俺はお前の愛で痛い

ore ha omae no ai de itai

俺はお前の愛で痛い
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神119
  • 萌×243
  • 萌6
  • 中立4
  • しゅみじゃない2

24

レビュー数
31
得点
789
評価数
174
平均
4.6 / 5
神率
68.4%
著者
南あらた 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784910526898

あらすじ

【最恐番犬が、溺愛攻になるまで】
俺様用心棒 × 強気な崖っぷちデリヘルボーイ
愛に飢えたはぐれ者同士の裏社会BL

指名が取れなきゃ、クビ――!?

崖っぷちのデリヘルボーイ・ユイ。
今日こそ最高の接客を、と気合を入れて迎えた相手は、
“鶴美組の番犬”と噂される、
刺青のコワモテ男・ギーチだった。

ペースを握るはずが、ギーチに翻弄され
触れられるたびに疼く身体に、
惑いと快感が入り混じっていく…。

けれど、終わった直後――
ギーチの無遠慮な態度に、ユイはブチギレ寸前!

「あんたみたいな奴、いくら金積まれたってお断りだ!!」

二度と会うかと思ってたのに
妙に気になるし、なぜか再会してしまうし、
…しかもあの男――時々、やたら優しい。

“番犬”と恐れられた男が、誰よりも甘くなるとき…
最悪の出会いは、やがて 痛みさえ愛おしい恋に変わる。

表題作俺はお前の愛で痛い

ヤクザの用心棒
ゲイ向け風俗店で働くウリ専ボーイ

レビュー投稿数31

極上の質の高さに敬服

極上!
お初の先生の作品ですが、商業処女作とは思えぬほど、完成度が高く、絵、ストリー共に文句のつけようの無いほど素晴らしい作品でした。最近の作家さんは本当に新人さんでもクオリティーが高いですね。こう言ってはなんですが、昔はかなり絵が下手でも、作品を重ねていくうちに絵の成長が見られ、勝手に作家さんを育てているように錯覚しながら新人さんを推してきましたが、今作の南あらた先生はもう絵が美しいし、完璧です。今後も益々絵に磨きがかかるとは思いますが、もうすでに、先生の次作が待ち遠しいです。

0

自分の居場所、帰る場所

二人の生い立ちや境遇が痛々しく(デリヘルで暴力を受けたり敵対ヤクザに痛めつけられるシーンがあります)読みながら何とも言えないやるせなさに胸がちくちくしていました。ずっと求めていた、帰る場所を見つけたギーチとユイにはどうかこれからは傷つくことがありませんようにと願わずにはいられませんでした。
そして、同じようにギーチを求め続けた坊っちゃんが切なくて…みんなみんな傷ついて、大切な人にそばにいて欲しくて。そんな人と一緒にいられるのは奇跡のようなもので。坊っちゃんにもこれからそんな相手が現れたらいいななんて思いました。
そして南あらた先生の作画がすごく好み!表紙ももちろんだけどギーチの立ち姿の美しいこと…!惚れ惚れしてしまう( ´-`)
先生の次回作にも期待したいです。

0

絵が素敵!

表紙に惹かれ購入しました。

大正解!
攻め、かっこよし!!
受け、かわゆい!!そして強気なのもいいです。
刺青のある人物も好物なので、さらに良きお話。

受け、攻めともに過去を背負っているのですが、重すぎず読み進めることができました。


1巻に収めてしまうのがもったいないくらいのストーリです。
次回作では是非、数巻続く作品を望んでます!

初コミックとのことですが、BLがってことよね?
うますぎ!!

0

予想外に純愛

綺麗な絵に濃ゆいストーリーで、読み応えありました…!

デリヘルボーイのユイはある日、
その狂犬ぶりで有名なヤクザの用心棒・ギイチから指名され…。

二人の出会いではユイを乱暴に抱くわ俺様野郎だわで
第一印象があまりよろしくなかったギイチではありましたが、
意外にも気の強く自分に噛みついてくる怖いもの知らずなユイに
あっさりと嵌り無自覚に痛客化してまったり、見かけによらずな
チョロさが可愛く思えてしまいました。

その後も客から暴力を振るわれるユイの身体の怪我を目にするたびに
気にかけてくれたり、ユイを独占するために予約枠を全部埋めてしまったり、
予想外に優しかったり、ぶっきらぼうと見せかけて天然で甘さを
見せてくるギイチのギャップに胸を撃ち抜かれてしまいました。

