坂の上の魔法使い

山坡上的魔法使

坂の上の魔法使い
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神102
  • 萌×221
  • 萌17
  • 中立4
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
26
得点
649
評価数
148
平均
4.4 / 5
神率
68.9%
著者
明治カナ子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
シリーズ
坂の上の魔法使い
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784813052272

あらすじ

魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山に、魔法使いのリーと弟子のラベルは住んでいる。町が苦手でちょっぴり変わり者のリーとの暮らしは決して裕福ではないが、学校に魔法にと勉強に励むラベルは充実した毎日を送っていた。そんなラベルの成長を、ときに厳しく、ときに温かく見守るリーだが…!?
(出版社より)

表題作坂の上の魔法使い

その他の収録作品

  • 坂の上
  • 恋の味は薬の味
  • ドラドラケープと課外授業
  • 旅先にて
  • 使役
  • 冬の修行
  • 冬の試験

レビュー投稿数26

個人的なツボを激押された・・・!!

好きだと評価できない罠にハマってウン年。
ついに・・・レビュー。大丈夫か私。がんばれがんばれ わ た し!

完全に個人的にやばい。
ちょっとグロくて暗い感じ、でもほんわかする魔法使いの話、しかも師匠と弟子というパターンを探していた私にクリーンヒット!メガヒット!超絶激打でツボを押されました!!!全私が泣きました!!
らんらんらららんらんらん~その者蒼き衣を纏いて金色の野に降り立つべし…

まずタイトルからしてやばいです。
「坂の上の魔法使い」・・・もうジブリで採用するしかないですね。

リー様がかすみを食べて生きているとか、こういう細かい設定、好きです。
更に脇役として出てくるキャラが不思議な人たちだったりして、そういう所もファンタジーって感じで個人的なツボが何度も押されてしまいました。
ラベルの学校のお友達、サラやミミカラも可愛い♪

そして主人公のラベルですが、彼は純朴で真っ直ぐな子で、可愛いです。
教えがいのある弟子、つまり出来が悪いんだけど、そこも本当に可愛いっ♪
それに、師匠を守ろうと必死になったり、本当にキュンっときます。萌っていうよりも、女の子がよく言う「かわいー!」のあの感覚に近いキュンです。

リー様がラベルを大切にしている感じがとてもいいです。心が温まります。
修行ということで、ちょっとヒドイこともする師匠ですが、確かにそこに愛があるんです。
恋愛的な愛じゃなくて、父子にあるような大きな愛、という感じですかね。
将来的に二人の関係がどうなるのかはよく分かりませんが、続きが楽しみな作品です。

11

明治先生の作品の中で一番好きな作品です

こちらの作品を初めて読んだ当初、これは久々にキタぞ!!と思いました。
自分の好みはどうも人と違うところにあるらしく、人気作なのにあまり好きになれないということもしばしばあるのですが、こうやって時々「あたり」を引いてしまうのでBLがやめられない(笑)

このファンタジックさとほの暗さとほのぼのした感じは私の好きな小説家の乙一さんにも通じる雰囲気だなと感じました。先生ご自身がファンタジーがお好きなので、ファンタジーのツボをよく心得ていらっしゃるなと感じます。きめの細かいキャラクター設定、魔法使いのいる世界の設定はさすが明治先生と思わされました。

主人公のラベルが子供なので、子供らしい発想や発言に始終なごみました。
友達のミミカラやサラたちも可愛い子たちで、物語にほのぼのとした温かみを与えていたと思います。
そして師匠であるリー様は謎の部分も多く、関心を惹きつけられました。彼の過去には一体どんなお話があったのでしょうか。気になる部分がたくさんありました。
もうすでに三巻まで読んでの感想ですが、読み返せば読み返すほど、作品の味わいがます不思議な作品だと感じます。

9

過去が気になります…

明治さんの作品集は多分(男性向けを除いて)コンプリートしていると思うのですが、今作が一番好きかも。
いつも不機嫌顔のお師匠さまですが、ちび弟子ちゃんは溺愛されてます。
これもツンデレの一種かしら(笑)
師弟愛にもそれなりな萌えを覚えましたが、正直、ところどころに挿入される回想が気になって気になって…。
いつか過去編が出てくれることをこっそり祈ってしまいます。
お師匠さまは受け希望(おい)
ファンタジーとしても文句なく楽しめる非常に味わい深いお話でした。

6

ああ、幸せ。

こってり明治さんワールドでファンタジーなんて、幸せすぎて困る。
それも生ぬるいワンタジーじゃないですよ。とっても上質です。
そして、気づきましたとも下唇の存在!てか少し前から描かれてますよね。
これほど全体的にじゃないけど、惑溺趣味の表紙の二人とか。
なのでね、書かないで欲しかったですあとがきで。
オラ気づいただ!って胸張って言えないじゃないですか(笑)
むしろ言ってしまって恥ずかしいです。

