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気鋭の著者、Charaレーベル初登場! ! 最強の恐竜・Tレックスの遺伝子を告ぐ暴君×特異体質の青年の恐竜学園戦記! !
boukun ryu wo kainarase
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
シリーズものとしてあまりにも有名な、こちら。
BL小説を読み始めて数ヶ月の初心者としては、「恐竜…BL…?」と思考停止してしまい、手に取っていなかったんですね。
漫画もいろんな設定があるけれど、恐竜とか虫とか、小説はよりディープな世界が広がっている気がしますね。すごいなあ。
今回勇気を出して?読んでみてよかった!
いや〜〜〜、面白かったです!!!
ええと、「好みか、好みじゃないか」で言ったら、正直「全然好みではない」んです…痛いし陵辱だし分かりやすい溺愛じゃないし。受けが攻めに張り倒されるとか、個人的には相当萎える設定なんですが。
そういう個人的な”苦手”を差し置いても、設定やストーリーが抜群に面白い神作品だと思いました。
血や暴力表現が苦手にもかかわらず最後まで読み切れたのは、攻めのひどい行為には、そうせざるを得ない事情があると納得できたから。そして受けのことを心から必要としていて愛している(最初は違うけど最終的には)ことが理解できたからです。
受け君もなんだか飄々としている、というか達観しているというか、”絆され”ともなんだか少し違って、芯の強い子なのが良かった◎
そして、子供の頃恐竜図鑑を持っていて、恐竜大好きだった私。
作品に恐竜たちが出てくるたびに画像検索して「あーこれか!」とか「そうそうこれこれ!」みたいに一人興奮しておりました。。
子供の頃大好きだった大型草食恐竜くんは、受け君にちょっかい出して半殺しの目に遭ってましたが笑;
笠井先生の神イラストも素晴らしかったなあ…ため息が出ました。
こちら執着攻め小説を探している時に興味を持ち、談話室でもおすすめされたので読んでみました。初読み作家様です。
まず恐竜BLという設定が斬新ですね!
恐竜人といっても少し特殊な体質ぐらいかなと思っていたら、恐竜に変身するので驚きました!T・レックス初め、いろんな恐竜が登場するので、検索しながら読むのが楽しかったです。作者様の恐竜愛を感じます。
受けの潤は、動物の心の声が聞こえるという特殊能力(読心)があります。
冒頭、攻めの可畏が登場して、ほうほう傲慢な俺様攻めね、などと読んでいたら『一緒にいたい』という寂しげな可畏の心の声が聞こえて「なぬ!?」となりましたw そのギャップにやられて、これからどう展開していくのかとワクワクしました。
可畏は序盤はかなり傲慢で鬼畜な感じで、ここまで俺様な攻め様の作品をあまり読んだことがないので新鮮でした。またハレムがあり、生餌と呼ばれる愛人みたいな竜人を大勢侍らせているのも面白いですw
潤は読心により、可畏の心の奥にある寂しさを感じて絆され、可畏は自分を恐れない潤に不安を感じながらも、その優しさに惹かれていきます。2人が徐々に心を通わせて、惹かれあっていき、恋人同士のようになっていく様子が大変萌えました。
物語後半、ある出来事があり、可畏は潤が自分にとっていかに大切な存在か、ようやく自覚することとなります。そうして強く求め合う2人の描写が大変尊くて萌えます。
「死ぬまで…そばにいろ」のセリフのシーンにはキュンキュンしました。始まりからは想像もつかない、思っていた以上に純愛な物語でした。
終盤では可畏が家族と戦うことを決意し、ティラノサウルスたちの戦いが!まさかガチの恐竜の戦いが出てくるとは!え、BLだよね…?w でもすごい迫力でドキドキしました!ティラノかっこいい!
最後まで予測のつかない展開でとても面白かったです!こんな面白い作品が、9年も前に出版されていたのですねぇ、シミジミ…。
今後の2人が気になるので、2巻以降も読んでいこうと思います♪
すごい人気のシリーズだと知っていたのですが
10巻まで既に出ている為どうしよう〜と買い渋りしていました。
が、番外編が出たこの機会に全巻購入しました。
最初、可畏が強引であり得ないなと思ったのですが、
タイトルが『暴君竜を飼いならせ』なので、
あぁ、ほんとに暴君竜だな…となりました。
最初は暴君以外の何者でもなかった可畏が
だんだん潤に心を開いていく姿にすごく感動しました。
途中ですごく胸が苦しくなるシーンもあったし
ハラハラするシーンもあったけど
なにはともあれうまくことが進んでよかったです。
大事な人を守るためには、辛い選択をしなきゃいけないこともあるんだなぁ。
これから可畏は潤に沢山幸せにしてもらってほしいし、
潤のことを沢山幸せにしてあげて欲しいなぁと思いました。
読み始めて数ページでこれはハマる!!と確信し、続編を購入しました。
とにかく、かゆい所に手が届くというか…とにかく今私が求めているものに久しぶりに出会えました。
どちらかというと王道転校生みたいな感じになってしまうのかもしれません。
とはいえ、この受けはどこかクールさもあり思いやりもあるので拒絶反応はなし!
恐竜界で最強のT・レックスである攻めは我儘俺様で強引。
でもそんな攻めが無意識に受けだけを特別視したりするのはやっぱり最高。
受けも美形設定が際立っていて、違和感もなくとても良かったです。
暴君ゆえに多少受けに暴力をふるってしまう点は、痛々しかったです。
表現も抑え気味ではありますが、想像力が豊かな方や暴力的な表現が苦手な方は、少し注意が必要かもしれません。
また、攻めは一度は受けを手にかけようとしたり…。
愛を知らずに王となるべく生きてきたのでまぁ不器用なんだろうな…と。
このままだったら評価が落ちましたが、大好きな攻めザマァ展開があって救われました。
それにしても受けが寛大すぎる。
流されやすさもあるのでしょうが、攻めを包み込む優しさと母性みがって本当に良かったです。
終盤は恐竜の戦いでBLを超えたな…と思いました(笑)
物語と流れがとても分かり易く、読みやすかったのも高評価の一つ。
久しぶりに続巻をワクワクする本に出会いました。
発売されてからもう少しで7年経つんですね。初めて読んだ時の衝撃と高揚感を昨日の事の様に思い出します。
今回は10巻で一区切り付いたということで、電子でまとめ買いが安くなってたので購入して再読を始めました。
再読して潤が可畏に甘える時の「ぴと虫」の一回目を発見したりとか、潤が可畏の感情を「読心」でキャッチして同調して理解しようとする様子とか再読ならではの萌を発見しました。
潤が持ち前の明るさでもって、生餌達やヴェロキア達と距離を詰めて行く様子がとても楽しかったです。
そして何と言っても可畏が潤を愛しく思いながら、その存在に恐怖を感じてヴェロキア達に潤の殺害を命じるシーンからの怒涛の展開が素晴らしかったです。
なんて事してくれるんだと憤る方もいるかも知れませんが、潤の損失感に誰よりも恐怖して悔い改める可畏の心の変化を知ると許してしまうのです。
この頃から可畏は私の攻めキャラナンバーワンとなりました。
実は再読するまで母親や兄2人との闘いは一巻だと思っておらず、二巻以降だと誤解してました。
かなり濃い内容でありながら、スッキリと一冊にまとめ上げる実力は流石の犬飼先生だと思いました。
可畏を理解し全てを愛そうとする潤と、潤だけを欲してその為に険しい道を選んだ可畏の決意は既に一巻から始まっていた事を知り更に感動しました。
潤の母親とのやり取りで「それは親になったら実践してちょうだい」って言う台詞があって、なんだかしみじみとしてしまいました。
それから既に潤が可畏にメロメロなのも良かったです。www
あとがきに「Char@ VOL.11」に短編が載ると書いてあったのですが、ちゃんと購入して読んでいた自分を褒めてあげたいと思いました。
かなりネタバレのレビューでしたが、このシリーズが好きだと伝わって欲しいと思いあえて書きました。
電子で購入すると「暴君竜の日曜日」も読めるので、こちらは本編後で甘々でした。
面白かった。内容も、イラストも素晴らしい。
表紙は、恐竜の口の中にいる潤の図。
5巻から読んで、物足りなくて、やっぱり始めから読みたくなって1巻から今読んでます。
内容は、初刊のこの巻が一番濃く詰まっているように思いました。1巻を読まないと、後のつながりが理解不能です。
潤の家族と生い立ち。
カイとの出会いは、最悪な形だった。横暴な行動をとるカイの心の内言は、とても孤独で寂しがり。そこに潤が惹かれてしまう。
カイの生い立ちと家族について。弱肉強食のルールが譬え家族であっても容赦ない環境で育っていた。しかも母親が鬼畜。
母と兄から潤を守るためにとったカイの行動は、あの母親の気性だと、非道であるけれど誰も責められない、それしかない判断だと思う。
強い子を得るために、自分の子と交配をするつもりだったんだなー。怖いメスだ。
オモシロイ、どのように面白いのか書き記す事を考える時間が勿体ないのでこれで終り。読めば誰でも惹きこまれる構成のお話です。
小説も開拓したいな〜と思っていたところに長編の新刊で沸いていたので!
