終わらない不幸についての話

owaranai fukou ni tsuite no hanashi

終わらない不幸についての話
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神332
  • 萌×2119
  • 萌56
  • 中立23
  • しゅみじゃない16

--

レビュー数
68
得点
2327
評価数
546
平均
4.3 / 5
神率
60.8%
著者
緒川千世 

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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
誤算のハート
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784796407694

あらすじ

彼の好みは、小さくて可愛らしい女の子。
彼より長身で男の自分は、何もかもが理想にはほど遠い──絶望的な恋だった。
中学の頃に密かに好きだった清竹と、予期せず合コンで再会した烏童。
昔と変わらず清竹はまっすぐで、すっかり遊び人になった自分はやっぱり彼に相応しくない。
けれど燻る想いに突き動かされ、烏童は清竹と強引に身体を重ね…。苦い片恋の行く先は──。
「誤算のハート」の短編も収録。

表題作終わらない不幸についての話

大学生、バスケ部
大学生、烏童兄

同時収録作品誤算のハート

高校3年生・烏童弟
高校3年生

その他の収録作品

  • これからの幸せについての話(描き下ろし)
  • 「誤算のハート」ドラマCD収録レポ

レビュー投稿数68

受けがかわいすぎます

誤算のハートに出てきた烏童兄の話。
好きな人に告白できずに寝てる間にセックス、というか逆レイプ?
虚しくても相手が覚えていなくても、『完全な一方通行でもおれはうれしかったよ』って泣けてくるよ。
『自分では終わらせられなかったこの恋をお前が終わらせてくれ』って泣きながら頼む烏童兄に、清竹がとった行動って結構残酷だと思うんですよね。
烏童兄の気持ちの推移は結構分かるけど清竹は正直全く分からん。
烏童兄は、結構クズい人間だと思うけど(セフレ的な人に暴言吐いたり)清竹の前だと素直で、でも素直になりきれなくて可愛いんですよね。

清竹から逃げてお風呂場で体育座りするところとかベッドの中で涙をうかべて世界よみんな幸せであれとか思ったりすごく私の好みの行動ばかりとるので可愛いなこの人と終始ニヤニヤしていました。

清竹からしてみれば、友達だと思っていた人間に裏切られ再会したらなぜかレイプ?され、と結構すごいことされてますけど烏童兄が自分に見せる姿がどんどん変化していってそれをかわいい、愛しいと思ってしまったんだな、分かるよと謎の共感をしてしまいました。

烏童兄とストーリーは好みでしたが、個人的に清竹が魅力的な人物でなかったので、萌2です!

0

烏童兄編

誤算のハートで、メインカプを邪魔するたらし役だった、烏童兄。

しかし、タイトルが示すように、隆之(烏童兄)は一生抱えるはずの悲恋に苦しんでいた。
高校のバスケ部時代、自分より背が低かった、清竹。密かに焦がれていた。
大学生になった今、清竹は大きく成長して、自分より高く、かっこよくなった。それでも、ずっと明かせない思い。
鬱屈は、性に自堕落でたらしな男という隠れ蓑に隠して生きている。

でも、あるとき我慢できなくて。。

弟カップルの時もそうですが、受けになると乙女になっちゃうギャップ萌えかな。
烏童兄の乙女っぷりがやばひどい。そして、そんなめんどくさい隆之を、甲斐甲斐しく世話を焼く清竹。こちらもいいカップルです。

0

健気な悪役

何度も何度も読み返している作品です。何度も読んでいるのに毎回泣いてしまいます。
悪役のように振る舞うことで自分を守りながらも、健気に攻めを愛し続ける姿が切ないです。大好きな一冊です。続編が見たい!