しかし可愛いなあラベル。明治さんの描くのほほーんとした男の子、毎度大好きですが、こんな小さい頃からのそんなコが見れて楽しいです。
ラベルの使役も、なんかおいおいって感じの雑な見た目で、ラベルと共にどう成長していくのか楽しみです。
その反面、悲しいものや残酷なものを見ないで過ごせるわけがないんだろうなあと思えば、今から胸がギュッとなりますが、どうかあと味の悪い結末にはならないでほしいなあ。
それにしても明治さんなのにエロス度薄しですが、たまにチラリと用意されているそれっぽいシーンが、逆にたまりませんでした。
王様がリー様の髪に口を寄せるシーンとかね、そんだけなのに、なにこのエロチシズム!さすがでございます。

6

とても素敵な話でした。

最初に申し上げておきますと、正直BLで剣や魔法のファンタジーは苦手です。
マイノリティーである事の葛藤を越えて幸せになれる話が好きなので、人外も普通にいるファンタジー世界で「え?ゲイくらい人間同志なだけマシじゃない?」としか思えなくて。
BLでなければ、ファンタジーはほどほどに好きです。
そういう理由でこの話は何となく避けておりました。

ごめんなさい。
高評価通り、とても素敵な話でした。
明治さんの絵柄でファンタジーってどうだろううと思っていたのですが、逆にファンタジーの方が合いますね。
お話もほのぼのだけれど少しダークな感じが、とても絵柄とマッチしていて外国の絵本を読んでいるような感覚を覚えました。
BLでは全くない……いや少しありますがこの程度なら一般の漫画でも特に問題ないレベルですし、逆にこの話にそういうエロは入れないで欲しいので、本当に色々バランスが良くて素晴らしい。
私は先にSMやら痛い方から読んできたので全然問題ないのですが、逆にこの話から遡った方はちょっと過去の作品はきついかもしれませんね。
作品に流れる空気の仄暗さは変わらないのですが。

多分、この先リー様とラベルに大変な事が起きて、ハッピーエンドじゃなくなるのかもしれないけれど、最後まできちんと見届けようと思いました。

リー様のピンチで終わりですが、全然ピンチじゃない事をネタばれしての続刊なので心穏やかに二巻を読めるのでした。

自分がそうだからという訳ではないですけれど、何となくハリポタのスネイプ先生がお好きな方はリー様も好みなんじゃないかなあと思うので、そういう方は是非!
あと、ラベルの使役がとてつもなく可愛いです。見た目怖いけれど。

5

絵のうまさが際立つ。

blよりも、ファンタジーを楽しむのにとってもよい作品かなと思います。

主人公は小学生くらいの少年で、彼は彼の魔法使いの師匠と暮らしながら、街の学校に通っています。彼らの関係は親子そのもので、とても穏やかで、愛情にあふれた時間を過ごしていますが、魔法使いは少年の出生と彼自身の過去に起因する重い問題を抱えています。

なかなか作りこまれた世界観で、わかりやすく、納得のいく設定で話もすっと入ってきました。魔法使いとしての宿命、自分の存在意義、誰かを愛すること。おとぎ話のようでいて、人間の真に迫ったテーマで、ストーリーを作りこんでるように感じます。

絵もすごく描きこまれていて、個人的には大好きな画風です。正統派漫画作品という印象を受けました。

絵の魅力と良質なストーリーの相乗効果で、漫画としてめいっぱい楽しめる作品です。




4

ファンタジー好きな方におすすめします!

ハイファンタジーがお好きな方に強くオススメしたいです!
ちるちるさんでお姐さま方にファンタジーもののオススメをお尋ねした時にも、この作品は挙がることがなく、わりと知る人ぞ知るな作品なのかな...と思いました。
確かに、一般作品でも大丈夫そうな感じで、BL的な欲求を完全には満たしてくれないし、華のある作品とは言えないかもしれないですが、そこがまた良い。最後がBLなイチャコラになるためだけのお約束なファンタジーもいいけど、やっぱり展開が読めてしまって深みがいまひとつ...。こちらは、ファンタジーの中にBLがある感じで、読者を甘やかしてはくれないです。文字も多いです。
雰囲気的には「風の谷のナウシカ」の漫画版や「魔法使いの嫁(私は途中までしか読んでないですが)」が近いかな。仄暗いです。

