ジェラテリアスーパーノヴァ

gelateria supernova

ジェラテリアスーパーノヴァ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神229
  • 萌×2144
  • 萌84
  • 中立21
  • しゅみじゃない12

--

レビュー数
39
得点
1994
評価数
490
平均
4.1 / 5
神率
46.7%
著者
キタハラリイ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
シリーズ
ジェラテリアスーパーノヴァ
発売日
電子発売日
価格
¥657(税抜)  
ISBN
9784801953307

あらすじ

出会い系で適当に知り合った間柄、知っているのはお互いのいい加減なハンドルネーム。
いつも、近所にあるジェラート屋『スーパーノヴァ』で待ち合わせをして、部屋でヤるだけの関係。
…だったはずなのに、少しずつ変化してしている自分の気持ちに気付く里谷(さとや)。
自分だけが深みにハマっていく不安…でも気付いた気持ちには抗えず——?

ジェラテリアを巡って繰り広げられる苦くて甘い、恋の駆け引き。

表題作ジェラテリアスーパーノヴァ

kio,名前も年も知らないヤるだけの相手
里谷智秋(sato),大学生

その他の収録作品

  • -vanilla-
  • -mojito-
  • -cassis-
  • -caramel-
  • -sakura-
  • -extra chocolate-(描き下ろし)
  • カバー下:漫画「ある日のお昼寝」

レビュー投稿数39

攻めの色気がすごいです。

表紙が黒ベースにカラフルなジェラートのイラストでオシャレだなと、表紙買いしてしまいましたが、話の進み方が小説のようで、落ち着いた雰囲気がとても好みの作品でした。

背景や文字で物語を進める場面が多いところが印象的で楽しめました。
身体から始まる恋なので、ありがち、よく言えば王道だと感じましたが、読んでみれば映画を観ているようですぐに物語に引き込まれました。

とてもお勧めできる作品です。
話題に上がっていないのが不思議なくらいです。

読んだあとはジェラートがものすごく食べたくなります笑

14

おしゃれ。とにかくおしゃれ


ドラマCD化おめでとうございます!!
(もう発売してますね笑)

いやー、おしゃれですね。

私自身、キレイ目の絵がすきなので、結構ストライクです。

身体から始まった関係だからこそ一歩踏み出すには勇気がいる。
なんとも新鮮ですね。最近読んでいる中では、想い→身体ですけど、この二人は身体→想いなのでやきもきしちゃいますね。

少し絵が、ぶれているところもあったりするんですが私は気にならなかったです。


今後のご活躍が楽しみですね。

あと、お料理を書くのが上手なのですごく、食べたくなります。

11

出会い系からの出会い

最初は「royal vanilla」を先に読んでしまいまして。
遅咲きゆえの悲しみで、続編→オリジナルはよくやってしまうのですが、この作品に関してはその読み方もアリかなと思ったものの、気になったので時間を置いてこちらから順当に読み直し中です。

出会い系の掲示板で知り合ったHNしか知らない2人。
週末、近所のジェラテリアで待ち合わせして、ジェラートを食べながら家に帰って寝る。
半年続いた関係はそこから進むこともなく、変わることもなくて…。

いろいろな味を試すkioと、いつもバニラしか選ばないsato。
ジェラートのフレーバーを選ぶように、今まで何人もと出会ってきたであろうkio。
一歩を踏み出すことができなくて、同じところに居続ける選択肢しかないsato。
大人と20歳は過ぎてもまだ子供。社会人と学生。
気楽な関係を「恋」だと自覚してしまえば息苦しくなってしまう。
相手に気持ちを求めることすら望んだことがなかったsatoの不器用な初恋の話です。

sato目線で話が進んで行くのですが、kioの表情にも注目です。
ところどころで「愛おしくて仕方ない」という表情をしてるんですよね。
わたしたちにはsatoといるkioの姿しか分からないので、もしかしたら先に読んだ「royal vanilla」の刷り込みのせいかもしれないと思いつつ読み返しても、やっぱり優しい顔をしてます。
ごはんを一緒に食べに行ったり、誕生日に会おうと誘ったり、kioからサインは出ているのに、satoだけが気付かないこの状況。もどかしい。踏み出しておしまいよ、と背中を押したくて仕方ないです。

