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表題作を含む全4作で全て1~2話完結の短編です。この作者の他の作品はレイプや暴力など重い題材を扱っているのですが、今作はほのぼのとしたものが多くて良かったです!Hなシーンは2回ほどありました。
以下、設定と軽いあらすじを。※ネタバレは多分してません※
「ろくでもないあなた」
日下(ネカフェ難民)×佐々木(サラリーマン)
失恋を引きずる佐々木はコインランドリーで初対面の男に家に泊めてほしいと言われて…
「白くゆらめく」
加々見(学生)×高尾(学生)
田舎の男子校に転校してきた高尾は綺麗な顔をしていた。まわりにそういう目で見られ狙われている高尾と友達になる加々見だが…
「すぐそばにあった気持ち」
「可愛いあの子」
まこと×夏生 (大学生くらい)
誕生日に彼氏と会えない夏生は親友のまこととお酒を飲んでいて…
「みしまのこい」
みしま(学生)×日向(学生)
通学電車が苦手な日向はある日カバンをホームにぶちまけて焦ってしまう。そんなときにみしまと知り合い日向は電車嫌いが和らぐが…
あらすじ下手くそですいません。後書きに作者が書いているようにダメな男が攻めです(笑)どこか頼りなかったり、不器用だったり。表題作の受けの子がほんとに可愛くて大好きです。絵柄も特徴ありますがキレイです。表紙と中の絵の差がほぼないのでそちらで判断していただくといいと思います。
いくつかのカップリングが収録された短編集です。
「ろくでもないあなた」
好きな人に失礼したばかりの主人公は、知り合ったばかりの男性に一晩とめてと言われ、そこから奇妙な同居が始まるというストーリー。
トラウマがあってクールな受けと、可愛のに攻めという組み合わせが萌えました。カップリングは好みだったのですが、オチがどうにも…。
ネタバレを避けますが、悪いことをしたのにそれでいいのか?という疑問が少し…。
ちょっととっ散らかった印象があったのでもう少しまとまっていれば良かったと思います。
「すぐそばにあった気持ち」「可愛いあの子」
タイトルもそうなのですが、出だしから関係性やラストまで、ほぼ予想できてしまうお話です。
しかし、それがどうというよりも二人の生活やモノローグが可愛くて暖かくキュンとなれるお話でした。
ストーリーはあまり捻られておらず、どれもあと一歩という感じなのですが、雰囲気はとても暖かく優しいです。リアルさはほとんどないですが、ふわふわ系のお話が好みのかたにオススメです。
作品は、全て雑誌ガトーの採録です。
書き下ろしも沢山あるわけではないので、
雑誌で満足(。-_-。)
という人にはオススメしません( ´ ▽ ` )ノ
他にも言はれておりますが、この作、
ダメ男カタログですよwww
すばらしい( ´ ▽ ` )ノ ダメ男スキーさんオススメです!
痛い子カタログでもありますw
さて、私は、後半2作が特に好きです!
「すぐそばにあった気持ち」「可愛いあの子」は、2部作です。誕生日の日を忘れられて、浮気までされた子の話。
タイトルがネタバレ?という話ですが、
ずーっと恋続けた純真なまことが、「可愛いあの子」でその気持ちを一気にぶつける様が最高です! 独占欲むき出しでホントに可愛い!
「みしまのこい」
電車での人の目って普通より気になるものですよね…と共感しながら読んでしまいました/// 他の作に比べ、ダメ男度は低いかな。
ですが、妙に親近感が湧いてしまいました。
ぜひ、ご一読ください!
