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「運命」なんとおれに似合いの言葉
yes it's me
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
私の中では圧倒的に表題作が好きでした。
自分を好きすぎる東間が天然でセルフボケツッコミ+リアクションが最高でゆえに脈絡がない…B型…わかる。わかってしまう。B型さんすみません(ちなみに私はB型ではないです)
そんなトーマスを熟知しているキノコがまたおもしろい。口調もだしクレバーだしトーマス戦略がすばらしい。
自分両思いだったトーマス、他人が入る余地がなかったトーマスがキノコを意識する過程もおもしろい。
「どうにも気まずくない‼︎」www(BLあるあるの逆大好き)
─キノコのキノコがおれを思ってキノってるところを? ←声出して笑いました
キノコはトーマスにとって2番目でよかったのに「…おれ…どうしよう…」のトーマスがかわいすぎるしさすがのキノコも動揺するわね〜となりました。
「彼女は行方不明」のラスト
─おれたちはムイミなバカをくり返す
─きっと明日も
超納得。だから人や自分を傷つけちゃったりするんですよね。
「minun musiikki」
音楽家(芸術家)のこじらせがこれでもか。と感じました。
こちら2009年発売の作品ということで、14年越しの運命的な出会いでした。
ヤマシタ先生の御本(BL)は7作目でしたが、本作に収録されている『夢は夜ひらく』が筆舌に尽くし難い素晴らしさで、いちばん好きなお話になりました。
化粧品店員の刀根が主人公のお話なのですが、「こんなお話を14年前に描かれていたヤマシタ先生...何者?!?!」と思わずにはいられない作品でした。
まだ『恋の心に黒い羽』と『くいもの処 明楽』は読めていないので早速読んでみようと思いました。
ヤムシタトモコ先生の作品は、台詞回しがどれもヤマシタ先生ですね。たまーに違うのもあるけど、テンポと話し方が同じ。先生もこんな人なんだろうなってのがキャラに滲み出まくってる。
一番最初に収録されている「目蓋の裏にて恋は語りき」(現実的劣等感強め眼鏡美大生×才気あふれる童貞ピュア少年系美大生)や、「minun musiikki」(オケのチェロ×ピアノ)も、「夢は夜ひらく」(これはほぼレディコミ)も好きですが、表題が突き抜けて大好き。
◾︎表題
なんでこの作品がそんなに好きかって、東間(受け トーマス)にめちゃくちゃ共感するからなんですが、そんなこと言うとヤバイ奴だと思われるだろう。「おれとおれとは両思い」的な感覚が分かりすぎて、東間に完全にハマりました。俺専グラフて。
このトーマスを差し置いて社長やってる江城(きのこ頭 えのき)がまた曲者で、圧倒的に自信があるように見える風情で策略家めいている一方で、東間が好きで好きで意図せず攻撃を受けてるとこが、魅力抜群です。
◾︎minun musiikki
(オケの既婚チェロ×ガタイ良ピアノ)
ヤマシタ先生の描くクズ男が好きです。女とも男ともヤレるタイプのクズ男が特に好き。
◆彼女は行方不明
短いし終わり方も呆気なかったけれど、意外と余韻が残るというか、妙に心に引っかかるような作品でした。行方不明と噂の女子を探す旅に出た古林と八名木。古林にひっそり懸想している八名木は、そんな女子のことなんかどうでもよく、頭の中では酷い扱いをしていて、彼女と会った時には人として最低な言葉すら吐いてしまう。いくら恋敵といえ、そんな言葉を投げつけられる筋合いはないですよね。彼女が返した言葉や表情が目に焼き付いています。でも、他人に吐いた言葉はなかったことにはならない。恋をする男子の、綺麗なばかりじゃない醜い感情を見せつけられ、共感も嫌悪も同時に覚えた物語でした。
◆YES IT’S ME(表題作)
すっごく面白くて、可愛い表題作でした。自分大好きなキラキライケメン・東間と、幼馴染で目の上のたんこぶ的存在でもある江城。東間のナルシストっぷりは徹底しているけれど、オープンだし隙もあるし、嫌味もなくて可愛らしいんですよね。そんな自分大好き人間のことを知り尽くしている、ちょっと隠キャっぽい江城。でも、隠キャっぽいのは見た目だけで、大胆に勝負をかけたり駆け引きのテクニックは東間より何倍も上。この関係性がたまらなかったです。何の脈絡もなく江城の萌えツボを突く東間と、突如ツボを突かれて崩れ落ちる江城には笑いました。東間の脳内を占める割合で、東間自身を超えて江城が1位に君臨した時にはガッツポーズをしたくなりました。
短編集です。
表題作は、クスッと笑える感じで面白い。
んだけど、他の作品は少し難解というか、ひねりすぎてるというか。
そんな感じがして物語の中に入れず、外から見てもよくわかんない、という印象を抱いてしまう。
「目蓋の裏にて恋は躍りき」
美大の学生同士の2人。
沼上はシニカル、馬原は子供っぽい。沼上は馬原が好きというより、馬原の持ってる感性みたいなものが眩しいということなのでしょうか?
