一方的な美しい恋、それで充分だったのにずっと君に憧れてた。

窓辺の君

madobe no kimi

窓辺の君
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神31
  • 萌×218
  • 萌27
  • 中立5
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
28
得点
313
評価数
86
平均
3.8 / 5
神率
36%
著者
雲田はるこ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784904101452

あらすじ

美しい君に恋をした。
「俺 せんせーに興味あって」
見ているだけで楽しくて、私の恋はそれで充分だった…はずなのに。
「してやるから、もう喋るな」
30代半ば、ゲイであることを卑下している内向的な大学助手が
明るくおバカで遊び慣れた大学生に片想い。
ずっと憧れだった彼が突然目の前に現れ、
外見と中身のギャップに愕然とした上に
想像もつかなかった交流がはじまってしまった。

「職業」「リーマン」「はじめて」「身分違い」などカタログ掲載の7編を収録。
描き下ろしを含む待望のファーストコミックス。

出版社より

表題作窓辺の君

農学部畜産科学生
趣味でバラの育種をする農学部助手

同時収録作品GOOD BYE, HONEY

幼馴染で兄貴分
幼馴染で弟分

同時収録作品Lay Down, Sally

同時収録作品はじめて弾く恋のうた

ピアノ教師
ピアノを習いに来たプロボクサー

同時収録作品惡童セブンティーン

高校生、17歳
高校教師、25歳

その他の収録作品

  • GOOD BYE, HONEY
  • Lay Down, Sally
  • はじめて弾く恋のうた
  • 惡童セブンティーン
  • あなたには言えない
  • だいだい色に溶けあう
  • かきおろしおまけ漫画

レビュー投稿数28

長いものには巻かれたい

購入は2012年でした。およそ10年前…遠くまできたものだ。未レビューの本がまだまだある。

◾️窓辺の君
最近、登場人物の心内を文字で見せすぎる作品が多いような気がして。漫画なんだから絵でも見せてほしいと思うんですよ。その点、雲田はるこ先生の作品は一コマ一コマで魅せてきます。何も文字がなくても伝わる、柴田(先生もとい助手)の虚しさよ…

◾️good bye, honey
◾️lay down, sally
振り回す人と振り回される人

◾️はじめて弾く恋のうた
八木澤先生がほんといいとこ無しなんですよ。最後の最後もけっきょく深見くんが勇気出してる。大事にしてくれ!

◾️悪童セブンティーン
色々と厳しくなってるので、この物語の導入も今だったら無理かもな。間宮はなんでこんな男が好きなのか。理屈じゃないんだな〜

◾️あなたには言えない
◾️だいだい色に溶けあう
この両作品を見たあとの静かな熱さ…
「あなたには言えない」で感じた青二と「だいだい色に溶け合う」の青二の違い…確かに同一人物ではあるのに。あくまでも短話なのにここまで魅了してくる。初コミックス収録とは思えない傑作。

0

甘さの中にも棘がある

作者さん買いです。
雲田さんのデビューコミックなのですね。
イラスト入り手書き目次が可愛い。
7話のお話が収録されている短編集でした。

中でも表題作「窓辺の君」と「あなたには言えない」「だいだい色に溶けあう」が良かったです。

窓辺に見える彼をただ見てるだけで良かったのに、その彼からつきあってと言われて…なお話なのですが、想像していた彼とはかけ離れていて、しかも単なる興味本位で付き合いたいと思っている。
後から後から悲しみが溢れた というモノローグとともに、陰で泣いてる描写には胸が痛みました。
ハッピーエンドになりそうで良かった、ホッとしました。

「だいだい色ー」は「あなたにはー」の前日譚になっていて、過去に突然いなくなった恋人から手紙が届くというお話なのですが、どういう経緯で姿を消したかが描かれています。
恋人の居ない世界は地獄のようだと思いながらも、去らなければならなかった青ニと、突然恋人に去られた礼の気持ちを考えると辛くて。
最後のページ、ここで終わるんかと。これは罪です。心を持ってかれました。
読み終わってからもう一度「あなたにはー」を読むとまた違った味わいがあり、どうしようもなく胸がヒリヒリ痛みますがオススメです。

他のお話も可愛かったり、ほろ苦かったりと色々な感情を引き出されるお話ばかりで、読んで良かったなと思える作品でした。

0

みんなかわいい愛くるしい

先生の初単行本。
短めのお話7篇収録。
メルヘンな表紙デザインと絵でBL…少女漫画チックなのかしら…と思ったら確かにそんな雰囲気だけれど最初の表題作からエロいシーンがさくっとあり、おお!となった。
絵もラフな感じかななんて思っていたら、いやいやめちゃ美しい✨