私はAmazonの関連する商品の中にたまたま見かけ、カバー絵が気に入り読んでみました。すぐに全3巻とKindleで配信されている章ごとの最新(「記憶の糸」)まで一気読みしました。
1巻目は、魔法使いのリー様と養い子のラベルくんの日常的なほのぼのがメインです。ラベルくんと使役がとっても可愛い。BL要素はあまりないですw
2巻目〜3巻目はラベルくんがリー様に預けられるまでの過去話と、その後...。リー様の過去の悲恋がとても切なくて胸が痛くなるけど、ラストは感動します( ; ; )ラベルくんが能天気で可愛らしくて、とにかく明るい子なので救われます。いい感じにシリアスを緩和して笑わせてくれます。
正直、1巻目を読んだ時には、読み返すほどじゃないかな...と思ってたけど、3巻目まで読むと1巻目の意味がわかって何度も読み返したくなります。ぜひ、1巻目を手に取られた方は最後まで読んでみてください。

3

無題

BLかとおもったら
あんまりBL臭はしない。そんな本です

BLにするにはもったいない

ファンタジー漫画が好きな方はぜひよんでほしいです
背景もちゃんと描いていて世界観がとても引き込まれます

1

坂の上の魔法使い-1~外伝

このシリーズは、非BLといってもいいくらいエロくない。
「ハウルの動く城」より深みがある、愛とは何?を問う大人の童話。
アニメ化が無いのは、心理描写が複雑すぎるのと、BLだからかな??もっと名作扱いされていたと思う、勿体ない。BLジャンルだと偏見の色メガネで見られちゃいますからホント残念。
性別不明の王家の魔法使いと託された王子(弟子)が知る、色々な立場の者たちの愛の物語。
この作品は、他の作品と比較すると、絵が丁寧で綺麗。多分、全部手描きだと思う。圧巻。
分かりにくいかもしれないので、まとめて簡略な粗筋書きました。
是非じっくり最後の完結まで読んで楽しんでほしいです。

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① 坂の上の魔法使い-1
リーとラベルの素性と経緯説明。
魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山
魔法使いのリー:王に使えていた魔法使い。
弟子のラベル:半世紀リーの胎内に隠れて、リーから生まれてきた。
ラベルの父:王。母は二巻に登場。王は革命を終わらせて死亡。
王子は王となり、リーは王から「最後の頼み」の依頼を受ける。赤ん坊の王の子=ラベルを小さくして、飲み込み胎内に隠したリー。
リーは、成長したラベルのふとした仕草や会話から昔交わした「王との約束」を思い出す。
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② 無二の王 坂の上の魔法使い-2
王の眼の使い方を教わるラベル。リーの回想。
王子が王となり、ザラ姫と婚姻が決まる。
リーと王の秘密の恋。王は「一晩の恋の相手」をリーだと思った。
ザラ姫がラベルを生む、動乱の夜、赤ん坊のラベルをリーに託す。
リーの使役のリリドは(リーの本心と本来の姿を持つ)、王の亡骸をずっと護っていた。
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③ 黄金の川岸 坂の上の魔法使い-3 
(ここの残留思念の会話は「ナルト」の両親との会話と似ていた)1-2巻の謎の答えが全て3巻にある。
リリドがラベルの体から魂を抜く。
三途の川岸で、父と知らず、王と会話するラベル。父子の会話を母のザラ姫も観ていた。 
リーは、女王との誓いを反故にして、ラベルを慈しんで育ててきた。ラベルの為に生きたいリー。
リーはラベルを蘇生するために死んで、脱皮するように復活する
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④ 記憶の糸 ~坂の上の魔法使い~外伝
ラベルの眼の力は、父親譲り。
ギルドの長の話、強すぎる魔力が暴走して起きた事故。記憶を封じていたのはリー。リーは愛情深い人。
終りは、聖木の取り扱いについての話。

レンタで48時間レンタルで読了。

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このシリーズを読むのは何年振りかな〜
大好きなんですけど、複数巻のシリーズは気合いがいるのでなかなか読み返していませんでした。1巻は割とほのぼのしていて、そこまで気負って読む必要はないんですが。ファンタジー作品なれど情報量に過不足なく、読みづらさがありません。ラベルは明治先生の作品の主役の御多分に洩れず、ちょっと間抜けてて可愛い子。リーとラベルのバランス、シリアスと抜け具合のバランスが絶妙です。明治先生の絵柄も雰囲気に合っている。リーの名前が「リ」からとられている@あとがき…なんて情報。もう既に程よく力が抜けてます。この調子だとセロハン王国も机の上にテープがあったとかいう由来じゃないだろうな。BLらしさは殆どなかれ(最後に突如リーに対するレイプシーンを見せられるが…そんなに激しい描写ではないです)、王とリーの間のただならぬ雰囲気だけでBL沼の住人は十分楽しめるでしょう。

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