◾︎可畏(暴君竜)×潤(共感ベジタリアン) 高校生
潤の精神力の強さが異常です。異常だらけな世界に何を今更ですが、いろんな疑問はなるべく無視して楽しめそうな部分だけ見るようにしたら、かなり面白い作品でした。
ストックホルム症候群めいてるな〜というのが序盤の感想。俺様攻めの作品はこの傾向の作品多いと思うのですが、治るからっていっても集団で暴力を振るわせる序盤にダメージを受け、読み進めるのを躊躇ってしまった。この後CPになっても心から可畏の事を好きになれないのではという恐れが。潤も蹴られまくった相手とよくほのぼのゲームできるな!怖いわ!
そんな前半から、途中で挟まれた可畏視点で完全に落ちました。それまで可畏の事をエロオヤジぐらいの目で見ていたのですが(すみません笑)、やっと高校生の可愛さを垣間見た気になりました。
そしてめくるめく後半、やられた…
最初の暴力なんか非じゃない程に落とされた後に急浮上させられ、落ちていたと思っていた沼よりさらに落ちました。船の上の2人なんてイチャイチャし過ぎて心が追いつかない!
それはそうとしても、潤の前には、潤と同じように「可畏特別だと思われたい」と思われながら死んでいった生き物達が居たと思うと辛さはある。
「暴君竜の日曜日」は電子限定SSなのかな?可畏が可愛すぎて、どうした。
人気の犬飼のの先生の作品初読みです。
攻の回りへの対応がちょっと苦手かな?話はおもしろかったです。
主人公が痛い目にあうのが読んでいてちょっと辛かった
でも主人公が攻の回りの人とどんどん仲良くなっていくのは良かったです。
映画館デートはときめきました。
これから先どんな展開になるのか気になります。
攻の心がだだもれなのが良いですね。
受の包容力が深くて良かったです。
そこまで好みドンピシャってわけじゃないのですが
展開が気になるので続きは読み続けたいと思います。
シリーズ最新作が出たため、まずこちらの一作目から。
以前あらすじとレビュー欄を目にしたことがあったのですが、一旦読むかどうか保留していました。
ちょっと…いやかなり?クセがありそうだな、と。
(恐竜BL?人外かな?)
(恐竜と人間が共存する世界のファンタジー?)
(「痛い」ってレビューが多いけど、恐竜とエッチするってこと?)
と、ハテナがいっぱいで、頭の中では巨大T-レックス×人間によるスプラッタ映像がイメージされていました…
と、勝手に斜め上いく、ぐっちゃぐちゃのメッタメタを想像していたため、案外すんなりと、楽しく興奮して読めました。
ただしやはりこれは「治癒能力」が前提としてあってこそ。これがないと正直キツかったかも知れない…
まぁ、キツイどころかこれないと死んじゃうレベルだから、必要な設定ですよね。恐竜相手させるには。
私は潤がとても好きでした。
生存本能からくるものなのか。
絶対的な強さを持つ雄に対する憧れなのか、畏怖なのか。
可畏によってもたらされる気を失うほどの性的快感のためなのか。
絶対的地位にある男が自分だけに執着していることへの優越感なのか。
時折流れ込んでくる可畏の「寂しさ」「愛を欲する心」への同調なのか。
自分でもどれが理由なのかわからないまま、可畏に惹かれていく潤。
恋って理屈じゃないと思うので、すごく共感出来ました。
そして、可畏が潤によって変わっていく姿にも、感動しました。
なんか最後のほう、ものすごくかっこよかった…
2人が王として、王妃として、どう帝国を築き上げていくのか。とても興味がわきました。
これから続編をまとめ読み出来ると思うと、本当に興奮します!楽しみです!
可畏の暴君ぶりや残虐性については、種が違うのだからこれでよい!と思いながら読みました。
竜人界には竜人界のヒエラルキーやルールがあって、それに従って彼らは生きているわけですから。
ただ単に『本性が恐竜で、たまに恐竜姿にもなれる』というだけで、あとは人間と同じ性質、同じ倫理観、同じような社会通念で動いているのであれば、竜人である必要が何もないと思うので。
しかし、潤以外に2人いたという人間の愛妾の末路だけは想像したくないというか…それだけは怖いし可哀想だな、、と。
食物連鎖の頂点にいて弱肉強食の世界では生きていない人間にとって、いきなり恐竜世界に放り込まれるのはキツすぎます(^^;;
こちらの作品を初めて読んだ時、私はBLビギナーでヒヨッコもヒヨッコ。
まだお尻にカラをつけてピヨピヨ言ってる状態で、今作のあまりの痛さに恐れをなしたんですよね。
肉体的な痛さもさる事ながら、主役二人の心情と言うのがサッパリ理解出来なかった・・・。
受けにこれ程の酷い仕打ちをする攻めも理解不能なら、そんな目に遭わされながら絆される受けも理解不能だったのです。
が、今回、おそるおそる読み返してみたら、なんだかとても心を打たれて・・・(´;ω;`)
これ、肉体的な痛さよりも、むしろ精神的な「痛み」の方が強い作品だったんですね。
以前は全然理解出来なかった、可畏の気持ちと言うのが手に取るように分かる・・・。
彼のあまりの痛々しい愛に、もう泣けてきちゃって。
また、今なら分かる!!
潤の愛と言うのは、全てを包み込むような母性にも似たものなんだと。
もうホント、泣けて泣けて。
この作品、読み返して本当に良かったよ!
このまま封印してたら、超損してたよ!!