0

とても可愛い

とても可愛い

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きっとまた、傷つきながら恋をしていく。

終わらせられないこの恋は、奇跡によって成就するものでは無くて。
自身で不幸にもなり、幸せにもすることが出来る。
烏堂が、そのままならない恋に疲れて。哀しくて。人を呪って。生きてきたこと。
そのまま、面倒くさい烏堂を受け入れてくれる、どこまでも男前な清竹。
烏堂のその面倒くささには呆れます。イケメンで、オシャレで、キャンパスでも知らない者がいないほど目立つ彼のこのひねくれ具合。せっかく歩み寄ってくれている清竹から逃げて、ホテルに女の子を寄越してみたり。それは彼が拗らせてきた8年もの歳月がそうさせてしまうのだろうけれど。
弟の恋人にやつ当たってみたり。ハタ迷惑この上ないです。
そんな不安定さや脆さにまた色気を感じられてしまうのだとも思います。
なので、より一層、弟と三城の恋が爽やかに見える。
放っておけない、烏堂・弟の行動力もいい。弟は男前です。彼が清竹を連れて行くシーンが好き。
ドアスコープに見える、弟がきっちりピーコートを着込んでシレッとした表情で立っている。
緒川先生らしい、スタイリッシュなカットには今回も惚れ惚れ。
「誤算のハート」のその後があるのも嬉しい。三城の黒髪とメガネは新鮮で可愛かったので、しばらくそのままでも良いのに!親に叱られても、烏堂・兄に八つ当たられても。「見返してやるんだよ!」「俺の気持ちを見くびったこと、後悔させてやる!」清々しいまでの、強さ。バカなんだけど、愛おしくて。烏堂・兄は三城をちょっと見習った方がいいよ。
三城の言うように、このカップルは大丈夫。
2組のカップルが対比するように描かれているのが良くて。もし、烏堂・兄だけのお話しだったら、ジメジメ過ぎて、読んでいられなかったかも。
清竹は振り回されたけど、終わらない不幸が転じて幸せになってホッとしているよ。

2

悲観的

烏童兄のお話ですね。
中学の時から好きな清竹。でも清竹は背の小さな髪の長い可愛い女の子が好き。絶望的な恋だった。

烏童が切なくて悲観的で。すっかり遊び人になりますます清竹に嫌われる要素もあって。

なのに烏童の渾身の体当たりからやることみんないい目に出てますね。まさかお付き合いしてることになってるとは!それだけ烏童の気持ちに応えてあげたいと思わせる程の純愛だったのですが、なんか上手く行き過ぎな気もしなくなくて。

烏童は付き合っても悲観的で不幸を予想しては泣いて今の幸せを噛み締めて。
確かに終わらない不幸についての話でした。

1

BLにしたって

すみません。
いろいろありえません。

0

不幸が終わったと信じたいなぁ

読んでみて、タイトルの意味を改めて考えさせられます。
いっぱい考え過ぎちゃう、優しいお兄ちゃんなのに、考え過ぎちゃって心から幸せに浸れない。

弟はあんな堂々と好きなモノ好きって言えちゃうのに、色んな観念に囚われてグルグルしちゃうお兄ちゃんはすごく不幸体質ですよね〜_:(´ ཀ`」 ∠):_

泣き顔がー…
色々諦めたみたいに薄っすら口角上げで泣いたりするから、見てて苦しい.°(ಗдಗ。)°.

だから余計に最後の破顔が可愛くて嬉しかったよ‼︎
お兄ちゃん幸せになれて良かったよ!

2

名作。

ストーリーや設定については言うまでもなく素晴らしい傑作だと思います。
緒川先生はセンスの塊というか、とにかく漫画で出来うる表現力のすべてを見せてくれる人だと感じます。

現在と過去、建前と本音、理想と現実、嘘と真実。
いろいろな対比が作品の中に宝石の如くちりばめられ、破綻することなく映画さながらドラマチックに進行するところがたまらなく好きです。
かなり複雑で難解なキャラクターなのに、こうもすっきりと読ませてくれるのは、緒川先生の描き方が素晴らしいからだと思います。

無理やり難を上げるとすれば、視点が烏童のみで進行するので、清竹の心情が烏童程細やかに追えていないところでしょうか。でも、多少こういう物足りないところがあった方が、キャラクターの気持ちを想像したり考えたりする余白になるので、これはこれでよろしいと感じています。

この作品を初めて拝読した時「幸せとはなんだろう」「不幸とはなんだろう」とぼんやり考えたものです。
タイトルの「終わらない不幸」というのも、とても意味深長ですよね。



2

烏堂兄かわいすぎて・・・

今まで読んだBL漫画の中でダントツで一番好きです。
鳥童兄がかわいすぎて、ツライ。

1

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