人物の表情が皆、愛くるしくて。キャラも一筋縄でいかない憎めない奴が多くておもしろい。

「GOOD BYE HONEY」のヤスとかw
私はてっちゃんが渋くて好きだけど

「悪童セヴンティーン」の間宮の悪童っぷりが悪いやらかわいいやら色っぽいやらでめちゃ笑った。相手の先生のちょろさがまたおもろい。

キャラ皆、表情がくるくる変わってかわいいの何の
横顔や斜めのお顔がめちゃ色っぽかったり、相手のことを「かわいい!」という顔がこれまたかわいい。
エロいシーンもめちゃ色っぽい。

「あなたには言えない」の後にその過去篇「だいだい色に溶けあう」を読んで先のあなたには〜の話がまたよくわかるってのがよくできてるなぁと。
んで、それまでのお話はさらりと楽しかったのに対してこの2篇は深めで切なかった。
短いお話なのにこんなじーんとくるのすごいなと思った。

あとがきの雲田先生の自画像の雲助ちゃんが超かわ。
無類のどS好きとありちょと笑ってしまったw
間宮がどS1位というのもw

0

その後は読者の想像にお任せ

 どの作品も雰囲気があって、起承転結もしっかり楽しめる短編集でした。ただ、すごく余韻の残るような作品はなかったかな。読みやすい分、さらさらと流れるように読み終えてしまいました。雲田先生の短編集は『ばらの森にいた頃』が私の中では一番です。

◆おやすみ、サリー
 人気作家とマネージャー。こちらはマネージャーの高村が魅力的なキャラでした。ずっと好きだった作家のサリーのマネージャーにまでなり、一番近くで彼に寄り添いスケジュール管理などを任される幸せ。それを噛み締めている高村が健気で可愛い。よくある芸能人とマネージャーものとは少し雰囲気が違い、サリーがあらぬ疑惑をかけられ捕まってしまうので、短いページの中で2人が甘い時間を過ごせるのはさらに僅かな間なんです。そして、終わり方も呆気なくて寂しい。でも、読みようによっては未来の2人に少し希望も見出せるような、けっして暗くはない作品でした。

◆はじめて弾く恋の歌
 初めての敗戦で燻っているボクサー深見と、彼にピアノを教えることになる八木澤。絶対王者が負けた時、悔しさや憤りの前に、どこかホッとする気持ちには共感しました。前を走る者が1人もいない、誰かに追いかけられるばかりのプレッシャーって、きっと想像を絶するものだと思う。追いかけている方が気持ちは楽ですよね。そうしてボクシングと少し距離を置くことになった深見は、ピアノと八木澤に癒しを見出していきます。心ない他人は王者の転落だとか、腑抜けたとか言うかもしれない。でも、本人にとっては今まで以上に甘美で、心が落ち着き満たされる日々かもしれません。何が幸せかは人それぞれ、ということを改めて胸に留めておきたいなと思いました。

0

それでも、どうしてもどこかに哀を感じ取ってしまう……

これがデビューComicとは驚きです。
なんだかもうすっかり雲田さんの世界が確立されています。
強烈な個性なんだけれども、画質がホンワカなので、
それが緩和されているという不思議な作家さん。

この本は短編集で、短いお話しばかりなのですが、
どれもきっちりとは完結しているとは言いがたいイメージ。
その物語の先なり、裏なりを、読者に任せるというか、
解釈の仕方によっては、ハッピーエンドにもバッドエンドにも読めるという。

