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「俺 ずっとてっちゃんと一緒にいたい」
ikusen no yoru
シリーズ再読中です。
いや、以前読んだ時の「切ない」という感情の記憶だけは残っていたんですが、読み返してみて、こんなにも切なかったのか…!!と衝撃を受けました。
いや、もう、一巻の遥か上をゆく切なさ。胸が締め付けられる…( ; ; )
やっと再会し、仮初ではあるけれど一緒に暮らせることになったものの、どうしても宙の「庇護者」のようになってしまうてっちゃん。
宙はどこかか弱くてふわふわしていて、守ってあげたくなっちゃうのは分かるんだけどね…
自分のために大学に行かずバイトを始めたと知り、そういうことを求めているんじゃない、ただ守られる立場ではいたくないんだ、と反発する宙。
この2人の思いの交わらなさが最高にもどかしく、切ない。
そして出て行こうとする宙に苛立つてっちゃんがしてしまった大きな大きな過ちが…もう…両想いになったのに大きくすれ違う2人の描写に、涙が出ました( ; ; )
互いに消えない傷を抱え、また別れてしまった2人。「そして俺たちは大人になった」で終わる第二夜(2巻)。
この2人のハッピーエンドを信じて、最終夜を読みます( ; ; )
前巻のラストでてっちゃんを呼び、彼の家に上がることになった宙。ぎくしゃくしていたのは最初だけで、少し時間が経てば、2人の間の空気は実家を行き来していた頃の柔らかさに戻る。一度は断腸の思いで自ら手を離したにも関わらず、再び宙が自分の元へと舞い戻ってきたからか、てっちゃんはに彼に未練があることを大して隠そうともしない。それどころか、宙への執着、独占欲は日ごとに強くなっていって。
基本的に宙目線で彼のてっちゃんへの想いは十二分に理解しているので、てっちゃんも宙に負けず劣らず重い感情を抱えていることが分かり嬉しい反面、宙の世界が広がっていくこと、宙について自分が知らないことが増えていくことを嫌がるてっちゃんには不穏さを感じ、手放しで喜べない展開でした。彼は宙は放っておけないとよく口にしますが、それはきっと心の奥底では宙の自立した一面を分かっているからこその、無意識の牽制のようなものなのかもしれません。てっちゃんの行き過ぎた行動によって、再び別れることになった2人。てっちゃんが変わっていくのかどうか、最終巻で見届けたいと思います。
宙が心配で可愛くて泣かせたくないてっちゃんと、子供扱いされたくない、早く大人になっててっちゃんとずっと一緒にいたい宙。
蜜月は長くは続かなかった。
あーやっぱり切ないよー。どうしても噛み合わない。お互い大好きなのに大切なのにずっと一緒にいたいのに。
専門学校に入った宙。でも授業料がこのままでは払えなくなる。本人はバイトして分割払いにしてもらうって考えてるけど、何にも相談してもらえなかったてっちゃんは複雑です。
頼らない事と相談しないことは別だし一緒に住んでるんだから話せば良かったのに!
てっちゃんは大学にいかずバイトしてお金を稼ごうとします。宙のために。もうすぐ就活も始まる大事な時期なのに。
そして二人は決裂。お荷物になりたくない宙はてっちゃんの部屋を出ていきます。そして会うことはないようで…。
あー切ない。切なくて仕方ない。なぜうまくいかないのか。
お願いします!3巻はうまくいきますように!
3部作ですかぁ~2巻で終わるのかと思っていたからなぁ ということはまだまだ二人に困難が降りかかるんですね。まだまだすんなりと幸せにはなれないんですね。もーこんな若くて力のない二人に問題が降りかかれば辛い結果しかないじゃないですか 案の定、二人の愛情に亀裂が生じてお別れの雰囲気が・・・攻めの中山くんの気持ちも分かるし、受けの宙の気持ちも分かるのでほんと現実の辛さがきついですね。最終巻の3巻は大・大・大・ハッピーエンドになってくれないと今までの辛い二人の経験がご和算ゼロになりませんよ
切ないですねえ。
二巻目もこれでもかってくらい切ない。
中編ならこれでハッピーエンドな筈なのに、同棲までしても上手くいかない二人。
ただ宙を守りたいてっちゃんと、てっちゃんに迷惑をかけないで一緒に歩きたい宙。
お互いを思う気持ちは強いのに、なぜ上手くいかないんだろう。
そして別れたまま、お互い社会人になって………どうなるの!?
