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この恋は 天国でのみ 許される
yuujin ga yuusha
チョコドーナツ先生作品初読みです。この後もう1作読みます。
絵がポップでかわいい。
背景や羊がゆるくて絵本のようなほのぼの感。
RPGをBLに落とし込むのがおもしろい。
勇者のセルフツッコミがツボでした。
勇者は世界を救う使命があるので恋をしたことがない。
死んで勇者としてではなく「俺」が恋をするのがいいですね。
絵、設定、ストーリーが適度にゆるくてほのぼのしているんですが、よくわからないところは各自想像力で補う作品かな。
セリフが説明的で饒舌なのがちょっと気になりました。
絵柄も雰囲気もストーリーもだいすきだからいっぱい読みたいのにラストが悲しくてあんまり読めない話です。
ハピエン厨なので…(ノω・、)
最初に読んだときはあまりに泣きすぎて一気に最後まで読めませんでした。
RPGゲームの勇者様と、名前もなかった羊飼いのカイくんのお話。
勇者様のHPが尽きて仲間の復活魔法で生き返るまでの僅かなひとときに天国で逢瀬を重ね、心通わせてお互い大好きになっていくのが最高にかわいくてキュンとします。
ゲームクリアまで何度も復活できる勇者様と反対に村人A的なカイくんは死んでしまったらもうそれっきり。
しかも魔王を倒して平和な世界になったらもう死ぬこともないので天国と地上で離れ離れに…。
カイくんのいろんな感情を飲み込んだ「ありがとう」は、とっても優しくて悲しい愛の言葉でした。
鬱とか闇深いわけではないと思いますが、思い出しても涙が出てくるぐらいわたしの中ではかなり深いところに刺さったような作品でした。
お話の最後にいつか勇者様が命を生ききったそのときには、今度こそ本当にカイくんのもとに行けるんだな…
って思えるような描写があってうれしかったです。
次に会えたときは今度こそ離れ離れになることなく2人一緒に寄り添っていられますように。
ゆっくりゆっくりだけど…
はやくそんな日が来ますようにと願わずにいられません。
大好きな作品です。
勇者と天国にいる羊飼いとの恋。
彼らの逢瀬は、勇者が死んで復活するまでのひと時だけ。
そしてそれも期限付き。勇者のパーティーが魔王を倒してしまえば、天国にくることはできなくなってしまう。
こんなに切ない恋はないなと思いました。
でも作中はそんな寂しさを忘れるくらいに優しくて、2人が終始幸せそうでした。
物語を彩る細やかな要素も魅力的。
羊飼いの飼っているひつじは、もふもふで可愛い。
勇者が戦うモンスターたちも、個性があってRPGの楽しさが蘇ってきます。
魔王を倒した後の、2人のしばしの別れは本当につらかったです。わかっていても切ない。待つ方も辛いですが、待たせる方も気持ちは同じはず。
死別でも悲恋でもないハッピーエンド。
けれど優しい物語の中に、寂しさと切なさを強く感じた不思議な感覚になります。
まさかのRPGに登場するキャラクター達の物語ということで、こんなBL初めて!と驚かされました。なるほど、ゲームオーバー後回復するまでには、実はこんな会話が繰り広げられているのかもしれませんね。二度と生き返れない羊飼いと、死んでは回復してしまう勇者。さらにゲームクリアしてしまえば、もう死ぬこともなくなってしまう。死なねば会えないのに、レベルが上がるほど簡単には死ねなくなる矛盾。常に勇者の生を望もうとする羊飼いと、己の運命を抵抗なく受け入れる勇者の健気な想いが切なかったです。ただ、絵のタッチが軽いので、個人的にはもう少しギャグシーンを抑えた方が、よりこの世界の無情さに浸れるかなと思いました。
この恋は、天国でのみ許される…
勇者が恋をしているのは、天国にいる羊飼い。
世界を救うために命をかける勇者は、HPがゼロになると天国で羊飼いとして暮らす友人カイに会いに行けます。
カイの側でのみ癒される勇者だったが、友情はいつのまにか愛情にかわっていました。
復活の呪文が唱えられる瞬間までは、恋する一人の男でも良いですか?
