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レンタルタマちゃん

rental tamachan

レンタルタマちゃん
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神179
  • 萌×251
  • 萌21
  • 中立18
  • しゅみじゃない25

41

レビュー数
39
得点
1180
評価数
294
平均
4.2 / 5
神率
60.9%
著者
らくたしょうこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813033462

あらすじ

朽ちる町。変化はやってくる。

日々寄せられる住民の不満に疲弊する町役場の役人・矢澤は、
癒やしを求めて「ねこレンタル」を利用することにした。
サービスに来たのは猫耳しっぽをつけた人間の“タマ”だった。
人間とわかっているのに、タマと過ごす時間は
矢澤にとってかけがえのないものになっていく。
なぜ傷だらけの身体で、なぜこの仕事をしているのか?
本当のタマのことは何も知らなくて……

愛しいと、最期に思える存在。あなたにはありますか?

表題作レンタルタマちゃん

矢澤 啓介,役場職員
タマ(珠井 青),レンタルネコ

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:イラスト/おまけ漫画

レビュー投稿数39

個人的には推せる

もふもふ癒しが見たいと読み始めた方は、作中の攻めのようにアレ?可愛いもふもふは?と思ってしまうかもしれませんね。

猫ちゃん仕様の受けはめちゃくちゃ可愛いです。「にゃん」と鳴き、猫おやつを食べ、猫じゃらしで遊び、まるで本物の猫ちゃんのように振る舞います。でも人間で、背景がめちゃくちゃハードモード。

後半はまさかの死別展開で胸が苦しくなって悲しいです。

しかし作者様はそこのところを描きたかったのかなと。

願ってもどうにもならない現実の不条理とか、上手く言い表せませんが、このお話には攻めが大切は存在をなくした後に何を感じて気持ちをどう昇華させて、どう立ち直っていくかが欠かせなかったんだと思います。

レビューを読むかぎり、しゅみじゃないと思ってしまわれた方にも、攻めが受けを失くした辛さが伝わっていると思うので(悲しい展開で趣味じゃないだと思うので)、私は神評価にさせていただきました。

猫ちゃんとして戻ってきた受けと、攻めがまた出逢えて本当に良かった。
作中の言葉に胸を打たれました・・・。
気になった方はぜひ。

18

確かに人を選ぶ作品

可愛い話なのかと思いきやのラスト。
基本的に自分自身がBLに求めるものはファンタジーであり、
ハッピーエンドなので正直ちょっぴりきつかった。
なので、読後感は正直最初は悪かったかもしれない…。
でも本編ラストの背景に少し救われたなぁ。

誰にでもおすすめできる内容ではないけれど、
私は好きかもしれません。
いろんな幸せの形があって、二人はそこにたどり着けたのかな、と。
少し時間置いて、また読みたいと思わせてくれるお話でした。

16

胸になにかを残していく作品

もしこの作品にメリバ要素があることを事前に知っていたら果たして手に取っただろうか…?と考えてしまうほどには感情を揺さぶられた作品でした。
個人的な好き嫌いだけで「しゅみじゃない」評価をしてしまうのはあまりにもったいなく感じたので、感想を書きつつ気持ちの整理をしていきたいと思います。

らくた先生の描かれるキャラクターの繊細な表情が大好きです。
タマちゃんの、かわいいけれどどこか世を儚んでいるような危なっかしさとか、矢澤に抱き締められてじんわりと緩んでいく様子とか、セリフがなくても感情がダイレクトに伝わってくるので、ものすごく感情移入してしまい読み進めるのがとてもつらかったです。

最終話の扉絵を見たとき、きっとこのページの先にこんな展開が待っているんだろうと期待したのですが、そんなシーンは永遠に来なくて。だんだんと終わりに近づくにつれて、心臓が痛くてページをめくる手が震えたのは初めての経験でした。
あの扉絵は矢澤とタマちゃんどちらが夢見た光景なんだろう。
タマちゃんの人生が本当に苦しくて、でも最期に矢澤に見守られながら笑顔で旅立てたのが彼にとって一筋の救いになっていればいいなと思います。
一瞬でも幸せだったと思える時間があれば、人生なんてそれでいいのかもしれません。

「さびしさが残る ちゃんと残ってくれる」

この言葉を見たとき、また涙が込み上げてきました。
私の好きな作品に、「誰かを愛するということは、失う時の痛みも引き受けるということだと思う」というセリフがあるんですが、それを思い出しました。
愛しく想っていた相手との別れはつらく悲しい。でも裏を返せば、それは本当に相手を愛していたからこそ感じられる特別なものだとも言えます。決して前向きな気持ちではないかもしれないけど、いつまでも忘れずに心の中に住まわせることがタマちゃんへのせめてもの手向けになっているのかなと思いました。