一巻と二巻の間は一年だったそうで。
後からきたおかげで、三巻まで続けて読める幸せ。
本当、リアルタイムで追っていた方の待ち遠しい気持ちがわかります。
幼馴染同士の心が結ばれるまでの、幾千もの夜が描かれた第2巻です。上手くいきそうになると、またすれ違って、そのジレジレ感がたまりません。お互いを想う心は強いのに…。それは2巻になっても同じで。
てっちゃんのアパートに居候させてもらうようになって数日。
一緒にいるためには宙を守ろうと思うてっちゃんと、てっちゃんと並んで歩けるように自立したいと考える宙。お互いを想うのは一緒なのに、違う方向を向いているのが切ないです。もうこれだけで別れの予感です。
そして、てっちゃんは彼女よりも宙を選んで、ますます宙にのめり込んでいくのです。そんなてっちゃんの行き過ぎた愛情に、このままではてっちゃんの人生に迷惑をかけると、別れを決意する宙。おまけに、納得いかなくて無理矢理したエッチで、宙を泣かせてしまって守れなかった自分を責めるてっちゃん。
これでもか!というくらい、2人の心に傷を付けてしまいます。早く絡まる糸がほどけますように、と祈りながら最終巻に続きます。
あ〜なんなんだろうこの感情‼
不器用過ぎる2人の恋にどんどん引きづられます。
第二夜は、やっと気持が通じ合ったと思ったのに…こんな展開がくるとは!木下先生の素晴らしさがにくいです(笑)
今回も泣けました。
家を飛び出し、哲弥と暮らし始めた宙。
大好きだった哲弥と想いが通じ、自然と抱き合うように!
幼馴染みから恋人になった2人。何度もお互いに触れ合います。朝も昼も夜も…次の日も…そして幸せになれるかと思ったのに、また歯車が狂い始める2人。
泣かせたくなかった…俺が守るって…ずっと一緒にいるって約束したのに!
哲弥の想いが胸に突き刺さりました。
ただ大好きだから、一緒にいたいのに、でも恋をして人生を一緒に歩んで行く事って簡単な事ではないんですよね。
想う気持だけでは上手くはいかない、恋の歯痒さ!
大人になりきれない2人には、想う心が強すぎて、お互い良かれと思ってしている行動も、どんどんすれ違ってしまう。
そのなんとも言えない部分を、木下先生の心情描写がうまくて、せつない気持にさせられました。
本当にうまいなあ、さすがだなあと思います。
再び一人ぼっちになってしまう2人…最終夜はやっと大人になった2人です。ハッピーエンドになるかは読んでからのお楽しみという事で…。
家出をし、哲弥の家にお世話になることになった宙。
宙も徐々に哲弥に対する「好き」が「恋愛対象の好き」であることに気がつきます。
そんな宙の気持ちが分かり、哲弥は彼女と別れて宙と付き合うことになります。
流れ的にそうなるのは必然ですが、宙の代わりとして付き合われていた女の子のほうが可哀想だなと。
哲弥は世話好きタイプで一度ほだされた相手には優しいから、あの女の子にも優しかったんだろうと思うんですが、それはそれで酷いなと思ったのでした。
そして宙は家出して友達に心配をかけたので連絡を取ります。
宙の友達、リョーちんはホントに良いヤツです!!
