夜明けのブルース

yoake no blues

夜明けのブルース
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神77
  • 萌×227
  • 萌10
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
29
得点
523
評価数
117
平均
4.5 / 5
神率
65.8%
著者
羽生山へび子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス・プレミアム
発売日
価格
¥638(税抜)  
ISBN
9784592720461

あらすじ

男運の悪いスナック・マスターの前に現れた全開バリバリ願望のリーゼント野郎カッチー。店で働くことになったカッチーは男気の恋を実らせる事ができるのか? 昭和テイスト・ラブロマン!

(出版社より)

表題作夜明けのブルース

バイトすることになったモテないヤンキー
男運の悪いマスター

その他の収録作品

  • かきおろし 6shot VSOP
  • カバー下表紙1【表】~カバー下表紙4【裏】:「官能猫漫画 またたび番外地」

レビュー投稿数29

父と子と精霊&カッチー

羽生山先生はしっとりした話を描こうとしたらしいです(@あとがき)。結果、表紙ぐらいのしっとり具合です。つまりしっとりしてない笑

なんやかんや問題が起こっているようで最終的に何も解決せず、なんやかんやの問題は大したことなかったのでは?というようなそんな顛末。ストーリーを楽しむというよりキャラクターと空気感と会話の味を楽しむような。別に博多にも東京にも縁はなくとも郷愁を感じる。ブルースというタイトルがぴったり。コマの中でちょこちょこ動く可愛いみんな。噛めば噛むほど味が出ます。

0

カッチーの背中♡

僕の先輩、わかば荘の4冊が私にとって神作品なのですが、他3作を積んだままだったので、昨日先生の一周忌でもあり追悼の思いで読みました。

こちらも、先生らしい、いい作品ですね。
笑いながら、ほっこりじんわりあたたかい気持ちになる。

カッチーが、好きな人は殴ってでも守る、と思っていたのが、最後にはそうじゃない、と変わっていったのが、成長だし、マスターへの気持ちが揺るがないものだったからなんですよね。

マスターも、最初カッチーが子どもみたいなことでも言っていても否定せず、笑って受け入れてあげてやさしい大人だなぁと。
カッチーのことを、いい男だとすぐに見抜いたところも好きです。

マスターがカッチーのことを「おまえさん」と呼ぶのもとてもいい。
とにかく色っぽいし。

そんな若者と大人の、くっつきそうでなかなかくっつかない、ピュアなお話。
その分、やっぱり思いが通じるシーンが最高でした。

あと、好きなシーン
・マスターが、カフェでバイトするカッチーの背中を見て、彼だとわかるとこ
・マスターがカッチーのことを(時折おまえさんの背中に空が見えるんだ)←めちゃくちゃ羽生山先生ぽい!こういう所が大好き!となりました
・川崎がエースで4番ぽい、とカッチーに思われているとこw

0

笑いとノスタルジーが止まらねぇ…!

だめだ!やっぱり大好きです!へび子センセイ!!

『僕の先輩』が好きすぎて、そのくせこちらは読み逃してて
今さらながら読んでみたら…へび子愛が再燃してしまいました!!

物語は自称「腐ったミカン」のカッチーの学生時代の回想から始まります。
本能のままに生きていたあの頃、初恋に破れ、
「今度誰かを好きになったらそいつを傷つける奴から俺も全力で守ろう」
と固く心に決めて都会に飛び出してきたカッチー。

青臭くておバカなんだけど、根はまっすぐで
暑苦しいくらい熱血でいい子なんです!
好きな奴の笑顔を守りたい!という男気もあってかっこいいんですけど…

だけど、かつての後悔と誓いは未だ果たされず、絶賛空回り中。
そんなとき、出会ったのが華奢で口元のほくろがなんとも色っぺぇ、
バー「センチメンタル ジャーニー」のマスターでした。
出会って数秒で強引に手を引かれ、一瞬運命的なものを期待してしまう
カッチーでしたが、連れ込まれた先はマスターが経営するバーで
なりゆきでバイトとして働くことに。

今回は舞台がバーということでアダルト路線かと思いきや
期待を裏切ることなくめちゃくちゃ笑わせてもらいました!

令和の世では絶滅危惧種のようなカッチーの懐かしげなヘアスタイルや
バーのやたら濃ゆい客層にもう初っ端から何度噴き出してしまったことか…

それに、作中の端々に人の温度、みたいなものが感じられて
あったかいんですよね。
悪い人間も出てこない(マスターの元カレ等一部除外)。
カッチーの友達のジョニーだって見た目はワルだけど、
実は友達思いで愛妻家のめちゃくちゃいい奴で…
登場するキャラ一人一人への愛が深いんです。

そして、何よりこの溢れんばかりの昭和臭がたまりません…
カッチーのリーゼントといい、マスターの「おまえさん」呼びといい、
普段履きが下駄であったり、買い物をしていたらおばちゃんが声を
かけてくるような古き良き商店街の風情であったり、読めば読むほどに
じわっとノスタルジーが沁みわたっていきます。

