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心を殺さなければ―――
konoyo no subete
初読み作家さん。
絵と雰囲気がいいですね。
2人のからみのシーンが色っぽくて美しかった。
なかなか進展せず、なんだか混み入った独特な世界観、ストーリーでしたが、ごめんなさい私のアホな頭にはなかなか入ってこず、何かの二次創作?元ネタわからないんだけど…な的外れな感想を持ってしまいました。
スーツもいいし、寝巻きの着流しが特にかっこよく色っぽくで好きでした。体格の美しさも表現されていて。
気になったのは、顔の影が時々マスクのように見えてしまった。それに顔もたまに崩れている?気がしたのですが、どうなんだろう。
生き様がかっこいいですよね〜
すごく悪いことをしているのに、それを感じさせない潔さのある作品です。
タイトルの『この夜のすべて』ですが、七青にとって葵は、〝この世のすべて〟なんだと思う。
自分の意思を持たず、ただただ生かされてきた七青が、初めて自分の意思を持ったのが葵のためだったというね。
ここ、切なくてギュッととなるわ。
先生の作品は、本当にストーリーがいい!
ただ、人物の見分けがつき難いんですよね;
本作も、そこだけが難点……
椎名と椿の続編も読んでみたいですよね。
椎名は粋だし、椿は食えないし。
メインCP以上に気になる2人でした。
絵がすっごく好きです。好みです。
でも葵は、髪伸ばす前の髪型の方がよかった。
表紙の絵は、もっと顔がはっきりわかる絵になってる方が
人目を惹くと思うのになぁ。
先生一人のためにこの組織があるのかとか、世界観はイマイチよくわかんないとこもありましたが、そこら辺はすっ飛ばしても、二人のキャラがとてもよかったです。
先生については、そこまでの魅力的な人だったのかなぁ?という疑問は感じました。まあ葵も七青も先生に魅了されたわけじゃなかったけど、他の人達はわりと先生のため、なんだよね。それともみんないろいろ事情があって仕方なく仕事としてやってんのかな。
命かける仕事だけど、それでも他に行くとこがないからみたいな感じで?
そこら辺含めて、この組織の事はイマイチよくわかんなかったです。
二人が結ばれて、逃げての、そのさきの話が少しだけ描かれてますが
そこをもっと見たかったな。
ずっと葵は、七青に(他の人にもだけど)心を開かなかったから。
シリアスな雰囲気が強めの物語でした。政治家である大須賀の、私設警護の任務に就いている七青の下につくこととなった葵。冷静沈着で私情も挟まず淡々と仕事をこなす葵ですが、どうも人を殺めることには抵抗があるようで、それに気付いた七青はさり気なく葵が最後までは手を下さなくて済むように動いてあげています。後々明かされていくんですが、実は七青の下につくことになる新人には共通点があり、それは何かしらの裏事情を抱えている可能性がある人物であるということ。七青は毎回それを探る任務も兼任していたのでした。葵も内心では大須賀に恨みを持っており、彼に復讐するために来た人間。それが明らかになった瞬間から物語は大きく動き出します。
一度は敵対関係になる七青と葵ですが、七青の葵への情はきっと葵の復讐心を知った程度では揺るがないだろうことは読んでいれば十分に見て取れたので、まったく不安に感じたりはしませんでした。そして、それ以降の七青の行動がとにかくスマートで惚れ惚れしました。一緒に警護任務に就いていた時からずっと、七青は常に先回りして葵をフォローしているんですよね。けっして葵に恩を売るような形なのではなく、あくまで七青の意志でというところが本当に男らしく、この人に着いていきたいと思わせてくれます。殺伐とした雰囲気の中で繰り広げられる、静かに熱い想いを抱えている男達の絡みがとても読み応えのある作品だったと思います。
日本人のような名前や刀を使うところから
日本のようにも見えますが全然違う異世界ファンタジーです。
現代の日本と思って読むと最初混乱してしまうかも…
スーツに日本刀、軍人、バディと、
作家さんの萌えポイントなんだろうなと感じました。
ミナヅキ先生が楽しんで書かれていたのがわかります♬
ストーリーは糖度少なめですが、
ストイックな受け、スマートに日本刀を振るう姿は
その道の人(?)なら萌えポイントにバンバン刺さるのではないでしょうか〜〜
一見チャラい七青が本命には真摯に接するところは
好きな攻めのパターンで萌えました(*´∪`)
もう少し長いストーリーで2人のBL的シーンが長かったり、
バディとしての絆を深めていくところがじっくり描かれていれば
個人的にはもっと好きな作品になったと思います
内容は好きだけど独特な絵柄が好みと外れるため、あまり萌えない…というのが、今までの私のミナヅキ先生の作品に対する感想。(失礼言って申し訳ないです)
でも今作は良かった…非常に萌えました!
