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卒業生 -冬-

卒業生 -冬-
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神429
  • 萌×268
  • 萌28
  • 中立3
  • しゅみじゃない10

--

レビュー数
55
得点
2504
評価数
538
平均
4.7 / 5
神率
79.7%
著者
中村明日美子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
シリーズ
同級生
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784863491281

あらすじ

冬の季節は、すこしずつ 二人の距離を近づけていく――。

大学受験を間近に控えた佐条は、予備校帰りに草壁とのデートの時間を重ねていた。そんなある日、佐条の母が入院することになる。病院への往復、家事、そして受験に追われ、心身ともに疲れていた佐条は、「今、お前に会いたい」と、だれもいない自宅に草壁を呼んだ…。ほか、ハラセンの青春時代を描いた番外編、『げに大人というものは』同時収録。

表題作卒業生 -冬-

高校3年生
高校3年生

その他の収録作品

  • 冬のはじまり
  • げに大人というものは
  • 手ぶくろをかいに
  • Fitting
  • 気になるあの子
  • 気になる先生
  • 雨に宿る
  • 泣きそうなとき

レビュー投稿数55

お前の半分僕にくれよ

待っていました!!
期待しすぎても、予想を上回る…さすが明日美子先生!!

素晴らしすぎて、総てが見所。
そして最高潮。
こんなにまで可愛いカップルがいるだろうか?否!!

2人がナンバーワン!!

佐条も草壁もなんて可愛い。
そして佐条はエロいw
佐条が言うとなんでも2割増!!総てが殺し文句w
チュッチュチュッチュしてるが良いわ!!w

そして、ハラセンの大人気なさも満載ですw
自分がツラいだけなのに、ちょっかい出してしまう…可哀想w
でも、凄く佐条が好きなんでしょうね。だって、ずっと傍に居る草壁と思考がおんなじ。
だから憎めないんだよなぁ!!w

そして、ガヤの中でも一際目立つ谷君。
彼もいい味出してんだなぁ。

卒業生前編に、ハラセンの学生時代、描き下ろしは5頁。

この美しい作品が619円+税で買えるのです、いますぐ書店に走るべきです。

8

素敵なキスが盛りだくさん!

卒業へと向けて、佐条と草壁、お互いが二人でいる時間を大切にしようとしていた。
そんな二人の間に様々な壁が立ちはだかる。
卒業後の進路、ハラセン、そして佐条の母親が入院することになり…

私、実は同級生ではあまり萌えなかったんです。
しかしこの卒業生はめちゃくちゃ萌えますね!!
多分、佐条のおかげ…でしょうか。
同級生ではツンツンデレとカンジだったんですが、今回はもうデレデレで。
もう冒頭からデレデレしてくださってます。
同級生ではキスひとつでさえ戸惑っていた佐条ですが、
間接キスにときめいたり、デート帰りに普通にチュッチュしてたり、佐条のほうからキスしたり。
今回キスしまくりなんですが、これがもう萌えるんですよ~!
こんなに萌えるキスははじめて!めっちゃステキです!
同級生からは想像もできないくらい恋しています!!
もうもう、ホントに佐条の表情だけでごはん5杯はイケますね!!
なんなんだろうこの歩くエロスは。フェロモン垂れ流しすぎです。
この巻の中で一番萌えたのは佐条の赤面してるコマです。
どのコマかはご想像にお任せしますがwもう、萌えすぎて布団の上をゴロゴロゴロゴロしましたよww
あ、あとフィッティングルームのズボンがパサっと落ちるシーン。
私が男だったらアレで抜けると思います。
すさまじかったアレはものすごいエロスだった…!!
草壁のほうは相変わらず佐条が大好きで、ワンコっぷりを発揮しています。
しかしキス以上に進まないのは同様…(笑)
でも、そんな二人にもどんどん艶っぽい雰囲気が流れ始めています。
直接的なエロスというか、雰囲気エロスですね。
うなじとか、表情とか、ハッとするような色気が漂っています!!ハァハァ