人それぞれの読み解き方に任せる感じが、
好き嫌いを分けそうです。

私はこういう感じはちょっと苦手ですかね。
しっかりと結末が見える方が好き。
ぼんやりとしていても、
せめてハッピーエンドかアンハッピーかは分かるくらいがいい。

それでも、どのキャラクターたちも暗い顔をしていないのは救い。
そこがまた雲田さんの個性になっている感じ。

何処にも暗さが漂っていないところを評して、「萌×1」で。

0

切なめ短編集

表紙を見た時、あれ?女の子がいる…と思ってしまいましたwwBLコミックなんですから男の子ですよね…すみません…w
この漫画は短編集なのですが、どのストーリーも素敵なストーリーで色んなお話が書ける人だと改めて雲田先生に感動させられました…
表紙の2人は、大学生と教授助手なんですけど竹宮くんの顔と性格のギャップにはびっくりでした!
タイトルにもなってる窓辺の君は個人的にはそこで終わっちゃうの?という感じでしたが柴田先生の勝手な思い込みから始まる2人のやり取りは可愛かったです♡
たくさん詰まってる短編集の中でも、1番好きなのはおやすみサリーです。一夜限りの関係のほんのり切ないストーリー好きです…。
はじめて弾く恋のうたは、プロボクサーなのにどこか子供っぽくて可愛い深見くんが最後にやって来て告白?するシーンが印象に残ってます…!
悪童セヴンティーンでは、雲田先生がお好きなロン毛?の間宮くん最高に可愛いです!更に女子高生大好きな後藤先生のアホっぷりも面白かったですw
あなたには言えないとだいだい色に溶けようは、繋がっているお話なのですが、後者はどうしようもない切なさが印象に残りました。好きなのに結ばれないというのは本当に辛いです…。でも石浪さんも黒木さんもしっとりしたエロさ全開なんで読んでてやばかったですw
つい、長くなってしまいましたが色んなお話が詰まっててとても面白いお話でした。

1

う~~ん

「窓辺の君」
ハッピーエンドなのか何なのか私にはよく分かりませんでした・・・
こういうタイプのノンケはあまり見たことがなかったので面白かったです(^^)/
両想いのような片思いづらいですね;

「GOOD BYE. HONEY」
幼馴染ホモっていいですね~
私的にCPが逆なのでアレでしたが笑

「おやすみサリー」
悲しくて仕方なかったです;悲しい話が多いですね雲田はるこ先生は
あんな終わり方なんてつらい;;

はるこ先生の作品は友人に借りて新宿ラッキーホールは読んだことがあっ
たのですがエロの描き方がやはり苦手で・・あと話がハッピーエンドな感じ
があまりしないのでハピエン好きでシリアス苦手マンなので好みの雲田
はるこ先生の作品と出合うのは難しそうです_(:3」∠)_

1

大好きな短編集

ファーストコミックスだというのにこの完成度…素晴らしいとしか言えません。
それぞれのお話にテーマがあって全然違うお話なのに、全てしっかり雲田さんの世界にハマっててどれも良かったです。手書きのタイトルも可愛いw

特に好きなお話は最後の『だいだい色に溶け合う』です。そのひとつ前の『あなたには言えない』というお話に出て来る青二くんと礼ちゃんの過去のお話なのですが、現在野々瀬くんと付き合ってるクールな礼ちゃんですが、青二くんと付き合ってるときは本当にすごく青二くんの事が好きだったんだなとわかります。あんな別れ方しちゃった過去があるから野々瀬くんに対しては青二くんの時とは違う風な付き合い方なのかなぁとなんか想像できます。
二人のハマっていくサマがすごく魅惑的というか、恋による依存とどうしようもできない理由で断ち切らなければいけない辛さがすごく絶妙で、最後のシーンの青二くんと礼ちゃんの告白の場面がすっっっっっっごく切ない;;青二くんは別れを決心して「大好きや」といい、礼ちゃんはそれに気づかず嬉しそうにちょっと照れながら「おれもだよ」というシーン。もう泣きたい。
本当は過去の話なので『あなたには言えない』の前にきてもいい話ですが、敢えてこの順番にすることで、最後のシーンで何を物語ってるかがよくわかる。しかもそれで終わりなのが切なさを増してる。すごいです。ここまで切なくて妖艶なお話は今まで読んできた中で他にないと思います。

6

コミカルでシュールで切なくて

雲田さんの初コミック♪

やっぱり人気になる作家さんの初物ってどれも素晴らしいですね。(。-_-。)
読み切りを一冊にまとめた本です。

ん〜バラエティ豊です。代表の窓辺の君は切なくて綺麗なお話です、、、いや綺麗かな?
窓辺から見える憧れのあの人、彼を思い作った薔薇
ラストの彼がその薔薇にキスする姿はうっとりしてしまいます。

グッバイハニー
(。-_-。)ダメダメ攻めワンコと男前受け様てっちゃん!
ほだされてなし崩しで流され流され、抗うけど流され(笑)
可愛い〜てっちゃん!幼馴染のリーマン話しです。

悪童セブンティーン
美しき恐ろしい倫太郎の腹黒さがたまらないです。
おバカで変態教師を好きになり、弱みを見つけてなし崩しに体に快楽を教え込む倫太郎。
倫太郎のセーラー服でノックアウトしたダメ教師がたまりませーん。