これでもかというくらい笑って、キュンとなって、やっぱり最後も笑えて、
読み終えた後には胸がじんわりあたたまり、幸せな気持ちになりました。
最期の1ページまで余すことなく笑いあり、人情あり、ときおり切なさと
エロもありで、読めば間違いなく元気をもらえる、そんな1冊でした♬

0

ヤンキー愛いいよね

2012年作品
羽生山先生の作品のリーゼント率の高さ✨

ヤンキーなんだけど純情で
たったひとりの大事なヒトを守りたいという
カッチー(九州出身でたまに出る方言がいい♥)と
裏切られた経験から恋に臆病なバーのマスター
ヒロさん(薄幸ななりしてるくせになかなかしたたかw)
のもだもだともどかしく尊いBL

Hは最後の方に濃いのが♥
先生のお描きになるHは本当に色っぽいです
カッチーのリーゼントが次第に崩れていく様とか…もう性癖レベルで好きいいいいい(はあはあ)

同じ萌えポイントを持つ腐女子さま仲良しくたい←

0

センジャに最高!

今更読ませていただきました。
コメディーかと思ったけど、意外と切なかった。
いや、コメディーだけど。

学生時代に好きな子を傷つけてしまったカッチーは、もう二度とあんな思いはさせないと心に誓っている。
好きな子を守るためなら、相手をボコボコにする覚悟はできている。
偶然出会ったバーのマスターに誘われて、店でバイトすることになったカッチー。
優しいマスターの事をすぐに好きになるが、自分じゃ傾いた店もマスターも守れないと一度は身を引いてしまうのだが…。

カッチー、バカだけど一生懸命で一途でいい子。
ただ、好きな人に笑っていて欲しいだけ。
こんないい子、好きにならないはずはない!
一緒にいると、楽しくてうれしくて好きなんだよね。

センチメンタルジャーニー、一度は行ってみたい!

0

諦めがちな大人の心に響く年下攻め

 お喋りで1人で突っ走りがちなリーゼントヘアのカッチーと、あまり繁盛しなくて経営不振気味のバーのマスターという組み合わせで、「動」と「静」のような正反対のイメージを持つ2人の掛け合いが面白かったです。『僕の先輩』シリーズの雰囲気が私にはあまり合わなかったのですが、そちらに比べるともう少しギャグも落ち着いていて、しっとりしたシーンとのメリハリもついているので、羽生山先生独特の描き方を楽しみながら読むことができました。

 相手を信用したいけれど同時にどこかでそれを諦めてしまっているマスターが、もう一度自分から相手を追いかけてみようと思い立ったのは、年下であるカッチーの真っ直ぐさや思いやりがそれだけ日々マスターの心に影響を与えていたからですよね。喋るとアホっぽいけど、意外と相手の機微には気付くし、気遣いを見せるカッチーは、噛めば噛むほどその魅力が分かってくるようなタイプ。マスターが自然と惹かれていくのにとても共感しました。彼らを取り巻く他のキャラ達も皆それぞれ役割に意味があって、1人ひとり印象に残るキャラばかりで作品に大きく貢献していたと思います。

1

二人で化学反応

昭和感あふれる表紙に過去に傷を持つ男たちのお話。うーん、味がありますね。

ただのアホヤンキーじゃないカッチー。好きな人の為に殴って守ると決めた日。上京しても相変わらず腐ったミカン。
でもマスターに出会って変わります。

恋人とバーをやってたのに騙されて相手は結婚子供もいて。戻ってくると嘘を聞き流して。お店の状態も悪く売る売らないで既婚友人もなんだかマスターをほっとけないのか気があるのか。

時間をかけて色々あってカッチーとマスターがかけがえのない存在になるのが良かったです。
カッチーの明るさマスターの気だるさ二人が揃うと化学反応?お店もなんとかなりそうで。

ねこのヤーさんが面白かったです。

こういう下町?路地裏?で一生懸命生きてる人のお話はいいですね。

0

あぁ、日本ていいなぁ。

最初はバカにしてました。(すみません)本を読み終えた瞬間、そんな自分がバカだったと 今まで手をつけなかった事を後悔し、次の瞬間 即刊されているへび子さんの本を全て買いました。本当に衝撃を受けたんです。
不良物はすきだけど、表紙も題名もお試し読みしても最初はダメで。
絵で躊躇している方、だんだん艶っぽさが出てきます!!嘘みたいにはまります。心あたたまる話が読みたい方、是非お手に取ってみてください。

若いからこそ鍵のかかった心に土足で入り込む事ができる力強さ。
優しさと熱さで凍った心を溶かしていく様。
お金が絡むと、若いだけではどうにもならない現実。
そんな中で夢をみさせてくれる二人。
もう、昭和の映画を見ているよう。
美しく儚く でも楽しくてほっとする。
本当に素敵な作家さんと出会えました。

1

いつものリーゼント!(笑)