猫の青ちゃんにはもちろん矢澤からたっぷり愛情を注いでもらってすくすく育ってほしいと思いますが、光の腐女子としては、人間のタマちゃんと矢澤が幸せに過ごしているところをもっと見たかったです…。

しんどすぎてしばらくは読み返せそうにないので、もう少し落ち着いたらまたゆっくり味わいたいと思います。

13

愛しいと思える存在

個人的にはBLというよりひとつの物語として間違いなく神作品だと思いました。

裏表紙のあらすじや帯をろくに見ずに読み始めたので、タイトルと絵から感じた物とはかなり違う方向性の物語で衝撃を受けました。
後々読んだら、ちゃんとあらすじや帯に凝縮されていましたね。

この手のお話はとても好きなので私としては嬉しい誤算でしたが、おそらく好みは分かれそうです。
じんわりとあたたかくて切なくてさびしくてなんとも言えない読後感がたまらない。
そんなお話が好きという人にはおすすめです。


さてここからはネタバレで。


疲れた役人矢澤とねこレンタルとして働く人間タマが朽ちる町で出会って愛を育む物語。…というと合ってるんだけど全然違う気もしてくる、深い重い物語。
これ、読み返したり深く考えていくと、メリバかと言うとなんとも言えないなと思えてきて。

小暮のじーさんのセリフが、この作品の芯の部分なのかと思います。
愛しいと思える存在、一緒に幸せになりたいと思えた存在、最期に愛しいと伝えてくれる存在。そんな存在に出会えた。
タマにとってはハッピーエンドなんですよね。

矢澤にとってはどうなのか。
本編最後で、見つけたこねこにタマと名付けず、タマは自分の中にいるからと違う名前をつける選択をした矢澤が、結果的に知らずにタマの本名をつけた流れがなんとも切ないけどあたたかくて、胸がいっぱいになります。
読者的には救いなんですが、矢澤にとってはタマの代わりではなく、もちろんどこかで重ねる部分はあると思いますが、あくまで新たに出会った「青」と一緒に進むということで。

描き下ろし部分も印象的で、「さびしさだけが残る」「ちゃんと残ってくれる」という表現がもうなんとも言えない気持ちでいっぱいになります。
さびしさを抱えたまま生きていくのは悪いことや不幸なことではなく、矢澤にとってその思いと一緒に生きていくのは、隣にいられなくてもタマと一緒にいられるということで。
そんな存在に出会えた、それはきっと幸福なのかもしれない。

…と、哲学のようにぐるぐる考え始めてしまいだんだん分からなくなります(笑)。

何度も読み返したい!と言うよりは、少し日を開けてじっくり読み返して浸って、を繰り返したいですね。

13

映画化、待ってるぜ

終わりたてホヤホヤで書いています。まだ頭ん中ぐちゃぐちゃです。
はっきり言える事は、5月上旬にとんでもない新作が出たなオイ。

買う前に、なんで「しゅみじゃない」の評価が多いんだろうって、少し不安を持ちましたが… なるほど。そういう事かぁ。
自分も途中でまさか?っと思いましたけど、流れとか感情の変化が非常に丁寧な物語でしたので、個人的に納得できるエンディングでした。
しかし、やっぱり苦手な方には勧められない作品かもしれません。

♦ 内容について少々 (ネタバレなし) ♦

レンタル猫とその一時的な飼い主という、ユニークな関係を築いているタマと矢澤ですが、はじめは「あ、あぁぁ」と戸惑いつつも、そんな二人がだんだん愛おしく見えてきて、最終的に「はあああ~♡」ってなりました! (← 文章下手か)

本気でタマを猫ちゃん扱いして癒される矢澤って、マジでヤバい奴だなぁっと苦笑しながらも、同時に気づいちゃった: 仕事から疲れて帰ってきて毎日BLばかり食い散らかしてる自分はどうよ…? 
おっ。急に親近感。