絵柄もこの作品にによく合うというか、いやこの絵柄だからこそ伝わるものがあるというか。
今まで未読(発売が7年も前!)だったのが勿体なく思えました。
戦後やら士旗の会やら、はたまたスーツに刀というスタイルもあり、最初は物語の舞台が一体どういったものなのか分からずに混乱しました。
要は架空の世界のお話なので、この辺は深く考えずとも大丈夫です。
七青の葵への想い、そして葵の復讐心と七青への想い、物語終盤での萌えがたまらない…!!
お互いがお互いの存在を自分の全てと思える関係性に、どうしょうもなく胸が熱くなりました。
士旗の会メンバーの椎名と椿の関係も非常に気になります。
七青と葵のその後も読みたい…!
もう昔の作品だから望みは無いかもしれませんが、もし発売されたら、今度は発売後すぐに読みたいと思う作品でした。
まず表紙の画風が好みだったのでパッと手にしましたが期待以上であり、すごーく萌えました。私は小説とコミックのどちらも読み、神評価もたくさんつけているのですがこれぞ神中の神作品です。スーツと日本刀の男たちの魅力にはもう、完全にヤられました・・・!
ミナヅキアキラ先生は今まで存じ上げなかったのですが、かなりハイレベルなストーリー・テラーであると思います。この作品は過去とも近未来ともつかない曖昧な時代に設定され(確かなのは戦争後だということ)、主人公二人が属する「士旗の会」なるものもある政治家の私設警備班だという以外はよく分からないのですが、初めからぐいぐい引き込まれていきます。
主人公、攻めの七青(ななお)は飄々として虚無的な雰囲気があり且つ、凄腕のアサシン、元兵士だと初っ端に分かります。受けの葵は最初は氷のようにクールな印象ですがまだ未熟で、青年というより少年な感じです。
血生臭く仄暗い”仕事”を教育係の七青と葵はこなしていきますが、スーツに日本刀、プラス皮手袋の斬新ないでたちがカッコ良過ぎなんですよ、本当に。
そして何よりも、七青と葵が結ばれるまでが萌え萌えで死にそうになりました。
「俺にはお前がすべてだ」と言う七青のカッコ良さ、心を開いた葵の色っぽいことといったら。
2010年、少し前の作品になりまして、画風と独特なストーリーは好みが分かれると思います。やはり、ハードボイルドなものが好きな方でしょうか、たまらん魅力に溢れていますので未読ならばぜひ!
『知らぬはおまえばかり』が非常に良かったので、内容も確認しないで作者買い。
表紙から勝手にリーマンものだと思い込んでいたので、読み始めて即「??(@△@)??」状態になりましたw
カバーのあらすじ読んで納得。
スーツに日本刀って良いですね(*´Д`*)♪
絵柄も話の雰囲気にしっくりときて…!
七青と葵には是非幸せになって頂きたいものです。
どうか二人の逃避行が上手くいきますように…。
椎名さんと椿の二人がとても気になりました。
スピンオフ描いてくれないかな~?
(※商業コミックス化希望)
んでもって七青と葵のその後が同時収録されてたら更に良し(●´∀`)b
殺伐とした動乱の世にはミナヅキ先生のこの陰影を色濃く映した画風がしごくぴったりです。ストーリーをより薄暗くそしてシリアスに仕立てていると思います。
読了まで明治~大正くらいの話だろうかと考えていたのですが、どうやら架空の時代みたいですね。なるほどだからどこか映画的だったんだなぁと納得いたしました。
また表紙のセピア調もですが、カラー口絵も彩度を落とされた風合いでこれまたお話にぴったりなんです。作り込まれている印象を受けました。
汚れを知らない風であったからこそ、汚れさせてはならないのだと汚れた七青は思ったのでしょう。それが、葵にとって良かったのか悪かったのか私は今もわかりません。
もし、入隊してから3年の間に葵が誰かを殺めることを覚えていたら(いや士旗に入ったのですから早々に手柄として、建前上は大須賀を護るべく誰かしらを静粛していなきゃいけないのですけどね)、葵はもっと早く七青に整理されていたかもしれません。
七青があのとき、ふらりと葵に迫っていなければ。
彼が穢れていないと知らなければ。
なにより葵自身が清廉さを纏っていなければ……。言い出すとキリがないのですけれどもね。
葵を汚してはならないと思った心理は、チャプター4で七青が言った「お前はきれいだよ」がすべてかなぁと感じます。エゴですよね、七青の。それでも、エゴでも守りたかったんだと、ペアとして組んだ3年間がそうさせたのだと、そしてその間に葵のなかにも変化が生まれてしまったのだと、思うと切なくなるのです。
(余談ですが私はこのチャプター4の扉絵がとびきり好きです。七青の独占欲を感じさせる強い視線がたまりません。前までの扉絵ではただのバディであるのに、これに関しては距離感の近さを覚えますもの)