その後ジェラテリアの冬期休業のせいで関係が後退したようになったときのkioの横顔が…。
きっとこの状態でkioが何かを言ってもsatoの方は誕生日のときのように頑なになるだけだろうし、もう一度あんな拒絶を受け入れる余裕がkioにもなくなっている感じが伝わってきて、すごく寂しい横顔です。
その後の展開ももう切なくて。自覚して赤面するsatoとは対照的にkioの目から感情が消えてる…。この表現力、素晴らしすぎました。

後半の展開はバニラの味のキスやら初めてのはんぶんこやら、ひとつひとつが語り出したら番外編まで延々と止まらないので、この辺りで留めておきます。

出会い方ってそんなに重要なのかなと考えてしまいました。
どう出会ったかより出会えたことの方が大切に思えるけれど、satoのような経験しかなかったり、kioのように大人だからこそ体の関係以上には踏み込んでこない相手に自分も一歩引いてしまうこともあったりして、気持ちを見せる必要がない出会い方だったから余計に見せられなくなっていくものなんですね。
心理描写も素晴らしいのですが、絵が伝えてくる力もものすごくて、文句なしに神です。
読み返すと最初に感じた印象が弱くなったりすることが多いのですが、前に読んだときよりも今回の方が胸に沁みました。こういう作品は本当に貴重ですね。

8

ジェラート食べたくなる

ジェラート屋さんが、話の中心になっているところがとてもおもしろかったです。お互いのいい加減なハンドルネームしか知らないセフレの関係から恋人になることの難しさが、伝わってくるのがまた良かったです。
エロのシーンも少なくない数あって満足です。
そして、絵もとてもきれいで、読みやすくて、ページをめくる手が止まりませんでした。
切なくて、複雑で、恋の難しさが、ひしひしと伝わってくるストーリーをとっても、どこをとっても最高な作品でした。

6

映画鑑賞のような感覚であま~いBLを

初めて読ませて頂いて、全くレビュー等も読まずでの感想なのですが、この作品、映画をみているような気持ちになりました。
回想や、その時その時の背景、小物とか、すごく二人のそれぞれの感情がより読み手に物言わずとしても伝えてくるようで素敵でした。

絵とかももちろん素敵なんですが、人間らしいというか、不器用な二人のやり取りさえできてない関わりが、臆病だったり、強がってたりうまく出せない感情って負の感情だし、きれいなんて言葉になかなかなるものではないのだけど、この作品では、ああ愛おしいな、きれいだなぁ…って私は思えてならないです。

あと、やっぱりジェラードが食べたくなりますよ(笑)。

6

すっぱいカシスからの甘いバニラ

続編が出るとのことで、再読。
最初に読んだ時も、とにかく切なくて、
ほろ苦いとはちょっと違う、まさしくカシスのすっぱい感じ。

自分の性癖を持て余し、上手く恋愛もできなくて、
手頃に求めた先で出逢った相手に深入りもできなくて、
自分の気持ちに気づけない。
そんな切なさと寂しさについ肩入れしてしまって、
きゅんきゅんさせられました。

話の持っていき方がとても上手いというか、ツボを突かれた!
えぇ⁈ どうなるの⁈な展開からの、あのラスト!
幸せそう……というか、嬉しそうな里谷くんの笑顔にほっこりv
いいところに収まって、気持ちいい読後感に浸れました。

私的には文句無しに「神」評価で!