作者さん3冊目のコミックスですが、内容は短編集ということもあり、前の2冊に比べると、格段に明るく、可愛く、読みやすくなった印象です。
カバーのカラーイラストもかわいいですね。
まあ、登場キャラが、どいつもこいつも、みんなどこかしらダメ人間なのは、きっとこういう芸風ってことで、、、
そんな登場キャラ達のダメっぷりを、一々あげつらう程重い感じじゃなしに、さらっと流させちゃうあたりが、いいところなのかもと思います。
さがのひをさん3冊目の単行本。
この作家さんは雲之助さんが可愛くて優しくて切なくてキュンキュンなら、それに痛さが加わったカテゴリー的に似ている作家さんだと自分的に位置づけています。
痛さがある分だけ自分には好きなんですが(汗)
しかし、前2冊に比べるとこれは短編集だけに若干ソフトです。
むしろキュンへの比重が大きくて、結果として甘い作品になっていると思います。
表題は、その前フリの話の後日の話になりますが、
彼氏に振られたなっくんが、いつも傍にいて自分を見守って甘やかしてくれたいたまことの重要さに気がついて、親友でなく恋人としてはじめようとする。
その後、その振った彼氏がダブルデートを行ってきて、キャンプにいくことになってしまった、そこでの話になります。
元恋人に未練があるというわけでもないのだが、自分より選んだという相手を間近で見てしまい、そして元彼が自分に対してとっていた言動と、今の彼氏への言動の差をいやおうでも感じてしまうのです。
でも、少しM気があってなっくんを甘やかしてくれるワンコのまことは逆に嫉妬を感じているという、愛されてる喜びを感じる話。
なっくんを振った男もいい加減でひどいやつだが、なっくんも甘やかされてまこはそれでいいかもしれないが、結構ひどいやつかもしれないのですよ。
う~ん、、、ひょっとして需要と供給、われなべに綴じ蓋ってやつでは!?
そんなお話なのです。
『ろくでもないあなた』
コインランドリーで出会った男が宿と金がないからとつい同情して、そしてまんまとのせられて家に泊めてしまうことになるのだが、主人公の寂しさを察した男に体も慰められてなんとなく続く同居。
失恋で傷ついた男のさみしさと、本当は騙そうとしていた男がほだされてしまう、
これもある意味われなべに綴じ蓋なお話。
『白くゆらめく』
田舎の男子高に転校してきた子は、生贄になりそうな可愛いこ。
そんな彼と仲良しになった同級生はある日、彼が男子生徒に乱暴にされているのを見て逃げてしまい、しかもそれで自慰をしてしまう。
翌日彼に誤ると、前の学校でもそういう苛めはあったからと笑って許されてしまう・・・
『みしまの恋』
電車が苦手のひなたがカバンを落として中身をぶちまけてしまい拾っていると、背中を蹴られる、相手は誤って手伝ってくれたのだが、同じ学校のみしまという生徒だった。
このみしまの本当はひなたが好きなのに、きっかけがなくてつい蹴ってしまったというのが(笑)後がよかったから良かったけどさ、ひどいやwww
あとがきに作者さんが書かれているように、どれもちょっと残念だったりダメちゃんだったり、そんな攻めさんが揃ってるというダメシリーズだった!?のが面白い♪
そして、ダメだけにちょっと切なさがますんですよね
久々に読んだ短編集コミック。
初読みの作家さん。裏表紙のあらすじと絵で購入してみました!
全部読んでの感想は、表題の「可愛いあの子」とそのキャラが出てくる「すぐそばにあった気持ち」が好みでした。
“受けを大好きな攻め”という構図が好きなので、なっくん(受)を甘やかすまことくん(攻)にニヤニヤです。
あと、なっくんがちょっと意地っ張りで、可愛いこととか甘えたりとかができない性格なのもいい!
なっくんの元カレが、今のカレに「可愛い」と言っていたところを目撃し、
自分と付き合っていたときは、言ってくれなかったのに・・・と落ち込んでいた時、
まことくんがなっくんに言った、
「なっくんのことは俺が一番よく知ってる。だから他の男のことで傷つかないで」
ってセリフがすごいよかった!
他の話は普通(汗)だったので、
むしろ、短編集にせず、この2人の単行本にしてほしかったな〜!
表紙が可愛かったので衝動買い....
さがのひをさんといえば今迄暗い感じの題材が多かったのですが、
ほかの方も仰る通り今回は甘めのでした。
まぁ、レイプはありましたがそこまででもないし、甘いのが好きな私としてはよかったです!