ここは、ゲームの中の世界。
主人公は、RPGの勇者…。
ゲームの世界で死んでしまった時だけ大好きな友人に会うことができ、その時だけは勇者でなく、ただの自分でいられる。
会いたいけど、死んでほしくない…
世界の平和を守るために戦う勇者が目指すのは、ゲームクリア。
ゲームをクリアしたらもう天国には行けない…
お互いにその事を理解しながら、それでも頑張らなければならない勇者が切なかったです。
こういうBLもあるんですね…。
キャラたちの気持ちを考えてゲームしたことなんてなかったけれど、トイストーリーのように私たちが気付いていない世界もあるのかもしれませんね。
天国だから、早く会いたいけど出来るだけ遅く会いにきて欲しいというカイの思いが切ない…
次に会えるその時には、2人がずっと一緒にいられますようにと願わずにいられません。
せつなくてそこはかとなく可笑しくて、そんでやっぱりせつない。
勇者と、モブのはずの名もない羊飼い。ふたりは容易に結ばれない世界観のなか、予定調和のじれじれがえんえんと続くような気になりますが。
じわじわとものがたりは進んでいて、終わりはちょっと待って、まだこないで・・・
表紙の幸せそうな笑顔が印象的だったので、ほんわかした癒し系のお話かなと思ったら離別の切ない作品でした。
かと言って私は何故かあまり泣けた感動したという感じがなくてパラパラッと読み進めてしまいました。
良かったところは勇者が体力がなくなって死んでしまった時、回復するまでの少ない時間に積み重ねられていく交流といった今までに読んだことのない設定です。
少しずつ2人の距離が縮まっていく様子が微笑ましかった!
羊飼いさんが勇者を自分が縛ってはいけないでも勇者と一緒にいたいという葛藤があり、この辺は王道ですね。
最後は地上と天界で離れ離れになりましたが、2人の思いは通じ合えたので良かったねといった気持ちです。
羊がゆるふわで綿あめみたいだったー
初読み作家さんです。
前評判やあらすじは全く読まずに読みました。
webのHPで発表された作品を描き直して描き下ろしを加えた作品だそうです。
絵柄はとってもほのぼのした感じでフワフワした優しさを感じます。羊が沢山登場するのですが、それだけでも癒されますね。
ファンタジーのお話で、主な舞台は天国。そこにはもちろん死んだ人しかいないわけです。
主人公の攻め様はRPGのキャラの一人、勇者なのですが、ゲームオーバーする度にこの天国にやってきて、そこにいる羊飼いの友人を訪ねています。
色々な使命を背負った勇者がこの羊飼いの青年と会うことによって心を癒され、人としての優しさを温かさを知っていくといういいお話。
なんですが…恋愛モノとしてはとても切ない。
私がこの作品を読んだ時、丁度大切な友人との別れを間近に控えていて、本編のラストシーンの羊飼いの言葉に心震えました。
羊飼いが心の中では思っている通り、伝えたい事は沢山あるんだけど、やっぱりこの一言に尽きるんだろうな…と。
切ないけれど心も温まるいい作品だと思います。
…何度も何度も読みました。
何度も、何度も。…
本当に、この作品は買ってよかった。
こんな素晴らしい作品とはなかなか出逢えません。
最近、初コミックス!ドキドキ。という作者さんの作品に
手を出して大やけどを負ったので、
正直あまり期待せず、表紙と評価だけ見て買いました。
そうしたら…うん、これはやばいですね…。
どきどききゅんきゅんきゅんが止まらないうえ、
泣ける泣ける。ぼろぼろぼろぼろです。
言葉に出来ないので、とにかく『買ってみよ!』です。
終わりのない感じが、読者それぞれに今後の彼らを想像させて、
読者それぞれに結末を委ねてくれる。
いつの日か、カイと勇者さんが幸せになれればいいなぁ。
【物語のところどころにある四コマ漫画も可愛いですね♪】
私はこの作品を周りの人に布教して行こうと思います。←
先程読了し、書いていますが余韻が…。
新刊当時は表紙があまりにも儚げで切なさ全開で、怖くて手を出せず仕舞いだったのを思い出しましたが、読み途中は「あれ、もしかすると泣かないんじゃないかな…?」と思ったりも。
まぁ帯の煽りもあるしと思っていたのに、最後見開きの一文にはやられました。元々こういう類に弱いのも自覚済みですが…号泣です。
二度読み返し、二度とも一文で。
お風呂上がりに読んでしまって、化粧水等、鼻かみで全て落ちたと思います。ああ…(笑)
ただ「切ない」「優しい」「泣ける」だけではなく、こういった題材を想いやりで包みながら描かれた作者さんと作品を評価させていただきたいです。そこまで繋げてくださった例の編集さんにも感謝を。
RPGをやる度思い出しそう…!
