「おれら、付き合ってみる?」

山田と少年

yamada to shounen

山田と少年
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神273
  • 萌×2140
  • 萌42
  • 中立7
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
51
得点
2058
評価数
467
平均
4.4 / 5
神率
58.5%
著者
三田織 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784829685648

あらすじ

クリスマスの夜、仕事帰りの山田(26)は、
泣きながら酔っ払っている男子高校生・千尋を拾う。
彼は、同性に惹かれてしまうことを悩む少年だった――…。

ノンケの社会人と、ゲイの高校生。
偶然出会った二人が
性別を超え少しずつ心の距離を縮めていく
三田織、待望の長編作。

表題作山田と少年

山田,社会人(工事屋さん),26歳
鈴木千尋,高校3年生,コンビニでバイト

その他の収録作品

  • あとがき
  • 季節がめぐってそれからの二人(描き下ろし)
  • カバー下:漫画「山田と少年とおちびさんズ」

レビュー投稿数51

おじさんは20代

 クリスマスイブの日に、山田は野外で倒れている高校生の千尋を助けます。
 山田は26歳なのに、ボサボサの頭髪と髭のせいで実年齢よりも老けて見えるので、千尋からも初対面で中年のおじさんに間違われてしまいます。
 千尋は同性が好きな高校生ですが、山田の見た目がタイプではないことから、話しやすく、千尋は自分の気持ち、思っていることを伝えていきます。
 千尋の好きな相手への戸惑いは、描写が細かくてきれいだと思いました。山田が皆さんから山田と呼ばれていて、これ以上しっくりくる呼び方がないのが可笑しかったです。

0

ありえない。

負け犬のおっさんが高校生に手を出すとか犯罪でしかない。
以上、論外。

0

棺桶に入れてもらいたい

約10年前、こちらの作品を友人からすすめられ、お陰でドボンとBL沼の住人になりました。
最近私も友人からBLに興味がある、オススメを教えてほしい、と言われ、よしきた!1番にこちらを進めねば!!と思い激推し。そのまま溢れる感情が止められず、勢いでレビューも書いちゃってます。
もーほんとにほんとに優しい作品です。
なんと言っても受けの千尋くんがほんっっっっっとに可愛い!!!号泣
このこ、こんなに可愛くてピュアで今までよく無事で生きてこられたね?!ってなっちゃいます。
攻めの山田も山田で、面倒見も良くて大人と思いきやそこまで大人でもなく(良い意味で)、あーこれは千尋くんも好きになっちゃうよな~って読んでました。
刺激的な事件は起きないのですが、ゆっくりと距離が縮まっていく感じが…はあ、素敵。
2人を見守ってとっても優しい気持ちになれます。はぁ~好き。
耳バラというワードもとっても好きです!!可愛い~~!!!

一時は毎週休日の朝に読み返しては号泣して、心のお洗濯をしていました…ほんとにほんとに大好きです。

この世界のどこかに今でも2人が存在して、生活してるのだと思うと生きとし生けるものすべてに感謝の念が沸いてきます。母なる地球~マザーアース~ありがとう。私の棺桶に入れてほしい。

ともかくとってもとってもおすすめの作品です!!

全くもって己に語彙力が無い!辛い!

0

陽だまりのよう

優しくて温かい気持ちになるのに、なぜかじわっと泣きたくなるようなお話。

最初はゲイを理解できない、という感じだった山田の気持ちがどんどん変化していくところが好き。
単に流されているわけでもヤケクソになっているわけでもなく
きちんと千尋と向き合って、否定することなく自身の気持ちごと受け入れられるところに大人の魅力を感じました。

これまでたくさん悩んできた千尋も山田と出会えて本当に良かったな、と。
信頼している人に「大丈夫」って言われると、心がスッと楽になる気持ち、わかる気がしました。
柔らかく微笑むところも堪えきれず涙を浮かべるところも、
知れば知るほど千尋が可愛くて、彼に幸せが訪れたことが嬉しかったです。

心がぽかぽかする素敵な作品でした。

0

ゆっくり、ゆっくりと、、、

三田先生があとがきで仰っていた通り、登場人物の26歳社会人山田と高校3年生千尋の2人は本当にどこにでもいそうな人間。そんな2人がひょんなことから出会い、恋に落ち、ゆっくりと、丁寧に、大切に愛を育むする物語でした。

もうすごく良かった、、、!!

千尋はゲイに悩み、日々生きづらさを感じている。
山田は正直で、千尋がゲイだからといって拒絶はしないし変な気をつかったりもしません。ただ純粋に1人悩めるDKに幸あれと心配し、願ういい人。
そこからの、2人の心情の変化と恋心に気づくまでの流れやモノローグが本当に沁みて泣けました。

その後の2人を描いた同人誌、これ涙なしに読むなんてむりですよね?

