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yawarakai toge to aoi yuki
1冊丸ごと表題作、全7話です。
葉芝真己先生のオリジナル作品は、静と動の緩急メリハリがついた展開のものが多い印象なのですが、この作品は原作者である崎谷はるひ先生の小説の雰囲気の「しっとりとした落ち着き」を感じました。
1話は隆伍の目線で進んでおり、上からものを言うような態度だったのに、それ以降は瀞の目線に変わっており、隆伍がうってかわって健気に大人しくなっているのが、どうにも妙な感じがしました。隆伍が強引にキスしておきながら来るか分からないのを待ちぼうけしているのが、どうにも消化できなかったです。最初から最後まで瀞の目線でストーリー展開した方がまだすっきりしたかもしれません。
隆伍は転職していないようなので、部長とはどうなったのかも気になりました。全体的な雰囲気は好きなのですが、「すっきりしない」印象でした。小説+挿し絵だと情報が補完できて良かったかもしれません。
崎谷さんが原作の漫画はどれも心理描写が丁寧で良質な恋愛もの!て感じでとても好きです。
これも例に漏れず丁寧で心情でつくられたせつないお話。
でもかなりじれったい、すれ違いのお話です。
瀞は五年前恋人と思っていた上司の横粂が結婚してしまい、ショックで新婚旅行中に姿を消します。
5年たって独立していた瀞は横粂と再開し、横粂に口説かれるのですが冷たく突き放します。そのくらい瀞は傷ついてもう誰も好きにならないと決めているわけですね。
とにかく横粂の第一印象がよくない。
5年前、瀞を裏切った真相も徐々に真実が明かされる展開になってはいるのですが、それを「不器用だった」で終わらせていいものかどうか。
もちろん瀞に対する愛は確かにあると感じられるのですが。
結局不器用で言葉足らずだったから究極のすれ違いをした、という感じなのでもっと早く話あってれば良かったんじゃないかと思わなくもないのですが^^;
瀞が意地っ張りでツンデレなのが可愛いかったです。
久しぶりにここまで意地っ張りなのは直球で好みでした。ちょっと意地を張りすぎかな?と思わなくもないけどツンデレ受け好きさんには是非オススメしたいです。
でも、このツンデレぷりを味わうにはやはりこの離れていた5年の年月は必要なのかも。
ちょっともったいないのは、もしかしたら、小説向きのお話かなあ?と思ったこと。
何があったか、真実はどうだったか、今はどう思ってるか、わりと話し合いで終わってしまうような内容だったので、原作が小説形態でかかれていたとしてもせっかく漫画なのだから、漫画ならでは!というか、漫画でしかできない表現がたくさんあるストーリーだったらよかったのになあと思いました。
葉芝さんの絵柄は素敵でお話にとても合ってると思いました。
すっきりしないところもありますが、全体的によかったと思います。
コミックはあまり読まないのですが大好きな崎谷さん原作と知り興味を持ちました。
密かな社内恋愛の相手に一方的に裏切られ、その数年後に事情があったんだからと口説きまくられ絆されて許しハッピーエンド、という展開にどんなふうに料理してくれるのかと楽しみに読みました。
でも、期待が大きかったせいなのか読後感もすっきりしなくて、再読したいとは思いませんでした。何度も読めば良さがわかるのでしょうか…。
多忙な余りの擦れ違いとか誤解とかどこの時代のメロドラマかと思いました。
横粂の傲慢なまでの自信過剰さや、愛されているから何してもいいし何があっても待ってろ着いて来いみたいなところが許せなかった。
せめて瀞が消えて直ぐにそれなりの機関を通じてでも探し出して事情説明すればよかったのに、5年後の偶然の再会があってじゃあ口説いてあわよくば元サヤにみたいで一途な思いは感じられなかった。
不器用で言葉足らずを免罪符にはできないです。
逆に瀞の自信のなさや自虐的な部分が健気を通り押してイライラした。その上、どんなに事情があったとしても5年前の裏切りは許してはいけないと思う。
そんなイラッとする部分や納得できない心情を、もっとうまく変化させていくとか、別れも再会も必然だったと思わせるエピソードや設定が欲しかったです。
また、横粂にちゃんと痛い思いをさせるとかお仕置き的な展開でもあれば少しはカタルシスが得られたと思う。
長い時間かけた痴話げんかですかという感じで読みながら瀞に同情したり悩ましい思いをしたのがバカバカしくなりました。
葉芝真己さんの絵は素敵でした。
馴染みがなかったのですがいいですね。
「5年前、心がめちゃくちゃになるような恋をした・・」
22歳のとき社内恋愛していた恋人隆吾に裏切られ
逃げるように会社を辞めた瀞。
男同士だし人には知られないように隠れて付き合っていたが、信じていた。
なのに、隆吾は上司の娘との結婚が決まっていた。
そんな時、瀞の父が亡くなる。
葬儀が終わり、仕事に復帰した瀞だったがなるべく隆吾に会わないようにして
結婚式後、隆吾が新婚旅行に行っている間に退職していた。
あれから5年・・・。
「瀞か?」その時、『5年前に止まっていた時間が一瞬で流れ出すのを感じた』
葉山にある画廊で店長を務めながら店の2階で生活している瀞。
5年ぶりに会った隆吾はまた瀞をあきらめてはいないと口説きだすが・・
瀞の中には、5年前裏切られたあの辛かった想いしかなく
頑なに閉ざされた心は、そう簡単に開くものではなかった。
突然、付き合っていた恋人に婚約者がいたと他人から聞かされ
もう心がずたずたになってしまい、人を愛することすらできなくなってしまった瀞に
何もなかったかのように、猛アタックしてくる隆吾に少しばかり不信感。
どんな理由があるにせよ、まずは自分のしたことを詫びるべきでしょう。
順序がおかしいでしょ。
瀞も瀞で、断りながらもずるずると少しづつ流されて行ってしまう。
あんなに好きだった男性だから、気持ちがわからなくもない。
あんな思いは二度としたくない、5年かけてやっと忘れかけてたのに・・・
だけど、やっぱりあんなに好きだったから、その時の気持ちを思い出してしまう。
どうしようもない理由があったにせよ、やっぱり隆吾のしたことは許しがたい。
瀞は隆吾の気持ちを受け入れ、また付き合うようになるが
そこまで好きだとこの5年間はチャラにすることできるのかなぁ・・・
5年前は同じ会社にいるからこそ、周りにばれないように
こそこそと付き合って、朝まで一緒に居られることもなかった2人。
そう考えると、遠くて時間はかかっても今の方がずっと一緒にいられるし
やっぱり、5年を埋めるに値するのかな・・・
ストーリーに多少違和感は感じても、ベッドシーンもひどいエロさはなく
2人の気持ちが伝わる感じがありました。
最後には、あー良かったね。で終われるお話でした。
付き合ってた男性が自分の知らないところでデキちゃった婚。
ハネムーン中に逃げるように彼の前から姿を消した。
その数年後…再会。
何食わぬ顔して口説いてくるこの男に、もの凄く腹が立つ!!