「ありがとう」の積み重なる作品。
「ありがとう」が相手の幸せを願う作品。
大切な一文は、作品の中で彼の想いとして遺され続けてほしいです。
素敵な作品を、ありがとうございました。
友人が勇者っていう題名にひかれ、絵柄もキレイで結構好みだったので友人から
貰いました(笑)
ゲームのRPGの主人公と天国にいる羊飼いのお話でした。
両思いって良いですね^^勇者さんスピード上がるの早すぎっw
私的には羊使いさんの方が好みでした。
え?お前の好みはきいてねぇって?それは、失礼しましたw
魔王が結構かっこ良かったです。ツンデレ500はなんか良いですよね^^//
早く勇者にこっち(天国)に来て欲しいようなもっとゆっくり来てほしいような、
複雑な気分になりますよねw
勇者が天国にいって二人でずっと幸せにくらすハッピーエンドが良いですね
本屋さんであらすじを読んで、
なにこれ面白そう!と買うことを決意していざ読んでみると。
ほのぼのしていて、ほっこりするような
かわいらしいお話で、心が浄化されるようでした。
天国との時空を超えた遠距離恋愛。
最初は勇者の片思いから始まって、
村人からもその気持ちを返されるようになって、
でも世界を守るために生き続けなくてはならなくて、
それが使命で、事実何度でも蘇って戦って・・・。
死ぬたびに想い人と会うことが出来る。
レベルがあがっていき、段々と魔王との最終決戦が
近づいていき・・・。
最後は死ぬ時まであえなくなるんですよね。
勇者として魔王を倒してしまったので、
死んだら蘇ることもできなくなってしまいます。
もし、ヤンデレだったら、命を落としてでも
会いに行くんでしょうが、
この話の勇者はちゃんと思いやれる心の持ち主なので
きっと、一生を全うして、それから再会するんでしょう。
決して激しくなく、ほのぼのとしており、
たまーにちょっとほろりとくるお話です。
ファンタジー好き、そこまで濃厚なBLを望んでいない
そんな方にはおすすめです。
入門編といってもいいかもしれませんね
魔王によって恐怖で支配された世界に愛と平和を取り戻すために旅をしている勇者。
RPGゲームのような世界観(というか某DQを彷彿とさせる雰囲気)で、魔王を倒すまでは死んでも蘇り可能。
セーブポイントとかいう単語も飛び交っちゃいます。
勇者の心情に合わせて「勇者のすばやさがMAXになった!」とかコマンド選択『ガンガンいこうぜ』とか使われているのも楽しいw
うん、実は最初はね…表紙の絵と中の絵の雰囲気の違いにちょっぴししょんぼりしました←
でも読み進めていくとね…やっばいんですよ。
羊飼いのカイと勇者様、そして羊のやりとりがほのぼのしていて和むのです。
冷静に考えたら地上では大変な戦闘やらが繰り広げられているでしょうにwww(後に4コマで描かれてたり)
でもそのほのぼのな中にも勇者の苦悩とかが描かれていて…。
勇者らしくと追求した結果の見た目が恥ずかしい!とか村人の家に不法侵入して家捜しするのも好きじゃないっ!とか…そんなちょっと笑える悩みから…世界は勇者を必要としたけど“俺自身”は必要とされていないんじゃないか?とか深刻な悩みまで。
それは…モブキャラである羊飼いも同じで、勇者が名前をつけるまでは名前なんて無いんですよね。
“自分”を見つけてくれる、必要としてくれる人がいないって思うのは孤独なことですね。
最後は奇跡が起こってくれるわけではなく、カイは死んだまま。
魔王を倒して世界が平和になることを誰もが望んでいるのに…それは勇者もカイも同じなのに、エンディングを迎えるということはカイとの逢瀬が終わりになるということ。
魔王は地獄で自分の部下たちに必要とされ、悪くない地獄生活をおくるのに対して…勇者とカイの2人が切なすぎる。
早く会いたくて堪らないはずなのに「出来るだけ遅く会いに来てほしい」と願うカイにじんわりきちゃいました。
いつの日か天国で2人がまた出会える日が来ると良いなぁ…って思います。
RPGにありがちな勇者一行は死んでしまっても何回でも転生可能。
でも魔王を倒すまで…
好きな相手は村人A(すでに死んでいる天国の住人)とゆう設定に驚きました。