他にも読み切りありますがお気に入りの作品をレビューしました(。-_-。)

3

バラエティ豊か

様々なテーマがありキャラクターも個性的でバリエーションがあるので凄く楽しい作品です。
賑やかな印象がありますが、別離やバッドエンドなどがピリリときました。

私はリーマン物のヤス&テツの話が凄く可愛くて大好きです。
あと身分違い物の生徒×教師。
雲田先生の描くおバカキャラはなんともいえない愛嬌があるので大好きですw
ヤスはもろにツボでした。

0

雲田先生の初コミック

「窓辺の君」 

 表題作でもあるこのお話は、大学の先生である柴田が、自分の研究室から学食の竹宮をそっと見ているという、切ないような、痛ましいようなお話です。その後柴田は、念願が叶うのですが、読後は、どこかやるせなさが残ったお話でした。

 「GOODBYE,HONEY」

 やすとてつは幼なじみなのに、実は、やすはゲイでてつのことを恋愛対象として見ているのです。そんな二人が同じ会社で働くようになったから大変です。(笑)
 会社でもてつに対して好き好きとアピールするやすは、かなり甘いです。いつか会社内で二人の関係がばれるのではないかと思ってしまいました。

 「Lay Down,Sally」

 人気絶頂の最中にいるサリーは、暴行罪で逮捕されてしまいます。このお話はその数日前からを描いているのですが、マネージャーの高村とのやりとりがまた切ないお話です。
ずっとサリーのことが好きだった高村ですが、別れの直前になってサリーから持ちかけられるシーンは、読後まで寂しさが続きました。

 「初めて弾く恋の歌」

 ボクサーの深見は、ロードワーク中にいつも通っていた矢木澤のピアノに興味を持ち、矢木澤の元を訪れます。
 「途方もない孤独を埋める何か」のためにピアノがあるのか、矢木澤がいるのか4などなど結構考えさせられました。
しかし、最後はちゃんとお互いの気持ちが通じ合ったようでよかったです。

 
 他にも、「悪童セブンティーン」や「あなたには言えない」「だいだい色に溶け合う」なども収録しているのですが、切なかったり笑えたりするお話が1冊にまとまっています。

1

好みに左右される

雲田さん大好きなのですが
この頃はそうでもなく、表紙買いをした作品でした

ピンクの花を耳にさしているロン毛男子
頬をそめながら見ている真面目目がね男子
良いなと思い購入して
中表紙見てびっくりだった記憶があります
口絵かな?

・窓辺の君
タイトルの通りです
窓辺から見える君にドキドキです
しかし実際の君はかなり違う人
結果としてハッピーエンドなのですが
心から良かったですとはいえない気分がしました


・グッバイハニー
受けはかわいい
攻めもかっこいいのですが、暴力はいや
暴力がなかったら良かったです

・おやすみサリー
サリーのその後はどうなってるのか
気になりすぎてます
終わった感じがない

・はじめて弾く恋のうた
ボクサーが心のケアのためにピアノをならう
先生と体の関係を持つ、距離をもつ
引退する、再会する
ハッピーエンドなのだと思います
ボクサーというストイックなものは難しいと
感じました
雲田さんの絵柄が優しいためイメージしにくい
作品でしたが
精神的には好きな作品です

・悪童
先生と生徒
結果的には安心できたのですが
女子高生のセーラー服匂いかいじゃうような
先生はダメです
雲田さんならではの展開でごまかされる部分が
ありましたが
自分のなかでの未消化は残りました

・あなたには言えない
非常に好きでした
切ない
切ないですが、好きだからこその
別れとか、どうにもならない時期にだとか
それは言い訳だと思います
結婚して子供がいて
おこの部分がなければ大好きな設定でした

全体の作品として全てに
わだかまりを感じました

中立にしたのは、それでも雲田さんの
良いなと思える部分がやはり
あるからです

0

おやすみサリーで心射抜かれました

雲田先生の絵柄すごく可愛くてずっと気になっていたので、
やっと読めた!という感じです。

窓辺の君と、GOOD BYE, HONEYは
甘い恋愛のイメージで可愛いなーと。
なるほどこういう感じか!って思って淡々と読んでました。

しかし、次のLay Down, Sallyで雰囲気ガラっと変わりました。
高村の健気さとサリーさんの男っぽさが素晴らしい相性で
話の流れも終わり方もなにもかも素晴らしかったです。

そして次のはじめて弾く恋のうたですが、
これもまたすごく良かったです!
深見が最後に八木のところに戻ってくる最後の1コマにほっこりしました。

悪童セヴンティーン、あなたには言えない、だいだい色に溶け合うの3作品も
終わり方が全部素敵で、読み終わりの後味がとっても良かったです。

読んでよかったと思える本でした!