3

オシャレだけど、あたたかく微笑ましくも。

初コミックスにして、
本の発売と同時にドラマCD化が発表って、どんだけすごい作品!?
そう思って、興味津々で読んでみましたが、
……納得です!!
エロも切なさも、いじらしさもあって、キャラも魅力的で、
後半、ググッと引き込まれて、最後はあたたかでキュンとくる。
使う音楽とテンポがキモになるような気もするけど、
これはドラマCDにもかなり期待したいな~~

絵がもうちょっと滑らかな方が好みなのもあって、
神評価にはしなかったですが、神寄りです、いい作品でした~

内容☆
出会い系で知り合った、ハンドルネームしか知らずに、
ただセックスをするだけの間柄のふたり。

少し古びたジェラ―ド屋「スーパーノヴァ」で待ち合わせをして、
受けはいつもバニラを、攻めは色んな味のジェラードを食べながら、
そのまま大学生の受けの家に行って、ヤるだけ。

そのふたりが、体を重ねるうちに惹かれていくけれど、
出会い系からの体だけの関係のせいで、
相手の気持ちになかなか踏み込めず、
関係が進みそうになると、途端に怖くなって…
でも、着実に相手を想う気持ちは育っていって……

繰り返し何度も体を重ねながら、
気持ちが揺れ、想いが膨らんでいく様子が、丁寧に描かれていきます。
(基本は受け視点、最後の描き下ろし部分は攻め視点です)

このお話、何も特別じゃなく、
恋愛に落胆したり疲れたり傷ついたりして、
虚しさを抱えて体だけを求めていた、そんな心境がとても親しみやすい。

そして、話が進むにつれて、
相手のことが少しずつ分かっていって、その度に引き込まれました。
いつも穏やかな笑顔をたたえた攻め(表紙上)が、
話に出た女の子に嫉妬するように激しく抱いてきたり、
大口を開けて笑ったり、不意にスーツ姿で大人の魅力を見せたり。
最初は冷めた風だった受け(表紙下)の、
恋を自覚していきなり真っ赤に染まる顔とか、ふと見せる幼い顔も。

ジェラードも、
受けがバニラだけ、攻めが色んな味のものを食べていたことが、
最後に意味を持って、相手を強く想う気持ちの代弁に……上手いなぁ!

体から始まった、どこかにありそうな関係を、
オシャレに、だけど細やかにあたたかく描いていて、
終わってみるととても微笑ましい恋の話……素敵な1冊でした。


15

江名

たまゆままさん、こんにちは~
コメントありがとうございます、嬉しかったです(^^)
なのに、お返事が遅れてしまってすみません…m(__)m

コチラの本、購入決定とは☆
嬉しいけど、ちょっとドキドキ!
たまゆままさんのお好みかな?あまり期待しすぎずに読んでね^_^;
わたしはこの本、上手くキレイにまとまってるし、
比較的普通の恋の話を丁寧に綴って、
ちょっとオシャレに色付けしてる所が好きだったんですけどね。

>音声化するなら、もっといろいろあるのに!と思っていましたが
あぁ~この気持ちも分かるーー
これからも色々ステキな作品がCD化されるといいですね~
あ、でもされすぎるとお財布が…という問題も??w

とりあえずコチラの作品のCDは期待して待ちたいと思います~

たまゆまま

江名さん、こんにちは!

>初コミックスにして、
本の発売と同時にドラマCD化が発表って、どんだけすごい作品!?
こちら、私も思っていました。でも私、作家買いであるので手を出すことを躊躇っていたのです。
音声化するなら、もっといろいろあるのに!と思っていましたが、江名さんのレビューを読んで、「おお!」となり購入決定しましたー!

