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acchi to kocchi
フェンスを境に始まる新卒社会人と高校生の恋愛物語。学校と会社が隣り合っているのって、こんなに夢があったんだなぁと新たな発見でした(笑)。2人の会話のテンションはツッコミとボケという感じで、いつもの腰乃先生節でしたが、なんといってもこの作品の醍醐味は年上である松坂の可愛さ。普段は中島に何を言われてものらりくらりと躱し、年下をからかってばかりの彼ですが、ふとした時に照れたり、いざ積極的に迫られると初心さを発動したり、かなりギャップのある人物なんですよね。
中盤までは松坂の飄々とし過ぎた性格に苛立ったり、ぐるぐる悩まされたりする中島ですが、自分に都合が悪くなると話を逸らそうとする松坂の癖に気付いてからは直球に攻めるようになり、自然と恋愛の駆け引きを覚えていくところが爽快で。そして、大人のずるさを出しても引かなくなった中島に、松坂が段々押されていく展開に萌えました。社会人なりたてですから、大人といっても中島とそこまで差があるわけではなく、まだ未熟なところが少しずつ垣間見えてくる、そんな松坂の可愛さにやられました。
めっっっちゃおもしろい!し、かわいい!
何?!中島君かっこいいのにあの乙女なとこファンシーなヘアゴムとかお財布とかww
花壇お掃除お裁縫までw やったらできてしまう的な?
対して松坂さんの普段は中島君をおちょくるのに実は余裕なく段々かわいくなるのズルいw
中島君がフェンスを乗り越えたとこめっちゃかっこいい!ときめいた✨
小細工せずまっすぐ気持ちをぶつけたり、DKらしく不慣れでガツガツ行ってしまったり、その後へこむとこもかわいい。
心のフェンス発動とか、右tkb左tkbひとコマずつおさめられて(初めて見た)ひらひら並んで舞うのに爆笑した
たまんないなぁ~❤️
高校生とリーマンの恋になるまでが良いのですたまらなく良いのです。
まずは、出会ったきっかけが良い。敷地を隔てた松坂の会社側と中島と通う高校の間のフェンス。昼休みの出会いから、じわじわリーマンの松坂と中島が近づくのがドキドキする。
松坂は年上で、だけど中島に余裕を見せつつも恋には入り込めない。そりゃそうです。いきなりリーマンお兄さん仮面はとれないもん。
中島は、年下なんですが2人の間にある心理的なフェンスを感じています。だけど、好きになっちゃったら心も身体も遮るものは取り払いたいと頑張るのが、健気です!
だけど、高校生だからヤりたい!松坂の意外なエロさ見ちゃったら止まれない。
なのに、かなり堪えています。
松坂を怖がらせず、大切にしたいからなんですよね。
いや~中島は、ほんとに将来有望なワンコ攻めなんです。読み進めると、中島サイドで応援しちゃう。早よ、えっちさせたげて~みたいに。
物理的なフェンスと心理的なフェンスの使い方。ここぞと言う時の、フェンスの飛び越えと、こじ開けかた。腰乃先生の描写がとても好みでした。
初めてえっちのわたわた感がとても誠実さを感じました!
はぁ~読んで良かった!
罰として夏休み中、高校の花壇の世話をすることになった中島は花壇の中で名刺入れを拾う。持ち主は学校の隣に勤める松坂というリーマン。届けようかと思案中、花壇と会社の境界で偶然松坂に会い、フェンス越しの交流が始まる。
イヤイヤ花壇の世話をしていた中島がどんどん植物に詳しくなり、見事に薔薇を咲かせて松坂に贈ったり、手作りの名刺を渡して告白するところが萌えました。大好きなツンデレ松坂と付き合うことになってから実は松坂が掃除はしない、料理はできないダメダメ人間であることが判明しても、健気にお世話してあげるところも萌えました。
フェンス(隔たり)を挟んでの「あっちとこっち」は色んなメタファーをはらんでて。元々二人はゲイでは無い。まず、男同士で、恋をするって、どういう事なのかな?という。そして、一方は社会人で、一方は高校生という、社会的、年齢的な隔たり。もちろん、相手の気持ちなんてよくわからないっていう、思い込みや気持ちのすれ違い。最初は学校の敷地を区切るリアルにフェンスだったものが、学校を出て、なおも二人の間に立ちはだかるメタファーとして。とても上手く使われているなぁ、と。まずその演出にオシャレ感さえ感じられます。社会人である松坂さんの方が暗にクヨっていて、高校生の中島くんの方がキッチリ言葉にしてるのもいい!高校生だけにガッツいてるのもいい!こんくらい押してかないと、松坂さんは全然ダメな大人なのだ。