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ao no katami
尾上与一先生の小説「碧のかたみ」のコミカライズ。1巻に引き続き2巻も全ページカラーです。本当に贅沢。
第2巻は、第8話から第12話を収録。原作だと小説(キャラ文庫)の115ページから190ページに相当します。1巻と同様、原作に忠実です。科白も原作とほぼ同じ。
このまま最後までマンガにするんですね。大変。私は最初コミカライズの話をきいたときにはもっと軽く考えており、数話分を電子単話で配信するだけなのかと思っていたのです。(つまり、ほのぼのしたマンガにしやすい箇所のみ作画して、この続きは原作で、とするなど) 何故ならこのシリーズは太平洋戦争の話で、本作の舞台はラバウルで主人公は海軍の戦闘機乗りだからです。BL小説としても異色と思いますが、ましてやマンガにするとより一層なまなましく生と死が隣り合わせですし、戦闘シーンはあるし爆撃もあるし流血やらマラリアやら、そのような様々を文字でなく絵で表す。真っ向勝負です。今さらですが、覚悟をもってコミカライズに踏み切ったのだなと2巻を読んで改めて思いました。
2巻は空戦の場面もありますし、戦況が悪化してもいるので、本当に描くのが大変と思います。この続きも既に単話配信されていますが最後まで見届けたいと思います。
書き下ろしイラストの、ハイビスカスに囲まれてのキスがとても可愛いです。あの場面の補完ですね。
書き下ろし漫画の「トマト畑にて」は1Pでしたが二人らしくて笑ってしまいました。