葵の、見たこともない感情を荒げた姿を目の当たりにしたからこそ、七青は動いてしまったのでしょうね。七青が知らない顔を見てしまったら、もう彼には彼の恩人である大須賀に手を掛けることしか頭になかったんでしょう。
なにより、葵を穢せないとも感じたはずです。
葵の感じる 仇 を、成し遂げさせてはならないと。その理由が「葵が士旗に殺められてしまうから」ではなくて、もっとこう七青は葵の内面の変化を危惧したように見えました。
たぶん本当に葵が大須賀への感情を爆発させて殺めていたら、人として葵のようなタイプは戻ってこられない場所にいってしまうように私も感じました。歪みきってしまうというか、今でも十分心が拗れているだろうに。
目の前ですべてが壊されて〈この夜〉に取り遺された葵の孤独を、同じように孤独であった七青がゆるやかに包むしかこのふたりの〈夜〉を生き抜く術はないのだろうなぁ……。
だからこそ最終話と描き下ろしのラブシーンには、幸せよりも一抹の焦燥感を覚えました。
うたかたの世の夢のように見えて。ひどく儚く思えて。だからふたりきりの幸せもあるはずなのに、もう何にも縛られないでいられるのに……。
この、やや荒涼とした世界観に被さるメランコリーな風合いが見事でした。ふたりの切れそうで紡いでいたい関係が紙面越しにギシギシとこちらへ伝わりました。
なににも冒されずに、ごくごく当たり前の幸せをふたりで縒り合わせていると……いいなぁ。
◆あらすじ◆
動乱の時代(現代のようですが架空の時代です)の日本が舞台。
主人公の七青(ななお 28歳?※)は、政権奪取をもくろむカリスマ政治家・大須賀柳観の親衛隊「士旗の会」のメンバー。大須賀が集めた行き場のない若者たちで組織された士旗の会は、大須賀の警固は勿論、暗殺や諜報活動も任務とする過激な武装集団です。
そんな危険な集団に自ら志願して入って来た、若い新人・葵(あおい 18歳※)。
葵の教育を任された七青は、頭脳明晰で腕も確かながら人を殺めた経験はなさそうな葵が、何の目的で士旗の会に志願したのか、疑念を抱きます。
葵を監視するうちに、次第に葵に惹かれていく七青。やがて、葵の目的は父を殺した大須賀への復讐であることを知った七青が、葵を復讐の人生から解き放つためにとった行動とは――
◆レビュー◆
「士旗の会」メンバーの、スーツに戦闘用グローブ、そして日本刀という武装スタイルが大きな魅力の作品。
表紙に日本刀が描かれていないのはちょっともったいないですね。
このスタイルを実現するため?かどうかは分かりませんが、時代は架空。
ただ、他の方も書いていらっしゃるように、モデルになっている時代は幕末あたりなのかなという気がします。
「士旗の会」は血気盛んな若者たちで構成され、その任務にはスパイ行為や暗殺も。時には仲間うちで私的な粛清も行われたり・・・どこか新撰組を彷彿とさせる雰囲気です。
大須賀を光の中に押し出すために、ひたすら大須賀の闇の部分を背負い、手を汚していく七青たち。悲壮感はなく淡々と殺戮をこなしていく彼の姿が描写されているだけですが、それだけに殺伐と荒れすさんだ彼の内面が伝わってきます。
しかしまあ、葵の目的が実は大須賀暗殺だったことが判明し、すわロミジュリ化か??と思わせてからのスピーディな衝撃展開は、あまりに鮮やかで魅せられました。
愛と、何かしらとてつもなく重いものとを天秤にかけて愛の重さを可視化する…という手法は、BLの定石ではありますが、それにしても、七青が葵への愛のためにとった行動は、ゾッとするほど大胆不敵で、残忍。
「今までありがとう
目的のない俺を拾ってくれた
でも こめんね?
最初で最後 これは俺の意志だ」
まるで世間話をするような何気ない口調で大須賀に別れを告げた後、大須賀を斬る七青。
その、ためらいのなさ。
それが葵を復讐に縛られた人生から解放するためであるにしろ、何か、狂気さえ感じます。
背徳感・狂気を感じさせる突き抜けた愛・・・そういう意味では、この作品って芯は耽美系という気がするのですが。ええ、まさに私の大好物の匂いがします。
唯一、敢えて文句をつけるとすれば、椎名は何故2人を逃がしたのか? 彼のこの行動に関する伏線がないことでしょうか。
終始大須賀の忠実な犬のようにふるまっていた椎名なのに。彼を決意させたものは何だったのか?すごく知りたい。
ただでさえ椎名の短髪に萌えてた私としては、全体的に椎名が足りなかった気がしています。
特殊な照明に照らされているような、濃い陰影に彩られたミナヅキさんの絵の世界。
好みは分かれそうですが、この作品の殺伐と冷えきった世界にはこの絵がとてもマッチしていると思います。
まさにミナヅキさんの本領発揮、な作品。この路線でまた新作を…できれば椎名主人公のスピンアウトを、描いていただけたら最高です♪
※2人の年齢は冒頭の時点のものです。