一方のユイはその明るさに反し家族を早くに失くしひとりぼっちで、
生きるためにデリヘルボーイとしてひたむきに頑張る姿に心打たれる
ものがありました。
ただ、そんな本人の頑張りとは裏腹にウリ専としては売れっ子ではなく、
それゆえに客の当たりも悪く暴力を振るわれ、痛々しさが辛かった…。
だからこそ、ギチイと出会えたのはユイにとっての唯一の救いでした。
出会いこそ最悪だったけれど、少しずつ惹かれ合い純愛になってゆく
二人の恋にぐっときてしまいました。

0

破られた約束の切なさと守られた約束の温かさ

南あらた先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
しんみり 3
血表現 2
エロ 2
強気 2
溺愛 2
な感じだと思います。

ギーチさん×ユイくんのカプです。

出会いこそ「あ?誰や自分」とか「しつこいな。殺すぞ」とかなり物騒な発言をするギーチさんですが、少しずつユイくんに興味を抱いていくギーチさん。ユイくんもギーチさんに最悪な印象を抱いていたけど、ギーチさんが意外とよく笑う一面などを知り、徐々に気になる存在になっていきます。

帯に「最恐番犬が溺愛攻になるまで」と書かれていますが、お互いに惹かれ合って、一緒にいよう、どこにもいかない、と2人が想いを告げる描写が物語りの前半であるので、意外と早く結ばれるんだな、と思いました。しかしそこは、周りの脇役キャラの画策により一波乱あるので、ギーチさんとユイくんがちゃんと恋人同士になるのは、それを乗り越えてのお楽しみですね。

そんな人波乱を引き起こす、鶴美組の坊ちゃんである修さん。ギーチさんに対しての想いが少し歪んでいるけど、確かな想いがあって、ギーチさんとユイくんの仲を引き裂こうとしますが、最後にギーチさんとの約束が破られてしまった時の涙や心境を思うと、何だか憎めない人になりました。

用心棒であるギーチさんなので、喧嘩のシーンは序の口で、刺されたり、指を詰めようとする血表現がありますので、苦手な人は用心してください。

悲しかったり、切なかったり、寂しかったり、ギーチさんもユイくんもしんみりする過去があったりしますが、お互いの存在や言動に心が動かされる描写に、読んでいてじんわり心が温まるので、是非とも読んでほしいです。

0

涙が止まらない

結人くんの芯の強さ、ヤクザにも立ち向かう強さに心打たれました。ギーチさんの心を解いて二人で愛を少しずつ育んでいくのが堪らない。修くんは性格は歪んでるけど、本当にギーチさんのことが大好きなんだよね。修くんが最後に泣いてた姿にもらい泣きしちゃいました。ギーチさんとずっと一緒にいたかったんだよね。どこかで素直になれてたら違う未来だったかもしれないと思うと涙が止まりません。結人くんの居場所を教えてくれたのは今までの罪滅ぼしというか、ギーチさんの幸せを願ったからだったのかなと思うと切ない・・。メインの2人も好きだけど、一番好きなのは修くんかも。幸せになってほしい・・

0

映画のような重厚な作品だった

初読み作家さんで、ちるちるの評価ランキング1位だったので購入しました。

ヤクザの用心棒、義一(ギーチ)とゲイ風俗店のウリ専ボーイ、ユイ(結人)のお話で、どちらも裏稼業同士で、常に不穏な空気が漂っているお話でした。
ちょっとだけラブコメ要素がありつつ、骨太の人情もの、だと思いました。
メイン2人以外のキャラクターたちも色彩豊か、いろんな人がいて、ストーリーもしっかりしていて、とてもおもしろかったです。
途中から、これはバッドエンドになるのか、とハラハラさせられましたが、ハッピーエンドでした。

2人を引き合わせたのは、ギーチが仕えているヤクザの跡継ぎの心身ともに弱く人望もないお坊ちゃま。単なる高飛車な嫌な男かと思ったら、ギーチへの並々ならぬ屈折した愛情が、お坊ちゃまの言動の背景にあることがわかってきます。

ヤクザ同士の、ヤクザによる一般人への、いろんな暴力沙汰が、何度も物語の中に出てくるのでかなりハラハラさせられましたし、これだけ世界観を重厚に広げてしまって、ラストはどうなるのか、という面でもハラハラさせられましたが、大きな盛り上がりからの、綺麗で素敵なハッピーエンドでした。

人物設定、エピソード、細やかなところまですごく丁寧に作られていた作品だと思いますが、なかでも、大事件による別れがあったあと、再会したギーチにユイ(結人)がずっと敬語で話す、という演出が、とても素敵でした。
ずーっとため口だったユイ(結人)が、自分の想いを、丁寧に敬語で伝えていくところには胸が熱くなりました。

