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「…抱いてよ。一度だけでいいんだ。いい思い出にするから」
aisotsukashi
椹木の渋さ、落ち着いた性格が私はすごく好きだな、と改めて感じました。彼は元々しっかりヤクザをやっていたけれど、根本までその特殊で厳しい親子関係に染まりきっていたわけではないんですよね。常に自分と周囲を客観視できる性格はとても魅力的。柊也を色っぽいとは感じつつも、想いが通じるまでは性的な関係を積極的に持とうともしませんでしたし、柊也が心の底から安心して傍にいられる人、隣で眠るのが心地好いと思える人なんです。柊也が彼のような人に出会えて、本当に幸福だったなと思います。
柊也のような境遇は、BLをたくさん読んでいるとどうしても見慣れてしまって新鮮味は薄れてくると思いますが、そのありがちな受けをどう魅力的に表現するか、というところが各作品の良さに繋がっていくのではないかと考えています。山田先生が描く彼の喜怒哀楽が分かりやすい表情ももちろん魅力の1つでしたし、性的なことに慣れている様子を見せつつも、案外子供っぽいというか、直情的な言動をとることが多いのも年相応の可愛らしさがあって、彼に思わず情が湧きました。最後は椹木の方から、年齢差や元ヤクザという経歴などを一切取り払った上での本心を、とても温かい言葉を尽くして柊也に歩み寄ってくれたところも嬉しかったですね。高津戸と泉巳に負けない、熱いカップルになって欲しいです。
ヤクザが出てくるけども、そんなに裏社会でどろどろした感じは無く、可愛い・セクシー系男の子が、カッコいい男前に拾われ、仲良くなる・・・という王道なストーリー。しかしそこが良かった。正確な数字は覚えてないけど、受けと攻めの年齢の幅がかなりあったような・・・その為、受けちゃんの、見た目というより、行動や思考などがちょっと子供っぽく見えたりしたけど、それはそれで可愛かった。攻めにお世話掛けてばっかの受けなのか、と思いきや、好きな人を守る為に、身を引こうとする受けは良かった。
事前知識ゼロで購入。ワタシはバカだ。
なぜ「たかが恋だろ」のスピンオフと気付かなんだ…未読だし。「花片雪」の事も知らなかったし。ハア〜。絶対読まなきゃ!です。
前後の物語抜きでの、本作のみのレビューです。
刑務所の中での男同士のアレコレ。異常に色っぽい柊也。
16才の頃から男との色恋沙汰で流浪の生活の柊也に、出所後偶然会ってしまい、猫を拾うように自分の家に住まわせる椹木。
他人がいる時と椹木と二人きりの時の柊也の目の違い!ユギ先生の力量の凄さにひれ伏したい。
『本当に欲しいもの 自分で考えろ』という椹木に答えて真面目なバイトを頑張り、誠実に筋を通す椹木に相応しくなろうとする柊也。
それなのに刑務所での悪夢が追いかけてくる。ロクでもないヤクザ曽根に強引にイロにされてしまった柊也は、椹木を守るため曽根の言いなりになっている。この辺りの柊也の健気さ!
曽根のアジトに乗り込んで柊也を助け出す椹木は、正に王子様ですね。確かに可哀想な可愛い受けが自分を犠牲にしようとする一歩前に男前攻めが颯爽と、的なご都合物語に見えなくもないけど。しかもビッチ受けがまるで初恋のように攻めに恋してる様も、もしかしたら無理があるのかもしれない。
でもそれでも、自分も元ヤクザの前科者の椹木は、ひとの心の弱さ、強さ、汚さも何もかもを見てきて。
その上で柊也を選んだこと。柊也も自分と同じ、いやもっと酷い風景を見てその中で生きのびてきた剛い男だから。
(その柊也は椹木にとろけて何もかもを捧げ切る。そんな表情がたまらなく色っぽい)
「ライバルは小学生」
コレは笑った!こまっしゃくれたガキだぜ。柊也、頑張れ!
