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masurao no ningyo hime

りーるー先生の新作で、作家買いしました。
少し前から試し読みを見かけつつ、本編で一気読みしたくて我慢しておりました。
夜が更けてから枕元の読書灯だけで上下巻を一気読みしました。
はあ~、おもしろい!
りーるー先生の新作を読むたびに、また新ジャンル!?と驚かされます。
実は異星人でものすごくたくさんの星の人と交流してるんじゃないかと妄想してしまう世界観の豊富さ、広さがすごいです。
今作は昔からなぜか怪異現象に遭いやすい怪談師が人魚とのお話です。
祖母から譲られた謎の鱗、突然、訪ねてきた人魚、さらに知人が人魚だということもわかり、事件に巻き込まれていきます。
男性の人魚、汐はなんと約800歳。
人生経験たくさんで達観しているところもありつつ、言動に生命力があって元気です。
津之介とのやりとりも、活力いっぱいで、わいわいしているのが楽しいです。
人魚のお仲間が男女いるのですが、そういえば、世に出回っている人魚もの、今まで女性のものしか見たことがなかったことを、今更ながら不思議に思いました。
でも、日本のどこかに保管されている人魚のミイラの体つきは女性っぽくなかったような?
オカルトと歴史と民話と混じっていて、読んでて頭を使いますが、心地いい疲れで、予想のつかない展開にとてもわくわくしました。
今の世界で暗躍してた謎の人物に遭遇、戦いが開幕かと思ったら、500年前の世界に戻って、過去が見えてるのではなく、自分自身がその時代のその事件をやり直している、パラレルワールド、タイムスリップ、どちらでもあり、どちらでもないような展開です。
読んでいて、ん?どうなっている?とけっこう頭を使うのですが、わくわくが勝り、胸躍らせながら読みました。
りーるー先生の作品で魅力なことのひとつに、動物がとても生き生きとして愛らしいこともあります。
今作も海の生き物たち、とっても生き生きしてかわいいです。
あたしの本棚たぶん5匹? 5人?目の人魚ものなんですが 人魚との交尾がいまいちこぉ
へそじゃん!そこッ!
ってなるの よくないですよね
人外ものに難癖つけるの でもなっちゃうものは仕方ない
作家さま買いではあるんですが 苦手とわかっててを出しているのはタイトルの【ますらお(益荒男・丈夫)】に気がいっちゃったんです 強く勇ましい 心身すぐれた人魚姫がでてくるのか と
因みに【サザエさん】のマスオさんもマスラオからきてるとか きてないとか
で 万が一マスオさんな人魚姫ってはなしだと 婿養子のお話ってことn
Σいやッ!そのときは「ますらおの」じゃなく「マスオさんな」ってなるよね えぇぇぇっ ←本日も無事脱線しましたw
今際の際の祖母から託された一枚の鱗 その鱗がもたらしたのは 女人禁制 ←え
お話もちろんファンタジーなんですが オカルト方面からの突入 話題の怪談師におこる不可解な現象をみせられるんだけど そこからがオカルトよりミステリー系?
