諸行無常のドメスティック・ラブ・ミステリ、浄化と再会編。

ミクとネオ 下

miku to neo

失忆男与怪坊守

ミクとネオ 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×213
  • 萌8
  • 中立11
  • しゅみじゃない8

--

レビュー数
20
得点
187
評価数
60
平均
3.4 / 5
神率
33.3%
著者
阿仁谷ユイジ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
シリーズ
ミクとネオ
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784863493667

あらすじ

自殺未遂で記憶をなくした青年・ミク(仮名)は、第一発見者でお寺の坊守・
涅生(ネオ)に保護される。お寺での気楽な居候生活はつかの間、徐々に記憶を
取り戻してゆくミク。一方ネオは、真実を知るごとにミクの過去の重さがのしかかる。
そして「ミクのことは絶対好きにならない」というネオの真意は…?
終焉に向かい、ミクとネオの物語はここから始まる。

表題作ミクとネオ 下

記憶を失い寺に居候する青年
安楽寺の坊守

レビュー投稿数20

後半シリアスに

さて、冒頭自殺という割とびっくりする展開をギャグの勢いで持って行った上巻でしたが、下巻ではそれぞれのキャラのバックグラウンドが丁寧に描かれてきて、きちんとお話として展開していきます。

硬いお仕事だけれど夜の蝶々さんとその娘さんと暮らしていたっぽいミク。服装に似つかわしくない子供用品を持ってい謎が、段々と明かされていきます。

一方のネオ。昔好きだった先生との関係が綾織のように語られます。彼の中にも恋愛の苦い過去、あるいは深い情念があることが分かります。
そんな2人が奇遇にも出会ったわけですが、2人の恋路は?
この不思議なお寺は一時の避難場所なのか、それとも?

というところがラストにむけて収束していきます。
どんでん返し的な展開もあり、それは読んでのお楽しみということで、この辺りで筆を置きます。

あとがきが全然なくてちょっと寂しかったかな。

0

ミステリ要素強め

緊張感が高まる下巻。
上巻からの伏線がどんどん回収されていって、どゆこと?どゆこと?とページを捲り、気がついたら最後まで一気読みしてました。
終始コミカルとシリアスのギャップがすごくて高低差で耳キーンのやつ。
ゆるめのコマで気抜いた後にくる、ミクが記憶を取り戻しそうになる瞬間のゾッとする感じがクセになります。
ただ一点、ネオが先生からミクに心を移していく過程がもうちょっと読みたかったなあと思ったので、中立に落ち着きました。

0

まさかのラストにビックリ

えー!?最後こうくる?!?!とビックリ。

それまで、笑い、どろどろ、謎…がいい塩梅でどうなんの?どうなんの?とハラハラドキドキで。

五穢の場面は、お寺を舞台に仏教ネタを持ってきた意味ー!!すごい阿仁谷先生!!と痺れていたんですが。

ミクが幽霊だったとは…。
正直、ズッコケましたw

しかも、幽霊のまま12年以上も現世にいる。
ネオと触れ合える、肉体関係を持てる。

なのに、ミクを実玖は見えない?なぜ?!
と最後の最後で混乱w

実玖が生きていたのはよかったけど。

生と死を描くにも、さすが阿仁谷先生の剛腕!と痺れていただけに、ラストは拍子抜けしましたw

でも、ま、読み応えある、いいお話ではありました。

0

ネオの恋愛面での心情は物足りなかったかなと思いつつ

 上巻よりはギャグシーンも抑えられていて、この世界観に深く浸れた気がします。ネオの記憶を辿る道のりは、結末が何か悲しいものだと知っているからこそ切なさを感じる瞬間もあったのですが、それでも僅かの間、3人が本当の家族のように温かい関係を築いていたんだなと微笑ましい気持ちにもなりました。

 オチは意外な事実でした。ミクがそこまで身を挺することができたのも、やはり幼いミクを心底愛おしいと感じていたからなのでしょう。これだけ短い間で、赤の他人の子供を我が子のように思えるようになる、これはとても奇跡的な幸せなんじゃないかと思います。最後をギャグで締め括るのも、もはや阿仁谷先生らしいですね。2人も亡くしたミクが、愛情深い子に育ってくれて本当に良かったです。ミクが繋いだ縁のお陰ですね。

0

アッと驚く結末に、涙と笑いを!