お互い好き合ってて、会いたいのに会えるのは勇者が死んだ時だけ…
会いたいけど死んでほしくない…
ずっと一緒にいたいけど、魔王を倒す宿命がある…
いろんなしがらみに進まない二人の愛情…
そして、魔王を倒してしまったときの二人は…
奇跡は起きず、二人は離ればなれに…でも懸命に生きてほしいと願う村人A(カイくん)の切ないエピローグに泣いてしまいました。
RPGをBL化とか本当に設定もありえそうで、でもファンタジーで切なくて泣けてしまった作品です。
RPGゲーム好きな方は読んでみるとぐっとくるんではないでしょうか?
書店で見つけ、内容と綺麗な絵に惹かれて購入しました。買って良かったと思います。
RPGの世界の勇者と天国の羊飼いの話です。勇者の存在に考えさせられる作品でした(笑)
勇者は世界を救う旅をしています。だから勇者様はみんなの勇者様です。
そんな勇者様が死んだときだけ、羊飼いは勇者に会えます。しかし、旅が進むほどに勇者と羊飼いが会えなくなる時が近付きます。
切ない話ですが、切ないだけでなく、甘くてほっこり、そしてコミカルでした。
絵も雰囲気に合っています。個人的には羊と敵キャラ、ヌライムが可愛くて可愛くたまりませんでした。魔王や、勇者のほかの仲間たちもとても好きです。
個人的にはラストがあっさり終わってしまったような気もして、こんな話ですが、もっと幸せになって欲しかったなぁと思います。
元々掲載されていたサイトがあるのですが、購入した人にもぜひ読んで欲しいと思います。セリフが違うところがあるのですが、コミック版にはないセリフもあり、こちらもまた良い作品だと思います。
すべての世界の勇者様に、こんな大切に思える誰かが見つかることを願ってしまうような作品でした。
帯に書いてあるキャッチフレーズを見て、思わず手に取ってしまった小説や漫画って多くないですか?
「〇〇人が涙した」とか、「人を好きになるってこういうこと」とか……。思わせぶりな文句だし、どこかで聞いた覚えのあるフレーズだぞ、と感じても、ついつい手が伸びちゃうことって、ありませんか?
私も結構そのタイプなんですけど、当たり外れもそりゃあ、ありますよね。
これがミステリー小説だと、「あなたはこの謎が解けるか!?」「最後の最後でどんでん返し」「予測不可能」……なんて言葉につられて読んでみても、そこまでストーリー凝ってないぞ、とか、いや予測はついたし、とか、読了後の気持ちが味気ないものになったりして、作品の価値が自分の中で急降下、なんてこともあるかも。
とはいえ、その作品を端的に表しているのがキャッチフレーズなわけですから、いざ購入するぞ!というときには参考にもしますよね。
私がこの「友人が勇者」を購入したきっかけも、「この恋は、天国でのみ許される」、このフレーズにうっかりやられてしまったからです。
WEB連載を知らなかったものですから、100万人が泣いた、との文句はスルーでしたね。あまり信用してないので(笑)。
内容としては、RPGと呼ばれる世界で勇者として生きる青年と、その世界の天国で生きる(この表現は少しへんですが)青年とのもどかしい恋のお話です。
漫画のタッチとしては雑かな、とか、わちゃわちゃいる羊が完全に小学生の落書きレベルだとか、かなり失礼なことばかり考えながら読み進めていたんですけど……途中で、おや?となりまして。
これはもしかしたらヤバいかなーと思っていたら、案の定、ほろりときてしまいました。
これまでプレイしてきたRPGで、何度も主人公をコンティニューさせたこととか、憎めない敵キャラをこれでもかと痛めつけたこととか、一気に蘇ってきたりもして、慌ててDSのスイッチを入れて育ててきたpkmnたちの安否(大げさ)を確認しちゃったりとかして……。
ただの死ネタではなかった分、余計に感情移入できちゃったんですね。勇者として魔王を打ち倒すまで何度でも生き返ることのできる主人公が、そのことを自覚しつつも旅を続けるしかない状況にも泣けました。余談ですが、勇者と魔王の絡みは結構好きです。どこにでもいますよね、憎めないボスキャラ。そんなかんじです。なんできみはそんなに人間くさいんだと。さびしがりなとこもツボでした。くっそかわいいな!
