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木下先生の描く、ほぼ同じスペックのリーマン同士の恋愛も素敵だなぁと思いました(攻めの方がスペックが高いことが多い気がするので)。性格も保孝の方は割とずけずけものを言う感じで、惚れた弱みもあるのか陸郎の方は落ち着いていて控えめという印象でした。陸郎は職場でもあまり変わらないようなので、根っからの常識人なのかもしれませんね。
10年もの長い間、保孝に片想いしていた陸郎。3巻完結のシリーズなので、告白するのはもっと後かと思いきや、1巻の中盤でもう好意を伝えます。落ち着いているけれど、保孝と後輩の話を聞いたからか、もう10年も耐えたしという思いからなのか、後半は気持ちを包み隠さず真っ直ぐ伝えようという意志が感じられました。保孝も、さすがに大親友の告白にショックを感じつつも、少し日を置いてから再び会話した時には一旦は考えてやると譲歩していて、誠意のある人だなと。近い存在だからこそ関係を変えるのは難しいでしょうけれど、2人なら親友という関係性も失わずにいられるんじゃないかなと思います。
木下先生の3巻完結ものってハズレないような気がするんですよね。
これ大好きです。疲れたとき、読みたくなりますww
注意事項としては、1-2はヤスを想い続けて10年・リクロー選手が不憫すぎてしんどいんで、絶対3巻までまとめて購入してくださいね。。
流され侍・ヤスの態度にはストレスを感じるんですが(;^ω^)、リクローから友達でいられないから連絡しない、と切り出してたら、実はもっと早くこの片想いに終止符が打てたんじゃないのかなとか思ってしまいました。”友達でいたい”という、ヤスの気持ちを大事にしすぎて、自分の気持ちを蔑ろにしているリクロー…切なすぎ。が、実は心のどこかでは、長年の友情の根底に流れている、表現しがたい気持ちをキャッチしていたんじゃないのかな、と思ってしまいました。うっすらでも期待がなければ、どんな執着攻でも気持ちは続かないと思うんですよね。好きな人と友達でい続けるって軽い地獄ですし!
耐え続けるリクローをよそに、後輩に口説かれた挙句抱かれてたという、、無自覚な魔性の受・ヤス。おそらく、リクローがこの話を聞いて闘志を燃やさなかったら、絶対!加藤に2回目抱かれていたと思いますw。
アテ馬(ヤスの後輩・加藤くん)の設定いいなーと思いました。他、リクローのシンマの上司とか、彼らにちょっかい出す周辺人物も魅力的で面白いです。
アンリミで1章を読み、好みの作品だったので3章までまとめて購入しました。
木下けい子先生の作品は個人的に好みだなぁってものが多いですね。
作者買い決定です。
親友に長年の片想いをしているリーマン陸郎のお話で、1年ぶりの再会でお相手の保孝が男とヤッたと言ってきて…な始まり。
自分の気持ちが報われる事は無いと思っていたのに、泣き落としでワンチャンある…⁉︎と陸郎の奮闘と葛藤が始まります。
保孝を誰にも渡さない、自分のものにする!と意気込んだはいいが、長年の友情関係が邪魔をしてすんなりとはいかないもどかしさ、保孝にやんわり牽制される切なさが良かったです。
告白するも聞かなかったことにされ、ハラハラしましたが保孝も陸郎を親友として大切に思っているだけに完全に拒絶できず、猶予を与えたところで2章に続く…でした。
親友に好きと言われて、完全に拒絶しない時点でこれは…と思わずにはいられませんが、あとの2章でどんな展開になるのかとても楽しみです。
何年積んで寝かせたか。やっとやっと読みました。
だってあらすじで切なそうで、でも木下けい子さんだし、あーどうしようと思ってるうちに何年も経ってました。本棚にあるのに読んでなくて若干ストレス?常に気になってました。
切ない陸郎の片想いから始まり再会したらまさかの保孝の爆弾発言で。うん、ここまではあらすじで知ってる。
ガーーーンですよね。10年片想いしてきたのに職場の後輩の泣き落としで…。何をしとるんじゃ!保孝!って言いたくなりますよね。
ライバルものはハラハラしますね。
陸郎が地元に転職になってやっとこれから攻めるぞ!
と思ったけど、保孝もどうも察して警戒してて。
やっと告白しても裏切りやがってみたいな…。
もうもう陸郎が可哀想すぎて。でも考えてみてくれるということで希望がほんこちょこっとはあるのかな?
3冊あるし、続きを読むのが怖いような。
29歳リーマン同士。
高校生の時から陸郎が親友ヤスに片思い〜十年愛を実らせるお話。
長かったねぇ
でもおもしろかったw
陸郎がヤスとずっと友達でいい→やっぱあきらめない→絶対あきらめない!