「彼女は行方不明」
BLなんですか?短編としては興味深い展開だし芦立さんの造形もいいと思うんだけど、BLとして読もうとすると全く意味がわかんないんです。
「minun musiikki」
これもよくわかんない〜。BLっぽい話ではあるけど、清重(ピアノ)は布木(チェロ)を好きなんですか?布木が言いがかりしてるんじゃなくて?ここがわかんないから置いてけぼられてます。
「YES IT'S ME」
「YES IT'S YOU」
やっとわかるお話になってホッとして、余計に面白く感じるという罠。
キノコくんのビジュアル好きですよ。モッズっぽい。
キノコが…おれを…⁉︎、のページは、オルフェウスの窓(池田理○子様)か‼︎って。
「Loathe!」
意地悪な恋人。ラブなうちはいいけど度が過ぎるとヤバいよ、と思う。ちゃんと好きを表そう。
「夢は夜ひらく」
これはすごく良かった…
一言で言うと、生きづらさの話だと思うんだけど。なりたい自分、そうなれない自分の話。
ゲイであったり、トランスジェンダーだったり、女っぽくない外見だったり。
(厚化粧のおばさんも許してあげて!)
「YES THAT'S IT」
いよいよ一緒にお風呂に入って、これからシますよ、という…
仲良しさんのHってなんか気恥ずかしいよな。喘げないよなぁ。どんなか読んでみたいぞ。
描き下ろし2編と、カバー下に恒例の作者様による作品コメント。
やっぱり表題作が好きです。
色々なタイプのお話が詰まってます。
私が特に好きなのは、表題作の「YES IT´S ME」と「目蓋の裏にて恋は躍りき」です。
初めのはナルシストの子とその幼馴染みの話なのですがかなりぶっ飛んでいて痛いけど最終的にあまーくてきゅんとします。
目蓋の…の方は変わり者と言われてる美大生とその友達の話です。変わり者と言われてる人に魅力を感じるのですごくかわいく感じました。
他のものはちょっと理解できませんでした。
ヤマシタトモコ先生の作品を読むのは初めてです。
先にドラマCDを声優さん目当てで聴いていまして、その時に興味を持って原作本も読む事にしました。
ドラマCDに収録されていた「まぶたの裏にて恋は踊りき」と、「YES IT'S ME」「YES IT'S YOU」「YES THAT'S IT」はとても面白かったのですが、他の作品が私には合いませんでした・・・
切なかったり、辛かったり、痛かったり、心理的に残酷だったり・・・という内容で、読んでいて切なくて辛かったです・・・。(私はそういうのがとても苦手で・・・)
なので、ドラマCD収録作品以外は「しゅみじゃない」評価で、ドラマCD収録作品が「萌」評価となっています。
ヤマシタトモコ先生、初読み作品です!
なんか、ヤバいんですけど……この世界観にハマってしまいそう。
ハイセンス過ぎる、下ネタの数々。
キノコって美味しいですよね!ハイセンスな下ネタなんだけど会話が日常っぽくてなんだか良いです。
二人の関係は運命~クルクル~クルクル~(アホか)
てか、あれだ、二人の頭の方がハイセンスなんですよね!
子ギノコなんて表現、他で見た事ないです。
チェロ弾きの人は……リヴァイ兵長に見えてました。あの目が!