「僕の先輩」から羽生山へび子さんの大ファンになってしまったので、迷わず購入しました。
裏町の人たちや、昭和歌謡が似合いそうな雰囲気は本当にさすがです!(笑)読んでいて楽しくなってきます。
おバカな猪突猛進なリーゼントの攻めとお色気系の酒屋のマスター、特にちょっと古めのヤンキーをこんなに魅力的に描ける人なんて他にいないんじゃないか?なんて思います。
ただ、ギャグも萌えも同先生の他作品の方がよかったなぁ~と思ってしまいました。

1

爆笑できる切な系BL

ギャグがこれでもか!ってくらい入ってるのにしっかりせつない。
とても面白かったです。まずギャグのセンスが素晴らしい。BL読んでこんな爆笑する事ないですけど、思わず笑ってしまいます。
一番面白かったのはやーさんの登場シーンです。猫怖すぎ(笑)そのあとマスターに抱かれて某キャラクターの顔になるところもめっちゃおもしろかったです(笑)

マスターがカッチーを呼ぶときたまに『おまえさん』と呼ぶのがなんだかすごく雰囲気が合っていいなぁと思いました。

クライマックスでお互いを探す時のもどかしさがすごく出ててドラマを観てるようでした。再会のシーンが冒頭の出会うシーンとデジャブってるのも感動的ですごく良かったです。

0

ブルースだな。ほんと。

良い。とても良かった。
カッチーとにかく気に入った。
イラストには相変わらず抵抗がありますが
ちょっとの表情や動作など
読むうちにはまっていきます。

ヤンキーあがりというか
まだ若いから現役ヤンキー?
のカッチーがまっすぐで
不快感がない。
こんなに自然に人を好きになることってあるのだろうかと
思ってしまった。

あ、でもカッチーはカツアゲをしようとしていたのだった・・・
すっかりそれ忘れていた・・・

メインキャラだけではなく
お客さんもとっても魅力的なのも
読んでいてたのしい重要要素だなぁ

1

純情の在り処

人生に対してかなり不器用な人達が泥臭い恋模様を
展開する…と言う道具立てだけを見れば自分には
関わりが無いから映画でも観るつもりで楽しもうかなんて
気楽になれそうなもんですが…。
なんだかねえ…この人達は自分の片想いについては
変に要領よく真っ直ぐなもんだから傍で見ていると
どうもハラハラしてしまう。
まあ良くしたもので脇を固める人達がひと癖ふた癖
ありながら暖かい人達なもので物語に安定感が
加わってるんですが。

純情の在り処を知ってみたいなら、読んでみて
損はない一冊ですね。カバー下も含めて。

2

貴重だ

この、青年誌っぽい懐かしいタッチの絵が素敵。
お話も、金髪リーゼントのヤンキー(それも博多っこ)と、都会(気分は京浜)の場末のバーの三十路マスター。
あー、これは映画で見たいなぁ。
昔の日本映画の空気感だなぁ。
ワケアリ物件だと自覚しているマスターが、若いカッチーの圧力に迷いつつ、迷いつつ、
持っているのは若さの熱情しかないカッチーが、大人達の事情に打ちひしがれつつ、
お互いに少しずつ距離をつめていって、
ようやくなだれ込んだセックスのガッツキ感が凄く幸せそうで、
ちゃんと未来に希望がある結末もいい。

そして、カバーしたのヤーさん一人語りマンガ!!
でも、ヤーさんって、、、♀?

2

カッチー!!

田舎からでてきたヤンキーとバーのマスター羽生山節さくれつなノスタルジックなお話です。

もー。笑いあり涙あり萌えあり満足満足な一冊ですよ。
マスターのいろけ半端ないです。同級生の川崎というちょいライバルも現れ(こいつ既婚者?指輪してっけど)素直なカッチーはマスターを思って田舎に帰っちゃうけどやっぱりマスターがすきーと
戻ってきてマスターと再会してHにもつれこむのですが
コメディ調な中にこの切羽詰まった感や色気やどうやってだしてんだよーーーってくらいキュンキュンします。
あんな可愛い年下から迫られたらマスターだってやぶさかじゃないてかカカッテコイ!!(笑)

羽生山さんのブログでマスターとはじめのコラボ絵があって可愛かったぁ。

0

相変わらずな満腹感

ギャグはもちろん面白いけど、ストーリーも凄く読み応えが合って期待を裏切らない面白さでした。
どことなく醸し出されている荒々しさもあって、いつもそこにドキドキします。
へび子ワールド炸裂というか、万人受けはしないだろうけどハマるとめちゃくちゃ楽しい作家さんだと思います。

ストーリーは、カッチーとマスター、2人がそれぞれ抱えこんでいるものが切なくてとても引き込まれました。
でもカッチーのまっすぐな未熟さとマスターの厭世的な諦めは、お互いにとって良い方向に向かいそうで安心感があり読後感が凄く良かったです。
カッチーは良い男になるために俄然頑張るだろうし、マスターはカッチーに刺激されてどんどん純粋さを取り戻すのだろうなと想像ができました。
めちゃくちゃ素敵なカップルです。
というかマスターはカッチーじゃないと幸せになれなさそう(笑)。