今回佐条は母親の入院という大きな試練があるのですが、
草壁がそんな佐条を必死に支えようとしているのがいいですね。
佐条のほうもなんとか頑張ろうとしてはいますが、佐条だってまだ子供で
一人で抱え切れるようなものではありません。
何かしたいけど何もできない草壁と、そんな草壁が心の支えになっている佐条。
すごく理想的な関係だと思います。

番外編もたくさん収録されていて、その中でもハラセンの番外編『げに大人というものは』がオススメ。
高校時代のハラセンと、教師・有坂の切ないお話です。
まさかハラセンにこんな過去があったとは…
高校生でも十分ハラセンはハラセンでした
そうまでして茨道を突き進むのか、アナタは…
ますます好きになりました。
どことなく佐条に似ている有坂ですが、佐条をもっと可愛い系にしたカンジでしょうか。
嘘をつけない無垢なイメージですね。
切なくて大好きなお話です。

次巻で完結です。いいとこで終わってます。すぐさま春を読みましょう!

8

初恋が実った人たちと、初恋が実らなかった人

『卒業生』というタイトルではあるが
まだ、在校生であるw

卒業後の進路へとすすみはじめる
草壁と佐条。
ゆっくりすすむ恋ですが
じわじわと草壁も佐条の熱があがっていく。
草壁は、まあ最初っから沸点に達している感じでしたが
佐条の熱が上がっていくんですよ。
草壁のことが好きすぎて、その感情が女々しいと戸惑う佐条。
泣き顔が美しいことこのうえなくw
そこにまたしてもハラセンが、挟まっていくwww
しぶといねハラセン。

今回、そんなハラセンの高校時代の淡い恋のお話も入っており
やっぱり失恋しておったwww
ハラセンにもあったwまっさらでキラキラしていた時期
あの恋が実っていたら今のハラセンはないんだと思うと
やはり高校生という時期の恋って意外とその後を左右してしまうのかもね。
そしてそんなセンチメンタルもギャグで吹き飛ばす感じで
描かれていてwww大人って辛いよね。
佐条をめぐって、草壁とハラセンは恋のライバルだったわけだけど
この恋の勝負をハラセンがもぎとっていたら
きっと草壁はハラセンみたいなおっさんになっちゃうんじゃないのかな。
どうかな・・・。

話は戻って、冬に何が起こるかっていえば
カミングアウトがありました。
春に向けてふたりはときどき立ち止まったりするけど
きちんと歩いていくv

7

佐条の泣き顔は犯罪的にフェロモン垂れ流しデス(涙、、)

この『卒業生』が読みたくてOPERAを購入し始めて、既読のはずなのに、こうして一冊にまとまると感激がひとしおでなかなかそれを上手く表現することができなくてもどかしい。

『同級生』の一年を経て、佐条は京都への進路を決めたものの、草壁と一緒にいることは当たり前で、一層ラブは深まっている。
彼らが深まるのに、やはりハラセンが一役もふた役もかっている。
草壁へヤキモチを妬かせたり、佐条の背中をそっと押したり。
そして今回は草壁の友人の谷の存在も見逃せない。
まだ知らない草壁を谷によって知ることができる。
学校だけが接点だった二人が、佐条の母の入院によって、欲しい時に側にいてくれる大切な存在であることを実感できるようになるって、とてもステップアップに大事なことですよね。
当初のあおりの「まじめに、ゆっくり、」がコンセプトそのままに、それが貫かれているからこのストーリーが優れて胸を掴むのだと、実感させられました。

ハラセンの高校時代の失恋話を読むにつけ、佐条はモロタイプだということがわかる、似てますよね♪
そして何より、佐条の涙顔がハラセンでなくてもそそられること間違いありません!
その涙はハラセンにではなく、草壁に対してだけ見せてあげてください・・・
ということで、いよいよ最終―春ですね!