まぁそんなワケで、あまりの痛さに断念された方も、すごく深くていいお話なんですよとお伝えしたくてレビューさせてもらいます。
で、超人気作でレビューもたくさんあるので、個人的に印象的な部分を書かせていただきます。
犬飼先生の作品らしく、どこか浮き世離れした世界観が面白かったりするんですよね。
竜人のみの全寮制学園に、圧倒的な力を持って学園に君臨する可畏。
そして、有無を言わさず可畏に捕らわれてきた潤。
一歩間違えばギャグになっちゃいそうな設定のオンパレードながら、不思議とリアリティを持って読ませてくれる文章がお見事です。
こういうのを才能と言うんでしょうけど。
で、最初は潤の事をエサ扱いで酷い仕打ちばかりの可畏。
彼の心情の変化に萌えて萌えて仕方無かったりする。
彼はですね、実はひどく不器用だし、とても痛々しいんですよ。
実際に酷い目に遭ってる潤よりずっと、可哀相で仕方ない。
これまでの、常に「強く」なければならなかった可畏。
一人の人間に心を許し、愛しさや優しさを感じるなんて決して自分に許せなかった。それは弱くなる事だから。
なんか、このあたりの可畏の心情が痛々しくて(´;ω;`)
何でしょうね・・・。
バカだなぁと、泣き笑いしたくなる感じ。
で、泣けてしまったのが可畏が潤の元に走るシーン。
自分のした事に愕然として、後悔どころか潤を無くすかもと言う強い恐怖に襲われる彼の姿に、ホントに泣き笑いなんですよね。
バカな男だなぁと。
でもこのシーンが好きで好きで。
潤は既に包み込むような深い愛情で、可畏への想いを受け入れてるんですよね。
で、やっとここまでしでかして、潤への自分の感情を受け入れる可畏。
本当の意味で、二人の気持ちが通じ合った瞬間なんですよ。
初めて涙を見せる潤にも、初めて自分を揺るがす気持ちを受け入れ、自身の中の愛を認める可畏にも、もうめちゃくちゃ心を動かされて・・・!!
これ、神シーンですよね。
まぁそんなワケで、とにかく萌えて萌えて仕方なかったです。
どうも以前の私と同じく、あまりの痛さに断念される方が多いみたいですが。
しかし、二人の愛が本当に素敵な作品だったのです。
泣けたよ!!
暴君竜を飼いならせシリーズの1巻目です。
「攻め様が恐竜」というのを小説沼にはまる前から話は聞いていて、え、どういう事…と思っていたのですが、読んでみたらそのままで攻めが恐竜でした。
正しく言うなら超進化型のティラノサウルス・レックスの竜人でした!!!
破天荒な設定と受け攻め二人の関係性の変化、想像を超えていく展開、盛りだくさんのエロに、始まりからラストまで一気読みです。
シリーズの中でもきつめの暴力的なシーンが多いのですが、竜人の特性を語るうえで必要なくだりだと思います。
1巻の見どころは受けの潤と攻めの可畏の運命的な出会いと、徐々に変化していく関係性です。
種族の違う潤と可畏、それぞれの背景ゆえに愛情の生まれ方や育み方、表現方法に違いがあり面白いし堪りません!
もうとにかくすごくおもしろかった!!!
ソッコーで次の巻に手を伸ばし、シリーズ読了後には全巻読み直しました。
そして今は続編を待ち望みつつ番外編やSS探しの旅へ…この沼深い!辛い!楽しい!
今4巻を読み始めたところです。この初刊で嫌悪感を抱いた方、気持ちはすごく良くわかります。。。でも騙されたと思って続きを読んでみてください!カイが驚異的な成長を見せ、とっても人間らしくなり、二人はラブラブになります!! 私もDVじみた二人の関係をよく思いませんでしたが、今では好きなカップルです。最後に二人がどうなるのか楽しみです。
私は、切ない系も、痛い系も好きです。
寧ろ甘い系が駄目で、切ない要素が全くないと途中で読むのが面倒くさくなるほど切ない系の話が好きです。(攻が嫌みを言ったり辛辣だったりするのも好きです)
ただし、これは駄目でした。
切ない、悲しい、と言うより、攻の仕打ちに腹が立って仕方がなく、更に受が何葛藤もなく許してしまった事で、余計にイライラが溜まり消化不良になってしまいました。
ここからネタバレですが、
攻が受を殺そうとします。
それ自体は別に良いのですが、よくある途中で思い止まるとかではなく、完全に黙殺します。
部下に命令して殺させるのですが、最後まで命令を撤回しません。(撤回可能な時間をそのまま撤回せずに過ごします)
結果としては死なないのですが、それは部下が完全に受を殺してなかった事で助かるのであって、攻めが撤回して死ななかった訳じゃないんです。
殺そうとする事よりも最後まで撤回しなかった事が私的には許せませんでした。
また、その後受が攻を避けたりとかしてくれたらまだ良いのですが、それもなくそのまま何事もなく許して、攻を好き好き~ってやってるのを見てげんなり。
設定とかキャラとかはまぁ好きだったので勿体ないという印象です。
ちるちるのサブリミナル効果は絶大で、ノベルズ上位に素敵なイラスト(5巻)がランキングされていてだんだん気になってきた作品です。あらすじやレビューを見てみたら恐竜×人間BLという変わった設定との事。
すごく興味が出てきてしまい、小説は苦手でほとんど読まない、しかも時々漫画も読むのもやや苦痛になる時があるという状態の私が読んでしまいました。
結果。読むのがすごーく遅い私が数日で読みきってしまいました。
暴力的なシーンがあるので、苦手な方と大丈夫な方に分かれるみたいですが、暴力と言っても可畏が人間だったら嫌だったかもしれないけど、元は恐竜なんだし、本のラストに近い部分では、恐怖で支配するこそが全てとなった理由である可畏の出生時のトラウマも書かれていたし、何より可畏が潤にすごく執着して、譲歩もしている事が分かるから私は大丈夫でした。
また、潤は潤で幼い時のトラウマを持っている(これも本のラストくらいに書かれています)ので、お互い共感しやすかったのではないかと思います。
その一方で、このお話が暴力的で合わなかった方のレビューを拝見すると、その理由もすごく頷けるほどよく分かります。どうして自分はおもしろいと思うのか不思議でしたが、執着愛が好きならおもしろいと思うのかな?とも思いました。
お姉さま方が絶賛されておられる当作品。
やっと手に取ることができました。
学園ものや、痛いのが苦手なので、なんとなく後回しにしてましたが
やっぱり痛かった・・・甘くてもだめだった。
お話は惹かれますし、笠井先生の絵も大好きですが、痛すぎたので萌。
途中まではなんとか大丈夫でしたが、最後の潤くんピンチのところがダメ。
読んでて痛すぎて、もうあぷあぷ。
最後 それを上回る糖度となっていたので、紛らわされましたが
続刊をどうしたものか。。。
可畏くんのわがままっぷりというか暴君ぶりは、ま、こんなもんだろ と思って
嫌悪感はあんまりないです。
ただただ ぐしゅ というか 刺さる というか、そういうところがダメ(涙)
続きの笠井先生の美麗イラストを堪能したいが、痛いのをどうするか。
悩ましいとこです。
ちなみに、扉絵裏は、笠井先生 画力MAXの「きゃあ」絵です。
あまり公衆の面前で開けてはいけません。ご注意を。
個人的に当たりでした!