羽生山作品は個性的なタッチも面白いけど、なによりも読後感の良さが半端ないです。

0

博多弁に萌・・・

彼氏に振られて、やけくその気晴らしにカツアゲしようとしたカッチー。
しかしその被害者になる筈だったマスターの店で、バイトをする事になってしまう。
一緒に過ごすうちに、マスターに惹かれて行くカッチー。
でもマスターは大人で、彼氏と訳ありな感じで・・・
そんな時に、マスターが彼氏に乱暴されているのを目撃、
ブチ切れたカッチーは彼氏を追い払い、その場の雰囲気でマスターとキスしちゃいます。
そして、全開でマスターに恋をする決心をします。

カッチーが、とにかくマスター一途で一生懸命です。
ただ、頭悪いし世間知らずだしガキですが・・・
でもそんなカッチーに少しずつ絆されていくマスターが、なんかすごく魅力的。
カッチーがマスターに夢中になる気持が分かります(笑)

私は本当は、頭悪い上に暑苦しい男は好きではありません。
ましてやヤンキーでリーゼントなんて、NGど真ん中!あり得ない・・・
でも、何故だろう、カッチーには凄く惹かれるんです。
カッチーの不器用な一途さと真面目さに、魅力を感じます。
でも、カッチーの現実味の無いガキみたいな夢を、マスターに気のある同級生の川崎が、
「気持はわかるが、俺らは真剣にやってる。水を差すな、迷惑だ。」と諭します。
私も、川崎の意見に一票。
カフェのバイトで店一軒買おうなんて、世間知らずのバカにも程がある。
でも、最後にはマスターが川崎ではなくカッチーを選びます。
その気持、すごく分かります。理屈ではないんですよね、好きになるって・・・

少しずつ二人の距離が近くなっていく様子が、凄く良かったです!
笑いのツボも、私にはピッタリハマりました(笑)
そして何より、マスターがステキ!モロ私の好みのタイプです。
カッチーもドキッとする程男らしい時もあって、ステキでした。
ヤンキーでリーゼントでなかったら、間違いなく『神』だったと思います。
あと、個人的に猫のヤーさんはツボでした(笑)

3

ヤーさんに心捕らわれる(笑)

私にとって、初・羽生山へび子さん。

……やばい……大好きすぎるこういうテイスト……!(ФωФ)

最初、何かで見掛けた時は絵柄が好みじゃなくて、スルーさせて頂いたんですが。
先日とある雑誌で連載されているのを読んで、一気にファンになってしまいました。
そして今回こちらを購入。善は急げなわけで。

今時まさかのリーゼント、博多出身のゲイ・カッチーと、カツアゲされかけた廃れたバーの薄幸マスターのお話。
男に振られた男気溢れるカッチーは、マスターと出会い、バイトして雇われる。
一回り以上も離れ、性格も見た目も真反対の2人が一緒に過ごしていく内に、お互いに心が惹かれていくけれど――と続いていきます。

まず、画に惹かれまくり!
1ページに描き込まれている量が半端じゃなく、読み応えがあります。
小さくギャグとか笑わせポイントが有るので、さらーっと読むのが勿体ない。読み落としていると損したなぁと思うかもしれません(笑)
苦手ーとか思ってた自分の脳内かち割りたい。好き過ぎて困るw
確かに今時っぽくはないのかもしれないけれど、不思議な魅力が満載です。

ストーリーも飽きさせないなーと。
心意気だけは一人前なんだけど現実的には何もしてあげられないと悩むリーゼント・カッチーが、本当に格好良く見える。
その思いを強く持って前に進もうとする姿。
マスターの同級生・川崎っちの登場で、現実を改めて見せられた苦悩。
本当は離れたくないけど、今はそうしたい逃げたい。
そんな思いが表情から表れて抱き締めた、あの瞬間がもうもうたまらなく切ない……!

マスターの色気も去る事ながら、なんせヤーさん(猫)がブサイク可愛過ぎてたまらんかったですw
もー、カッチーと超不仲とか凄いいい。
その上、カバー下のヤーさん目線のお話。
『めくるめく フィンガーテク&お道具プレイ&言葉責め』に爆笑!
(何がどうなっているかは是非本作で確認して頂きたい・笑)
何だかんだで弱いヤーさんに胸キュンですよ。

いや、本当に羽生山さんいいです!
これは他の作品にも食いつくでしょうね、そんな自分の姿が目蓋に浮かびます(笑)

何度読んでもオイシイなんて、そんな作品に出会える確率って少ない筈。
こちらの作品は、私の中のそんな1冊に当確しました。

2

めくるめくフィンガーテク(笑)

毎度毎度笑わせてくれます、最高です へび子先生!
今回も茶目っ気たっぷり愛たっぷりの濃厚な一冊でした☆
本能のままに恋をする、なんかかっこいいカッチー×哀愁ただよう色っぽいマスター

♪出会いはカツアゲでした~
なんて感じで始まるへび子節たっぷりの本作!
恋をしてどんどん男前になるカッチーがかっこよくて
カッチーを翻弄しつつカッチーによって変わっていくマスターが
本当にかわいいんです!
猫のヤーさんもプリチーでいい味だしてます
笑わせてくれるだけではなく
人情や人の成長なども味わい深くつつ
エッチのシーンで笑わしてくれるへび子先生の手腕が恐ろしいくらいですよ
大大大好きです☆

1

今作も最高!