あ、あと猫ちゃん!カワイイ!カワイイ!
「たかが恋だろ」のスピンオフ。
前作は正直、メイン二人より受けの義兄の椹木の方が魅力的に映り、ストーリー自体にはさほどハマれませんでした。
したがって、彼のスピンオフにかなり期待していたのですが、本書も今一つ楽しめず・・・
なぜか?というと、まず受けの柊也が椹木の相手役としてしっくりこなかったためかと思います。
可哀想な境遇の野良猫系淫乱受け、という設定自体は悪くないと思いますが、椹木の前では猫のような掴みどころのなさもエロさもいまいち発揮されず、ただの子どもにしか見えないので、何だか釣り合いが取れないような・・・
また、椹木の人となりが掘り下げられることを期待していた身としては、お話が椹木でなく柊也中心に動いていることに戸惑ってしまった、という事情もあります。
椹木に拾ってもらって、
そのまま居候させてもらって、
ヤクザからも助けてもらって・・・
椹木の面倒見の良さは伝わるものの、保護者としての葛城を見たかった訳ではないので、個人的には期待外れでした。
椹木が大人すぎるのも問題か?
「たかが恋だろ」の椹木にはチョイ悪な雰囲気がありましたが、本書でカタギになった椹木は非常に硬派であまり茶目っ気もなく、色気も半減してしまったような・・・
「カッコいい兄貴」を描こうとするあまり、逆に面白みの欠けるキャラクターになってしまった気がします。
ストーリーとしても、
ヤクザや刑務所といった設定上のインパクトを除けば、不憫受けが偶然出会った攻めに何から何まで助けられ幸せになるという捻りのないシンデレラストーリーで、せっかくのユギさんと英田さんのコラボなのに勿体無いな〜と思ってしまいました。
好きな作家さん同士のコラボ作にこんな評価をつけるのは偲びないですが、期待していた分ガッカリ感も大きかったということでm(__)m
なんか、萌えます。ムショの中って…危ない雰囲気が萌えます。
男のモノをしゃぶって、みんなが寝ている間に布団の中で突っ込まれて、そして隣で眠る椹木に恋をしている。
ムショの中で椹木にはフラれてますが、ムショの外に出てから偶然の再会。いやもう、必然ですよね。
柊也の椹木を慕ってる感じが純情な感じで可愛いです。
体は売っても恋だけは初めてな感じが可愛いです。
切ない感じがジーンときます。
雨の中、柊也に拾われた子猫。名前はチビとなりました。
ペットは飼い主に似る。チビが柊也に似てきてるようで寝方とか可愛いです。
山田ユギ先生の絵が好きです。
あ、これ、スピンオフなんだ。
ってあとがき読んで知りました。
「たかが恋だろ」も買わなくては。
おすすめされて読んだ漫画です。
正直に言うと山田ユギさんの作品はストーリーは好きですが、
絵はあまり好きではありません。
受けは魔性の男で、確かに可愛いんだけど、
やはり絵のせいか私にはあまりしっくり来ないみたいです。
エロ描写もあまりないからでしょうか(汗)
でも途中猫が出てくるのですが、猫が可愛い。
確かに猫みたいな子だなぁと思いました。
でもストーリーは好きです。
攻めは厳しさの中にも優しさがありますし、
攻めがいたから受けが救われて
本当の恋愛が出来るようになったと思いますし、
ステキな作品だと思います。
『たかが恋だろ』のスピンオフ。
1話目には再会・2人が出会った務所生活の回想があります。
椹木さんが坊主です!
野球児みたいな頭してます!!なんか新鮮。
でも格好良さは変わりません!
前よりも雰囲気が柔らかくなってますー。
幸せになってくれて何よりです。
本当に…泉巳なんでこの人じゃなくて高津戸なんだ。
柊也も同様に坊主頭…なんですが、なんだこの色気は!!!