『人魚還し』なる 人に焦がれ陸にあがった人魚を元に戻す特別な力を宿す血
これを受け継いだのが主人公なんだらしいんだけれど正直 精液詐取までが唐突すぎてお話に乗る間もなかったのがよろしくなかったのか なんか うーん
文字は読めてるんだけど 話が頭に入ってこないんですよ
なんなんだろ? 設定が細かすぎるんですかね? あたしのゆるゆる脳ではすんなり飲み込めないものが多くて
例えば 鱗が勝手について回るのには理由があるのにそれを 持ち出した としか感じられないの? とか
その血をつけ狙う輩の目星はついているのに今まで穏便にすんでたのなんでか?とか
だってこの鱗ってのが家系で受け継がれてきてたわけで こういう類いの 証 のようなものを受け継ぐのはだいたいその血を色濃く残す者がお決まりで
てか 女を寄せ付けない鱗をなんで女が持っていられたのかぁぁぁぁあダメ 重箱の隅つつき隊がでちゃうぅぅぅっぅう
んんんんんん
なんか お話自体がごちゃごちゃしてるわけでもないのに頭の中がごちゃごちゃしてスッキリ読めないかったな 前半特に
申し訳ないけど 1/3しか読んでないのに脱落寸前になりかけ やっとこやっとこ半分に達するところから遅ればせでエンジンはかかったけど そこまで読んできたものを整理することも辻褄をあわせることもできなくて単純に 面白く読めた! とまではいけず
面目ない Orz
血を守るための鱗なのに持ち歩いてはいけなくて 勝手について回るときにはその血に危機が迫るとき そこにもってきて 鱗は愛の告白だなんだと
もぉね 鱗を受け継げるのが先祖代々男子だけ ではなかったところから混乱してるんです あたし
で とどめが 危機が迫っていることを俺のところにまで知らせに来た って
勝手に持ち出したってあんなに怒ってたじゃん 危機を知らせていたなら出会いの威嚇はなんだったのよ と
いやほんと申し訳ない
自分でも屁理屈こねまくってるのはわかってます でもこねずにはいられないくらい こう
津之介に憑いてる守護霊と汐の話に触れたあたりからはとりあえず設定全部忘れようと ←まぢでダメじゃん
城跡に建てられた水族館 豪雨による地滑りで見つかる髑髏
相当ややっこしいお話しではあるけどエンジンあったまれば加速できそうな できなさそうな
カバー下に『映画を一本見るような感覚で』一気読みし 醍醐味を味わえとの事なので あたしの読解力で味わえるのかかなり不安ではありますが 取り急ぎ下巻いってきます
りーるー先生の新作は、意外にもファンタジー⁉︎いやオカルトですか?
…って感じで、冒頭は動画でもよくある「怪談師」さん登場。
バーの「怪談ナイト」で語る怪談は自分の実話。家に伝わる「人魚の鱗」について。
今となっては由来も何もかもわからない、でも肌身離さず持っているように…
だが最近鱗をめぐって妙な事が起きる。怪異なのか⁉︎
…というところに、急に見知らぬ男がやってきて津之介を叱りとばすが…
その男は800才の人魚、汐。
かつて津之介に瓜二つの津四郎にあげた汐の鱗。その鱗が動き出したということはお前の命が狙われてるからだ、と言い出す。
そしてその原因は500年前の人魚と人間が巻き込まれた大渦にあって。
津四郎の子孫でその血が濃いとわかった津之介が、汐と共に失われた事件、人魚と人間の歴史を探っていく。
そういうお話です。
そしてその消された歴史というのは怪談師に相応しく(?)、血生臭く、呪われています。
津四郎は当時忌み嫌われていた双子として産まれた。
だが津四郎の方は家臣の小宮家に養子に出され、岩井家の跡継ぎになったのは片割れの潮比三(しおひさ)。
潮比三は人魚の澪を騙して権力を得ようとしたことが災いを招いて…
…という過去に津之介がタイムスリップして全てを追体験する、というスケールの大きな伝奇調のストーリーが始まります。
津四郎と龍神の関係性、汐との出会い、潮比三の企みを知る…等々、駒が出揃う上巻。
下巻へと続く。
上下巻まとめてのレビューです。
こちら、す……っごく骨太で肉厚なストーリーだから、一度読んだだけでは理解しきれず…。2周目読了後の今、さまざまな伏線や台詞の意味がやっと理解できて、もの凄い満足感とやや疲労感を感じております。めっちゃくちゃ面白かったです。
五百年前の大禍の真実が重過ぎて……
救いのない悪役と悪事、理不尽な怨みと因果応報にドキドキしたりイライラしたりハラハラしたりして、終始感情が忙しかったです。
でもしっかりハッピーエンドですから。読後感は最高に良かったです。
黒髪強気年上美人受けが大好きな私には堪らん受けでございました。(年上にも程があるけどな)
なんて一途でなんて愛情深い…。素直じゃないところも嫉妬深いところも実は中身がおじーさんなところもめちゃくちゃ良かった♡
人間×人魚って……どうやって致すんやろ……って思ったけど、想像以上にエロくて良かったですね。
個人的にはラスト、人型で致す方が良かったけど♡離れていた五百年を取り戻すように、貪るように求めて求められて愛し合う姿が………すっごく良かったです。五百年分愛し合って、幸せになってよ。。。
これはもうレビューでは語り尽くせないので、とにかく作品を読んで欲しい。
ストーリー重視の方にオススメします。
サラッとは読めません。上下巻一気に2周して、満足感と疲労感、最高の読後感、感じてみて下さい。