購入してからしばらく積んでいましたが漸く読むことが出来ました。
「僕の先輩」ですっかり羽生山さんのファンになってしまったので、今回の作品も読む前から過度な期待をしすぎてドキドキしてましたが…流石羽生山さん!相変わらずの素晴らしいギャグセンスとテンポの良さに一気に惹き込まれてしまいました。

何よりもキャラクターが素敵すぎる。純情ヤンキーなカッチー最高!マスターのことが大好きで、店を買い取るために一生懸命頑張る姿に心打たれます。
マスターが個人的にすごく好みのキャラクターでした!表紙絵からおっとりした儚げな美人年上受けをイメージしてしまっていましたが、全く違いましたね(笑)マイペースというのか何なのか、とにかくツボ。本当に可愛い人です。カッチーがメロメロになるのもわかりますね。

そして、またまた羽生山さんに泣かされました。カッチーがマスターにキスをしてそのまま走り去った後の、あの花瓶を見て一気に涙が出ました。そこからラストにかけて号泣。
羽生山さんはラストに盛り上げるのが本当に上手いな~。過去の二人の会話とか入れてくるもんだから、思いがこみ上げてきちゃうんですよね。

お互いに会いに行こうと思い立ち行動するシーンも良かったです。カッチーは実家から向かい、マスターは店を閉めてカッチーを探しに行くので見事なまでのすれ違い。そんな二人が再会するのが自販機の前ですよ!出会いのシチュエーションをここに持ってくるか!と感動しました。

今作も期待以上に素敵な作品で大満足!羽生山さんの次作も楽しみです。

最後に、描き下ろしのマスターの「とっとぉと」が可愛すぎてつらい!

3

センチメンタルジャッ、ア~ニ~♪

ってそっちの伊予ちゃんじゃなくて、ジャズのほうですよね。
発売日より前乗りで読んでいたにもかかわらず、なんだかもう感無量で感想書けなくて。
今年最後を締めるレビューを!と思い、また読み返して落ち着いた気持ちで書かせて頂きます。
煮物?筑前煮以外なんがあると?という私も、先ほど筑前煮を作ったばかりの福岡は小倉出身です。マスターの筑前煮、食べて見たい~~!!
この久留米弁!いやーいいですねえ。
『僕の先輩』に続き、昭和の香りがぷんぷんするキャラたちに場末のスナック。
でも携帯使ってるから間違い無く昭和ではないわけです。なのにカッチーは金髪でリーゼントのロカビリアンスタイル。
街の雰囲気も脇役もなぜこうも昭和チックなんだ(笑)
田舎から東京の小さな町に出てきたカッチーが、自販機の前で落とした小銭を拾うマスターと出会って惹かれ合い、素直になれなくて擦れ違い、なんだかんだで最終的には結ばれるというラブストーリーですが、なあんかね、昼メロなんですよ内容が(笑)当然「あえて」なんだと思います。楽しいです。昼メロBL満喫させてもらえます。
15歳も年上のマスターは、二本足でしっかり立っているようで、過去に裏切られた経験を持ってて男運悪し。顎のホクロもだけど、裸足に下駄ってとこがまたたまんなく色っぽい。
カッチーは見た目とは裏腹にけっこう芯があって周りがよく見えていて、実年齢の20歳よりは大人っぽいので15も年の差があるようには思えないのです。
相変わらずあちゃこちゃにギャグや気になる些細な描き込みがあり、1冊の本で3倍は楽しめました。
マスターの大学時代のテニスウェアー姿…シリアスなイラストで拝見させてくださらんだろうか。
『僕ぱい』からは、三木がほんのチラッと登場してましたね。ってことは、この町は初天町なのか?
そしてなにより、今回はしっかりと濡れ場が!へび子さんのサイトではかなり色っぽいシーンが描かれてあって、それがもうとても良いエロ具合なのに、なんでコミックスでは?なにか線引があるのかも?なんて勝手に想像していましが、そんなことなかったのですね。
そして、そんなシーンのかなり盛り上がってる最中に、二人が同時に内心の驚愕を吐露する一コマがあって、へび子さんってほんとにセンスが素晴らしいなあと感心するばかりでした。
しっかり笑いもとって、じわっと泣けて、最後には温かい気持ちにさせられるBL漫画界の山田洋次へび子さん。ずっと追っかけます。