でもビッチです。
務所では893幹部の曽根のイロをやりつつ、甘味1つで誰にでもフェラするようなビッチ受け。
椹木さんにも務所内で声かけて来てましたが「お断り」されてます。
はっきり言って苦手です。
でも椹木さんに優しくされて喜んでるのはすっごく可愛い。
「愛想尽かし」の意味も後書きを読んで納得。
最初は、椹木さんの「あんな奴もう知るか…」なところからなのかなー?って単純に思っていました。
でも違ったんですね。
「愛想尽かし」にはもう1つ意味があったのです。
歌舞伎や浄瑠璃で「義理のため、愛する男と無理に縁を切る」場面設定だそうです。
まーいえば「(本当は好きだけど)貴方なんか嫌い!!!(と言わないといけない状況)」ですね。
それを踏まえた上で読み返すとあの場面はまさしくそれなんですよね…切ないです。
猫たん、可愛い。
そしてそして「ライバルは小学生」!
誠くん、可愛い。
大人2人がいちゃこらしようとしてる場面に突撃かましてしまうとかwww
小学生だからこそですねwww
成長した誠くんと愛ちゃんの2人の話も読んでみたいなー。
椹木さんと柊也の続編が小説「花片雪」で出ているみたいですね。
こっちも読んでみたいなー冬っぽい表紙だし、良い時期?
「たかが恋だろ」のスピンオフ作品。
前作で登場した鏑木が主役のお話です。
せつなさやシリアスさなんかが前作よりも増しています。
個人的には鏑木のオヤジ受けも読みたかったなぁなんて思ったりもしていたのですが、これはこれで・・・。
彼の魅力が十分に発揮されていると思います。
作中では2人が刑務所で過ごしていた場面が描かれていますが、刑務所のお話ってほとんど読んだことがないのでなんというか新鮮でした。
なかなか難しそうなカップルですが、頑張って幸せになってほしいです。
「たかが恋だろ」のスピンオフということですが、続けて読むと雰囲気のあまりの違いに今一つ萌えず。
時間をおいてこれだけを読むと、すごく良かったです!
「たかが~」での椹木は正直自分勝手でちょっとカッコ悪かった。で、こっちの椹木は滅茶苦茶渋かっこいい。それに、あんな風に思いつめるほど義弟のことを思っていたはずなのに、情の深そうな人だと思ってたのに、もう柊也!?という感覚もあったのかも。
これだけを単品として読むと、椹木のかっこよさ、柊也の健気さ、色っぽさがたまりません。しかも大好きな山田ユギさんのシリアスオヤジをがっつり堪能できて、幸せ♪
たぶん柊也が好きになれないのは、椹木さんがかっこよすぎて無意識にやきもち焼いてしまうからじゃないか、と考えてしまうほど、椹木かっこいいよ。
性格とかの設定ももちろんかっこいいんですが、一つ一つの表情とかもうね、絵が。すばらしい。原作と漫画との最強タッグの上、それが最高に輝くキャラと設定というまれに見る良作だと思います。
「たかが~」のことはいったん忘れて、椹木さん(ついさん付けしてしまうw)のかっこよさを存分に楽しむための一冊だと思います。
は~、椹木素敵だった。
『たかが恋だろ』で主役を思いっきり食ってしまった、椹木アニキのスピンオフということで期待度120%で読みました。
…………………あれれ?
なんだ?心に響かないんだけど。
やっぱりアニキは素敵だし、『羽隅さん』というまたまたお気に入りのキャラを見つけてしまったんだけど、肝心の柊也に惹かれないせいか読んでいても感情移入できなかったというか……。
せっかくの椹木アニキの話なのに!
むしろ『ライバルは小学生』の方が、誠の男っぷりに笑ったというか格好いいぞ!愛ちゃんと頑張れよ!なんて素直に思えた分おもしろかった。
期待が高すぎた分、しゅみじゃないになりそうだったけど、ライバルは小学生があったので中立で。