晃子
500nengo

本編をお読みになった方にはぜひ読んでいただきたい。
てゆーか一人でも多くの方に読んでいただきたいぃー!!
表紙と裏表紙入れてもたったの22ページ。
あらすじをものすごく分かりやすく書いてらっしゃる素晴らしいレビューがすでにあるので、私は個人的な感想をば。
本編の描き下ろしラストは二人が再会して顔の汚れを拭いてあげて…手作りアンテナと手のひらカメラで博士とハンペンに連絡取って…
尾瀬の木道を二人で歩いて…
ここまででしたよね。
(あ~この時点ですでに尾瀬行ってみたい!旅行したい!)
てかこの表紙よ…ハンペン!相変わらず かわえーなハンペン!
この短編では、本編で250年後に目覚めた時と500年後に目覚めた時の対比を、ヒコさんのコミカルな描写でうま~く表現なさっていて。
ホコリが!とかって怒ってた小姑みたいなあの時と違って、泣くんですよ寅雄が…
変わったんだよね、寅雄も。寅雄自身も。ヒカルの献身的な愛によって。
これ以上の感動ないです…もうホントスゴイ。
たったこれだけのページ数でこんなに心を動かされる作家さん、そうそういないです。
博士とハンペンも尾瀬に!来ます!
その見開きのシーンがね…イイんすよ…!ホントに…!
もうこれだけで目頭が熱く…何べん私を泣かせたら気が済むんだヒコさん!(←若干キレ気味
大好きです…本当に本作を生み出してくださってありがとうございます…
『500年の営み』のその後、
寅雄とヒカルの再会のお話。
250年後、寅雄が目覚めた時、
よく似せられた偽物の自分の部屋と
3割減の偽物の恋人(=アンドロイド・ヒカル)が用意されていた。
500年後、寅雄が目覚めた時、
ゴミの山の中にいるようだった。
ゴミでできたベッド、本棚、壁に掛かった下手な絵。
ゴミでできた、寅雄の部屋。
でもそれは、不器用なヒカルが長い年月をかけ
寅雄を想ってひとりで作った愛情に満ちた部屋であり、
そのことを思うと、寅雄と共に涙が止まらなくなりました。
目が覚めた時、愛しい人がいれば
例えどんな部屋であっても、それが自分の部屋なんだと
そんな想いが込められているようで...
いっぱい待たせてごめんと泣く寅雄に
『痛いの?悲しいの?』
と、やはり問うヒカルだけれど
『会いたかった』『どうして泣くの』
と、寅雄を包み込むように微笑む姿は、まるで人間そのもの、
世界で一番優しい心を持ったアンドロイドでした。
確かな満足と読み応えを感じる一冊。
博士とD-4QP(表紙もキュート☆)があとがきで登場するというおまけも、
とても嬉しい♪
本編のラストで垣間見た希望を実現してくださったヒコさんに
心から感謝致します!