喫煙を見つかって、暑い夏休みの間、花壇の手入れを仰せつかる中島くんに何かと絡んでくる松坂さん。荒れていた花壇にいつしか花が咲くように。その生活も荒れていた松坂さんをお世話するようになっていく。松坂さんは冒頭で同僚で友人の男に淡い恋をしていて、失恋に終わっている。中島くんと付き合う事で、多分人間らしい生活を取り戻して行くんじゃないかな、というところで物語は終わる。腰乃先生にしては、エロは少なめ。高校生でガッつきたいお年頃の中島くんは童貞で、キスの仕方もわからない可愛さで。年上の筈の松坂さんも男と付き合った事の無い(女との付き合いだって少なかろう)というウブさで、およそリードというものをしないのだ。けど、いつも頑張るのは中島くんで、彼がキスしようとするその顔が、その顔の傾け方が、ちょっとイケメンで。私はそこにすごく萌える!松坂さんはおそらく恥ずかしさのあまり、いつも逃げようとし、ごまかそうとするのだが。たまに風邪引いたりして素直に甘えたりする。弱ってる時、眼が大きくなって可愛いくなるって、どういうキャラだよ。中島くんは苦労性なんだろうな。そして、松坂さんみたいな人の可愛いところは俺だけが分かっていればいい、と思うタイプなんだと思う。松坂さん、超幸せじゃん‼︎
お互いが、ドキドキしてギクシャクして手探りで進めていく2人のお話。
付き合ったからといって、一気に進展するわけでなく、チューだけでも大騒ぎで、見ていて笑えちゃうけど、何かいいんです!
慣れない2人が可愛いんです!
ホント、こうゆう内容が腰乃作品の良いところですね!
見た目と素行とは真逆で、意外にしっかり者な攻くんと、片付け苦手で仕事以外はいい加減な社会人の受くん。
あぁ、だいぶ前の作品だけど、続きがあればいいのになぁと思えるお話です。
腰乃先生にハマったきっかけの本です。
ノンケ×ゲイだけど、年下ノンケがグイグイ行くので
「好き」のぶつけ方が可愛く、読んでてニヤニヤ出来ます( ◜ω◝ )ウヘヘ
好きだと自覚して、告白して、合体して、少しエピローグ
という流れのBLが蔓延してますが、このカップルは全っ然!進展しません笑
でもそこがリアルな感じでとってもイイ。
BLの醍醐味は「基本ロミジュリ」なとこにあると思ってるので(個人の見解です)
腰乃先生の作品は、そんな萌えを満たしてくれます。好き。
私の「腰乃コンプリート」のきっかけとなった作品。久々に読み返すとやっぱり面白い!
高校生xリーマンで、ヘタレxツンデレで、言ってみればBLの王道の一つなんだけど、そこは腰乃ワールド、微妙なスピード感(というか緩急)や押し引き加減などが尾を引く感覚。
攻めの高校生中島君はノンケでDTで、それ故にヘタレです。受けの松坂さんだってまだ23才で、こちらもちゃんと付き合った経験は無くて、ついツンデレになるヘタレなのです。
ヘタレ同士のタイミングの合わないモダモダとかを突破する中島君の頑張りがいい。
それと、中島君がやらかした後にまた手を差し伸べてくれる松坂さんもいい。
この2人を見てると、恋はバックグラウンドも感性もそれぞれ違うふたりが、タイミングのずれとか感情の温度差とかありつつも、それでも好きの気持ちで育てるもの、っていうのが伝わる。
エロは、腰乃さん作品の中では少なめ〜でしょうか。しかしながら、本作で面白いのはエロよりも「性欲」!
中島君は決してハアハアはしてない子なんだけど、スイッチが入ると性欲が暴走してそこがまた面白い。勝手に暴走して、失敗してしょぼくれるところも可愛い。
シャツ破られて怯える松坂さんもいい。優しくしてって全身で言ってるカンジ!そんな感じが中島君の暴走を生むのだ!
巻末「あっちとこっちの裏側」という8コママンガが10作。文字通り本編の裏話。
「あっちとこっちのその先」
松坂さんが誘ってきて好きにされそうになったが、中島君が頑張りバックから…
最後また「裏側」のおまけマンガ。
勝手に腰乃作品まつり②:腐女子の嗜みとして腰乃さんの作品を読んでみよう!の第二弾です。第一弾は作品集だったのですが、こちらは一冊まるごと一つのお話だったので私はこちらのほうが好きでした。
サラリーマンと高校生って結構大胆な設定だと思うのですが(実際はそうそう出会う二人じゃないので)、最初のエピソードが絶妙で、思わず仲良くなっちゃう展開に無理がなくて面白かったです。
フェンスがない場所で触れ合えるようになったのに、存在しないはずのフェンスを心で感じてしまう中島が愉快でした。がんばれ若人よ…笑