6

男の勲章ッ

つっぱることが男のぉ〜たった一つの勲章だって
この胸に信じて生きてとぅわ〜〜〜〜ジャジャジャジャジャジャジャ

...はっ.....すいません、つい熱くなってしまいました....。
羽生山へび子先生がまたやってくれました。その名も「夜明けのブルース」。
現代のお話なのに昭和の匂いがプンプンします。地元の書店ではBLコーナーでこの本だけが妙に浮い...いや、凄い存在感を放っておりました。

羽生山先生の本は表紙がBLらしからぬせいで取っ付き難い特徴がありますが、今回もとても良い意味で騙されましたので、ここで地団駄踏んでいるかたは勇気を出して手に取って欲しいです。
内容は皆さんが詳しく説明して下さっているので省きますが、とにかく熱い。不器用で熱い漢のツッパリラブとでも言えば良いんでしょうか。愛は拳と体で語るぜ!的な、その時代錯誤が愛しい主人公カッチーに読めば読む程惹きこまれていきます。いまどき珍しい全力少年です。


さて、本編には全く出てこないので恐縮ですが、この本を読了後、私の脳内を嶋浩輔/横浜銀蝿の名曲「男の勲章」が駆け抜けていきました。
男の勲章って聴くと、何を思い浮かべますか?
草食系男子が跋扈する2000年代、いまどき流行らないであろう男の勲章。それはカッチーにとって、自分の高校生時代の経験から、愛する人の事を自分の拳で守ってあげる事でした。
愛する人のためなら誰だって殴る、容赦なく殴る、愛する人を傷つける奴は敵...一見、それは乱暴で粗野で、考え無し野郎の行動に見えるのですが、カッチーのマスターに対する愛情が深くなるにつれ、なぜ彼が殴る衝動にかられてしまうのかが見えてきます。
沈黙は金・雄弁は銀という言葉があるように、言葉ないし体で雄弁に語るのは、ある場面では利口ではない方法です。もしカッチーが銀ならば、彼とは真逆の存在であり恋敵でもある川崎が、スマートに、事を荒立てず、颯爽と恋人を窮地から救ってあげられるまさに世の中的に金な男なのでしょう。
でも、人が本気で愛と夢を語るとき、はたしてどちらが金なんだろう?
...それはこの本を読んでからのお楽しみということで。

BL漫画でギャグテイストをふんだんに交えるって結構難しい事だと思うのですが、羽生山先生はそれを全く嫌味なく自然体で描ききっているところも実に気持ちがいい。細かいところでクスリと笑わせてくれます。
登場キャラクターの目がとても輝いていて、全身で生きている感じも素敵。

そして最後の最後に攻めて来た方言男子。やられました。こりゃ参りました。
巻末最後のページのカッチーの笑顔を抱きしめたいのはマスターだけじゃない...。


ヤンキーは2次元に限る!(ここ太文字で)

4

ため息・・・

裏路地ですよ・・・ センチメンタルですよ・・・・
なんか白いエプロンですよ・・・・。

ガッツリワックス系が好きなので リーゼントも許容範囲です。
髪型が崩れたところが萌えるのです。
へび子氏はその辺の萌えツボを分かっていらっしゃるようです。

人間てどーしよーもないよね!
でも 生きるってけっこー楽しーよね!
と思えること間違いなし!

まさかのラブシーン有りで ちょっとビックリしました。

1

懐かしいのに新しいw

正直、ここでの評判のよさを見てなかったら、きっと読もうとは全く思わなかったであろう今作w
時代に逆行するかのような昭和テイスト漂う絵柄にレトロ感満載のタイトルと表紙…(そして作者さんのペンネームw)
読んでビックリ。懐かしさが一周半して新しさすら感じる作品でしたw
とても面白かったです。しっかりBLしてましたw
むしろBL新時代を感じた…!
独特の絵柄もあいまって、まさにそこは「へび子ワールド」w

カツアゲから始まる恋もあるw
アホでシャカリキで実は純情な昭和のヤンキーカッチーとオトナの魅力漂うなんだかカゲのある美形マスターがすれ違いながらも惹かれあうギャグ寄りラブコメ。
ふたりをとりまく面々がまた個性的でよかったwww
踊り子のマリンちゃんにアフロ神父にジョニーに猫のヤーさんに正統派当て馬の川崎っち…みんなすきだ!!
ギャグコメディなのにしっかりラブストーリーしてて、すれ違いに、はがゆくなりつつもときめきました!

1

へび子!! 好いとぉ!

♪夜明けのブルースオブラブ 唄・カッチー&マスター(本人出演)

K  カツアゲしたのはできごころ
   うばって終わりのハズなのに
   あなたのほくろが目に染みて
   ずらかれなかった俺だった
M  いまどきカツアゲ珍しい
   相手にするのも野暮なのに
   あなたのトサカが目に染みて
   思わず誘った俺でした
M  も~しも嫌いでなかったら~
K (嫌いなわけないだろ)
M  俺のお店で働かね~?
K (本気にしちまうぜ)
K  アフロに
M  ボインに
K  ヤクザ猫(ウ!)
KM 恋と~~情けの~~~
KM セ・ン・チ・メ・ン・タ・ル ジャ~~~二~~~
(台詞※ご来店お待ちしております)

好きだ!へび子!大好きだ!!【神】君臨!!
小さなペーパー付きがお勧めです。(上の唄入ってます)
目くるめく世界に連れて行かれること間違い無し! 

