Blue Lust(1)

Blue Lust

Blue Lust(1)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神145
  • 萌×281
  • 萌39
  • 中立13
  • しゅみじゃない13

--

レビュー数
25
得点
1179
評価数
291
平均
4.1 / 5
神率
49.8%
著者
ひなこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
シリーズ
Blue Lust
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784861347931

あらすじ

暑い夏の午後、隼人は、学校の屋上から身を乗り出すように下を見ていた一人の男子生徒に気付き、慌てて保護をする。それは、無口で周りと馴染もうとしない転校生の奏真だった。過去のとある後ろめたさから、隼人は奏真の様子を気にかけるようになり、その優しさに少しずつ奏真の笑顔が増えて行く。しかし、奏真の家に遊びに行った隼人は、彼の隠していた事実を知ることになり…。さらに、自らの過去の過ちから目を逸らすように奏真との依存関係が始まって——。

表題作Blue Lust(1)

片平奏真,高校2年生,周りと馴染もうとしない転校生
五百川隼人,攻を気に掛ける別クラスの同級生

その他の収録作品

  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下:ラフ絵

レビュー投稿数25

続きが気になる…!!

引き込まれるお話で、どんどん読んでしまいました。とても面白かったです!

攻めの奏真は転校生で、前の学校でゲイだということがバレて友達だった人たちから気持ち悪いものを見るような目で見られトラウマになってしまい…
受けの隼人は過去に男友達に告白をされ、それをクラスのみんなが居るなかで言ってしまい、その相手を追い詰めてしまい……

仲良くなっていき特別な好意を奏真は隼人に抱いていくのですが、隼人は罪悪感や奏真を苦しめてた側の人間であったことへの後ろめたさに苦しみます……!

また、自分に優しく接してくれた隼人に奏真は惹かれていき、その気持ちを抑えきれず過去への恐怖もあいまって隼人に襲いかかるシーンがあるのですが、そのシーンがエロくて良かったです…!!

それぞれの気持ちが上手く描かれていて読み応えのある1冊でした!
最後に重要な人物が出てくるのですが、彼との今後の展開が気になります…!!2巻は2016年に出るらしいです…うぅ、早く読みたい……!!!!

7

震えた

突き抜けるような青空と白いフェンスのコントラストがまぶたの裏にまざまざと浮かび上がります。癖になる生々しさです。

前にいた高校でゲイだとバレたトラウマで、周囲から距離を取る奏真。
過去、男からの告白を無下にしたことで友人を失った隼人。
そんな二人の克服物語です。
誰にも心を開かなかった奏真が隼人にだけ心を許し懐いてくる姿が大変可愛らしく、しかし同時に”危うさ”が隣り合わせにある。

仄暗い空気を感じさせつつも、何気ない日常や、爽やかで明け透けな高校生の笑顔も描写され、非常にリアリティがあります。その分、二人の痛みや高揚がダイレクトに胸に突き刺さってきます。

特に花火のシーンが印象的。
外で花火が上がる中、二人きりの暗闇の中で爆発する奏真の衝動、拒めない隼人。二人の切羽詰まった必死な表情に震えました。
奏真に求められて拒めないのは、過去の償いの代替としているからか、それ以上のものが芽生えているのか……。
他のクラスメイトたちに心を開くようになった奏真に、隼人が気づいた寂しさの正体は……。
二人がどうなるのか、目が離せません…!

