印象を上手く表現されていたと思います。ただ、攻めの山木の心情描写が足りなかったかなぁと。発情した日比谷を前に、我慢する時と手を出す時とで変化をあまり感じられませんでしたし、ここまで日比谷を追ってきたのに結局父親に逆らえず彼を諦めてしまうところは少し残念でした。日比谷が社長に新薬開発を提案できたからいいものの、山木も何かもう一踏ん張りして欲しかったですね。
オメガバースものはたまに読むのですが、狼や天狗や神様もので男性が妊娠・出産するのとは違うジャンルなのかな?そっちは平気ですがこの作品のように本格的な世界観の物は正直入りにくいというか共感しずらいです。
山木が子供の時に日比谷に出会って運命の番だと言い出してずっと追いかけてたのはわかった。
アルファとオメガを嫌いな日比谷の為に自分はベータだと嘘をついたのもわかった。
運命の出会いと宿命の進路?と必然の再会?
日比谷がオメガになってしまったときどうして抱かなかったの?
どうして日比谷の事をこっそり研究対象にしてたの?
なのに後で番になったのは何か変化があったの?親の許し?
自分の読解力のなさを棚にあげてすみません。何回でも読んで理解してからレビュー書けって感じですよね。どうもオメガバースものは相性が良くないみたいです。もうこれからは手を出すのをやめときます。
大好きなオメプロさんのオメガバース作品。
ぴい先生は初読みです。
βが後天的にΩになるという設定は、
新しくて面白かったです。
他にはこういう設定ない気がします。
(あったらごめんなさい)
そしてこの作品は、
αが優しいのがとにかくいいですね!
自分勝手で王様なαが、
Ωの意思や人権を無視した態度を取る話が
わりと多いように感じますが、
(優しいαもいるけど)
このお話のαの山木は一途で、
Ωの日比谷さんのことを常に優先していて、
読んでいて嫌な気持ちになりませんでした。
結婚した後の幸せなふたりをもっと見たかったです。
あと、山木の父親である社長のスピンオフを熱烈希望します!
作家さん買いです。
オメガバース設定がよくわからず購入しましたが、解説を流し読みしながらでも、きゅんきゅんしちゃいました。
受けの年上ベータが、アナフィラキシーショックによってオメガに変わる。攻めの年下隠れアルファは、色々あって思いが通じ合っているのに受けを拒否。
受けが発情期を武器に想いを伝えたシーンはとても萌えました!
作家さんは、受けの恥辱の表情が上手ですよね、
この作品も本棚に入れました^ ^
初めてのオメガバースで少々構えながら読み始めましたが、冒頭にしっかりとオメガバースの設定について書かれていてたのですんなり入れました。
ただ、まだ慣れないからか、世界観に入り込むよりも設定について考える割合の方が大きくなってしまったので、何度か読み返してようやく雰囲気を味わった感じです。
アナフィラキシーショックによる後天的なオメガ化、ということで、自分で自分を抑えられない発情シーンはなかなかエロく。黒髪ではかなげな受けなんですが、発情して襲い受け気味になるのも好みです。
惜しいのは、エッチの時攻めの表情がよく見えないところでしょうか…
攻めの感情が全体的に読み取りずらい印象だったので、攻め側の葛藤や愛情表現なんかがもっと描かれていると良かったです。
同人誌でオメガバースものを初めて知り、
初めて商業誌のオメガバース本を買ったのですが、
かなり良かったです。
評価が高かったのもありますが、高いだけはあります。
他のオメガバース本を読んだことないので比較が出来ませんが、
好きな者同士がくっついて幸せになる、と途中紆余曲折はありますが、
酷いシーンはありません。
オメガバース本に、レイプとかそういった話を求める人には物足りないかもしれません。
エロシーンについては、少し少なめですが、
オメガバース特有のエロさはあります。
局部は全て白くありません。
白い線が入っている程度。
全部隠されてるのが苦手な方に一応。
そして、Hシーンも少なめですがエロいと思います。
エロシーンやHシーンよりも、話の内容に重点を置いた感じでしょうか。
男性が妊娠出産、子育てをするシーンが好きなので、
最後のおまけも嬉しかったです。
二人のお子さんがとっても可愛かったです。
BL好きな方にも、男性の妊娠出産が嫌いな方がいらっしゃるので(過去に何人かの方に出会いました)
それが嫌いな人は、少ししかそんなシーンはありませんが、
読まない方がいいかもしれません。
描き下ろしとあとがきにしか描かれていないので、
そこを読まなければ大丈夫だとは思いますが…。
一応この本は、妊娠出産のシーンはなく、
二人の子どもが出てくるだけなのですが、子どもすら嫌な方で、
書き下ろしとあとがきを読まない覚悟が出来ない方は避けた方がいいです。
あと、ところどころに、オメガバースについての説明が1ページや2ページあったりするので、
オメガバース初心者の方にも優しい本になっています。
オメガバースの世界は、描いたりするのはなかなか難しいそうなので、
若干説明っぽくなっちゃうのも仕方ないかなと思います。