7

そろそろ恋が愛に変わりそうです。

発売日を指折り数えて待った甲斐がありました。
あまりにも楽しみすぎて買ってしばらくは読めなかった。せっかく当日に買ったのに。
読み始めたら萌えすぎてニヤニヤがとまりませんでした。

本作『冬』のほうは前作『同級生』と同様のキラキラした甘酸っぱい二人の日常が描かれています。トキメキです。キラキラです。スキスキオーラが眩しすぎます。
しかし、本書のキャッチコピーは「恋が、愛しさに変わるまで。」
上に書いたキラキラなトキメキは、やはり「恋」ゆえのもの。ではどこで愛しさに変わるのか。
それは次巻に続く、な最終話でやってきます。

これまで二人に生じた問題は全て二人の間の問題で、だからこそ彼らは真摯にぶつかり合うことで解決してくることができました。
しかし、今回の問題はいわば佐条一人のもの。これまでのように自分が行動を起こすことで事態が動くことはなく、草壁は傍で見ていることしかできません。
そのような中で感じるじれったさ、自分へのふがいなさ。自分には何ができるかとひたむきに考え、相手のことを考えるあまりに空回りする。それでも佐条のために何かしたい。
自ら助けるのではなく傍で支え見守ることを覚えたとき、草壁の「好きだから大切にする」という「恋」は、「大切にするにはどうしたらいいか」という「愛しさ」に変わるのではないかと思います。
ちなみに佐条のほうはすでに愛しさだったんじゃないかと。それを今回再確認したんじゃないかと思います。なんたって「ちょーアタマいい」うえにいろいろ考えちゃう子ですからね。

レビューではちょっとフライングしちゃいましたが、本書では生殺しのまま『春』へと続きます。
2巻同時発売で本当に良かった…!

7

ありふれた恋。でも特別な恋。

楽しみすぎて禿げそうなほど指折り数えて待った続編。禿げなくて良かった。笑

歳を取るほど思いますが、10代の恋は特別です。
大人になるに従って、視野の広がりと同時に価値観も増え、先に理性が働き、いい意味でも悪い意味でも無意識の計算を覚える…10代の頃の恋ほど、好きという気持ちにためらいもなく染まることができなくなっている気がします。
だからこそ、二人一緒に手探りで、真面目に真面目にお付き合いをする佐条と草壁の姿が、眩しいほどに輝いて見えました。

目が合うだけでも照れくさい、体が触れるだけで平常心がどこかにいってしまう、その人に呼ばれただけで自分の名前すら違って聞こえる…。
恋をしたことがある人なら誰もが身に覚えがあるだろう、制御不能のあのキラキラした気持ち。
ありふれた、でも珠玉の幸福の直中にいる佐条と草壁に、読んでいるこちらまで幸せな気持ちになってしまいます。

二人が真っ赤になるたんびに、ベッドでゴロゴロゴロゴロとのたうち回り、枕に突っ伏してエアースイミングでバタ足しまくって読んでました。
佐条の色気は犯罪級です。なんでしょうアレ。草壁にシンクロしっぱなしでわたしも欲情しそうでした。
「どうも」とかもー!かわゆすぎます。真面目っ子の最強武器・黒髪七三&眼鏡の、げに恐ろしきことよ…。
そして草壁の乱れ言葉もテキトーに描かれた顔も、佐条に負けじと可愛いのなんののワンコぶりでした。可愛いのに男前だなんて反則だ。
この二人の萌え所だけで、原稿用紙10枚くらい書けそうなほど。
こんなに萌えられる本が他にあるだろうかー!

そして間男にも当て馬にもなれない原センに、(笑いまじりの)涙を誘われました。笑
原センにいいちこで乾杯!

