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mayou otoko
①迷う男
受ちゃん(さん?)がとにかくぶっ飛んでます。あらゆるものが音痴というか、、行動がまるで予測できない。これはちゃんと付き合い始めても攻くん苦労するだろうなあ。振り回す系受は嫌いじゃないですが、大の大人がここまで、だと、個人的にはちょっと『オオゥ・・・』となってしまいます笑。
②Heaven
複数の意味でヘヴン・・・!新入生がユーレーにいたずらされちゃう話かと思ったら、、意外なCPでした。寺の息子のおかげで急展開です。こんな強引な話の進め方があるのか!と感心?しました。
◆迷う男(表題作)
受けの御園生のとんちんかんぶりに好みが分かれそうですが、私はそれなりに楽しんで読めました。方向音痴なだけでなく、攻めの滝川に真っ直ぐ迫られても、その想いを明後日の方向へ跳ね返らせてしまうような鈍感さ。ちょっとくどいかなと一瞬思ったりもしましたが、あくまで茶目っ気あるキャラクターとして描かれているので、そこまで苛々はしませんでした。ただ、滝川が御園生に絆されるのが早過ぎたような気も。体の関係先行なので、もう少し惚れ合うまでの過程も読んでみたかったかな。
◆Heaven
幽霊×人間かと思いきや、まさかの幽霊×幽霊だったので驚くと同時に、斬新でいいなぁと思いました。現世に未練のある者同士、同情などから慰め合うわけではなく、ちゃんとお互いへの想いがあった上で抱き合ってくれるので、幽霊同士でもストーリーとエロさは共に満足感がありました。今まで攻め側だった方が受けに回るという展開も良かったですね。
当初、「Punch↑」を読む以前にこれを読んでいたかと思うのですが、今思うと。
御園生さんの全ての元凶は牧さんだった…。というお話なんですねー。牧さんもですが、御園生さんも「Punch↑」以前と以降ではキャラがだいぶ違うので、これはスピンオフする必要あったのかなぁ。って、今更ながら思います。変態御園生が、丁度いい相手に出逢ったという話でいいような…。
御園生は道に「迷う男」ではあるものの、何だろう。「揺れる男」なのかな。自身の性癖を「探す男」??
とにかくハタ迷惑なこの男と弾みでエッチしちゃったから、滝川くんはすぐ様恋に落ちる‼︎わぁ。早っ!
ノンケの癖に早々男のモノを咥える事が出来るものかなぁ。滝川くんも素質ありまくりで、読んでる側は若干引きます。それだけ御園生さんが「魅惑の男」なんでしょうけども。
御園生さんが牧さんに憧れて、焦がれて。自分をカッコいい牧さんのオンナとしてしか見てもらえなかった事に不満で。それで牧さんの元を去ってしまった。そのくせ憧れていただけあって、牧さんの仕事そのものに影響を受けまくっている。牧さんは、本当に天才なんだなぁと思うし、カッコいいんだろう。浩太の前では形無しだけれども。
しかも滝川くんは若いけれど、牧さんに似ている‼︎ 寝ぼけた御園生さんが勘違いする程に。
自分の性癖に戸惑っていると言うものの、御園生さんの好みの大前提は牧さんなのだ。
パラレルワールドで、御園生さんと牧さんが付き合っても、それは合ってたんじゃ無いかと思わないでも無い。カッコつけの牧さんがヘンタイ出来ていればね。浩太には申し訳ないけれど、この2人が付き合っていた甘かった「あの頃」もちょっと見てみたい気もしてくるのだ。御園生さんのヘンタイっぷりを見ていると、牧さんのヘンタイなんて可愛いものだと思えてくるから不思議。
後に彼らを軽く上回る渋沢さんが出てくるのはまた別のお話。鹿乃先生の描く世界は濃ゆい。
エチはもちろんのこと濃ゆい。ご開帳エチ、すんごい。
同時収録は未練タラタラ過ぎて幽霊と化した2人が恋を成就する「Heaven」
「Punch↑」の番外編や、他にも短編であったかと思うけど、鹿乃先生は幽霊モノがお好きなようです…。私はちょっと苦手ジャンル。けれど、シュールでコミカルなこの作品はハッピーエンド。
想いの強さは死んでも失くならない、っていう鹿乃先生のロマンティックなところを垣間見た様な気もします。
他、鹿乃先生の想いの丈を描かれたコラムチックな描き下ろしも収められていて楽しい作品集です。
鹿乃先生はワンコを飼っているのに猫描写が細やか。そしてワンコ描写が雑なのは何故なんだろう??と、いつも思います。
相変わらずのシリーズですね!