短編なのですが、攻めがみんなダメ男です。
「ろくでもないあなた」
それにしても弘文がとてもダメ男ですw
佐々木は佐々木でダメ男に流れされてしまうダメ男なような気もしますw
「みしまのこい」
日向可愛いです!あうゆうもやしな子大好きです!
こうゆうCPがもっと欲しいです
話はあんまりなんですけれどもね....
「白くゆらめく」
高尾可愛いです!ふたりがラブラブイチャイチャしてるところが見たかったです
全部のお話書いてなくて申し訳ないです....
ダメ男可愛いですね....好きです。
※ネタバレ有です。
◆ろくでもないあなた◆《騙そうとした男×先輩に未練がある男》
コインランドリーで見知らぬ相手(日下)に「一緒に洗ってもらってもいい?」と言われ、動揺する佐々木。
……そして、なぜか家に泊めることになり──。
年下*日下(22)×年上*佐々木(27)
「お礼に──抱いてあげる」…… ぬはーw(*´□`*)
年下(片思いの相手に似ている人)からこんなこと言われたら大変♪ ←
それにしても最後…… (´・ω・`)切ないなぁ……
始まりには終わりがあるっていうけど、「金貸して」……って (゜ロ゜;)))ォイ!!! 日下、それでいいのか!?
佐々木も素直に渡してるんじゃない!! ← Σ(ノд<)
なんやかんやで結ばれる二人 ……(*´ー`*)萌
◆白くゆらめく◆《高尾が気になる×綺麗系転校生》
田舎の男子校に転校をしてきたのは標的(エサ)にされやすい外見を持つ男─ 高尾だった。
そんな高尾に惹かれた加々見は、少しずつ距離を縮め 仲良くなるのだが──。
この作品大好きです♪(ノ´∀`*)
高尾のふわふわ感がたまらないですw
加々見のヘタレさも丁度良かったと思います(^^)
高尾が襲われてた時に 助けに行けなかった加々見の気持ちわかるなぁ……(´・ω・`) あれはあれでありだと思う
二人の恋を応援したくなるような作品でした。
◆ 可愛いあの子(すぐそばにあった気持ち) ◆《頼りになる親友×恋人に浮気をされ振られる》
自分の誕生日を祝ってくれない恋人(望月)の代わりに
親友の加瀬と過ごすことになった夏生。
その翌日、寝ぼけて加瀬にキスをしているところを望月に見られてしまい──。
寝ぼけてキスなんて許してあげなよ……
「おまえも浮気してたのか」「丁度良かった♪」
なんて軽い男なんだ望月!Σ(×_×;)!!! チャラすぎるぞ。
自分なら一発殴ってます ←w
加瀬くんも大変だな…… いい人なんだけど、Mとか。
……尻に敷かれるタイプになっていくのかなw(°▽°)
◆みしまの恋 ◆《遠回しな言動男×電車が苦手》
視線や笑い声が苦手な日向(ひなた)は、三島という少しつり目の男に助けてもらうが──。
三島くんが日向ラブだったとは…… (*´∇`*)萌
わざと蹴飛ばしたり、ヘッドフォン貸したり……
不器用な彼なりの愛表現なんですよね♪ ふふw
三島×日向 二人のその後が気になります♪
三冊目は短編集でした。
これまでの作品よりもBLっぽさを意識したというか、びっくり展開は少なめにして短くまとめてありました。それでも、元彼とWデートで新恋人とのイチャイチャを見せられてしまったり、気になる子が襲われてるのを助けずに逃げてしまったりと、BLではあまり見かけないけどリアルならあり得る展開で、こういう話を書いてくれるところが好きだなぁと思います。
あとがきにある通りダメな男ばかりですが、その不器用さの描き方が私にはツボでした。
5つの短編が収録されています。そのうち4つはとても好きなお話なのですが、二個目のお話「白くゆらめく」だけは無理でした。ヤられてるのに助けないとか、そう言うのは例えその後どんなフォローをしようとも私のなかではヒーローではないので。アマちゃんですいません。
あのお話さえなければ、どれも可愛くて好きだったんだけどなぁ。