6

黒髪のうなじ

黒髪の短髪に続く細い首筋、うなじ、
眼鏡を外して、ちょっと焦点の合わない感じの潤んだ瞳
伏せた眼、ほんのり色づく頬

どの絵も、メチャメチャエロい

それらはみんな、
眼が吸い寄せられて、
ドキドキしながら見つめている
その先にある物だから

ゆっくり、まじめに恋してる。
恋が、愛しさに変わるまで。

同級生でいられる時間の大事さ、せつなさが、ゆっくり綴られています。
本当に大事にしたい「本」です。

6

これを萌え死ぬというのだ

もうこれ、レビューの必要などない作品だと思いますが、私も賑やかしの末席に名を連ねておこうと思いまして。

発売後すぐに購入し、むさぼるように読みました。
読み終えるのがもったいなくて、進んでは戻り、戻っては進み、進んではまた戻り。
ニヤニヤし、キュンキュンし、ため息をつき。
床を叩き、立ち上がって天に祈りを捧げ、自分が何をしたいんだかよく分かりませんが、間違いないのは確実に挙動不審な変人状態だということ。
ワンシーンワンシーンに萌える!萌えるー!!
変人上等、萌え死ねというなら死んでやる。
佐条くん万歳!
草壁くん万歳!
この子たちへの愛おしさをいったいどう表現すればいいのか、私の貧相な語彙では表現できないのですが、大好きです。

大 好 き な ん で す !

エロなんてイラネ。
いや、要るけどw
エロなしで萌えを刺激してくれる作品は、本当に偉大だと思います。

内容に触れてなくてスイマセン。
他の方の熱いレビューを読んで「分かる分かる!」「私もそうだよー!」とひたすらウンウン頷いてたら、お腹いっぱいになりましたw
萌えてるみなさまに、ハゲあがるほど同意!

6

これを良いと言わずして…

レビューを書こうと読み返すと、じっくり読み始めてしまっていつまでも書けません!けしからん!実にけしからんよ!

同級生に引き続き、エロスとは…と考えさせられました。
卒業生の冬から春。静かに、けれど急かすように流れる時間の中で彼らが交わす会話や触れ合いの微笑ましく、いとおしく稀有なことといったらないですよ。その彼らの輝ける【生】こそがエロスなのね…とか言ってみたりなんかしちゃったりして。

お話の方は、草壁の進路の方向が決まったり、佐条のお母さんに病気が見つかって非常に心配なことになり、気になる終わりだったりします。

が、しかし。

ハラセンの学生時代の回想がかなり気になって仕方なくてですね。

生徒×先生…だと…?

ともかく。ハラセンが音楽教師になったのも、眼鏡の佐条にときめいたのもここが原点だったのですね。もうやだなにこれ切ない。

煩悩がこれは神評価にするべきだと言うのでそうします。

ハラセンスピンオフでこの先生出てこないかな…無理かな…無理だな…

5

恋をして佐条は色っぽくなったv

待ちに待ってた「同級生」の続編「卒業生」
もう最高にキュンキュンさせて頂きましたーv

なんといっても佐条が美しい☆
ビューティフルでなんだかとても色っぽいのですが。
前作ではここまでの色気を感じなかったと思うのですが、やはりこれは恋のせいなのでしょうか?
ハラセンに憂い顔とか見せちゃって。
そりゃ、ハラセンも困っちゃうよねーみたいな(笑)
とにかく佐条が色っぽくて、それでいて凛としてて、かわいくて。
でも、少しずつ恋が前進してる感じがあって。
「雨に宿る」の最後とか「泣きそうなとき」の最後とか自分の感情に素直な行動もとれるようになっててすごく好きです。

そして、草壁。
草壁はいつでもどこでもまっすぐに佐条が好きで。
それが全身から溢れてる感じ。
手袋の件とか最初はちょっとうまく言えなかったりもするけど、最後にはちゃんとまっすぐに「むちゃくちゃ妬けるからしないで」とか言えるのは草壁ならではだと思う。
でも、そういうまっすぐな言葉で佐条は「ああ、愛されてるなー」と実感できるんだろうな。

で、ハラセン。
「げに大人というものは」はすごくせつなくてステキでした。
あとは「同級生」だけではここまで佐条に入れ上げてる感じがしなかったんだけども、これを読むとホントに好きなんだなーってのもわかるし、現在本誌で連載中の「空と原」に至るまで佐条のことを引き摺ってるのも納得です。
ハラセンには是非幸せになって欲しい!
あ、ハラセンの学生時代がかなり好みですvv

あとは谷くんが謎すぎる。
謎すぎてどう対処したらいいのかわかりません!!(笑)

さあ「冬」が終わったらすぐに「春」を読みましょう。
こんなところで続きを待て!じゃなくて2冊同時発売でよかった!!

5

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