結構な御手前で。

とてもBLらしいBL。
小品の連作のようでもあり、きちんとオチている。

導入部はポエミーで、どちらの台詞かわからない部分もあり、ちょっと先行きが心配になったが…
結果、これは上手いと唸る出来。

特別画力があるわけではないのに、エロがちゃんとエロく感じるのは、
BL特有の「エロにストーリーを落とし込む」が作用している証だし、
実際読んでいて感情移入できた。

大学生の受けちゃんの人恋しさが可愛かった。
攻めさんも、穏やかな優男攻めで「恥ずかしー、ね?」「出されたの、見せて」が超イイ。
濡れ場の台詞に作家のこだわりを感じました。

非常にすっきりとした読後感です。
キレイにまとまったお手本のようなBLでした。結構な御手前で。

11

ジェラートが食べたくなりました☆

ジェラート屋さんが近くにないので、サー○ィーワンでオレンジシャーベット食べました♪
久々に美味しかったです(笑)

ストーリーとしては、めちゃくちゃ目新しい展開ではありません。
いろんなBLを読んでいたら、なんとなく想像できるような展開。
でも私、このお話気に入りました♪

里谷の気持ちがなんだか理解できるなぁと思ってしまって。
可愛い女の子に好かれてもテンション上がるはずがないし、やっとたどり着いた初体験に何も心が動かないし、体の関係と割り切っていた相手にどんどん気持ちが傾いていくし…。
静かに葛藤してモヤモヤして、妙に覚めた大学生になっちゃうのも致し方ないなぁと。

本編は里谷目線で語られるので、はっきり表されているのは里谷の気持ちだけなんですが、攻めの里谷に対する気持ちも読み取れる部分がいろいろあるんですよね。
里谷へ思いを寄せる女の子への軽い嫉妬だったり、里谷を見つめる若干切なげな視線だったり、里谷のことを憎からず思っている様子が伺えるんです。
だから読んでる方はもどかしいし、じれったいし、でも近づきつつある2人の気持ちを感じることができて、この恋が良い方向へ進んでほしいと願わずにはいられませんでした。
膨らんでいく気持ちを抑えつけるように、ただただ激しいセックスを求める里谷が本当に切なかったです。

バニラ味しか食べなかった里谷。
いろんな味を毎回試していた攻め。
このことが、最後にこんな意味を持つなんて!
ふふふ~ってなりましたよ☆

書き下ろしは、里谷の可愛さをとことん堪能できてニヤニヤもんです♪
セックスには慣れてるけどキスには慣れてないとか、名前呼ばれるだけで真っ赤になるとか、デート慣れしてなくて素っ気ない態度を取るとか、里谷のモダモダ感にキュンとします☆
大人の余裕で、可愛い恋人を大きく包んでやってくださいな、直規さん♪

10

心理描写も恋愛部分もベッドシーンも全部良い

評価が高くて気になっていた作品です。良作のBLを読んだ!という感じでした。面白かったです。
とってもBLらしいというか、後味もよくて萌えもある。出会えそうでなかなか出会えない良質な作品でした。

出会い系のサイトで知り合い、身体だけの関係の主役2人。
お互いをハンドルネームで呼び合い、本名も職業も趣味も私生活も知らないで会って寝るだけの関係。
もっと話をすればいいのにと思うのですが、好きにならないよう、本気にならないよう、不自然なくらいわざと何も聞かないでいるんですね。
それでも気になってしかたない、ダメだと思っても好きになっていくという心理描写が自然に丁寧に描かれていました。

相手の何も知らないのに好きになっていくという過程がストンと納得できるように描かれています。
一歩外に出れば二人には別々の日常があり、互いの知ってる顔とは全く別の顔をして合コンに行ったり会社に行ったり。
相手の何も知らないから、HNで登録してあるメッセを退会されたらそれで終り・・・。
実際こんなことあるかもしれません。

胸にぎゅーとくる作品でした。
でも、オチはもっと盛り上がってもよかったかもとも思います。
受け視点のお話だったので、実際の本名や職業や私生活もしらないという設定上、攻めキャラがふわふわした存在に思えたのが少しネックでした。
でもこういう攻めはすごくカッコイイ。
せつないけど幸せなお話です。
なのにベッドシーンがすごくえろくて、そのギャップもよかったです。

8

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