個人的には見開きページの「この世界が あなたの天国」のとこでだばーっときました。
なんだこれ。かなしいのか、やさしいのか、よくわからない後味の残る作品だったと思います。もちろん、良い意味で、ですよ。帯のフレーズの意味が、最後まで読んでやっと心にしっかりとはまったというか、そんなかんじです。
相手を想うだけでお互いが幸せになれるのなら、こんなにむずかしいことはないだろう。
そう実感させられるお話でした。
一時期、書店で大量に並んでいるのを見て、購入することを迷った時期もありましたが、やっぱり手に取ってよかったです。ただ、一度読んでしまうと、pkmnの例のあのコと物語の中に登場するヌライムとがかぶること間違いなしです……レベル上げのためとはいえ……ひどいことしちゃったなあ……と……。
最新作のドラクエはやっていないのですが、結構はまっていた時期があったので
この本の発想にびっくり&すごいなぁ!と思いましたし
かなりくすっ♪とさせていただきました。
セーブポイントが遠くてMPがもうないのに、ひとりだけ生き返してどうするの!とか
勇者らしいスタイルって実は結構恥ずかしいかも?とか
勇者なのに村人の家に不法侵入して家捜し~!とかww
勇者はゲームが終わるまで何度でも生き返れるのに、
名前のないキャラも敵キャラも一度死んだらそれで終わり。
ゲームの中ではどうしても軽く扱われる命の重みや矛盾について
真面目に語られるのがよかったし、
自分の感情をすなおに吐露できる相手のいる幸せが、丁寧に描かれているのがよかった。
それに、エッチの場面も可愛らしかった♪
ただ、上記のことが霞んでしまうくらいに
片方だけが死んで天国にいる場合の、それぞれの幸せってなんだろう?
と考えさせられる読後の余韻が強くて、なんだかもったいない気がしました。
死んだらどうなるのか?の問いには、万人共通の答えがない気がするので
おもいっきりぼやかして描いてもらう、とか
これがハッピーエンドの形です!と言いきってもらう、とかじゃないと
そこに意識がいってしまってうまく萌えられない…
個人的にはそう感じてしまうみたいです。
でも、絵もかわいかったし、癒される言葉が満載だったので
チョコドーナツさんの他の本も今度ぜひ読んでみたいなぁと思いました。
ゲームの中の話。
仲間と一緒に戦うヤツかな??
(ゲームの事ぜんぜんわかってないので想像で)
主人公が敵に倒されて死ぬ。
天国の羊飼いの所で生き返るまで暮らす。
読む前は ほのぼのしている絵なので
ハッピーな話だと思っていたのです。
ところが まったく逆でダークな話でした。
生きて 世界の為に戦っている時と
死んで 楽しく好きな人と暮らす時。
どっちが幸せなのでしょうか。
結構 考えさせられるストーリーだったのです。
作者 すごい!!
早く迎えたいような、
永遠にたどり着きたくないような、、、
某DQ的世界を下敷きにした,勇者様の切ない恋のお話。
冒険中に死ぬ度に勇者は天国へ、天国の羊飼いの元に現れます。
勇者のレベルが上がるにつれ、二人の間の感情も、徐々に恋愛へと変化していき…。
二人の逢瀬は、勇者が死んでいる間だけ。
ゲームがエンディングを迎えて、世界が平和になってしまえば,
もう、勇者は、簡単に死ぬことはない。
この矛盾が切なくて、
長いRPGゲームをやっていて、最後の最後のエンディングを迎えたくなくなる気持ちって、こんな感じだよなあって、、
絵も表情豊かで可愛らしい。
特に羊飼いさんの、モブ顔なのにホッとする感じがなんとも言えません。
着眼点がおもしろい!