4

こういうの待ってました…‼︎

ひなこ先生のこういうちょっと癖のある?上手く言えないのですが訳あり系と言いますか、、、シンプルな爽やかな話ではなく、ちょっと歪んだ屈折のある…そんなひなこ先生の描くストーリー=世界観が私は好きなのでこれは期待大ですね‼︎

1巻では主人公の触れたくない過去を知る人物に再会し、バレてしまう!?知られたくない…さぁどうなる??っというようなこれからが本題といった場面で終わってしまっているので続きが物凄く気になりますね〜

4

青い春と書いて

2巻が出たので再読。

昔、男に好きだと告白されたことがある。
それを冗談にしたくて発した自分の言葉で
思ってもいない展開をうんだ。
追い込んだ自分をずっと責めていた。
そんな最中に出会ったのは、過去の贖罪によく似た過去を持つ男。
二度と後悔を繰り返さないように。。。

拒めない気持ちと、相手からの気持ち。
触れられ、キスをされても。
そんな関係がすごくもどかしい。
贖罪の気持ちはある、でもやっぱり「男と」なんて
そう思っていた隼人が少しずつ変化していく様子もまた見どころ。
花火の日のベロチューがなんともエロくて好きだ(*´Д`*)
いい関係。そんな二人になってきたさなかに
まさかの再会!?で終了。
もどかしすぎる

4

青くて透明な危うさ

表紙に惹かれて購入しました。ひなこ先生は雑誌の読み切りなどは読んだことがありますが、コミックスは初めてです。
 すごくすごくよかったです!自分が同じ年の頃には感じなかったけど、振り返ってみれば中学高校の頃ってやっぱり特別で、この表紙みたいに青くて透明で綺麗で、そして危うかった。
 中学の時に友達を傷つけた過去を持つ隼人。隼人のしたことはいけないことだったけど、中学生ぐらいの時って、こういうことをしてしまうことがある。相手をそこまで傷つけるなんて想像も出来なくて、軽い気持ちで言ってしまうんだ。後悔して後悔して、優しく在ろうとする隼人が痛々しい。そんな隼人と、前の学校で同性が好きだとばれて転校してきた奏真。同じ思いはしたくないと誰とも関わらず一人でいる。そんな奏真が放っておけない隼人。こんな風に優しくされて、どんどん入ってこられたら、好きになっちゃうよ!奏真が隼人を好きになる気持ちがわかりすぎて切ない。同じ過ちを犯したくない隼人は、自分の出来る精一杯で奏真に寄り添おうとするけれど、・・・。
 2人ともとてもいい子で、もう傷ついてほしくない。2巻を読むのが怖い。だけどそれまでにきっと何度も読み返してしまうんだろうな。花火を見るたびに思い出してしまいそうだ。

3

これこそ

この先どうなるのか、すごく、すごく、気になる。
流されるようにして、お互いに依存しあっていく奏真と隼人。
この関係をどうまとめるのかと思いながら読んでいたら、最後に、
うーっわ、このキャラ来たのかー!!
いずれどこかで、隼人は過去をなんとかしなきゃいけないのはわかっていたけど、こう来ましたか。
ってことで、
ホントに、この先どうなるのか、すごく気になる。
掲載雑誌だと、続きが読めるの?
掲載誌、買うか?
その位、この続きに期待大。
奏真と隼人でハッピーエンド?バッドエンド?
それとも隼人総受け、まさかの超エロエロ3Pエンド?

この先の展開がホントに楽しみ。

3

繊細で残酷

第一巻は一冊まるごと受け視点です。
木原作品で耐性があると自負していたのですけど、それでもこれは生々しくて予想よりつらい。だけど読み込まされます。
ふたりの関係は繊細で残酷で、些細な刺激で壊れそうな描写です。
攻めが前の学校で「男を好きになるのはおかしい」と淘汰されたから転校したんです。なのに転校してきた学校で、自分を拒絶しない受けと出会ってしまった。
ここで、攻め受けともに運命が複雑になりはじめたのですね。だって、受けは攻めのことを「好き」だとは言えないのだから。
攻めが切迫したような、苦しそうな表情で受けを愛撫していたのが美しくて儚いです。
受けが中学の時にふった男の子が絶望したのは、その時受けにふられたからではないと思ってます。動かしようのない性癖を軽く否定されたから絶望して、受けの見てる目の前で飛び降りたのではないかと。
日本は欧米諸国と違い、同性愛に対する明白な差別はないですね。寛容にはならないけど、見てみぬふりをして邪魔もしないのが現状でしょう。だけど学校という閉鎖された空間では、残酷に淘汰されてしまう。
淘汰された攻めと、淘汰に加担した受け。このふたりが、どこにどう到達したいのかまだわからず苦悩しているところでしょう。ふたりとも救済されますように。