ストーリーが面白かったです。
特に恐竜好きでもなかったけれど、恐竜かっこいい!とロマンを感じました。
先にレビューを見ていたので覚悟して読んだからか、思ったより大丈夫でした。攻めが人間じゃないので、色々仕方がないと思いました。受けが攻め以外の人に無理やりされるのだけは私的にNGなので、それがなくて安心しました。
むしろ、少数派かもしれませんが、私は攻めに感情移入して可哀想に思っていました。受けを殺そうとしてしまうのも、しょうがないことかもしれないと思いました。色んな可能性の中では、攻めの選択は断然マシだったので。
とにかく、攻めのお母さんがひどすぎてキモすぎ。笑
この人だけは、最後の結末も他になかっただろうなと思います。アレは説得でどうこうなるレベルじゃない。笑
犬飼さんの作品は個人的にはファンタジーより現実の世界の方が好きなので、こちらのシリーズ未読でした。
ただそんな感じで手に取っていなかったのに、読んだらあれよあれよとあっという間に読み終えてしまう面白さ。
これって現在日本の話だったんですね。
攻めは恐竜っていうのはわかっていましたので、すっかり他作家さんのような、完全にそういう人しか出ない寮物なのかと思っていました。
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攻めは最強の肉食恐竜Tレックスの遺伝子を持つ、可畏。学園の生徒会長として君臨しています。
そして受けは高校生で、生き物の悲鳴が聞こえるためにベジタリアンを通す、潤。
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不慮の事故で絶命しそうな時、偶然居合わせた可畏によって新たな体を手に入れた潤は、エサとして可畏の元で暮らすこととなります。
学園ではピラミッドの頂点に君臨する可畏は傍若無人。
しかしその振る舞いにも彼なりの苦悩が存在し、その切実な心の声を聞いた潤は徐々に可畏へ愛情を抱くように…
可畏が家族を忌み嫌う原因が読み手へ伝わるようなシーンがきちんと用意されていて、それは読んだこちらまで胸糞悪くなるというくらい(苦笑
可畏は心の奥底ではとっくに潤を欲していたのに、その凶暴で非道な家族達から己の心を守るためガチガチに武装し、家族によって失う相手ならば先に手放せば良いという思いに縛られています。
本来ならこういった我を通す攻めは苦手なのですが、潤によって伝えられる彼の本心が切なくてぐっと引き寄せられました。
ただ気になったのは、潤が可畏へ惹かれるのが異様に速いこと。
それには潤が生き物の声に同調しやすいからという設定が用意されてはいるのですが、なんとなく彼の愛が同調によってなのか本当に好きになったのか判断に迷います。
潤にその能力がなくてもそうなったのか…
その辺りが少しもやったので萌×2にさせて頂きました。
あ、ちなみにわたしはKindle版なのですが、挿絵はなしでした。
その為可畏のビジュアルが想像しにくく、笠井あゆみさんの美しいイラストを堪能するためにも紙媒体の方がお勧めです。
先生のファンということと、インパクトのある表紙に惹かれ購入いたしました(*^-^*)こちらのシリーズの3巻【水竜王を飼いならせ】が発売される前に振り返り読ませて頂いたのですが、とても楽しかったです‼︎やはり、犬飼先生の世界に入り込むまでの扉を開けるまで時間が必要です!しかし入り出すと(いつもなのですが)止まらなく、時間の全てを使いたくなります!熱く深く涙する場面もあり、潤と可畏の恋愛を読んでいて見ていて、こんな心地いいなんて♡と読み終えた時思いました。可畏は肉食恐竜ティラノサウルスの遺伝子を持つだけあって潤をどれだけ抱くのだ///と心拍上昇↑しかし強引ばかりではなく潤と共に過ごしていくようになり、自分を優先から誰よりも潤を大切に想い、先に手を出すではなく→考え行動するようになります。映画館でのシーンがキュンときました。まさかの◯し◯り!ほんと素敵な作品です♡
表紙の絵も綺麗だし評価も高かったので購入してみました。
私にはこのお話は合いませんでした…。
世界観も攻めが俺様で受けが美人系なのは大好物なのですが、痛々しすぎる。
結構暴力シーンがあって、その暴力の理不尽さに読んでいて嫌悪感を抱きました。
あと、Hも乱暴すぎるというか…。
無理矢理は大好物なんです!!
大好物のはずだったんですが…このお話のはダメでした…。
無理矢理なのは最初の方だけで、最後はラブラブ(?)なんですけどね。
最終的には両想いになりますが、それも理解できない。
すごい乱暴されたり暴力も受けていたのになぜ攻めを好きになるのか…。
攻めの心の声が聞こえてて、それに惹かれた(?)のかもしれないですが
それが納得できませんでした。
続きが発売されていますが、この二人の続きを読みたいとは思えませんでした。
ブライトプリズンの大ファンで犬飼先生の本は全部攻略しようと今頑張っているところです。
今回は、3巻が刊行されるようなのでシリーズまとめて読んでしまおうと思い、手に取った次第です。
結果、一言でいうと...ワオ凄い...潤君強すぎ...という感じですね。笑 可畏に暴力をふるわれても、彼の気持ちを感じ取って許してあげられるって...どんだけ懐のでかい高校生だオイ!とツッコミを入れたくなりました。
お話の舞台は、恐竜人間の全寮制学校です。そこの王として君臨する可畏と、彼に目をつけられた人間のベジタリアンで美形の潤のお話です。全寮制で超美形揃い、情夫、とまた犬飼先生のワールドにどっぷり浸かったこの設定ですが、好きな人は好きですよね。笑 犬飼先生のファンなら楽しめる世界観です。
ただ、今回ネックになるのは攻めの可畏による潤へのDVのような暴力です。いや、DVを超えてますね...
潤は、可畏によって、怪我をしてもすぐに治癒する身体にされましたが、それでもその瞬間瞬間の痛みは普通の人間と同じです。特に、後半可畏が潤への自分の気持ちを自覚した後、彼を殺させる描写にはかなりびっくりしました。もちろんそんな簡単に死にはしませんが、ハンマーで殴られて井戸に長時間落とされた潤が、その後助けにきた可畏を簡単に許す姿に驚きました。しかも井戸の中でエッチておい......
.お盛んでよろしいですが、潤には可畏がトラウマにならないのかと不思議に思ってしまいました。
まあ、ファンタジーだし、そうゆう繊細な関係性、感情をテーマにしていない作品だと思うので、私はサラッと読みました。ただ、これが受け付けられない方はこの本かなりキツイと思います。
私は犬飼ワールド大好きなので、このまま2巻に進みたいと思います。
恐竜人間という設定といい、想像を上回る暴力といい、かなりびっくらこいた作品でした。
ファンタジーBLとしては非常に面白く
スピード感のあるストーリーと
弱肉強食表現の躊躇いの無さは圧巻です。が、
交通事故→拉致→体質改造→強制的に転校(妾?奴隷?)
→筆舌し難いプレイ→束の間のイチャコラ→裏切
→イチャコラ再び→血肉を争うバトル
この流れで絆されるとか
良いところに目を向けるとかそういう次元じゃない気が・・・
どこをどうしたら受からの愛情に繋がったんだと考えると
DV被害者の心理とかストックホルム症候群まんまで怖い(ので中立です)。
でも面白かったんで続編読みます。
これ続編も出てるんだよね、、読みたい!
イラストは綺麗っちゅーかエロい。
実は恐竜とかどうよと思ったけど、思ったけど読んだけど、おもしろかったですけどね!
可畏の乗る車に轢かれて死にかけたのが嘘のように元の体に戻って更に怪我はすぐ治るようになっちゃったり。愛人1号の扱いで嫌がらせされたり。他のものの気持ちが読めちゃったりするせいで、可畏が自分を好きだから好きに感じるのか異常な環境のせいで好きになった気がするのか悩みながら、両思いになっちゃってラブラブのエロエロですわ。
続編は翼竜王ってあるから主役は交代かなぁ。。
ラブラブな二人が読みたいけどね!
