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「あなたも甘いんですか?」
hananusubito ni kiss
いつか読もうと思ってた作家さまの新刊発見
電子単話で何回か試し読みはしてるんですけど なんかちょっとちがうのかな?と
なんですが ただいま絶賛新規開拓中ですので
花屋の配送バイトで訪れたスタジオの廊下で拾った花
奇病の類いすきです 特にお花関連の奇病 とはいっても 2組くらいしか知らないんですけど
ただこのお話 世界観がわからないのであれなんですが 拾った花がなんなのかもわからないのに勢い任せにぱくぱく喰ってるのに 大丈夫なの?と
要らぬお世話が先にくるぐらい もうね 何かをゴボッと読み飛ばしたようなわからなさなんです はじまりが
こういうお話だいたい後から説明がついてくるんだけど わかっていても面喰らっちゃう
読み進めれば疲れや感情の高ぶりで花が咲いちゃう花憑き病で 家系的な持病みたいなもの ってのわわかった
わかったんだけど 症例は少ないながらもあるのにマネージャーの異常な警戒が
まぁ確かに主人公モデルだし 誰も知らない知られちゃいけない な奇病なのかもしらないけど その辺りが曖昧なのに次から次へとぶっ込みが
本能的に求めちゃう ってのではないようなのに花喰われたってだけですがりたくなると言われても とか
体質のおかげでその身に危険があるのはわかっても 愛好家がいるくらい世間に知られてるんじゃん とか
海外ロケまで行っちゃうモデルでも夕暮れ時に海岸ぱたから徒歩帰宅か とか
大好きな不憫ものなのになんでか素直に読めない なぜだッ!
そもそもこの人 自分の疲れに疎すぎん?
いやまぁ体よくエロに持っていくには「こんなところにちょうどよくラブホがッ!」展開にするしかないんでしょうが なんかお話のごちゃつきが気になって こんなところでサカってる場合か((怒))と
それまで何度も花を生みはしてるんだけど ホテルにはいった途端花を生むときちんちん勃ってた とか 自分で触らず触ってくれ とか
病に対して今一つ説明が足りてないのに 都合よく出たり引っ込んだりする花に せっかくの『花憑き』なんていう目新しさを生かしきれてなくない?ってなっちゃったのよ
だって ヌケけば引っ込むのか 甘えられれば引っ込むのか ただじっとしてれば引っ込むのか この肝心なところが 宙ぶらりん
黒髪奇病持ちと片想いわんこや自分の欲だけで執着する叔父はいいんだけど盛り込みすぎたのかな
叔父が強制退去した瞬間 この人必要だった? 叔母の幽閉とか勿体なさすぎん? と
変にモデルだなんだと職業を持たせず 最初から最後までこの人から逃げる逃がす守るって方がスッキリ読めたんじゃないかと
でもそうじゃないんですよね わかります そうじゃない
あたしの読みたい方向に勝手に引っ張ってはいけない ウン
なにはともあれ 晴れておつき合いすることになったらしいので よかったですねってことで
ごめんなさい あたしが読むには苦痛や苦悩が 思いの外少なすぎたみたいです
はーーーー...素敵なお話だった...・:*+.
美麗な作画と「”花憑き病”を患う受け」という特殊設定、
そして攻めのひたむきで真っ直ぐな想いに酔いしれました。
こちら、ちるちるさんのニュース記事で紹介されていたことで知り、
シーモアさん先行配信にて拝読。
(他電子ストアは10/23〜配信開始のようです☺︎)
体から花が咲き零れるー
そんな奇病を発症し、自己を肯定できずに苦しむモデル・マキ(受)と
健気一途な年下ワンコ大学生・勇星(攻)との物語。
特殊設定や”再会”、一途攻め、絆され受け...といったワードに
センサーが反応する方に、ぜひぜひおすすめしたい一作です。
まず、作画が美麗!!
あぶく先生、たぶん自分は初読みだと思うのですが
既刊もぜひぜひ集めて読みたいな、と思える美しさでした。
黒髪美人のマキさんが自分のどストライクの受け像すぎて、
読んでいる間中”きゅん”が止まらず。。
花が咲き零れる奇病、という設定だけあって
マキの体から花が咲き、ひらひらと舞う描写もたくさん出てきます。
腕や首、足など至るところから花が生まれる画が美しい...!
甘い匂いを放ち、催淫効果もあるというその花。
思わず花を口に含んで「...甘い」なんて呟く勇星の上気顔もまた、
ハートに刺さる萌えどころ...!