そうきたかーー
映画などではよくある?オチなのに、
全く想像していませんでした。

コミカルな展開が続いていた中で、
ミクの記憶がとてもシリアスでリアルに感じました。
ミクだけが一人残ってしまったと思わせておいて、
本当は実玖一人が残ってしまったのですね……
とても切なくて悲しい記憶に涙が出ました。

ネオとバンビは、ミクの正体を知っていたのですね。
だから、ネオはミクに、
リカコとみくのところに帰れと追い出したのですね。
ミクはいつかいなくなってしまうと分かっていた……
だから、ネオはミクを好きにならないようにしていたのですね。

全ての点が線で繋がりました。
ネオの思いも切なくて苦しいです。

ただ、このままシリアスで終わらないのが本作の凄いところ!
上巻から続いてきたコミカルな流れを、
最後まで切らしませんでした。

この物語にハッピーエンドが待っているなんて思わなかったです。
そうくるか⁉︎と思わせるネオとミクの未来。
それでも、この物語はハッピーエンドだと私は思います。

後日談はまた格別で、
成長した実玖を引き取った前田兄弟に拍手です。
イメチェン?したバンビちゃんは、
さらに男らしくなっていました(笑)
実玖は見る目あるなぁー

本作では阿仁谷先生にしてはHは少なかったけど、
最後まで緩急つけたストーリーで飽きさせませんでした。
とっても良かった!
大好きな作品の一つになりそうです。

0

不思議なお話

謎はすべて解けた?まさかの!!

ネオに先生とそんな過去と葛藤があったとは。
でも好きになってしまったミクに置いていかれたくないから追い出したのかな?

そして森をさ迷うミク。
全てを思い出します。切ないです。
幸せになろうとしていた矢先に。そして子供を庇って自分が!

鞄とお金と名札の謎が解けましたね。

まさかまさかの真実で。ネオとバンビの兄弟にしかミクは見えないんですね。二人にはミクの実体もあります。

でもその後12年ミクとネオは睦みあっているようで。ミクは歳をとらないのですね。小鳥も!まさかの。このお寺には不思議な力があるのでしょうか。

本物のみくちゃんもお寺に引き取られてすっかり成長しましたね。
バンビをお嫁にするって!

なんとも不思議なお話でした。
表紙が上下巻で繋がってて素敵でした。

0

私には合いませんでした

初めてこの作家さんの作品を読みました。
なんか独得な世界があって、他のものとはまた一味違った世界だなぁ〜とは思ったのですが、
私にはあまり合わなかったみたい。
ギャグモードの絵と、そうではない時の絵を織り交ぜて話が進んでいくのですが、
それがただのうるさいもの、こちらの集中が途切れてしまうようなものに感じてしまいました。
ギャップを面白く使っていきたいんだろうなぁ〜とは思うんですが、
そのギャップが自然じゃない。
ギャグギャグしてる絵の力が強すぎるのか、自分の好みに合わないみたいで、
ただ雑なシーンにしか見えなくて、何が行われてるんだか解り辛くて、
読んでて疲れて来ちゃって、段々流し読みモードになってしまい…
(きっとこういう所で大事な説明的なものがあるんだとは思うんですけど)。
で、ガラッと絵が変わって緊張感走りそうな感じで、それをこっちも味わいたいんですけど、
もぅ世界に惹き込まれてないし、なんとなく次の予想もついてるから、大して面白くないんですよね。
逆に話よりも演出意図を感じて冷めちゃう…。
で、結果、話もキャラクターもぼやけてしまい、
読み終わった後、説明出来る位に話は解ったけど、
うーん、何も印象に残らなかったなーという所に落ち着いてしまいました。
あくまで私のまだ1回しか読んでない感想であり、
人によっての好みだと思いますが。
話自体は面白かったんです。
なんか漫画ってより、映画っぽかった空気。