2

薔薇が咲いた 薔薇が咲いた

真っ赤な薔薇が 寂しかった僕の心に 薔薇が咲いた by真木蔵人父
昭和の名曲です。

本編の薔薇は真木蔵人父の薔薇ではないみたいです。
新しい新種の薔薇だそうです。
君の為に『世界にひとつだけの花』。
ロマンチック大爆発ですよ。
そりゃあ 落ちるだろう。
情熱が伝わりますからね。
二人はお互いの事 実はこっそり好き同士だったから
コトが及んでもスムーズだったんだよね。
絶対これは リバですよ!
どっちも可愛い乙女ちゃんだから。



0

つぶらな瞳・・・

ふんわり優しい雰囲気を醸し出す素朴な絵柄がいい。
目の中のハート、書き文字等、表現が昭和で好みが分かれる絵柄だと思うけど
私はあの柔らかい感じが好きです。
でもふんわり素朴なふりしてキスシーン・Hシーンの色気といったら・・・。
顎の角度、合わさる口元、顔を包む手、とてもしっとりしてて
ハッキリした描写は無いのに十分エロいです。
あと、黙ってても何か言いたげなつぶらな瞳がいいなあ。。
あの瞳からでっかい涙がボロボロこぼれるのがこれまた可愛い。
S気というよりも小悪魔タイプな子がいっぱいいた気がします。
雲田さんといえば「野ばら」が高評価ですが、私はこちらの作品の方が好きだったかな。

最後に超個人的なツボ→胸板と腕の付け根(爆)
シャツのしわの感じもいいし、脱いでもよかった!

2

ちょっとヘンこそ愛しいぞ

表紙はちょっと昔の少女マンガ風の絵ですが、
口絵には釘パイプにロンスカセーラー服の男の子。
一体これはどんなとんでもマンガなのかと身構えたのですが、
シリアス、ギャグのバランスが絶妙で、
どのお話にも相手を放っておけない愛おしさが溢れていました。
おバカな男子のしょーもなさと可愛さには、
うっかりほだされてしまっても頷けるというものです。

喜怒哀楽の表情が豊かで、他愛もないやりとりもユーモラス。
また、主にメイン2人だけの話でも、
描かれていない彼らの生活が想像できる余白があります。
雲田さんは人と成りからお話を作るのが上手いですね。
きっと、好みの女子の制服を嗅ぐヘンタイ教師は、
ドSの男子生徒にいじめられながらも、
結局ヘンタイ路線を突っ走るのだろうし、
腐れ縁の幼馴染みに振り回されるてっちゃんは、
今日とてヤスを遠慮なく殴り倒しているのでしょう。

中でも、傍若無人な作家と彼のマネージャーとのお話は、
一時確かに交わされた愛情を感じるも
物淋しい余韻で幕を引く所がお気に入りです。

雲田さんの、むっちりでないのにやわらかそうな体の線
(特に胸から下腹にかけての柔らかさ)と、なで肩の男性の色気は
素晴らしいものがあります。
各話の題字や目次が手描きという所からも、
描く事を心底楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきました。

2

独特だなぁ…。

ものすごく独特の雰囲気があったような気がします。
絵もなんだろう。
少年マンガ…じゃないんだけども、少女マンガでもないし…。
なんか独特。

「悪童セヴンティーン」
結構好きかも。
いや、マキオの変態さ加減には正直ドン引きレベルでついていけないものを感じないでもなかったのだが(制服の匂いで間宮が誰の着てるか当てちゃうあたりとか)
間宮の強気な感じが結構好きなんだと思う。
間宮が女子の制服着てても変態には見えないし(何の基準)
これから思う存分、間宮にかわいがられればいいと思う(笑)