5

そう来ちゃったか…!!

へび子さん…。独特過ぎてどこをどうツッコんでいいのかわかりませんが。
へび子さんにしか描けない作品だと言うのを声を大にして言いたい!!

8割方(もう少しいくかな?)ギャグ満載なんですけど、
その残りのシリアスが効きすぎてズキッとかキュン!とか
いちいち音がしそうでした…。

正直に申し上げると、絵柄はそんなに好みと言うわけではないのです。
(ファンの方々、申し訳ございません!)
でも、絵柄だけで判断するのは勿体無さすぎます!!

へび子さん初読みの方は、もしかしたら
ハイテンションでびっくりするかもしれないんですけど
繰り出す小ネタに笑わずにはいられないんですよ!
当て馬の既婚者でマスターの同級生・川崎のイメージ(カッチーの勝手な)↓
「有能でイケメンでエースで4番ぽい俺とセックスすべきだ
ガキはすっこんでろ」…笑える…。
(これだけ読むと「は?どこが?」って思うかもですが;)

描きこんでいらっしゃる隅々まで読むとまた味わい深くて
何度でも読み返したくなります!

カッチーのリーゼントにはこだわらなくていい!
(いえ、もし“リーゼントかよ…”って思ってる方がいらっしゃるならば)
見た目じゃない、ハートだ!!って全力で言いたい!
真っ直ぐな心で、マスターを好きになったカッチー。
カッチーの一生懸命さに徐々に傾くマスター。
愛の物語です。
そして、周りの皆さんの人情ドラマもあります。
非リーゼントのカッチーもかっこいいんです♪

マスターの流し目とカッチーの純真さにぐっとキます!!!
方言萌えももれなくついてきます。
「せからしかー」とか、いいなぁ…。

あと、カッチーの友人・ジョニーの留守録が
「ハーイ みんなのジョニーだお!
ただ今デンワに出られないお!」で、吹き出しました。
いやいや、これだけじゃないです。
記せない程笑い所がてんこもり!
更に切なさで胸が苦しくなる見せ場もあり!!

読んで損はないはずです。
いえ、こういうBLが必要だと思います!!!
ただ絵柄がお綺麗なだけじゃ、
耳が浮いてしまいそうな気障なセリフばかり並べたてるだけじゃ
萌えとは言えない。
みっともない所も情けない所も色々晒して、
それでも好きな人に好きって言いたい。ずっと一緒にいたい。
隣で笑いあっていたい。
それが愛なんだー!!

4

純情な男心が胸キュンだ!

イラストの好き嫌いから言えば・・・好みでないイラストの部類なのに・・・!!
何故か毎度心惹かれる作品をぶっ放してくれちゃう作家さん。
そして読み始めるとこの作品にはこのイラストでなければダメダメだと思わせる。
どこか昭和の匂いを纏わせながらも古びた感じもせずに只々、男の純な心が胸キュンで
なんだってこんなにヘロイ感じなのに、おバカ加減もあるけれど、それでも人を
愛する気持ちは純粋で、いつも男前であろうとする年下攻め様。

そして酸いも甘いも経験してるような受け様が、まさかの年下やんちゃ青年にハマる。
大人と子供、出会いはそんな感じながらも次第に心がどこかでつながる。
でも互いに遠慮してたり、互いの交友関係に嫉妬&誤解があったり、それでも相手を
求めずにはいられない、何処か青臭さもあるんだけど、それすらいい味出してると
思える内容で、読み終わると爽快な気分になるのです。
受け様も攻め様もいい味出し過ぎの満足作品でした。

1

熱い男ダゼ!カッチー

昭和ムービーのポスターのような表紙の裏は、大滝詠一のアルバムジャケット(にはないがw)みたいな、わたせせいぞう風(笑)
わたせせいぞうも何となくバブリーな頃のレーターさんだから昭和かw
ということで、待望のへび子さんの新刊待ってました!
これねー、先輩とはまた違った大人の愛の魅力に溢れてて、大好きでした。
しかも途中で切なさがあふれて、ちょっとウルっとしちゃうの!
その他大勢の脇役に至るまで、まんべんなくキャラクター作りがされているのが、また主人公たちを引き立て、そして物語を盛り上げる。
へび子さんの作風が今回も大好きだーーー(叫)