に対して
ヤスが陸郎の気持ちに気づき始め→意識するくだりがかわいい。
でもそう簡単には進展せずw
自分と相手の気持ちを考えて行ったり来たり。二人とも仕事がんばりながらお互いのことで真剣に一喜一憂するさまが笑っちゃいけないと思いつつ健気で微笑ましい。し、ああ!めんどくせぇ!となったりおもしろい。
告白できなかった陸郎が気持ちを強くしていく過程がいい。
全部読んで、まとめての換装となります。
親友の二人が恋人になるまでのストーリーです。
長身男前の攻め、攻めより低身長で男に持てる受け。
受けがすでに他の男と身体の関係を持っており、あっけらかんとしているところがいきなりできょとん。ゲイじゃない男が他の男と簡単に最後までやれるかよ? というリアルツッコミはしてはいけないんだと思います。
絵が好みではなかったので、いまいちはまらず。
一番好きなキャラクターは攻めの上司の女性でした。大食いなところが羨ましい。
一章~最終章 通してのレビューです。
『恋は育って愛になる』で木下作品に恋に落ち「既刊を制覇したい。何からそろえよう…」と吟味し、手に取ったのが本作。
なので私の記録ではなく「記憶に残るリーマンもの」の、不動の地位にある とても思い入れのある作品です。
当時、一棒一穴主義(今は随分、規制は緩んできました)の私にしてみれば、保孝(受け)が陸郎(攻め)以外の男とシていたと物語の冒頭で明かされるのは、陸郎と同じくらいショックな出来事でした(笑)
そこから彼は自らを奮い立たせ、想いを伝えた途端に十年分の箍が外れて保孝を性的な目で見ている事を隠さなくなります。
そんな陸郎に あたふたビビっている保孝との攻防・やり取りがコミカルに、時にシリアスに切なく描かれています。
人ってこんなにも一途に一人の人を想い続ける事ができるんだ…と、心がムズムズしたり きゅうぅと鷲掴みにされるような印象的な場面をいくつも残しながら、物語は進んでいくのですが・・・
大半が陸郎視点で語られるので、親友として「嫌われないこと」に重きを置いて何とか上手くやれていた今までとは違い、この行動は保孝からの「好き」を手に入れるために正解か、どうかで苦悩に苛まれたり 自問自答を繰り返す陸郎を、ついつい応援してしまうのです。
小さな失敗を重ねながら、でも最後は自分に正直であることを選んだ陸郎と保孝。二人が結ばれたのはお互いへの想いの強さだけでは決してない。
デキる女上司の嫉妬込みのナイスアシストと、後輩の捨て身で なりふり構わない行動が良い方向に作用して、晴れて二人は大団円を迎えられたのだと、私は思います。
読み始めは、積み重ねてきたものを壊さないと新しい関係には進めないのか…と、何だかやるせない気持ちでしたが、陸郎と保孝が「親友の壁」を越えられたのは「積み重ねてきたもの」があったからこそなんだ、と終盤には気づかされました。
各巻の描き下ろしには、保孝への恋心に人知れず悶えている(ムッツリ)陸郎が多く登場。
あぁ…陸郎、よく頑張ったね!
『眠り王子にキスを』にハマり、私の中で木下けい子祭り開催中。
私が読んだ木下けい子作品の中で、ダントツに好きな作品。
1章~最終章までの3巻まとめての感想です。
ボーイズラブって、男同士の友情と恋愛の境界でぐるぐるするのが、醍醐味だと思うのです。
親友として好きなのか、恋愛として好きなのか。
この作品、ちゃんとぐるぐるしてくれます。
リクローの一途さ、ヤスの戸惑い。
安易にくっつかない。
ちゃんと悩んで悩んで答えを出します。
焦れったいところもありますが、それがいい。
コミックは、小説と違ってそのあたりの表現がむずかしいと思うのですが、この作品はちゃんとそのあたりの心の動きが丁寧に描かれています。
台詞に頼らない。
画力で勝負している。
この雰囲気は、文字だけでは難しいかな。
コミックの良さがすごくよく出ている作品だと思いました。
萌え要素が学生同士みたいです(←褒めてる)。
某電子書籍のサイトで期間限定で無料だったので、試し読み感覚で購入。
木下けい子さんといえば、私の中では
「眠り王子にキスを」の挿絵を描いた方だなくらいの認識です。
本編で保孝(受様)が陸郎(攻様)の視線について
語るシーンがあるのですが、
視線の書き方が上手い方だなと思いました。
セリフがなくとも絵の表情でわかるところがあったり。
保孝がムキになって顔を赤くしたりするところがかわいらしい。
このまま「二章」「最終章」と続くようですが、
この間では、二人の関係には結論が出ていません。
キスさえありません。
保孝がこれから友情と愛情の折り合いをどうつけていくのかが
キーになるのかな?
それにしても、泣き落とされて男と寝るって、
保孝の貞操観念はどうなってるんだ!?
・・・という、大好きなシチュエーションの物語でした。
陸郎は、10年来の親友、保孝に片思いし続けているものの、今の関係を壊したくなくてこのままずっと思いを胸に秘めていこう・・・と思っていたのですが、ある日保孝から会社の後輩(男)の泣き落としに負けて、その後輩と寝た・・・という話を聞かされた陸郎は一念発起!!!
やはり保孝を自分の物にしようと決意します。
取りあえず気持ちは伝えることができたものの、何せ根が超ヘタレな陸郎・・・いざという時の押しが微妙で・・・。
保孝は私からすると性質の悪い天然というか、変に鈍感というか・・・いちいち陸郎がかわいそうで・・・(陸郎が臆病になってしまう気持ちが分かるだけに・・・)
でも、この巻の最後には一応保孝から「(二人の今後について、告白を受け入れるのかどうか)考えてやる」と言ってもらえた陸郎。
でも、私としては、正直本当にこの保孝を落とせるんだろうか(なんだか凄く難しそう・・・)・・・という不安にかられた状態で次巻に続く・・・という感じです。