「あなたには言えない」「だいだい色に溶けあう」
ちょっとなんだかせつなかったです。
黒木がなんか好き。
こういう雰囲気の子いいなぁ。

0

クセになるテンポ、和みの中にひとつまみのスパイス

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
今後、この方の作家買いを決意しました。

他の作家さんでは味わえない独自の世界観が確立されているかどうかが、作家買いするかどうか個人的な分かれ目です。
雲田さんいいです、物凄くストライクゾーンにきてしまいました。
ゆるふわ空気がたまらない…でも油断したらちくんとくるこのしょっぱさ加減がお見事です。
キャラ作りとコマ運びのテンポが非常にたくみで、たっぷりの台詞を読むのが全く苦痛じゃありませんでした。
個性際立つキャラクターの毒をノスタルジーな絵柄とぽんぽん飛び出す台詞が上手くオブラートに包んでくれて、癒し系の漫画とも違う和み空間があります。
タイトルが全部手書きなのも素敵だな。

笑いと、和みと、少しの切なさと、真面目と不真面目と、優しさといじわる。
成就する恋もあればしない恋もある。出会いと別れも。
…これは大変クセになるなあ。何度も読んでます。

短編7話+書き下ろし2話を収録した1冊。
肩の力を抜いて読める、ぎゅむーっと詰まった最高の短編集だと思います。
は、は、初コミックスですと!!(衝撃)
東京漫画社のアンテナがずば抜けてるのか、縛りがあんまりないから(と噂でよく聞く)これだけ作家色に富んでいるのか…ナイスマーブル!

5

珠玉の短編集でした

面白かったー。
かわいい!
どの短編も、王道でありきたりなストーリーっぽく見せかけて(?)、常に予想の上をいくヒネリのきいたお話ばかりで、読んでてニヤニヤ笑いが止まりませんでした。
エッチなシーンはほとんどないのに、ここまで読ませるというのは、かなり実力があるのではないでしょうか。

ドSというよりプチSな登場人物が多かったかな。
愛情やら優しさやらが根底に流れるS様ばかりで、そういうS様に軽くイジメられてる相手役が、不憫というよりめんこかった。

『あなたには言えない』っていう短編が一番好きでした。
なんかちょっと涙が出そうになっちゃったよ。

1

表紙に騙されてください!!

表紙のふわゆるロングにピンクの頬、薔薇!!
みなさんのレビュー通り、少女漫画チックの絵柄がアナタを裏切ります(もちろん良い意味で)w

特に好きな話は、はじめて弾く恋のうた。
初防衛戦でKO負けてしまったボクサー深見と、彼のカウンセリングを兼ねてピアノを教える事になった講師八木澤のお話。
ボクサーは黒髪に包帯にパーカーのかわいこちゃんですw
キャピキャピしているのよりも、たまに見せる笑顔のがズキュンときますね。
このコが受けか攻めかわかりませんが;

悪童セヴンティーンもテンポが良く、とてもおもしろかったです。
いや、もう他も全部良いですw

他にもサリーさんとか間宮くんとか、素敵なキャラ沢山です。
黒髪、眼鏡、ロン毛、ヒゲ、ホクロ…などなどポイント萌えも可能ですよ。

4

まさかの名前萌え!?

私の心をつかんで離さない方がいます・・・
「悪童セヴンティーン」の間宮倫太郎君ですv
Sっ気たっぷりなのに先生に対して見せるかわいい表情やラストの決めゼリフはツボど真ん中でした(人*´д`).+゚*。:゚
ん?待てよ。。。もしかすると私は名前に「倫」とつくキャラに弱いのかもしれない・・・今まで出会った「倫」君にはもれなく萌えています。
正確に一貫性があったわけではないのに不思議です。

(全然参考にならない感想書いてすみません)

0

言葉にできない気持ち

表紙を見てずっと気になっていて、こちらのレビューを見て購入しました。
かわいい感じかなあと思っていたのですが、口絵を見てびっくり。全くイメージが違いました(笑)
その意外性がよかったです。
最近ぽい絵かなと思っていたので一昔前の少女漫画風にもびっくりしましたが、そんな絵柄で結構ヒドイことをいうドSキャラ率高!!というところにもびっくりでした。作者さんが無類のドS好きだとか。
私は、そんなドSにいじめられ、目にぶわっと涙をためてる子の顔にきゅんきゅんしました(笑)エッチシーンはほとんどありませんが、むしろ泣きそうな顔や泣いてる顔がかわいい!色気のある絵柄なので個人的には満足でした。