ちょっと、似てるな~(^-^; って思ってました。
彼女は行方不明は……苦手です。
表題作の「YES IT’S ME」「YES、IT'S YOU 」「YES、THAT'S IT」 エノキとトーマスのお話がすごくすごーくツボでした!( ´ v ` )=3
誰かと比べて自分は凄いとえらそうなタイプの人は苦手ですが、このトーマスの自分大好き!自己完結型ナルシストの人って凄い好きです。もっとこういうタイプの人が見たいです。近くに居ても面白いな~って観察出来そう♪
「自分とすれ違って、振り返りたい!他人が羨ましい!」発言に爆笑しました。周囲の人の返答の仕方も慣れてるな~と笑ってしまった。「お母さんのバカー!うそです。生んでくれてありがとう!」トーマスの品の良さが伺えます(笑)
B型&脈略のない唐突の話し方&テンションの上がり下がりが凄くて、キノコ(エノキ)に心配されますが。同じB型としては・・・思い当たるふしがありすぎます(////)
自分が一番大好きだと思っていたのに、その回想にいつもエノキがいて、意識してしまって・・・可愛い!常に淡々としてるエノキもトーマスの発言に萌えてぶっ倒れるのが良かったです。飄々としてる人が、余裕がなくなる瞬間とか堪らないです!!!二人とも可愛い・・・
同時収録の「夢は夜ひらく」もBL作品では、見かけないお話で新鮮でした。
お二人が勤めている化粧品店でメークされてみたいなぁ~と心底思いました。個人的に三崎さんが好きです!女性であっても男性であってもお洒落したり、化粧したり、恋をしたり縛られずに出来るようになったらいいのになぁ。
「彼女は行方不明」切ないですが、酷い台詞も吐きますが、そんな八名木好きです。短いお話ですが、この一方通行っぷりや未成熟な感じが好きです。
他にも美大生のお話とか、美大に通ってる子達はこんな感じなのかな~と面白かったです。
カバー裏にそれぞれのお話について、コメントがあるので「こういう考えで、描かれたのか~」と妙に納得したり。びっくりしたり。
ヤマシタトモコ先生の絵も味があって、スタイリッシュでお洒落で凄く素敵でした。わたしの頭では辿り着けない世界や考え、ストーリーをお持ちなんだな~格好良いな~他の作品も読んで見たいと思いました。
いやー、好き過ぎて困る、ヤマシタさんのこういうの。
このメーター振り切る感じの勢いって言うか、開いてイキナリ不覚にも笑って心が掴まれる感じがもう。
正直もう中畑清はとっくに超えてます。色んな物が。
表題作【YES IT'S ME】からの【YES IT'S YOU】【YES THAT'S IT】。
幼馴染のトーマス(東間(トウマ))とキノコ(江城(エノキ))のお話。
キノコの伏線によって、トーマスはキノコを意識するようになる。
もうまんまとキノコの術中に嵌るけれど、大博打は大当たり。
ずっと俺1番のトーマスだったし、それでいいと思って居たキノコ。
それが、いとも簡単に狂う。
気付けばトーマスの頭の中はエノキだらけだし、それを知らされる瞬間にエノキは萌え撃ち抜かれる(笑)
もうね、キノコガンバレですよ。
天はキノコの味方をした。
ガンガン、キノコのキノコでキノコって下さい(笑)
トーマスは自分以外の人間が1番になるのなんて初めてだから、まぁ照れるんですよね。
キノコは「それが普通だ」と認めさせる。
コレが恋だ、トーマス。
自分チェック大好きなんて、度を超えるとただの変態だ(笑)
(明るいトコでガンガンしたいトーマスは、既に変態か)
トーマスのヘタレ具合もいいんですが、キノコのきついキツネ目に色気も感じる私。
やっぱりこの頃のヤマシタさん画も大好きです。
表題作以外も面白いんですが、それらが霞む位、これらが好きです。
by(某CM曲です)
あんまりにもバカバカしくってこの話大好きですね。
「キノコ」と「トーマス」
センスの高いネーミング技がキラリと光ります。
ヤマシタトモコ作品は あまりハズレが無いです。凄いです。
ストーリーは 3歳からいっしょで性格がめんどくさい「トーマス」と
しっかり者の「キノコ」の日常。
もう「トーマス」の性格めんどくせい!!ナルシストだから。
性格はそうそう簡単には直りませんから。
「キノコ」がこれからも側にいるから安心です。
お風呂のシーンだけでも エロイです。満足満足。
ギャグがお好きな方に お勧めです。
まあこの一言に尽きます。
トーマスのかわいさ!!!!
今までずっと自分だけ好きだったナルシストイケメンが
ふいに心に滑り込んできたキノコに戸惑う・・・。
自分のこと考えられないくらいにキノコのこと・・・!!