宙のことを心から心配していることが分かるし、そして宙の父親からもらったお金をちゃんと宙に渡す所もいい。
こういうのが親友ってもんですよね。
宙がおかしな方向に行かないのはこのリョーちんという友達の影響もあるんじゃないかなと思いました。
そして宙の父親。進学しないのなら金は出さないと言っていたけれど、親友を介してではありますがお金を宙に工面してやるあたり、親心が見て取れます。
厳しい父親ですが、親の立場からすれば子供の将来を心配するからこその厳しさでもあるので、彼が宙に対して厳しくするのは愛情の裏返しでもあったのだろうと思います。けれど抑圧が酷いと子供の精神に悪い影響を及ぼすので、ほどほどにするべきだったと思います。宙のお父さんはそこが不器用な人なのかもしれません。
それから甘い二人の生活を送っていたのですが、そう長くは続かず。
哲弥はバイトを増やし、宙の面倒を全力で見ようとします。大学の授業もサボるほどに。
けれどその事を知って、宙はてっちゃんに迷惑をかけっぱなしのこの状態のままではいけない、手に職をつけて、金銭的にも独り立ちしようと考えます。
しかしその際に、哲弥は宙を自分の元に閉じ込めておこうとし、そして宙を無理矢理抱きます。
せっかくくっついたのに、哲弥の独占欲が宙との関係を壊してしまいます。
哲弥の独占欲は病んでるかも(笑)
ヤツの本音は「宙に手錠をかけて檻に入れて誰の目にも触れさせない」ぐらいの独占欲なんだな、ということがよーく分かりました。
狂愛だね。激愛w
でも結局壊れた関係のまま、二人はそれぞれの道を歩むことになります。
じ・・・じれったいわね!!(笑)
1回読んだ時は、てっちゃん(攻め)勝手だなぁ・・・宙の気持ちわからないのかな。宙の方がずっと現実的だよ。と宙の視点で見ていたんですけど、改めて読むと、てっちゃん視点で見えて何か寂しくなりました。
てっちゃんが、心配性のお父さんに見えたり、ささいなことで嫉妬しちゃうところとか、宙と比べると無口で格好付けたがったり、むっつりだし(笑)可愛いところが満載です。
てっちゃんは、自分が昔よりも成長して(中身がというよりも、1人暮らし+バイト+大学生という立場が。)今度こそ宙が、もう我慢しなくてすむように頼られる存在になりたい。小さい頃出来なかったことを補うように、何でもしてあげたい。と思ってる。多分、昔のことをずっと誰よりも引きずっているのだと思います。宙が宙のお父さんに連れて行かれたも・・・と心配するシーンもあるので。
でも宙は、もうあの頃の子どもでは無くて、てっちゃんが心配しないように、追いかけるように一生懸命頑張ってる。それがわからないのか、わかりたくないのか(笑)自分に甘えて欲しいって思ってるけど、それに甘えていたのは、てっちゃんだったのかな・・・寂しいんだろうなぁと思いました。
お互いが大人になるということが、すれ違いを生んでしまったのかと思うと切ないです。気持ちが通じ合ってハッピーエンドで終わらないところが、リアリティがあるというか、いいな・・・と思います。
最後に宙のお父さん・・・不器用過ぎる・・・(;▽;)ケーキのシーン一番切なかったです。そのうち宙にもお父さんの気持ちがわかるとは、言いませんが、和解できるといいなーと思いました。
宙は家を出て、哲弥のアパートで同棲を始めます。しかし、哲弥にはつきあっている彼女がいて、宙は自分が邪魔をしているのではないかと心配します。
第一夜では、「守りたい」とはどういうことかがテーマになっていたような気がします。そして、第二夜では、「幸せのあり方」がテーマになっているように思いました。異性同士の愛なのか、同性同士の愛なのか?彼女と哲弥の幸せを祈れない宙。宙を守りたい哲弥。思っていることは単純なのに、それぞれの生きにくさを感じる一冊です。
ずっとぎくしゃくしたままのぎこちない関係は、とうとう最後には、別れという結末を迎えてしまうのですが…。
全体を通して、幾千の夜シリーズは、どこに萌えるというものが感じにくいと思いますが、「現実」や「人を好きになるって何だろう」と考えさせられるお話だと思います。大学生、専門学生から月日が流れて、あっという間に大人なってしまう見せ方が、個人的にはお気に入りです。