牧がいかに遊んでいたかが分かります。
シリーズの中でも、滝川×御園生は好きなカップルです。
『迷う男』って、いろんな意味が込められているんですね。
道に迷う方向音痴の御園生と御園生という謎の生命体との関係に迷い込んだ滝川。
そして、自分の性癖や恋愛感情や仕事や…様々なことに迷っている。
でも、それって2人が悩んでいるほど複雑じゃないんですよね。
ただ、お互いが好きで必要としてるってこと。
色々なプレイもあり楽しめましたが、2人の恋の行方の方が気になりました。
それだけストーリーが面白いということです。
Punch↑はまだ続いていますので、いつかまた滝川・御園生CPもフューチャーして欲しいです。
年下×年上の魅力が詰まってます!仕事はデキるけど天然な不思議系受けの御園生と、それに振り回されまくるワンコ攻め樹のお話。
恋愛にも道にも性癖にも迷いまくってるふたり。
どちらも憎めないキャラで、話もいちいち可愛くて面白い。
攻めが苦労人で、本当にバタバタ振り回されるけど、それでも御園生さんのことを好きっていうところがきゅんときます。
この作者の前作?Punch↑も好きで、その作品の攻めである牧さんと昔身体の関係にあったという設定も美味しい。
天然だけどいろいろと葛藤を抱えている御園生さんが本当に良いキャラしています。Mに目覚めたり、アオカンに目覚めたり…これからもノーマル常識人な攻めをどんどん振り回して行ってほしいです。
重度の方向音痴なところも笑ってしまいます。
鹿乃しうこ先生はギャグセンスが高いので大好き。
「Heaven」も幽霊モノもギャグでしたが、ちゃんと萌えどころがあって素晴らしかったです。黒髪短髪眼鏡キャラ大好き!
「Punch↑」で当て馬として出ていた御園生さんのスピンオフということで読んでみました。「Punch↑」が結構シリアスだったので、こちらもそんな雰囲気かと思っていたのですが…、打って変わって、こちらはひたすら御園生さんの変態ぶりにドン引きする話でした(笑)。変態に萌えない私には残念ながら萌えポイントが少なかったのですが、そんな御園生さんに根気よく付き合ってあげる攻めの滝川さんは、男の中の男だと思います。
というか、何で御園生さん、牧さんと別れちゃったんでしょうね。変態同士で相性ピッタリのような気がするのですが…
鹿乃しうこ先生、作家買いしています。もうすぐ発売予定の『フェイク♂』に『迷う男』と『ササクレ・メモリアル』の最新作も同時収録されていると言うので、読み返してみました。
主人公の御園生は才能ある建築家で方向音痴で天然の不思議ちゃんで淫乱。不思議すぎる御園生に振り回される仕事仲間の滝川は、イブの夜に「自分がゲイなのか試してみたい。」という御園生と関係を持ち好きになってしまいます。元彼に嫉妬して御園生を激しく抱き、その行為はどんどんエスカレートして・・・。滝川君、すっごい頑張ってます!淫乱で変態入ってる御園生相手に、元ノンケとは思えない頑張りようですw