ほんとは昔から、ずっと。
幼馴染設定ってなんでこんなにときめくんだろうか。
迷言あふれる作品・・・
俺は何でおれの他人に生まれてこなかったんだ!
俺もおれを振り返って見たい!!!!!!!www
憎めないナルシストです。是非。
え~っと、この作家さんの絵はですね、ちょっと苦手部類に入るのですが(ごめんなさい)、ドラマCDで好きな声優さんが出演されているので読んでみました。
ストーリーは割と好きなんです。キャラの性格もちょっと捻っているというか、視点も独特だなと思います。
その意味では、「YES IT’S ME」のメイン二人はこの本の中でも突出していると言えると思います。
ここまでナルシストな主人公も珍しい・・・
「夢は夜ひらく」優しい作品ですね。傷ついたときにちょっと励ましてくれる作品だと思いました。
ヤマシタトモコ先生の作品はどれも好きなんですが、この「YES IT'S ME」は一番好きかもしれません。
何が良いって、とにかく、キノコもトーマスも着ている服がオシャレすぎるんだよぉー!!
書店で初めて見たとき、キノコの髪型が好みだったのでジャケ買いしたわたしw
キノコの髪型、加○亮っぽくてかっこ良い。内容にぽろっと名前が出てきたし、ヤマシタ先生も加瀬○が好きに違いないw
履いてる靴やちょっとした物まで、いちいちオシャレ。
しかもキャラクターを殺さない程度にサラッと着こなさせているから、凄い。
こんなにオシャレっていうかわたしのツボなファッションなのは他にないですw
内容ももちろん素晴らしいんですがw
ルックスにばっかり目がいってしまいましたw
表題作の二人は、どっちもイタタな感じで、ある意味すごくお似合いでした。
自分一番な東間がスゴイ。ここまで自分を好きになれるって、むしろもう特技だし。キノコ、いや、江城は髪型を変えればかっこよくなりそうなのに、と悔やまれました。まあ性格がオタくさいわけでもないから、難点はやっぱキノコですかね。
ヤマシタトモコさんの作品は、リアル・ダーク・救いがないなど、シリアスなものが多い気がしますが、今回は笑える(失笑)お話で、トントンと楽しく読めました★★
基本的にヤマシタトモコ作品のテンポについていけない私です。
なんか表現が独特なので、ピンとこないと言いますか、あまり感情移入できるタイプではないんですよね。
でも表題作のナルシストとキノコ頭のお話は好きでした。
ヤマシタさんにしては珍しくテンション高めなキャラで、コメディー色もあって、けったいな表現があまりなかったので。
自分大好きなナルシスト東間が幼なじみで腐れ縁のキノコ頭、江城に「おまえおれのこと好きなんだろ」と言われ、いやいや俺が好きなのは俺なのに!と困惑します。でも三歳から一緒なので今更気まずくもなれないという。
今まで自分が1番好きだったのに江城のことを考えると、わからなくなり…
キャラがツボにはまったので楽しめましたね。ナルシスト可愛いです。小さい頃の東間と江城のやりとりがいちいちかわいくて萌えました。
個人的にキノコの目つきが好きでしたね。
全体的に余裕ぶってるけど実は虚勢をはってるだけみたいな人が多かったように思います。
こんな雰囲気を表現してみました…といった感じでヤマシタさんらしい感じの作品でした。
「お前俺のこと好きだろ」という江城の言葉から、二人の関係は変わっていこうと・・・?
だが、幼馴染と気まずい雰囲気になるなんて、逆に無理!
そんな東間は「俺」が大好き。
「俺」さえいれば満足な東間だが・・・。
やはり表題作「YES IT'S ME」と「YES IT'S YOU」が一番面白かったです。
きのこネタにはすごく笑わせていただきました。
江城が本物の「きのこ」で描かれているところが特にツボ。
鏡に映るリアルきのこ・・・。
でもなんだかんだいって髪の毛はきのこでも、
江城は口調や雰囲気はかっこいいと思います。
それに、東間も江城もおしゃれ。
それにしても東間の「俺、大好き!」っぷりはすごいですね。
定期点検・・・笑いました。
ナルシストはナルシストでも、東間のようなナルシストにはイライラしませんでした妙にかっこつけたりしてませんしね^^
そのほかの作品も「現実にありそうでなさそうな」そんなヤマシタトモコさんっぽい作品だったと思います。
「現実にありそうでなさそうな」、または「なさそうでありそうな」
そんな生活に憧れますね~楽しそう。
表題作が一番わかりやすくて面白かったです。
自分が一番好きと言ってはばからない東間。
その東間と20数年来の腐れ縁が続いている江城。
その理由は、「おまえ(東間)がおれ(江城)を好きだから」。
20数年間と言う長い間、ただひたすら自分が好きだった東間と、彼を見守ってきた江城。
お互いの気持ちがわかった後の東間のカルチャーショックと、江城の達成感たるやいかがなものかと思った次第です。
それにしても、レオン三島的おかっぱ頭万歳!!