ストーリーは、さすが東京漫画社さん、という感じでとても独特です。今までにあんまりないタイプではないでしょうか。
楽しい話も切ない話もあったのですが、そのところどころに、上手く言葉にできないような気持ちになるような話があったのが印象的でした。もちろんいい意味で。なんだか簡単な言葉に置き換えてしまうのは、違うような…そんな気持ちになりました。是非この感じを、いろんな方に読んでもらいたいです。
個人的には、この本の中では少し少し異色作品の「だいだい色に溶けあう」がすきでした。先が見えてるラブストーリーに、回想のようなモノローグがとっても切なかったです…。ずるいです。

多彩なストーリー満載の短編集でした。
「あなたには言えない」と「だいだい色に溶けあう」はリンク作品ですが、あとはみんな別作品です。そのくせみんな一癖二癖とあるので、キャラがちゃんとたってます。
絵柄がかわいすぎだなあと思って躊躇っている方は是非是非お試しあれ。

6

かわいいのに、いぢわる

Cab VOL.1 に載っていた作品が、かわいくて好みだったので買ってみた、バラに囲まれた表紙もかわいらしい、初コミックス

作者さんはドエス好きって後書きで言ってはるけど、みんな可愛らしいエスさんっぷりで
例えていえば、健ちゃんや岸尾くんや平りんがSな攻めやってる感じ

ラブはあるけど、受け攻めのボーダーは限りなく曖昧
モロなシーンもほとんどないから、実のところは
どっちなの?どっちもあり?
っていうか、
その外見とのギャップがおもしろい。

まだ初コミックスということで、ワンテーマの短編ばかりの収録がちょっと物足りない。
最後の2編は関連作で、視点が変われば、雰囲気もずいぶん変わって、いい感じなので、次は、テレビくんの気持ち(松本ミーコハウス) みたいな、ちょっとずつリンクしながらの連作短編集とか読んでみたいな。


ちなみに脳内キャスティングは
表題作「窓辺の君」の学生の方、竹宮が健ちゃんで、助手の柴田がダイサク
「GOOD BYE HONEY」は、てっちゃんがかっきー
「おやすみサリー」はサリーがひらりん、マネージャー・高村はてらしー
「はじめて弾く恋のうた」のボクサー・深見がかっきー、ピアノ講師矢木沢は一馬さん
「悪童セブンティーン」高校生・間宮がダイサク、教師・後藤が健ちゃん
「あなたに…」「だいだい色…」助手・野々瀬が健ちゃん、黒木礼がひらりん、石渡青二が一馬さん
という、受け攻めクロスキャスティングでお願い。
(声優さんの呼称は私流も混ざっているので、どうしようと思ったけど気分のまま私流。
一応、健ちゃん=武内健、ひらりん=平川大輔、ダイサク=岸尾だいすけ、かっきー=柿原徹也、てらしー=寺島拓篤、一馬さんは堀江一馬さん)

1

こんぺいとうみたいに、甘くてちょっぴり凸凹してる。

なつかしの少女漫画風タッチBL
昭和の香りがそこはかとなく漂いながらも新しい。

ショートストーリーが、ぎっしりv
どれも、こんぺいとうみたいに小粒で甘いけど
凸凹尖がってる感じがしましたv

とにかく、かーわーいーいーv
そんでもってセンチメンタルv
きゅんきゅんv

かわいくて切ない話ばっかりなんだけど
「悪童セヴンティーン」は、攻めがセーラー服着てるとこに
どっひゃーvと萌え指数MAXでしたっ!

しっかし、こんな作風の作家さんもいらっしゃるんですねぇ~v

1

ひとめぼれです

表紙に一目ぼれして買いました。
とにかく絵が可愛い!
中のモノクロも味があって可愛かったです。
80年代の少女漫画か!?と思うような描写があったり、でも着てる服は何気なく可愛かったりで、隅々まで楽しめました。

内容も一昔前のジュネとBLの間…みたいなノリでほほえましく読みました。
中でもマニア心をくすぐられたのがセーラー服を着た生徒×先生というカップリングでしょうか。
ドタバタものもしっとり切ないのも、バランスよくてするりと読めました。