1

全てが愛おしい作品

「僕らの食卓」では、主人公が子供時代を語る場面で胸が締め付けられて涙が出たんですが、この作品は全編通して、二人がもう愛おしくて・・・じんわり涙が滲む感じでした。まさに尊い・・・

ストーリーはとてもシンプルに、主に山田目線で二人が近づいていく心情を繊細かつ丁寧に描いています。この可愛らしい絵柄と少女漫画寄りの素敵な表現で、二人の優しいキャラクターがお互いをどんどん好きになっていくのが最高に心地よかったです。

0

感情の移り変わりがいい

最初、道で寝ている子を拾って帰るってBLでありがちよな〜、山田さん目線のぐるぐるが続くのね〜なんて思いましたが、やっぱり見せてくれる所は見せてくれますね。

面倒なことは避けたいタイプだけど、ただぐるぐるしているだけの山田さんではなかった。

ここぞという場面で、山田さんが千紘をぎゅっとするのが好きです。

いわゆる心理描写がお上手な漫画家さんですね。
切ない、悲しい、さみしい、うれしい、戸惑い…などの感情が自然にすっと伝わってくる。
 
千紘の乙女心を薔薇で表現して、それを察する山田さんのくだりは、2人の個性をユーモラスに描いていてすごくいいなあと思いました。

そして、その感情の移り変わりが、繊細ながら、まどろっこしくなく、軽快なのが心地いい。

自分はゲイだと自覚はあるのに、性的な面では幼くて、裸になるのが恥ずかしくて丸まっちゃう千紘がかわいかったです。

最初は戸惑ったものの、千紘を好きだと自覚してからは誠実に積極的な山田さんもよかった。

なぜだか、前半の途中から、山田さんの独白が大◯洋さんの声で脳内再生されてちょっとおもしろかったですw 髪型のせいかな。

0

今更だけど、いい作品はいい!!

Canna展に行った時、5年以上前の知らない作品が多かったのでそのうち読みたいなぁと思っていた作品のひとつでした。

26歳のくたびれたおじさんと高校生。ノンケと乙女なゲイ。
可愛い高校生に年上が絆されちゃうんだろうと分かっていたけど…、やっぱり可愛くて健気。
くたびれたおじさんが髭をそったり優しくしてくれて、時々お兄さんになるし。
これはお互いに好きになっちゃうよね~!王道万歳!!

この本の素晴らしいのは「耳バラ」という言葉を教えてくれたこと!
耳が真っ赤になる受けちゃんって可愛いよなぁ~とずっと思っていました。
これよ!これ!「耳がバラみたいな色」になってるんだよね!!

バラが似合う高校生。とってもよかったです。
そして、妹ちゃんと弟くんも可愛かったです!

0

キュンの最上級ギュンギュンでした

何とも素敵なお話でした。
作者さんの作品を読むのは「僕らの食卓」に次いで2作目ですが、こちらもすごーく良かった。
歳の差が大きい年上攻めはあまりタイプじゃなくて、表紙の山田にも惹かれなかったのですが、読んで良かったです。

寒空の下寝ている高校生の千尋を拾って、自宅に連れて帰る始まりなのですが「女子じゃなくてもこんなん事案だよ」と不服に思っていたのですが、千尋がお酒を飲んでいて酔っ払っていたため警察に連絡しなかったんです、山田さん。
ここでまず山田の事を見直す(自分チョロい)
さりげなく千尋の気持ちを先回りして察してくれるのも、すごく良い。
初詣で千尋の恋愛成就をお願いしてくれるとか、優しすぎてこんなん惚れても仕方ない。
26歳とは思えないくたびれ気味な外見だけど、内面も落ち着いている笑

千尋の隠しきれない好意や山田が千尋の事を好きだと自覚した時の描写とか、キュンとさせていただきました。というか、付き合うことにしてからの後半はずーっとキュンでして心臓が痛くて病気になったかと。

2人なら大丈夫、ゆっくり恋人になっていこうっていうスタンスが好き。
心が浄化されるような素敵な作品でした。

0

小腹満たし戦隊

早々に、26歳でおじさん呼ばわりされる山田に胸が苦しくなる。違う!もっとキュンとする胸の苦しさが欲しいの!って気分でしたが、キュンとする方も沢山あります笑

山田(ノンケ社会人)×千尋(ゲイ高校生)
「自分が男を好きってことが 許せなくて 気持ち悪くて」ってセリフがキました。告白した相手に気持ち悪いって言われて〜みたいな展開はよくありますが、この論法は成る程と思うし、辛さがしみる…。

「男から告白されたらどうします?」「実際ちょっと引くかも」って会話が好きです。この流れでゲイ側が落ち込むっていうのはよくあるパターンなんだけど、ノンケの山田視点で進むので、千尋の感情は読者が推測するしかありません。
この、ノンケで恋される側視点のBL漫画っていうのが新鮮で良かった!"この時の千尋の気持ち"を考えることで、山田が主役なのに千尋に共感していくというなかなか無い読み方ができました。
心内のセリフ一切なく千尋が泣くシーン、セリフが無いからこそ色々考えてしまう。三田先生最高かよ〜

千尋は可愛くて良い子な高校生。ちょっと乙女。あえての学校内での千尋の描写、かなり重要だと思う。三田先生最高かよ〜(2回目)
山田がめちゃくちゃ普通の感覚を持った男性で、それもまた愛しい。26歳よりもうちょっと上に見えるけど、年の差的にギリギリのラインなのかな。

2

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