高校時代、倒れたマキを偶然救ったときから
「一目惚れでした」
「ずっと憧れでした」
と語る、ストレートで熱のこもった愛情表現には
マキと一緒に読んでるこちらも絆されメロメロになります(*´◒`*)
で、またこう、年下ワンコが見せる「包容力」が最高に良い。
”花憑き病”を持つ者は、囲われ売られ、性奴隷のように扱われてきたー
という背景があるのですね。
マキを付け狙い、屋敷に囲おうと画策する叔父の存在もあり、
マキ自身は自分の身体と病を「忌まわしいもの」、
呪いのようなものとしか思えず、著しく自己肯定感が低い。
そんなマキの気持ちを決して否定することなく、寄り添いつつも
「でも、そんなマキさんごと好きだ」と
まるっと受け止め肯定してくれる年下(ですよね?;)攻めの包容力たるや!✨
出会い(焦りと警戒)→成り行きで共に過ごすようになる(まだ警戒)
→ワンコな攻めに絆され始める(あれ...?)
→包み込まれる安心感が、やがて恋心に...(♡)
というマキの心情変化が丁寧に描かれていて、
自分の心もクライマックスに向けて盛り上がっていきました(*´∀`*)
そして、本編では本番シーンないんだな...と残念に思っていましたら!
描き下ろしの本番シーンがど甘くてえちえちで
嬉しい驚き!!!
揺さぶられながら、身体中から次々花を咲かせるマキさんが
エッチで綺麗で可愛くて最高オブ最高すぎました...✨
ちょっと引っかかった点や、何か欲を言うとすれば...
お話の中にピリリとした緊張感を与えてくれる叔父の執着、
事件が割とあっさり駆け足に解決していたこと。
(でもここを引き伸ばされても”より甘さが欲しい...!とか
言ってた気もするので、ちょうど良い塩梅だった気も。
はっきりせずすみません;)
あと二人のキスシーンで気になったのが、
唇が重なってるところが真っ白、白抜きみたいに見えること。。
2箇所くらいあって、気になってしまいました。(見たいじゃないか...!)
と色々言いつつも。
自己肯定感を爆上げしてくれる”マキさん全肯定”、
一途愛で包み込む攻めに萌え悶え、
花を咲き零すマキさんの美しさにもまた酔いしれ心奪われた一冊でした・:*+
★修正:tn白抜き(フチなし/フチあり)(電子シーモア)
人体から花が咲く体質がモチーフとなったこの作品。身体から花が芽吹く奇病・「花憑き病」の家系に生まれた青年の苦悩と、彼に寄り添う花屋バイトの青年との、奇妙で運命的な恋愛模様を描いた作品です。
あぶく先生の甘美な作画が「花憑き病」に翻弄されていくマキの不安定な情緒に映えるストーリーがめっちゃいい。マキの身体から出た花を食べて興奮状態にダイブする勇星の倒錯的描画にゾクリとしました。
汗とか涙とか精液とか、BLには色んな体液を賞味するエロスシーンをよく見かけますが、体から生み出される"モノ"を愛でる嗜好は何というんだろう……?
マキの身体の一部であった"花"を甘いと言って食らう勇星の姿はなかなかに扇状的で、花を貪ることで間接的にマキ自身をも貪ってるような感覚でした。それによって勇星の欲情が透けて見え、「花憑き病」の症状が2人の欲と欲との架け橋的に作用していることにも興奮しきりでした。
ファンタジーな設定ですが、実はあながちファンタジーでもないんですよね。
調べると、花じゃないけど綿が身体から産出する「綿ふき病」なる病気や、皮膚の一部が樹木のように覆い尽くす「疣贅状表皮発育異常症」なる症状が世界には確認されていて、ファンタジーとリアルの狭間にある作品の世界観に引き込まれずにはいられませんでした。
身体の異常性に悩まされ、また花憑き病であるマキの身体を狙う叔父の存在にも警戒してと、マキの生活や生き様に制約を与えてきたこの症状が、彼にとって忌まわしい存在であるのは仕方がないこと。でも、勇星がマキの体質も、マキの身体から出る花たちも丸ごと愛でてくれることで、この症状を否定的ではなく肯定的に捉えられるようになっていくことを期待しています。
再会ものにも掛かっているドラマチック性にも注目し、2人の甘く艶めかしい耽美な世界を心ゆくまで堪能して欲しいなと思います^ ^