次も単行本が出たら、ぜひ買おうと思える一冊でした。

2

コメディーもシリアスもいい

どれも目の付け所がちょっと変わっていて、大満足しました。
■窓辺の君(職業)
真面目でヘタレな先生と彼が改良した薔薇「窓辺の君」、傍若無人だけどどこか憎めない畜産科学生、農業系の大学でほのぼのまったりチョイエロの可愛いお話になっております。
■GOOD BYE,HONEY(リーマン)
恋人?が入社してきて・・・“クサレホモ”のヤス(受)が大変いい性格をしていまして、コワモテだけど結構常識人のてっちゃんを振り回します。営業の挨拶回りだとか、飲み会だとか、会社の人間関係だとかを上手に絡めたコメディ、と言うより新喜劇?
■Lay DOWN,Sally(バッドエンド)
売れっ子作家サリーとそのマネージャー高村の、結局別れることになるバッドエンドのお話。才能溢れる男に惚れてしまい、どんな我儘にも尽くし、暴行罪で逮捕されると分かっていながらもなお、サリーのことを思っている高村は、健気でいじらしいのですが、最終的に“逮捕”で幕を閉じることになった才能溢れる男が引きずる虚無感のようなものに哀しさを感じました。
■はじめて弾く恋のうた(はじめて)
デビュー戦から負け無しだったボクサーと彼にピアノを教えることになった男のお話。若くして上り詰めた者の辛さ、大人としての立場や寂しさなどシリアスなお話になっていて、しみじみ優しさを感じることができます。
■悪童セヴンティーン(身分違い)
教室に置かれているセーラー服の匂いをかぐことを覚えてしまった教師・後藤は、その瞬間を生徒・間宮に見られてしまいます。そこから、間宮に振り回される生活に突入する後藤なのですが・・・そもそも後藤は変態でM気質、間宮は可愛い仮面の下がどす黒いドSなので、うまい具合に補い合っているのです。
中でもセーラー服の使い方がもう、エロくってたまりません。さらに間宮の緩急自在な翻弄の仕方がいっそ心地いいし。なぜかこの本の中で一番のお気に入りです。
■あなたには言えない(三角関係)
既に新しい恋人・野々瀬がいる写真家・礼が、新人写真賞受賞をきっかけに、野々瀬を連れて元彼・青二に会いに行くお話。
それぞれが言葉に出さず、引きずったままの中途半端な気持ちにけりをつけ、新しい生活に踏み出す3人の切な温かいお話です。
■だいだい色に溶けあう(攻×攻)
恋人同士だった頃の青二と礼のお話。
写真家としての才能があり自信家でもあり将来の展望も考えている礼と、同じものを目指していたはずが礼に乞われるままにヌードモデルを務め、彼とのセックスに溺れ、自分の才能に行き詰まりを感じてしまった青二。
セックスにおいては青二が攻ですが、二人の精神的関係としては明らかに礼が攻なのです。「大好きや」「俺もだよ」と言いながら別れなくてはならない二人が悲しいです。

もっと書きたいのに字数が足りない!

5

裏表紙のつなぎ姿に購入

 乙女チックな表紙でなかなか好みだなと思ったのですが、ひっくり返すと表紙で薔薇の花を髪にさしていた綺麗な青年が、つなぎ姿だったので即買ってしまいました。
 ギャップ萌え……というのでしょうか。しかしこの場合、ギャップが萌えにはなってなくて、主人公は美しい青年のギャップに絶望しているのですが……。

 ここに収録されている作品は、全部テーマがあって描かれたようです。

 個人的には「Lay Down Sally おやすみサリー」が好き。脚本家とマネージャーの話。「バッドエンド」がテーマらしいですが、全然バッドエンドではありませんでした。健気なマネージャーが可愛いのです。

 コマ割りが細かくて、昔の少女漫画みたいで好みでした。短い話をぎっちり読むのもいいけど、長いのも読んでみたいかな。エロももうちょっと欲しいかな。
 もっともっとと思うところも多かったけど、次に期待です

3

ずっときみにあこがれてた

面白かった(,,・∀・,,)ノ!
表紙の淡い感じがすごく魅力的だったんですが、中はどうだろう・・なんて思ってたんですがこれまた問題ないw初コミックスとは思えない仕上がり。
ここの出版社は相変わらずのクオリティw
表題「窓辺の君」は、ずっと窓ごしに眺めていた憧れの麗人。
本を読むその美しさにずっと憧れを抱いていた。しかし、実際に対面してみるとそのイメージはどんどん崩壊していくのだが・・?!
この独特の世界観は面白いです。なんていうんでしょうな~なんか独特の雰囲気を持っている。今回も、あこがれて、美しい。あんな人と・・と思っていたものの、ギャップに苦しみ、好きだと思っていた相手からの思いもしない言葉にもとまどい・・・というのがなかなか。
他短編も、コミカル・・・とはいいにくい雰囲気をもってはいるものの惹きつけるものはもってるんじゃないでしょうか。
今後に期待な作家さんがまた一人増えてうれしい乙w

4

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