「夢は夜ひらく」の感想は、はCabのレビューで書いたので割愛させていただきます。
ほかの作品は、あまり心を揺さぶられなかった・・・すみません。
短編集。なんかテーマって「オマエ、俺のことすきだろ」だった気がする。
最初の3作品。ちょっと難しいというか、解りにくい印象あって、堂なのかな~なんて思いながら読み進めていたんですが、表題『YES IT’S ME』ここから面白かったです。
というか、この作品好き。
自分が大好きなナルシスト。もぅ自分しか見ていない。
成績優秀眉目秀麗。何をしてももてた。
そんな自分にいつもついてくるキノコことエノキ。
子供の頃からの幼なじみは仕事についた今もとなりにいて。
そんでもって突然「オマエは俺のこと好きだろ」。
思いも寄らない言葉。しかしそれは確実に心を占めて~という流れが面白かった。
キノコが好き?自分のことよりも、キノコで胸がいっぱいになって、「どうしよう」その顔がなんとも言えず可愛くて、むしろこっちがどうしよう!でした。
エロが無いのは残念ですが、それはそれで許せてしまうだけの力はあるとおもいます。
その跡に控えた、「好きなとこ」「嫌いなとこ」
結論どちらもどちらが好きで仕方ないという風にみえるのがいいですね。
脚にすがり付いて真っ赤にしてる男の顔がツボです。
ヤマシタトモコさんの短編集。
いろいろ入ってました!
表題作もよかったけど・・・『夢は夜ひらく』について語る。
主人公はメイクアップアーティストのゲイ。
女の子になりたくて母親の口紅を使っていたという幼児期。
お化粧をすれば美しくなると信じてた子供は
鏡にうつる自分にお化粧は似合わないと思って
お化粧をするのをやめてメイクアップアーティストになったわけですが
それって何かをあきらめたわけじゃないんだよね。
どーして、美しくなりたいの?
って言わせれば好きな人に好かれたいと思うからで
主人公の刀根は、好きな人に好かれるために
自分にはお化粧を施す必要がないと感じたんだよね。
-美しくなりたいという意思は誰にでもあるもので
それは自由なものです-
ってセリフが、つまり人を愛する気持ち、愛されたいと思う気持ちは
自由なんだと思いました。
ふと、自分は最初誰のためにお化粧をしたいと思ったんだっけ?
と、いろいろ思い出してせつなくなったよ。
さ、最高すぎる…
エロなしなのに、あやふや終わりなのに、こんなに萌えるなんて!
表題作「Yes It's Me」
『おまえ、おれのこと好きだろう』
自分大好きの東間(通称トーマス)が、
幼なじみでおかっぱキノコ頭の一重でクールな江城(通称キノコ)にいわれた言葉。そこから、少しずつキノコのことを意識していく。
自分大好き、自分が一番!なナルシストが、他人に興味を持っていくのって、無自覚さんの自覚ですよね。(好きすぎる設定)
そして、キノコのひょうひょうとしたクールな感じと、トーマスへのスキンシップ。それに翻弄されるトーマスに、いちいちキュンキュン来る!
極めつけには、『待って、行かないでキノコ…おれ…どうしよう…』っていう時のトーマス!それに、珍しく動揺するキノコ!何度読み直したことか!萌え死ぬかと思った!
表題作の他では、特に「目蓋の裏にて恋は踊りき」が好きです。
無自覚さんの自覚。(ここでもか!)