 

3

青春やなぁ…。

少し前に読んだのですが、今月新刊が出るとのことで改めて読んだのでレビューを。

そういえば、ひなこさんの作品を最初に読んだのはこの作品でした。なんとも切なげで透明感のある表紙に惹かれたんですよね。


ゴミ捨ての為外に出た隼人がふと空を見上げると、そこには屋上から身を乗り出す生徒が。慌てて校舎を駆け上がると、そこに居たのは同じ学年の片平奏真だった。
クラスは違ったが面倒見のいい隼人は、それ以来奏真を気にかけ始める。

十代ならではの、同性を好きになることの後ろめたさや、そういった気持ちを受け止める怖さなんかを丁寧に描かれ作品です。
絵がとても綺麗で、奏真のちょっとした表情の変化で泣きそうになってしまいました。
2巻が楽しみです。

3

少し心が痛いお話。

当初1巻完結かと勘違いして購入しましたが、2巻へ続きがあります。続きがある分、描写が丁寧に描かれていていると感じました。
やはり丁寧な作品は読みごたえがあり、読んでよかった!と思えるお話でした。

男子高校生の同性愛、いじめ、トラウマが要素のお話が綺麗な絵で描かれています。二人のそれぞれの過去について心が痛くなる場面もあり、シリアスなトーンです。

転校生の奏真は同性愛者であることが原因でトラウマを抱え、一方主人公の隼人も、過去に男友達に告白され、それを面白おかしく話したことが原因で友達がホモといじめられ自殺未遂となった、というトラウマを抱えています。
隼人は以前のような過ちを繰り返したくないあまり、奏真に迫られても拒めない、流されていくような状態になっています。
最初から奏真は隼人に好きだと言っていますが、おそらく男だからということで、隼人はやっぱり無理…ということで苦悩する様子があります。私はこのあたりが、ノンケがすぐに絆される話が多い中で、リアリティがあって良いなと思いました。そんな彼もだんだん奏真に対して違う感情を持っていることに気付き始めるのですが。

この巻の最後は、過去とのまさかの再会で終わります。
これはびっくりしました!

続きが大変気になります。電子版も早く配信されることを祈りますー!

2

いままでの作風とは違うけど、重いけど、その分幸せ倍です。

テーマが重そうで、この作家さんの作品のいままでの作風と全然違うシリアスな感じでしたので
正直、嫌厭していました。

が、!!
1~3巻を一気読みしてすごくよかった。
受け攻めが想像の逆だったことにもちょっとびっくりしながらも、
ノンケの隼人が人間的な部分で奏真に惹かれる。そう。これぞピュアな恋慕ってやつです!!

根本の部分は男女でも成り立つのですが、
そのきっかけとなっているのが、隼人が中学時代に犯した親友への仕打ち。
これは同性同士、しかも中学ならありえそうで、自分の中でも苦しくてもがきました。
これを書いた作家さん本人はきっともっと苦しかったろうと思います。

詳しい説明は先行くたくさんのお姐さまたちがすでに書いておりますので、
感想だけ残しますが、
ひなこ先生は絵がきれい!この作品は心情描写が琴線に触れる!
苦しい先にある幸せは、何倍にも輝いて見えますので、読んでほしいです。

作中、わたしもこうありたいと思ったのが
奏真の隣人の男性。
うるさいときにうるさいと言え、隼人にベランダ使わせてあげたあと、
察して、うるさいのは勘弁だけど、まあいいよ。って!

ふたりの関係をありのまま受け入れているーーーーー!!と思ったのが個人的なツボでした。
絶対いい人ですww

1

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