でも、ドラクエをプレイしたことのある人じゃないと世界観が分からなくてストーリーから置いてけぼり感を感じるかも。
ドラクエなどのRPGの世界観を知っていて読むと、「なるほど」とうならされる設定。
勇者が死んでしまってから復活の呪文を唱えられるまでの短い間しか会えないふたりの物語。
1、会える時間が限られている
2、会えるのは勇者が死んだとき(本当は死なない方がいいのに…)
3、世界が平和になったら会えなくなる(平和になってほしいのに…)
お互いを求める気持ちと、世界が求めていることの差をどう埋めようか頭を悩ませるふたりの心の揺らぎがよかった。
薦められてまず原典(WEBマンガ)を読み、
そして首根っこを掴まれて本になったものを
一読して見事に絡めとられてしまいました。
役割や立場はこの浮世でも恋愛の制限に
なるものです。
ただ、浮世の壁の場合は当人達の頑張りで
結構何とかなってしまったりする場合も
あります。
しかして、この作品世界でのしがらみはと
言えば…。
理想として造られた世界が素顔の恋の障壁として
終始横たわり、予定調和の中に生じた
僅かな隙間からでしか互いに想いを
やり取りできない。
一見すればそれは幸福を装った不幸なのかも
知れません。
しかし、敢えて言います。
それほど深い一瞬だからこそ満たされるのだと。
予定調和の中に覗く素顔だから、情は深くなったのだと。
ちょっと無謀だけど世界に必要とされる勇者と、もう雲の上の人である羊かいが死ぬたびに会い、そしてお互いに好意を上げて行き、
・・・そして、人の勝手な都合で毎回いいところで別れさせられる。
もちろん勇者は魔王を倒して平和をもたらす事が指命。
でもそれは倒される相手の都合はもちろん無視。
そしてその達成はゲームエンド、つまりは羊かいとの長い別れを意味してしまう。
そこを見事なるウルトラCでクリアし、魔王は死にながらもその先で愛する部下と再会し、充実した一生(?)を暮らせるのに、勇者は・・・
結局生の世界へ自分勝手に(これが毎度毎度ろくな状態でない)ひきずり戻され、もう自分がとくに求められない中で自分が求めていた羊かいを思いながら目的もなく生きていく事になるのです。
現世で大魔法使いや大僧正、なんて栄華や需要がある彼らになんでこの世に未練なんぞない勇者は召喚されないかんかったのだろう。
しかも皆終わった終わったと消えちゃう。仲間なんて所詮仕事のためのコマ。あぁ、生きていくってなんと辛いのだろうか。
心に重いものが残りすぎて一読で物凄く鬱になってしまいました。
本としてすごい事は認めます。でも現世があまり好きでない人や現世で愛に恵まれてない人にはオススメできないです。
マジで死にたくなります。
個人的にはその後の羊飼いに別の新人がちかづいていてそれなりに楽しそうに話してたのに対し、
子供たちに絡まれている勇者があんまり幸せそうに見えなかったのが不安要素だったんだと思います。
少々鬱にはなりましたが、悪い本だとは思ってないです。
なんでもかんでも読んで幸せになれれば「いい本」ってもんでもないし。
後日談の「EXTRA STAGE:いつか見る夢 」でフォローされていたので、勇者のその後を『とくに求められない中で自分が求めていた羊かいを思いながら目的もなく生きていく事になる』とまでは思わなかったのですが…。
少なくとも子供たちにたくさん囲まれて、その後の勇者も必要とされているように見えたので。
切ないラストではあったけど、私は読後感良かったので(いつか必ず再会できる別れ、という風に読みました)、人によってはそんなに鬱になるのか~と、ちょっとびっくりしました。
やっぱり人受けとめ方って人それぞれ、結構違うものなんですね。
オリジナルBL漫画サイト「ドーナツタウン」に掲載されたウェブ漫画の単行本化です。
http://dntown.x.fc2.com/
サイトですでに漫画は読んでいたのですが、サイト掲載のものをすべて描きなおし、かつコミックスのみの描き下ろし(約30ページ)もあるとのことで、購入しました!