デビュー作ということですが、SNSで活躍されていた作家さんなのだろうと思います。
続編、次回作、どちらも楽しみにしています。

0

お洒落過ぎるタイトルに心が跳ねました

作品タイトルだけで内容が分かるようなタイプではないのに何となく雰囲気を嗅ぎ取れるような気がするタイトルに色気のある表紙
難しい言葉が並んでる訳ではないからこそ、その耳慣れた言葉が耳慣れない並びをして生み出す引力がお洒落ですね!!
この表紙とタイトルだけでも評価をしたくなるパワーを感じます☆

まあ、当然この表紙と作品タイトルを生み出す作家様の作品が出オチな訳はないので・・・!
この素敵な表紙を捲った先の本編もとっても充実していました

とにかくデビュー作とは思えぬ画力には驚きを隠せません
素晴らしく安定していながらも意志を感じるキャラの動きです
先生の描く他のキャラももっと見たくなりました

そしてストーリーは少しだけ盛り々感はありますが、引き算し過ぎてニュアンスだけが残るよりは、デビュー作ならばこちらの方が作家様の守備範囲を知れて良かったようにも思います
キャラデザイン同様、作品としても先生の引き出しを期待してしまいます!!

他作も勿論読んでみたいですが、同様にこの2人のお話しももっと読みたいです
特にギーチの【最恐番犬が、溺愛攻になるまで】を見せてもらった今巻なので、【最恐番犬が、溺愛攻になってから】を是非とも読んでみたいです

溺愛攻の本領発揮をギーチで見たいっ!

是非とも続刊をお願いしたい!という期待値も込めての満点評価です

5

SNSで見かけたときから気になっていた、番犬攻め×デリヘルボーイのお話は、、、?!!

攻めのドアップのお表紙×タイトルのネーミング×帯のキャッチフレーズが、手に取ったときに最強に痺れた1冊です。

クレームによって崖っぷちのデリへルボーイのユイが、オーナーの知り合いという客のところへ行ったら、刺青にコワモテで明らかカタギでない男が待っていて、、、
という冒頭。

読み進めていくと、攻め受け双方とも過酷な家庭環境で育ち、それぞれ必死に生きてきた結果、今があるという設定。

そんなふたりが出逢い、攻めが受けに執着し始めたことで始まったなにか。
そのなかで、人生崖っぷちに立たされていた受けが思った以上に逞しく、
攻めのパートナーとしてはあまりにもヒーローっぽくてかっこよすぎました。
というか、攻めも背中を預けられるような、だからこそ好きになったのだろうと分かる特別感。



ラストのドラマティックな場での、あの攻めの決断には、攻めらしい受けへの愛がつまっていて、
やっぱりタイトル的にも、
盃を交わしてないとはいえ、坊ちゃんの番犬という立場上そうなるかーー泣
と、胸がギュッと切なくなりました。

またその後、
お互いの存在に影響を受けた結果、
新たな目標に向かって歩き出した喪失→再生への展開が最高によかったです!





攻めが番犬を務めていた坊ちゃんのアレコレに好き嫌いがありそうでしたが、個人的には憎めず、いつかもっと精神的に強くなって(あまりにも子ども過ぎたような、、)、幸せになってほしいなあと思いました。


メイトの有償特典小冊子は、ベッドは頑丈なものが良きでせう♡ラストに、ニヤつきました♪

2

【自分から言いたくなるほど俺に惚れさしたる(義一)】


エロス度★★★★★★

おやおや。最恐の番犬というヤバい攻めに執着されてしまうデリヘルボーイ、かわいいですね。

義一とユイが紡ぐ愛に飢えたはぐれ者同士の恋物語で、ファーストコンタクトが最悪であったのに救済の光となる展開がグッときます。

ユイの強気なキャラが魅力的で、義一がユイに対してどんどん優しく溺愛化していくのがめっちゃツボります。

ふたりの背景に痛みや孤独・愛情に飢えたしんどさもあり、似た者同士であるから共感し合えるものがあったり、他の誰よりも抱えているモノを理解し合えているのが尊い。

順調に関係と想いを縮めていくふたりですが、色々と拗らせた坊ちゃんや裏社会の暴力の介入にはハラハラ。

試練を乗り越えて、約束を交わす結末や最恐であった番犬が暴力ではない愛で溢れる心の痛みを知るのがたまりませんね。

濡れ場では、暴力的な行為からユイが気持ちいい所を探っていく甘々な行為に変えていく義一に悶えました。

素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございます!

3

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