タマの場合はほとんど「にゃあ」しか言わないけど、本っ当に可愛くてカッコよくて賢くてイイ子なの!ああああああタマァァ―!! ヾ(*´∀`*)ノ

そろそろ壊れてきたので、感想はこの辺にします。
タイトルにある通り、映画化に向いている感動的で素晴らしい作品でした。

10

猫耳ほんわかストーリーかと思っていたら…

レビューなど前情報を何も入れずにコミックスで読みました。
読んで衝撃!号泣でした。
これは救済BLって言っていいのかな…救済されたと信じたい。

社会福祉制度の無くなってしまった世界、辛い世界でも出会った2人が少しずつ愛を育んでいく姿がとっても素敵でした。
2人で幸せに暮らしていってほしいなと強く願った先での展開で、涙が止まりませんでしたが、矢澤くんの言葉に救われた気持ちになりました。
人は辛いことも抱えて生きていけるんだな…と。
きっとタマちゃんも矢澤くんに出会えて、しあわせだったんだと…。
矢澤くんと猫の青の生活も微笑ましくて、もっと見ていたくなりました。
最後まで読んで、始めから読み返してまた号泣…。

王道なハッピーエンドしかダメな人には、きっと趣味じゃないってなってしまいそうです…。
らくたしょうこ先生にしか描けない世界観。
でも、いろんな人に読んでほしいな…と感じました。
感じ方や受け取り方はそれぞれかもしれませんが、素敵なお話でした。

9

もし転生があるなら

この2人もう一度人間として出会って、例えば幼馴染みとか同級生とか…恋愛してほしかった!
らくたしょうこ先生作品です。絵が可愛らしくて、いつもはコメディ調の楽しいお話書く先生じゃなかったっけ?
このお話は、のっけから死をちらつかせていてなんか荒廃的で、不穏な空気が…この先生メンタル大丈夫だろうかとかいらん心配したりしなかったりm(_ _)mゴメンナサイ

私は猫耳着けた可愛い男の子が出るラブコメ程度に思って手に取ったのですが、ヤバい!重めだった
前半はタマがもう可愛くて可愛くてしかたありませんでした。お話もしないので、ほんとに自分を猫だと思ってる子だと思っていたのですが、お話が進むにつれて過去の悲惨な幼児期が明かされていきます
もうこの辺は辛くて、重かったです。

そうして怖い人が猫レンタルとは言ってますが、多分デルヘリっぽい風俗の匂いが…
矢澤さんに出会います、矢澤さんは、タマをプロ猫だと思ってるようで天然?タマに手を出すことはありません
ひたすら遊びます癒されます。好きになります!
Hシーンはありませんが、傷だらけのタマを、毛布で優しく包み込んであげるシーンで十分なんです。それだけで満たされました。
さんざん闇組織に利用されたあげく幼いときも良いことがなくて、でも最期に矢澤さんに看取られて行ってしまうシーンは涙が止まりませんでした。
人間として生きたなかで多分唯一の幸せだったのでしょうね。
やっぱり1番泣けるシーンは見開きの猫に転生して矢澤さんと再会したとこです
最後のセリフのきれーだねはタマのセリフだったのかな?
多分人を選ぶ作品だとは思うのですが、私はすごく好きです。何よりも前半のタマがすごく可愛かったです

9

タマちゃん…

タマちゃんがめちゃくちゃ可愛かったです!
これは、ネタバレなしで読んでほしいですが…作者さん本人もおっしゃる通りに人は選びます…。
ダークなのが好きな方は大丈夫です。

私はネコも好きだし、タマちゃんのネコがもう可愛すぎて刺さりましたので…大号泣。
前半は、ほのぼのとても可愛いです。
後半はもう…。

絵柄もとても綺麗で瞳もキラキラしていて…。5話目の扉絵も切ないです…。
ストーリー重視の方にオススメです!
ちなみに2人のエロはない(軽くキスする程度)です。





紙本購入
修正なし

8

あらすじ程度のネタバレ有り

TikTokでこの作品をおすすめしている動画を見て購入しました。読後感の苦しくても尊いとぐちゃぐちゃになる感情が堪らず、ここ最近は毎日読んでいます。
裏表紙側の帯にある「俺もお前と一緒に幸せになりたかったんだ」というセリフ、読後にもう一度繰り返すと温かく愛しいとともに深く深く苦しさを感じます。
たくさんの人に読んで欲しくて、商業BL読んでいる知り合いやTwitterのフォロワーに布教しています。
購入を検討している方がレビューをご覧になっていたら是非買ってください。

8

レビューをチラ見してから!

かわい〜癒されそう〜!と思って購入しましたが、
しゅみじゃないの多さが気になりネタバレ有りレビューをチラ見してから読みました!

レビュー1行目だけ見るレベルのチラ見でしたが、メリバだというレビューを見て、癒しを求めている時に見るものではないと知れたのがよかったです!笑

途中は悲しい涙で最後はよかったね〜の気持ちの涙で止まりませんでした…!

個人的に死別でも最後にキャラ達が幸せそうならそれでいいタイプなので神評価にしました。

ねこちゃんは正義!

7

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