御園生が元婚約者(年上女性)に簡単にキスを許したことに嫉妬した滝川が、御園生の頬を打ち「そういうプレイ」だと全裸の御園生の手を拘束するのですが、そんな状態なのに完勃ちの御園生を見て目の前で自慰をします。それを見た御園生が興奮して失禁してしまいます!!見ただけで失禁!御園生どんだけ?エロいよっ!御園生は滝川相手に欲情しまくってるし、気持ちいいし、相性もいい。滝川のことだって好きだから抱かれてる。だけど滝川にはセフレ扱いされているように思えてしまう。「もう限界だ」と立ち去ろうとする滝川に「せめて駅までの道順を」とあくまでもトンチンカンな御園生。そんな御園生ですが、連絡が取れなくなった滝川を心配したときには、駅にも滝川の家にも迷わず辿りつけたのです!大丈夫、滝川ちゃんと愛されてるよ!こうなったら「そういうプレイ」と割り切って、御園生を楽しんでください。
同時収録の『Heaven』
幽霊同士のお話です。幽霊同士なのに「俺、生まれて良かった」「うん、ぼくも」って結ばれる2人がよかったです。幽霊の雨宮の前の話は『ナツコイ』に収録されている『ルームメイト』で読めます。通して読むと雨宮がより可愛く思えますよ。
ところで、同時収録されている『明日のBL』という4ページの漫画が面白いです!鹿乃先生が麗人創刊号で描いた時からこれまでのエロ表現について描いています。麗人創刊号を見てみたくなっちゃったw
一言で言うと、御園生(受け)に振り回される滝川(攻め)の話なんですが・・・これだけ感想に困る男ってそういないです。御園生が不思議すぎます。
働く社会人の話は大好きですし、キャラも魅力的だし、展開も面白い。あんな女のことはどうでもいい、とゲロった時は爆笑でした。
しかし!御園生は優柔不断というカテゴリーに入れるだけで良いのか・・・滝川をちゃんと好きなんだろうとは思うのですが、また誘われるとふらふら女と寝ちゃうんだろうなぁ。幸せだね!といまいち言い切れないようでスッキリしません。
元の「Pinch↑」は読んでいませんが、これだけでも楽しめました。書き下ろしの「ひとりコラボ」はキャラを知らなくても、雰囲気でなんとなく感じれましたし。作者様の独り言?「明日のBL」も面白かったです。私は不精ヒゲもスネ毛もOKですよ!と作者様に申し出たかったです(笑)
エロエロって聞いて期待してたんですが、正直そこまででもないかなぁと。
確かに御園生は変態ドMでしたが。人の自慰見て失禁するってww中々高度なワザですね 笑 しかも男らしいのにちょっと天然でかわいいです。滝川もイケメン!プラス一途でナイスかぽ。
穴に落っこちて雨の中泥まみれのアオ○ンもなかなか良かったです。
同時収録のヘブンは寮にいる幽霊の話。これもちょくちょくシリーズとしていろんな作品に載ってるものなんですが、今回は守護霊x幽霊。寺の息子で袈裟を着たブサチャライ池田が手を合わせ唱える様に「キモス・・・ギザヤバス」と言ってるのがツボでした。あんまりファンタジー萌えしないのもあるのかちょっとこれは自分の好みではなかったです。
御園生さんの天才建築家なのに、天然だったりネジがとんでる具合、超マイペース、意味不明な理屈、発想、天真爛漫と言いましょうか…、性への飽くなき探究心、良い意味で読めないキャラ、感情移入できないキャラでした。読んでいて、相手役の滝川と一緒に『!!!?』となったり…振り回されたりできて充実できます。ノーパンの件もですが行動が突拍子もなく常軌を逸していて笑えます。
振り回される滝川も憐れで、可愛くて、萌ます。(笑)
短編も入っていましたが、そちらもコントのようなコメディー(笑)
『般若心経がポエムに聴こえるぜ』…名言ですね。笑えます。
完全にギャグでしたが、良かったです。