最後、仮ミクが死んでたってのは面白かったし、絵もシーンも好きでした。
ただ最後迄キャラクター達が好きになれず(ネオは好きでした)、
最後まであまり暖かい目で見られない作品でありました…。
期待していただけに残念…。
ただ気になる作家はんではあるので、他の作品も読んでみたいと思います。
「刺青の男」、気になります。


1

阿仁谷さんなら百合でもいい

っていうか、
阿仁谷さんのBLって、作品全部読んでいるわけでもないけど、好きだなぁと思う作品は、なんとはなしに百合ップルっぽい印象があって、、、

まあ、ストーリーの本筋的には、
結局そのオチだったのね、
どストレートシリアスの展開できりきり切りつめてこのオチの見開きに行き着きたくなかったのね、
自由に描きたいように描けてよかったね。
としか言いようがないんだけど、
12年後の後日談で、ガツガツ掘られちゃっているのがネオだったのに、
12年経ってすっかりオッさんになっても、愛され続けているネオと、
バンビちゃんをお嫁さんにするって宣言している実玖ちゃんにときめいているバンビがかわいかったので、萌一つプラス。

4

阿仁谷先生だからこそ。

阿仁谷先生がとても好きなので、購入。
表紙とタイトルも良さそうな雰囲気だったので、期待大でした。

結論から言うと、まあ、よかったかなあ?くらい…。
もちろん、感動もしたし、ミクとネオの二人を見ながらにやにやもしました。
買ってよかったなあ、とも。

ただ純粋に、以前OPERAから出た「刺青の男」が個人的に特大ホームランを打っていたので、どうしてもそれと比べてしまいます。
しかも、実は死んでました、的な落ちも微妙にかぶっていて、なんとなくその路線では刺青~の方がストーリー的にもあっていてしっくりきたので。
伏線とかの貼り方も微妙に甘かった気がしてしまって。
それと、他のレビューにも書いてありますが、どうにも余計なシーンが多い気がしました。
阿仁谷さんの魅力って、男の子の表情、言動のエロさだと勝手に思っているのですが、今回はデフォルメされたキャラでのギャグページが多いために、あまりそれが見れなかった。
且つ、急に普通の絵に戻ってもなんとなくついていけなかったです、個人的に。

ここまで、結構批判的ですけど、決して悪かったわけじゃないんです。
ただ、期待値がとても高かった分なんとなく物足りなさが残ってしまいました。
一般誌での連載等で、新刊の出る頻度が下がってしまって、少し寂しいですが、次回作も楽しみです!

2

チビキャラとギャグはいらな~い!

※上下合わせての感想です。
本屋さんがプッシュしているっぽかったので勢いで上下巻買って、ガックリきています。
表紙に裏切られた感じでしたね。
あーもう馬鹿だよ~こういう時こそレビュー見ておくべきですよね。
もし心構えが出来ていたらぜんぜん違った見方できたかもしれないし。
やっぱり印象は変わらなかったかもだけど。
とにかく心構えは出来ていたと思うのですー。

ネオくんの見た目がスッゴくお気に入りだったんです!!
だから、ネオくんのかっこいい絵を1コマでも多く見せて欲しかった~!!!
ほかのキャラクターもそうなんだけど、
とにかく普通の絵で見たかったの!!超超普通のかっこいい絵で見たかったの!!!
チビキャラいらない!ギャグもいらない!変顔もいらない!
もっとカッコいい絵が見たかった。
だって阿仁谷さんのカッコいい絵は萌えるんだもんっ!!

読者としてどんだけワガママなのって感じではありますが、
そう感じたものは仕方ないです~。
内容の良し悪しは私には分かりませんが、とにかく無駄なものは省いて欲しかった・・・
そして画面にもっとかっこいいネオ他を描いて欲しかった・・・
これ上下あわせて1300円ですよ!?高くないっすか!?
上下あわせて650円なら神にした。

最後の施設に来てたネオくんに超萌えでした~!
あの姿が見れたのでまだいいかなと。
でもこえれって結局バッドエンド??
いろいろ考えると気持ち悪くなってきた…

7

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