恐竜BLとか、業界もついにここまできたか、と思わず唸るような設定です。
分類としてはファンタジーなんですが、現代の普通の高校生で、受は生き物の心の声が聞こえる、みたいな特殊能力があるくらい。
あとは攻が恐竜ということくらいで、剣と魔法の世界みたいな作り込まれた世界観ではないです。
と、なんだかこう書いてみると、剣と魔法よりも更に濃いめのファンタジー臭がするな……と思ったんですが、ホントにかなり濃いめです、色々と。
まず犬飼さんの暴力描写には、今まで散々眉を顰めてきたのですが、これがこの作家さんの持ち味だと思うようになってからは、この意味不明なDVまがいの行為を普通に読み流せるようなになりました。
特に今回は相手が恐竜で、理性でどうにもならない面と、色々とオコサマな事情があるので特に気になりませんでした。
心の声が流れ込んでくるために、その気持ちに同調しやすいという受の設定も、それがあるから好きになっていく過程に、あまり無理な違和感がなかったです。
DVよりも何よりもしんどいのが、スプラッタばりの流血描写や、内蔵だとか食いちぎるだとか、穏やかではない字面……。
もちろんそこには愛があるゆえの行動で、ふたりが非常に愛し合っててせつない展開ではあるんですが、そこはさらっとお願いしたかった!
挿絵は神々しいほど美しいです。
まず、BLの表紙なのに、ひとりしか描かれていないのが新鮮。
攻はどこに?
と思ったら、お口の中にすっぽり受をくわえ込んでました(笑)
BL界広しといえど、お口に受の身体をまるごと入れちゃった攻はいないと思います……斬新すぎてまじまじ眺めちゃった。近○勇もびっくりだわ。
耽美な絵柄と耽美な話、そして濃厚なエロ成分。
意外なレーベルからの発行でしたが、非常に楽しく読むことができました。
犬飼ののさんてすごいなあ。
まさか恐竜が戦う姿に萌えがあるとは想像したこともありません。
樋口さんの虫にもあり得ないと思っていたけれど、恐竜に萌える日が来ようとは…
動物の感情がわかってしまうために食すことができずベジタリアンな潤。
ある日偶然な出会いから恐竜の血を受け継ぐそれも王者の風格を纏う同じ年の高校生カイに見初められる。
見初められるといってもラブとは程遠い生餌として気に入られたと言うもの。
このカイという男、今まで見たこともないくらい俺様で傲慢で非道。その上自分以下の恐竜は支配するか餌にすると言うんです。
けれど、対する潤も決して気弱で言いなりになるタイプじゃあないところがいい。
芸能事務所からのスカウトがひっきりなしな超絶美形で儚い外見に反し意志は強くて負けてません。
やりたい放題の恐竜王をいつしか飼いならしてしまえるくらいに。
そんな潤の優しさや強さに触れながら徐々に絆されたり喜びを感じてしまう自分に焦りや罪悪感を感じたからといって部下に命じて殺させようっていう発想が行き過ぎですよ。
身内の恐竜に取られて食われるくらいなら壊してしまおうという発想は子供っぽい。
それも苦しまないよう一撃でとか死体をオレに見せるなとか条件付けるヘタレです。
側近たちが人間の感情や常識を理解し王の命令と本心の齟齬を察してくれるような賢い方でよかった。
終盤の恐竜の激突は圧巻でした。
かっこよかった。
犬飼ののさんの作品は初めてでしたが、笠井あゆみさんのイラスト
に誘われて電子版(イラストないんだね!痛恨のミス!)を購入しました。
きょ、恐竜て!あんた、恐竜て!
とおっかなびっくり読んでみると おやまぁ まんまとハマりましたよ。
私、執着・俺様攻め×美人受け 大好物なんです。
他のレビュアーさんのおっしゃる通り、確かに可畏(攻)が潤(受)に
暴力を振るう、挙げ句の果てには殺そうとまでしちゃう場面があるので
内心「これこれ、ちょいと落ち着きなはれ」と思わないでもないし
ないわ〜と思われる方もいらっしゃると思います。
でも、可畏には可畏なりの、そうせざるをえない理由があり
殺せと命令したことを激しく後悔する(そりゃもう立てなくなっちゃって錯乱しちゃうくらいに) & 自分ひとりで助けに行く(誰もついて来ないでね!2人の時間なんだから!って)場面もあるので、まぁ お姉さんは許すとします。
そうそう、周りのキャラ(ヴェロキラ、生き餌ちゃん)もいい味出してました。美少年に囲まれていいなぁ可畏は。
潤には災難だったねぇと同情を禁じ得ないですが、まぁしょうがないよね。可畏、潤が大好きなんだもん。仲良くやってください。
続巻ではもうちょっと丸く、甘くなった可畏に会えますので!
と、ちょっと宣伝しつつ。お後がよろしいようで。
遂にBLの人外攻めもここまでのキワモノが現れたか、とも言える恐竜の血統が登場。
攻めとなる可畏は下っ端が逆らえば容赦なく暴力で報復を下したり、弱い草食恐竜を獲物扱いしたりと弱肉強食な力関係がものをいう社会に君臨している。
そんな世界の中、潤は瀕死状態から可畏に命を助けてられた時に目を付けられて、彼が支配する全寮制の高校へ無理矢理に転校させられてしまう。
しかし、潤はパッと見は線の細い美少年でも元から居る取り巻きの愛人達にいびられてもへこたれないし、小物恐竜に囲まれても怖がらない、実はなかなか逞しい性格の子だった。
何せベジタリアンとして生活してきたのに、肉食でヘビーな環境に放り込まれてしまう訳だからとても堪えられないのでは?と感じたが、前向きで明るい性格で乗り切ろうと頑張っていたので心配は無用だった。
心情面のほうも、いっそ恐竜社会の王者の威厳を放り出し潤を守りたいという可畏の葛藤と、可畏の心の叫びを捉えたいと思う潤の懸命さが伺えて、この二人が心を通わせるまでの過程が今回の見どころなのだろうな、とは感じた。
元々犬飼さんの小説は、特殊な種族に纏わる血統のこだわりとか血の繋がった一族同志の確執、それを取り巻く特権階級とか他では見ない独特な設定や世界観があって、それを読む度にアイディア豊富だなぁと感心させられる。
おまけに濃厚エロもいばら道な運命も盛り込まれていて、さすが恐竜BLだけあって良くも悪くも重量級ってところだろうか。
笠井さんの挿絵も話のムードもアダルト(*大人)な雰囲気を指示している中で、ここまで書いて悪いところはないはずなのに、たったひとつ、自分の中ではこの二人が高校生って設定だけが引っ掛かってしまって本当に惜しい。
些細なつまづきで勿体ないけれど、もしこの二人がもう少し大人って設定ならば自分の中の萌え度も一気に上がっていたと思う。
トピックスに上がっていたのと、なんだか面白そうなあらすじ。
感想見る限り、「なんだよ面白そうじゃないのよww」
と思ったら買わずにはいられませんでした(´艸`*)グフフ
2冊まとめてお買い上げ☆
さて、今回の見どころはやっぱり「恐竜擬人化」というやつですね。
人間社会に紛れている恐竜の~な設定は面白かったです。
現実社会でもあの人は~で~と思ってみるのも面白そう。
ストーリーはと言いますと
美形な受が、ドッカン事故にあったのをきっかけに
攻に惚れられて、強姦されて、監禁されて、自分の女にされて~
という展開ですね。
最初の想像では、もっと凶暴というか傍若無人なイメージでした。
なんてったって、凌辱!だの、強姦!だのの言葉が羅列していたからでございますわな。
ただ、読み進めるほどに確かに強姦凌辱モノではあるのですが
どちらかというと、(個人感覚)甘目なプレイ等々が多かったかなと思うのです。動物の心が読めてしまう(聞こえる?)受が
攻の気持ちを受け取ってしまう。「淋しい・・・愛してる・・」
そこから少しずつほだされて~な展開になっていくわけで。
ラスト間際の、血しぶき舞い散る描写があるので
要注意というところはあるにせよ、ある意味純愛。
不安定な攻を可愛いと思えるかどうかがミソかなと思う作品でした。
何気にラプトル4人衆が好きだったりします。
そっちにピンポイント何かあてたの読んでみたいなーと思ったり。
これが電子になるのをずっと待ってました!(笑)
自分の中のBLの守備範囲が東京ドーム17個分くらい広くなってる事を実感した一冊。
インスピレーション的に『これ絶対読みたい・・!』と、新たなスタンドに足を踏み入れてしました。ドーム18個目に突入か・・
前々から好きな作家様ではあったんですが、この強烈な陵辱モノの匂いに完全に嗅覚ヤられました。
こういう陵辱モノの一番大事なとこは・・純愛だって事なんですよ・・!