そしてその彼にまだ気がある受けを見ると凄く切ない…
(その時はなぜ彼が結婚したかの理由が解ってないから)
後々その理由がわかり、これで2人はハッピーエンド展開なのは解るんだけど
やっぱりこの攻めには腹が立った!!
逃れられない結婚の理由があったにせよ
その時に受けの気持ちを後回しにしてたのは事実!!
いくら避けられてても無理にでも捕まえて知らせるべきだったよね。
なのにすんなりとハッピーエンドになるのがちょっとイラッ。
受けの気持ちを考えると「良かったね」とは思うんだけど。
最後までなんとなく攻めが優位な感じでモヤモヤする。
後日談で受けが有利にラブラブ(攻めが振り回されるよう)な
お話が入ると萌×2なんだけどね。
こういうモヤモヤの残るストーリーってものすごく腹が立つんだけど
いつまでも自分の中に残るんだよね…
そういう自分にもイラつくんだけど
上手い具合にこの話にハメられてる???(^^;)
崎谷さんの原作、葉芝さん作画でとっても楽しみにしていました。
ただ、読後感はちょっと物足りない気もします。
受さまは新社会人で、上司の攻めさまに誘われるように恋人関係に。
受さまは初めての恋人で凄く幸せで、でもなぜ自分と?と不安な日々を送っていたときに攻めさまの婚約を知らされる。しかも、社内メールで。
それからお互いすれ違いの日々をおくり、攻めさまはあっという間に結婚し新婚旅行へ。
受さまは上司の攻めさまが新婚旅行中に会社を辞め姿をけして自分の道を歩いていく。
5年後に偶然再会したときからまた攻め様に口説かれて・・・
正直この攻めさま理由あるんですけど腹立ちます(笑)
崎谷さんの作品って受さま悪くないよなぁと思ってても受さまが折れることで関係修復する話おおくて、主人公を納得させ、気持ちを成長させる意味で必要なのかもしれませんが、私は個人的にもやもやしました。
ここで受に折れさせず、攻めさまが縋って(ある意味縋ってますが)くれる方が良かったぁ。
もしくは攻め視点の短編でもあればちょっと納得できたかも。
でも、攻めさまの結婚した理由がぶっ飛んでて、これは崎谷さんの作品だなと思いました(笑)
原作つきの漫画は物足りなさがあるだろうなあ…と期待していませんでしたが、小説と漫画の美味しい合わせ技にやられました。切ないストーリーに儚げな絵柄がハマってます。台詞もないひとコマにたくさんの感情が溢れていて、小説だったら数ページかけて読むところを一瞬で連れて行かれる感覚にゾクゾク。そして、原作があるからこそのどっしり感にグイグイ引き寄せられました。
5年前、係長×新人の立場で付き合っていた2人。不安定な関係はすれ違いと誤解のため突然悲しい終わりを迎え、それぞれ傷ついたまま別れ別れに。そんな2人が5年ぶりに再会する所からスタートです。
もう、出会った瞬間に切ないです。傷ついて、それでも5年間お互いを想い合っていた2人。もう離したくないと迫る攻めと、もう傷つきたくないと拒む受け。不安な気持ちで自制心ばかりが先にたってしまう2人。大人ならではの切ない気持が盛りだくさんです。
誤解が解け、お互いの気持ちが分かってすぐにハッピーエンドではなく、丁寧に進んでいく2度目の恋にキュンキュン。
「今夜は 帰らないでください」
この一言を言うまでにどれだけ泣いたか(涙)
一途で真面目な恋にしっとり&じんわりと幸せがこみ上げるラストでした。
崎谷さんの小説家と思い間違って注文してしまったのですが、葉芝さんの作画だったので、懐かしさもありキャンセルせずに購入しました。
読んだ感想は・・・小説でよみたかったなぁ。崎谷さんの原作と思わず読めば、それなりに楽しかったのですが、ついついこのシーンが小説でだったらどう表現されたんだろう。と考えてしまったりで・・・。イマイチ感情移入できないまま読み終えてしまいました。
葉芝さんのマンガ大好きだっただけに消化不良。もっとページ数ないと書ききれないんじゃないかな。