純情少年、中学生な大学生馬原。その馬原に好かれてる感があるけれど、振るにしてもはっきり言ってこない馬原にいらいらする沼上。そんな日々に、イライラもやもや悶々とする沼上。熱い馬原の視線を意識し始めてから、沼上は馬原への気持ちを自覚する。
ヤマシタトモコさんの書くお話って、続きが気になるー!エンドが多いけど、読後、なんか妙にすっきり感があって、不思議です。
いやはや、ヤマシタさんのポジティブって根本に中2病が入ってるんだな。
ってオロオロ、あたふたする男の様が愉快でっす☆
表題作のトーマスときのこ、楽しい。
自分が好きなトーマスよりトーマスが好きだというきのこ。
幼少よりの腐れ縁で一生男夫婦やっててください。
トーマスのうろたえぶりとぶっとびがはじけてますよん。
ちなみにきのこのサラサラヘアーはダブ!?
「目蓋の裏にて恋は踊りき」
もろ中2!沼上、君のほうが子供だよなんて、少々持って行き方が強引な気も。でもこれも好きだなぁ。
「彼女は行方不明」
これは一見BLではないですよね。
でも、この思春期にありがちな、いや大人になってもこんな古林みたいな男はたくさんいて、男の恋心はつぶされていくんだなって・・・
「minun musiikki」
チェリストとピアニストのお話。
チェリストの男はなんかずるいな~結局手に入れてしまうのだ。
「loath!」
勝手にやってて、のろけててください。
「夢は夜ひらく」
女になりたかった男と、女になった男。
Cab連載時に読んだので、単行本になったらおまけで刀根のドラッグクイーン顔が見られるかと期待していたが・・・残念!
ヤマシタさんの引き出し、本当に毎回楽しみです。
たくさん楽しませてもらいました。
ヤマシタトモコ、9月3冊目!
『Love~』は胸キュン恋愛もの(非BL)、『MO`SOME~』はハード。
そして今作はとっても可愛いラブストーリー♪
痛いのも2作入ってますが、比較的甘め。
『YES IT`S ME』シリーズ。これがもーめちゃくちゃ可愛い!
自分大好きイケメン・東間とキノコ頭の幼馴染・江城。
ナルシストにキノコ頭なんて、どっちもキモいはずなのに、めっちゃ可愛くて萌えてしまうのはヤマシタマジック?
二人は一緒に会社を立ち上て、3歳の時から27年間ずっと一緒。
そんな折、江城が東間に「おまえおれのこと好きだろう」と!?
キノコこと江城はなかなかの曲者。
普通キノコ頭といえば“キモい”の象徴。
一見この江城もちょっと…気持悪いw
しかし、性格はいたって男前。あっさりサッパリした性格。
一方東間は世界中で何よりも自分が一番好きな、どうしようもないバカ。
江城に急にそんなことを言われて混乱しまくりの動揺しまくり。
しかし逆に、自分が江城にどう思われているのか不安になってくる。
普通ナルシストな男っていったら気持悪くてたまらないんだけど、東間は信じられないくらいピュアな男で、
三十路っていうより、ダメ男ちゃんですごい可愛いんです。
一方江城もどんどんカッコよく思えてきちゃうもんだから不思議。
なんだかんだと東間に揺さぶりをかけます。
そして、クライマックスで、真っ赤になった東間と、彼から飛び出すそのセリフに注目!
江城と一緒に萌え死にしちゃいますよ!!
描き下ろしは“一緒にお風呂”がテーマなんですが可愛い…!
江城のオカッパじゃない頭にも注目してください!!…意外に男前…!?
めっちゃ可愛いラブコメです!笑えるし、こういう作品待ってた!
『目蓋の裏にて恋は綴りき』
変人天才・馬原と、彼に好意を寄せられていると思い込んでいる沼上。
ホモじゃないから、こっぴどくフってやるぜ!なんて意気込むが…
なんだかんだで恋をしているのは沼上も一緒。
要領のいい真面目男・沼上とクレイジーだけど純情な馬原、二人ともピュアで可愛い♪
『彼女は行方不明』
行方不明になった同級生♀を探す男二人。
切なくて痛い…
『minum musiikki』
オケの仲間で妻子持ちのチェロ奏者に唆されるピアニスト。
これも痛いし歪んでます…ヤマシタ節ですな。
『Loathe!』
恋人同士の話。
短いけど好き。
お互いがお互いに好きな所が好き、みたいな話。可愛いww
『夢は夜ひらく』
BL要素はあるけど、メインはBLじゃない…
男とか女とか、ジェンダーについて考えさせられた。
可愛くって甘くってキュンとする!
そんなヤマシタ作品がお好きな方は、きっとこの作品も気に入られるはず!!