ちなみに現在(2012年4月末時点)でも、サイトでは本編を全て読むことができます。
気になった方はぜひサイトをチェックしてみてください。
本編の内容自体はサイト掲載のものも単行本化したものも同じですが、描きなおされただけあって、コマ割りとか微妙に違いますので、読み比べてみるのも面白いのではないかと…。
冒頭の3ページは単行本ではカラーになっています。
RPG風な世界観ですが、ゲームタイトルをあげるとドラクエ風味です。(と、サイトにも記載されてました)
なので、『勇者のすばやさが50あがった!』とか「コマンド選択『がんがんいこうぜ』」などちょっとしたドラクエネタが、勇者の心情にあわせてちょこちょこ使われていたのが面白かったです。
天国にいるカイとは勇者は「死ななければ」会う事が出来ません。
魔王を倒し、世界を救う(ゲームクリアする)という使命がある勇者は何度死んでも、何度でも蘇生してしまうため、会えたと思ってもすぐ離れ離れになってしまいます。
このあたり、RPGゲームをプレイしていた時は特に考えていなかった、RPGならではのお約束の設定が、上手に生かされていたと思います。
会いたくてもなかなか会えない、会いたいけど会えない方がいい。
そんなジレンマを抱えつつ、友人同士からちょっとずつ気持ちを縮めて行く展開がよかったです。
単行本描き下ろし部分では、そんな2人の距離が近づいて行くエピソードと、本編後のカイ視点の切ないけどほっこりするエピソードが読めたので、買ってよかったなと思いました。
恋愛的には切ないラストなのですが、読み終わったあとにあったかい気持ちになれるBL漫画です。
ちなみにHシーンはほんのすこーしだけあります。
キスシーンがとっても甘酸っぱかったです。(特に単行本描き下ろし分)
羊になって、そっと見守りたいような初々しいカップルでした。
何気にゲームしているRPGの中の敵を倒す勇者様も、HPをなくして死んでしまったらその都度天国に行ってたんだな~♪
そんな、ユニークな発想の元、
天国にいる羊飼いと友情を温め、そしてそれが恋になる勇者さまのお話は、とっても楽しいなんだけど、とってもあったかくて、そしてとっても切なくて、
思わずホロっとさせられちゃいます(涙)
勇者がHPを失って天国に行った時であった羊飼いのカイ。
勇者は彼の前では、戦いの事も何も考えず、何も負わず、素のままをさらけ出すことができて、そして癒される。
それはいつしか恋心になっていくのです。
HP失くすたびにカイの元を訪れる勇者だけど、レベルが上がるとだんだんエンディング(ゲームクリア)が待っているわけで、勇者にはカイと会えなくなる日が近づいてくる。
ええー!?そんな設定読んでしまったら、これからRPGでクリアできなくなるじゃないかーーー(涙、、、)
と、思えるほどに、彼等の純粋な姿、そしてカイの知ってしまった寂しさと、勇者のあらがえぬ宿命に、心うたれてしまったのでした。
基本は楽しいコミカルな展開です。
勇者がその勇者であるゆえの設定が実は恥ずかしいとか、本音を漏らしたりしています。
しかし、そのRPG設定のように、勇者は勇者らしく、心やさしく、仲間を想い、敵でさえも仲間があるのだとわかっており、、、
ならどうして戦わねばならないかと言うと、それはゲームの設定だからなのです。。。
このお約束をはずさないからこそ、この切ない恋が誕生するのですよね。
ラストのエンディング、ついにラスボスと対峙する時の勇者の選択。
その手があったか♪でしたw
カイは二次元だったのか、三次元だったのか、天国ではそれすらもきっと同じな天国なんでしょうか?
とっても夢と愛があふれるいいお話。
設定をひんまげてなくてちゃんと周到してるからこその良さが出ていました。
そしてまさか、こんなに切ないなんて(涙)
これからこんな妄想したらゲームできないよーーー!
なほどに、結構好きな作品でした。
帯の100万人が泣いたはおおげさかもしれないけれど、ちょっとウルっときちゃいます!