腐ってもBL!やっぱり一途が一番!
そこをさらりとマークしつつ、最強且つ最恐Tレックス様のネガな部分を感じ取って、それを叶えてあげようとする受けが、涙ぐましいv
かわいい!このCPかわいいよ〜v
続刊もとっくに出てるけど・・家庭にBLを持ち込めない立場なので・・必死に我慢です;はよ!電子!はよ!
好きな奴になら、何されたって許せる。
だってホントに、わかってあがられるのはオレだけだから。
でも、ちょっとでいいから、オレにも恋人にするみたいに優しくしてくれたら嬉しい。
凶暴濃厚エロの中で育てるピュアな恋。
この設定にヤられない人はいない筈・・
これで新たなフィールドに立てるか、新たな壁にぶちあたるか・・
万人にお勧め出来ないのが本当に残念・・!
でも、痛かろうが陵辱だろうが人前だろうが、一途なんです。大好きなんです;そこが泣ける!
いやしかし。この表紙スゴ過ぎます。
これ見ただけで欲しくなりますよね・・っ
本当に残念・・BL好きな人が皆、陵辱もの好きだったらいいのに(笑)
話題作だったこれの2作目が出るので、こちらから読み始めてみました。
犬飼作品は初読みです。
もふもふとか人外もの好きですが、恐竜とは珍しい。そして恐竜でさえBLにつなげられるなんて!BLってすごい。
恐竜ものなんて初めてで、未知の領域だけに自由に設定してあって、面白いと思いました。様式美がない分新鮮でした。
表現はところどころ「ん?」と思う部分もありましたが、それがこの作家さんの持ち味なのかな?
ベースは身分差暴君モノがしっかりあって、大筋の展開は様式美なんですが、恐竜がからむとこんなに面白くなるんですね。
不満はというと、やっと結ばれてこれから!というところで終わっているので、もう少し幸せなシーンが読みたかったです。
この期待は、続編で晴らすことにします!(続編出てから読むことにしてよかったです)
読んだのはだいぶ前ですが、2がもうすぐ発売なのでコメントします。
まず恐竜の設定が素晴らしくオリジナリティがある!
タイトル、表紙、あらすじからして面白いに違いないと思わせるパワーを感じました。
内容はさすが犬飼さんという世界観の創り方!
甘さはほとんどなくて、切ないむしろ痛いシーンが多かったです。
個人的に愛ある鬼畜とか酷い性格の攻めが受けに夢中になって振り回されちゃうお話とか大好きなんですが、今回の攻めは、そーゆーのとはちょっと違いました。
完全弱肉強食の世界で、時には親や兄弟とも殺し合わなければならない攻めの置かれた環境やこれまでの生い立ちが切ない。。
ただ、皆さんのおっしゃる通り、攻めが自分の平穏のために受けを殺そうとするシーンはショックでした。
上から袋かけて頭蓋骨を割ろうとするって。。どんなスプラッタ?!
受けの気持ちを考えると、私だったら絶対攻めのことは許せないし恐怖の対象にしかなりませんがね。。
包容力のある寛容な受けのおかげですね。
きっと2では2人の関係性も更に深まって、甘いところも見られるのではないかと勝手に期待しています!!
「暴君竜を飼いならせ 2」が出るとのことで読み直してみました。確かこの本が犬飼さんの初読み作品だったと記憶しています。恐竜という題材が斬新だなと思ったのと、笠井さんの何とも美しい表紙に釣られて買ってみました。さて内容は皆さま書いてくださっているので感想を。
痛い表現もかなりあるのですが、それで「恐竜」という題材がかなり生かされていると思いました。人間とは異なり「捕食する者」「される者」に分類される恐竜ならではの表現だな、と。また攻めの可畏は暴君で酷い奴ではあるのです。けれど、弱いものは必要ないと家族からも疎まれるT-rexならではの孤独もきちんと描かれているため、彼の強くなくてはならないという気持ちもきちんと理解できる。今まで可畏を恐れることはあっても、可畏の気持ちに寄り添ってくれる他人がいなかった彼にとって、潤の存在は異質なものであり、ゆえに潤を手放さなくては、と恐慌をきたしたのだろうとも思いました。いずれ家族に潤を奪われるのなら一思いに逝かせてやりたい、というのは彼なりの愛情だったんだなと。それが間違ったやり方だった、と彼自身で気づいてくれたことで救いがありました。
可畏の気持ちが読み取れること、また可畏のさり気ない優しさに触れてどんどん彼に惹かれていく潤も可愛らしかったですが、ただ、なぜ可畏の気持ちが理解できるのか疑問だったのと、可畏に対する気持ちはストックホルム症候群なんじゃないの?とかちょっと思ったりもしました。
読む前は、表紙は「潤が食われてる!」と思いましたが、読んだ後に見てみると、あれはお互いの信頼関係の上に成り立つ構図なんですねえ。何とも意味深な絵柄で素敵でした。
「2」ではどんな展開になるのでしょう。犬飼さんが「1とは違って攻めが受けに甘々になっているので~」と呟かれてるので、非常に楽しみです。
あー、スンマセン。
ゴメンナサイです、はい。
恋人を殺すとかありえん!
私もマジで怒ってしまったんです!
でもやっぱり可畏(攻め)が潤(受け)を部下に殺させた
シーンだけは許せませんでした。
しかも、口をふさぎ、手錠をかけ、目隠しをして、
自分の見えないところで、
部下に命じて、頭をハンマーで一撃とか……
もう悲しすぎるを通り越して、怒りしかありませんでした。
可畏(攻め)、てめえアホか!
てめー、絶対許さねえ!
潤(受け)が許したって、私が可畏を許さん!
潤も潤だ!
完全に殺されたも同然で、相手を許すなよ!
ほだされるなよ!
特殊能力がなければ、本当に死んでたんだよ!?
もっと怒れよ!
ああああああ!
この怒りをどこにぶつけてくれよう!
人間じゃないから、許される?
恐竜だから、許される?
そんなの何も理由になりません。
2ヶ月も関係を持ち、少なくとも可畏は潤を
失くしたくない存在だと思っていたはず。
なのに、こんなに簡単に切り捨てて、殺すなんて……
はあ……
怒りも有りますが、凄くつらいです。
こういう幼稚なことしか見えてないところは、
やっぱり可畏も普通の18歳だったってことなんだろうか。
確かに最後は、ハッピーエンドでした。
可畏が潤の大切さを思い知り、幸せに島から
学園に帰ってゆく…という最後でしたが…
うーん、やっぱり「殺させた」ということ以外でも
許せないことがチラホラ。
出会いがレイプですからね。
これからして、もう許せん。
学園に拘束してからも、一挙手一投足、可畏の言いなり。
命令は、絶対。
自由もなし。
あーー、こんなん、私だったら絶対我慢できん!