腐ったみかんの頃から(カッチー談w)見栄張って突っ張らかして、逃げて逃げて逃げて、ボコボコにされたあげく、
「今度誰かを好きになったら、そいつを全力で守ろう」と誓ったあの日~
九州を出て、都会に出てきた勇次は、モテないヤンキーで腐っていました(笑)
彼氏だと想っていた男に振られ、カツアゲでもしてうさを晴らしてやろうと近づいたのが、口元の黒子が色っぽいバーのマスター。
何だか流れで彼の店に連れてこられ、アフロのファーザーにカツアゲのカッチーと命名されて、その翌日からマスターのバーでバイトをすることに。
いつも穏やかなマスターを笑わすのがカッチーでしたが、在る晩、昔の男とモメているマスターを見てしまい、
カッチーはマスターを守ってやろうと、好意をはっきりと抱くようになり、
マスターはカッチーが気になるようになっていく。
そこで、判明したのは、店の利権の問題。
マスターの為に昼間はカフェでバイトをするカッチー。
そして、マスターの同級生でコンサルタントをしているイケメン川崎っちが現れて、マスターとカッチーの心はスレ違いを生んでしまうのですが・・・

カッチーの熱い男ぶり、いいやつなんだ!金髪リーゼントなんだけどw
まっすぐに、前向いて、ちょっとヘタレたりもしたけど、それでもこの前向き姿勢が大好きだ!
マスターじゃなくても元気をもらえるよね♪

そして、マスターですが、彼は元彼の為に大学を中退してまで店をやって、
その男に裏切られて、果たして健気なのか、天然なのか?
気だるそうな色っぽさは、素なのか、厭世的なのか?
でも、言えることはとっても淋しい、自分だけの愛が欲しい人なんではないかな~って、ちょっと深く考えてみた。
彼が裏切られた事で、トラウマになって人を愛することに臆病に、、とかそんな事一切ふれられてないけれど、かなり傷ついたのは確か。
店だって、やめられないのは未練じゃなくて、自分に残った唯一のよりどころって感じがします。
だから手放したくないのかな~って。。。

途中でカッチーのライバルとなる川崎っちは、左の薬指に指輪をしてるんです!
そのくせ、マスターを口説いてる!!けしからん男ですよ~~=3

最大の見せ場は、カッチーが無言の別れをするシーン
そして、自分から追いかけていこうって自ら外へ出たマスターと、マスターの元へ戻ろうって戻ってきたカッチーと再会するシーン。
その間の切ない気持ちから、互いに欠かせない存在と気がつく展開のテンポのよさとタイミングの魅せ方の盛り上げ方がスゴイ!
エッチシーンもがっつり♪(マスターエロすwww)

描き下ろし分が、まるで映画のメイキング兼ねた後日談のフィルムっぽくて、素敵でした!
表紙裏のおまけ漫画は猫のヤーさんが主人公で爆笑♪
今回も隅から隅まで、余すところなく、全部が見せ場のような充実した一冊に出来上がっていました。
もちろん、いつもの面白ユーモア描写、たくさんありすぎて、あげきれないので見つけては笑ってみましょう♪

4

センチメンタルジャーニー(笑)

ダメヤンキーな勇次は、憂さ晴らしにカツアゲしようとして「金ないんだろ?遊ばせてやるよ」とスナックに連れ込まれ、翌日からその店でバイトをすることに。
スナックのマスターは、憂い顔が似合う年上のひと。
元彼とイザコザを抱えていても、無理して笑って優しくしてくれるマスターに、勇次はどんどん惹かれていって、「ボコボコにしてやるよ、あんたを傷つけるやつ」と言い放つ。
でも、マスター狙いの元同級生・川崎というライバルもいて、全開バリバリぶっちぎりだけど不甲斐ない勇次は、マスターと結ばれることができるのか…!?

って感じの話で、タイトルといい、表紙絵といい、平成なんだろうけどどこか昭和っぽい、裏通りのスナックが舞台です。
勇次ことカッチー(カツアゲから命名。笑)の、年下らしい足掻きっぷりが微笑ましい話でした。
それよりなにより、

マスターが色っぺぇぇぇえぇぇ!

視線とか仕草がいちいち美人さんなんだよなぁ。
ネタバレだけど、ラストで二人は結ばれるんですが、付け足しみたいに致すシーンを入れないでも良かったんじゃないでしょーか。
それらしいことがあった表現でも、この流れなら満足しちゃうよ、自分は。

ま、細かい事はともかく、楽しい一冊でした。
羽生山センセイは安心して読めるなぁと再認識。

3

人情ドラマ

泣いてしまいました。
へび子先生の作品で泣くことはないと思っていたのですが(笑)

恋人を殴って傷つけてしまい、それが原因で自分もボコボコにされるという経験をもつカッチー。
それを機に、好きな人は全力で守ろうと決意します。
そんなカッチ―が、バーのマスターに恋をして・・・

へび子先生の作品らしく、ところどころで笑えるのですが、全体的に切ない雰囲気のお話でした。

優しくて、辛いときも平気なフリをして笑うマスターに、カッチ―はどんどん惹かれていき、
マスターはマスターで、カッチ―の真っ直ぐな言動や一所懸命なところに惹かれていきます。

すれ違いはありますが、同じ夢をもちながらふたりで支え合う関係になっていく。
そんな素敵な人情ドラマになっています。

かなり個人的なことなのですが、たまにでてくる博多弁がよかったです。
私自身も福岡出身なので、懐かしく思いました。

2

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