これが可畏(攻め)の潤(受け)への
愛による執着だったらまだしも、
そうじゃないですからね!
まだこの時点では、潤を本気で愛してませんからね。
攻めの受けへの酷い仕打ちは我慢できませんでした。
殺してんじゃねーよ、
最低ヤロー!
てめーなんざ、豆腐の角に頭ぶつけて
二度と起き上がるな!
と、いうわけでこの評価です。
スンマセン、ホント。
あと言葉も悪くてゴメンナサイ…。
あ、でもエロエロを読みたい!って方には
オススメかもです。
内容は最初から最後までエロエロです。
大好きな作家さんの恐竜BLです。
序盤から流血があったり、攻の可畏が受の潤を殴ったり(攻の受に対する暴力は個人的には地雷なのですが、、、)とアララな場面もあるのですが、全体的にとても面白かったです。
分類すると現代ファンタジー&学園ハーレムでしょうか。
可畏を含め恐竜の遺伝子と能力を持つ者たち、そして可畏の血を得たことで恐竜の影を見抜くことができるようになった潤。
世界観もきちんと作り込んであるので、安心して違和感なく愉しめました。
可畏は一見本当に暴君で自己中な言動などあるのですが、
かなり最初の頃から「一緒にいたい……」と潤に対して切ない想いを寄せます。ツンデレです。紛うかたなきツンデレです。
そしてやむを得ない理由から潤を殺すようヴェロキラたちに命じますが、その後可畏は激しく後悔します。
そして「潤の死体」を捨てた井戸に向かい、
暗い場所が苦手なのに井戸の中に入って潤の無事を確かめずにいられなかったところとか、直球の甘さではないのですが、行動でその純粋な本心が雄弁に語られます。そして想いを確かめ合うHシーンも甘く、可畏はとうとう潤を守るためーー潤を最も大切な者だと自覚してある決断をします。
ところで、可畏の気持ちに添えるよう、潤が死なないようきちんと計らっていたヴェロキラたちの行動も心憎いです。
この井戸のシーンもとても良かったのですが、
エレベーターのシーンもお気に入りです。
可畏のトラウマによる恐怖感・殺意と潤への想いの葛藤。
混乱する頭でグルグル思考が巡って--潤を危険な者だと思いながら
その温もりにすがらずにはいられない可畏が、何とも言えず切ないのです!!
Hシーンも多めで、美麗イラストと相俟って(特に口絵の二枚目は構図も良くて絶品のエロさですし、あんまりBLらしく見えないな、と思っていた表紙も帯を取ると実はすごいことになっています)、そういう意味でもとても満足でした。
それと潤が作る食べ物がとっっってもおいしそうで!
この物語ではカボチャのポタージュとアボカドのサンドイッチの描写で、お腹がすきました(笑)
ツンデレ系暴君な攻と切ない物語が好きな方にお勧めです。
ファンタジーや学園物が好きな方にも。
犬飼作品に散見する、受けを殴る攻め。私の好みじゃないはずなんだけど、そんなに後味悪くなかった。殴るどころか、一旦は本気で殺そうとまでしてるのにね。でも攻めの可畏の生い立ちを思うと、弱者は即淘汰される一族にあって、最強のTーレックス(=暴君竜)でありつづけることが唯一の存在意義なわけで、何かに執着すること=弱みを持つことであり、迷い恐れる気持ちもわからないではなかったからかな。
では殺されそうになった受けの潤は、なぜ可畏を赦せて、愛してしまえるのか。それは彼が動物のこころの叫びを「受信」できてしまう特異体質の持ち主だから。
およそ恋愛が拗れるのは、相手の本当の気持ちが測れないせいだと思うんだけど、潤に関してはその心配はない。手ひどく扱われても、その裏に隠された可畏の恐ろしいまでの孤独と、自分に対する渇望が正しく伝わってくるから、間違わずに愛し続けることができる。
ちらりと砂原糖子さんの「言の葉シリーズ」が頭をよぎりました。あちらの皆さんは、相手の気持ちがわかってしまうことで恋愛においてはむしろ悪戦苦闘していたイメージが強いのだけれど、本作の潤と可畏は、力に救われてますね。「俺は、お前を求めて叫んでたか?」潤に心を読まれていたと知った時の可畏の台詞にはぐっときました。
かなりのぶっ飛んだ設定にもかかわらず、破綻なく最後まで物語を突っ走らせる犬飼さんの膂力には相変わらず脱帽。欲を言えばラスボス(可畏の実母)との対決がページ数も押してたせいかすこしあっけなかったかな。笠井あゆみさんのイラストも美麗で眼福でした。
思ってたよりラブが少なくてあんま趣味じゃなかったです…。
個人的にムリやったんは一回殺す気で井戸におとしたトコ……‼︎ 攻めが受けを……。そこまでにいろいろあるし、
愛ゆえ感もあるんですが、普通に怖かったーーーー‼︎
そのあと普通に助けてるのもよくわからんです…。
鶏は別に、血が苦手とかだれか死ぬのいやとかちゃうんで、
多分ふつうにカップル感を認知できひんかったんやと……。
あれ、どこにラブ⁇みたいな!
とりあえず、鶏さんにはむずかしかったです…( ̄◇ ̄;)
今度、弟の部屋にある恐竜図鑑をこっそり見ようと思います。
ティラノの図を見て可畏だ~とか言ってる姿を見られないように…
今の社会には恐竜遺伝子を持つ人たちがたくさんいて
弱肉強食、上には強い者が、その強い者に弱い者がつく
という構図が出来てるんだ~って納得しました(笑)
そういう風に考えたら、まだ生きて行けそうです。
(あの社長はなんの恐竜遺伝子持ってるのかな?みたいな)
可畏もなんて酷いことを…って思ったけど
裏の感情というか想いを知ると何とも言えない気持ちになりました。
犬飼ののさん、初読みです。
恐竜BLってどんななの?と思いましたが、成る程うまく纏まってます。
恐竜遺伝子を持つ竜人族が、裏社会で強大な力を持っている設定で、
その竜人族の次期トップである可畏が潤を見初めて、彼のハレムに無理矢理入れるところから、物語は始まります。
全てが強引で、潤の意思など関係なく事は進んでいくのですが、
潤の特殊能力である、心を読めてしまうことによって可畏の心の内を知り、可畏を恨むどころか彼をほっとけなくなってしまう。
この徐々に可畏に惹かれていく潤の気持ちに無理がなく、彼にどこまで手を伸ばしていいのか悩みながら距離を縮めていく様にどきどきします。
一方の可畏は、弱者を虫けらのように扱いながら、本当は人に自分の弱みを見せられないという恐怖心が常にある。
彼の心の変化と葛藤、そして決意が後半の見所。
最後の親兄弟の争いが、闘いに終止しているのが少々残念でした。
恐竜だから力がすべてなのでしょうけど。
流血&暴力シーンは多々ありますが、痛みはあってもすぐ治るという特殊な設定もあり、痛くてたまらないほどではないかと思います。
最後はとても暖かな終わりかたでしたし、
笠井あゆみさんの挿し絵も素晴らしく(特にキスシーンが!)
設定の斬新さと心模様の変化が楽しめる物語でした。
主人公潤(受)は、最初から痛い目にあってます。
車に撥ねられた挙句、可畏(攻)に目をつけられ、母と妹を安全と引き換えに無理やり竜人が集う全寮制の学園に転校させられ、愛人として囲われます(エロエロ)。
だけど、潤には動物の心の声を聴く能力があり、暴君である可畏の隠された心の声を聴いてしまい。
また、暴君である可畏の自分に対する行動の中に優しさを感じ惹かれていきます。
そして、可畏も…何をされてもへこたれず、他人に対して思いやりをもてる潤に惹かれていきと話は進んでいくけれど、そう簡単にはハッピーエンドにならないですね。
恐竜人であり、竜人社会を治めている可畏の家族がだまっちゃいないよ~(>_<)でした。
特にお母さん…怖いですね…(-_-;)
可畏は、潤を守るために戦いを選びます。
「潤、お前だけは殺さない。誰には殺させない。片時も俺から離れるな」だそうです。
二人が惹かれあう過程は萌えですが…
話の中で私的に受け入れられなかったのが、可畏の元愛人たちのあつかいでしたね。
期間限定で、その後は、うーっ(>_<)
映画のジュ●シック●ークで、恐竜に襲われる犠牲者が思い出されて…なんだかやりきれなかったです。
まあ、救いは、可畏が竜人の頂点に立つことで、犠牲者が少なくなるはずです。
潤が可畏の手綱を握るかぎり大丈夫でしょう。
そのためにも「暴君竜を飼いならせ」なんですね(^^)
人類の平和のためにも、潤には頑張ってもらいたいものです。
こんな展開ありですかと思わず唸ってしまうくらいある意味新鮮なファンタジー。
タイトル通りの暴君竜だけど、ありがちなオレ様攻めなど生ぬるい、
最強の肉食恐竜の遺伝子を持って現代に進化してきた一族が出てくる話で面白い。
受けの潤はかなりイケメンの人間で生き物の声が聞こえる能力を持ってはいるが
普通の人間でそれが竜人の可畏の車に引かれて瀕死だったのに可畏の力で助けられ
それがきっかけで竜の姿を見れるようになり生き餌として可畏に強制的に拉致られる。
オレ様な可畏と潤との単純なラブかと思うこと無かれ、可畏の苦悩や竜人の身内
特に母親と可畏の経緯は狂気の種族繁栄を背負っているだけに怖すぎる。
最強の種族のトップと定められた可畏が虫けらと変わらぬ人間に心を惑わされ、
その挙句にえっ!と思える凶行に走るのもビックリな展開でドキドキしちゃいます。
本人すら認めることが出来ない心の弱さと愛を願う叫びを本人も知らないうちに
感受してしまう潤の能力、弱肉強食一族の話は今まで無かった新しい面白い展開で
かなり楽しめる作品でした。
神評価でないのは個人的な好みで甘いファンタジーがやはり好きでちょっと辛口で
グロ展開もある作品だったのでダブル萌えにしてみました。
いやぁ~面白かった!
エンタメ要素満載で、最初から最後まで楽しめた1冊でした☆☆☆
面白い、といってもコメディの面白さとは違います。
その設定や展開かもしれません。
自分的に犬飼のの作品の特徴はこうしたファンタジー設定を置く時、それなりに他の作家さん達もオリジナルの設定などを持って独自性を出してはいるんですが、この方のは一味違うモノがあると思うんですよ。
吸血鬼モノにしてもしかり、他生物のヒエラルキーなどを上手く使い(他社作品でもそうでしたね)
描写についても、グロに成り過ぎない程度に血の効果を上手く使い臨床感を演出し、
今回は作者さんの過去作品「ふたりの悪魔」を何気にほうふつさせる設定とか
ワクワクさせるもの(自分にとって)テンコ盛りで、しかも何と今回は恐竜ですよ!
恐竜に興味はあっても別に萌えないわ~と思うんですが、その生物的ヒエラルキーを上手く使って超進化を遂げた恐竜族という設定。
題名からしても暴君竜ですからね!まさにピッタリ♪
純粋に楽しめたんです。
超進化を遂げた恐竜族の頂点に立つのがT-REX
アジアの希少なティラノザウルスと生まれ、その一族の後継となるべくその礎を築くために作られた学園の生徒会長・可畏
彼に不運にも見染められてしまったのが、動物の声が聞こえるために肉類が食べられず生粋の菜食主義者となっている美貌の高校生・潤
この潤の特殊能力と天性の性格ゆえに、可畏の唯一の理解者と連れあいとなっていくお話でした。
この可畏が名前に”畏怖”の漢字をあてるほどですから恐ろしいほどに暴君!
そう、まさに暴君
大勢を侍らせハーレムのようにし、飽きたら家族に譲りその末路は犯され食われるとか!
どんだけ怖い一族何だってほどに、恐竜のイメージを設定してるところがなかなかに満足な点。
しかし、彼にはそれなりに思う所があったのですよ~
ちょっぴり切ないんですが、でもやっぱり最強の肉食獣!
その母親が凄かったですね~!
強姦まがいで最初は痛い、血も出るし容赦ないし、痛いの苦手な人には辛い描写もあったりするかもしれません。
でも、それを乗り越えて主人公が唯一になっていく姿があり、それによりきっと何かが変わるかも?という予感もさせるのでそれが救い
主人公の前向きな性格があるからこそ、救いになるのです。
表紙も斬新ですし、今までの笠井あゆみイラストのエロ構図という点ではそんなにエロな絵はないんですが、かえってそれも新鮮でした。
やっぱりこの作家さんのファンタジー大好きだな~と再実感した1冊です。
さすが犬飼さん!エロが多めなんですがちゃんと読ませる所もあり、甘々になるのかな~と思ったら最後はシリアスもありで良かったです。
恐竜vs恐竜対決なんかもあって、ちょっと痛い表現(怪我)もあるので苦手な方は注意!!
そして笠井さんのイラストがまた綺麗で、相変わらずエロくて素敵でした。1ページだけですが恐竜(ヴェロキラプトル)のイラストも書かれています。
あとがきで作者さんも書かれてますが表紙が攻めの口の中にいる受けという珍しいのも印象的でした。
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沢木潤は動物の心の声が聞こえるため、肉が食べられずベジタリアンとして育ちます。
高校に行く途中猫を助けようとしてリムジンに轢かれてしまう。その車に乗っていたのが傲慢で俺様な竜嵜可畏だった。死にそうになった潤を可畏は自分の希少な血で助ける。
潤が目を覚ますとリムジンのシーツの上で何故か全裸。「お前は俺の餌だ」と可畏に強引に愛撫される中、可畏の『一緒にいたい・・・』という悲痛な心の叫びが聞こえてきて・・・。
次の日学校に行く途中で竜泉学院の生徒達が目の前に現れる。その生徒達の影はなんと恐竜だった!!「会長が会いたがっている」と言い無理やり潤は竜泉学院につれていかれる。
そこにいたのは生徒会長の可畏で、なんとT・レックスの遺伝子を持つ竜人だった!
可畏に助けてもらった時に与えられた血の影響で恐竜の影が見えるようになった潤。その場で無理やり媚薬を塗られ体を開かれてしまう・・でも可畏からまたあの心の声が聞こえてきて。
潤は寮に入る。そして毎日キスやセックス。貸切映画館でのプレイや、潤がどんどんほだされて甘々になるのかな~と思ってたらやっぱり犬飼さん。最後シリアス展開でした。
最後の方は可畏の心の叫びの原因になった親・兄弟たちが係ってきます。
恐竜vs恐竜も出てきます。ファンタジー色強いですが私は、せつなかったり、対決の時はどうなるのとドキドキしたりして良かったです。
最後の方はタイトル通りだと思います。神評価で☆