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wa ga kokoro o hamu kurenai
本作は既刊『我が恋はしのぶれど』に登場していた鬼の兄弟、
幽厳(兄)と紅丸(弟)のスピンオフです。
オリジナルの方でもただならぬ雰囲気を醸し出しおり、
絶対この二人メインのお話が読んでみたい!と思っていただけに
スピンオフ刊行の報に歓喜しかありませんでした♪
鬼の大将の幽厳とその弟の紅丸は同じ母から生まれながら、
それぞれ鬼の父と人間の父をもつ異父兄弟。
強さに異常なまでに執着しその他のことには無関心な幽厳ですが、
ただ一人、彼の執着心を煽って止まないのが異父弟の紅丸でした。
紅丸も母よりも誰よりも兄だけを慕い、身も心も捧げる溺れよう。
そして、この二人、スピン元をお読みの方はご存じかと思われますが、
兄弟としての一線を越えた関係にあります。
ただ、この物語の世界観なのか、二人の禁断愛は周知の事実として
受け容れられており(引いている鬼はいるけど)絶対的なタブー感はありません。
最初から最後まで超濃密な相思相愛ぶり。
ただ、生粋の鬼である幽厳とは異なり、
紅丸は鬼と人間のハーフであることからその寿命は短いことが
仄めかされており、それがなんとも切ない気持ちにさせられます。
そんな二人の共依存愛が本筋として描かれながらも、
何者かが紅丸に毒を盛る事件が勃発したり、
紅丸の父親の骸が持ち去られる事件が起き、
その真犯人を探すというミステリー要素もあり、読み応え満載です。
一連の事件を引き起こした真犯人の思惑や
いつしか幽厳を置いてこの世を去ったとき、
彼の中に永遠に自分を遺すために紅丸が企んでいる何か…
謎を残したまま下巻へ続きます。
五月女えむ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
わちゃわちゃ 3
純愛 3
不気味 2
エロ 1
な感じだと思います。
幽厳さん×紅丸さんのカプです。
今作は、前作の「我が恋はしのぶれど」で異様な存在感と歪な純愛が、めっちゃ気になっていた鬼の兄弟の幽厳さんと紅丸さんのスピンオフ作品です。
前作の我が恋はしのぶれどが未読でも一応分かる内容ではありますが、前作のキャラクター達も登場したり、幽厳さんと紅丸さんが惹かれ合うようになった理由が分かる、読み切りも収録されているので、前作を読んでからだと、更に今作が楽しめると思います。
寿命の差もあり、最期は幽厳さんに食べられ、内側から幽厳さんを独占したいと思っている紅丸さん。そんなある日、鬼一族が集まる会合で、紅丸さんが毒を盛られてしまい…。
物語り序盤から何かしらの伏線が張られているようで、特に、毒を盛られた筈の紅丸さんの言動が端々で含みを持たせているようで、それに否が応でも巻き込まれていく周りのキャラクター達の心境を考えると、仄暗さと不気味さが味わえる雰囲気となっています。
因みに今作は、紅丸さんの父親である鬼神と呼ばれた人間と母親である鬼の躑躅さんが出会い、どう結ばれる、どんな最期を迎えたのか、丸々1話分を使って描かれています。勿論その話でBL要素は無いですが、躑躅さんと夫である武将との間にも確かな純愛があったのだなと少ししんみりします。
前作のキャラ達や今作からの新キャラがわちゃわちゃしているが、明るく楽しい雰囲気ではなく、誰が何を画策しているのか、誰が何を企てているのか、人間ではない、鬼だからこその不気味な言動や歪な思想が癖になります。タイトルに記載されている通り、今作は上巻なので、下巻ではどんな展開になるのか、そして幽厳さんと紅丸さんの最期はどうなるのか、めちゃくちゃ気になるので、次巻も読ませて頂きます。
美しく妖しい鬼兄弟のお話。
「我が恋はしのぶれど」に出てきたときから好きな鬼兄弟のお話が読めて嬉しいです!
こちらの作品の連載を追うために雑誌を購入していたくらい、好きな作品です。
兄弟BL&人外&和風&執着溺愛で私の好きシチュたっぷり。
鬼兄弟の母親である躑躅の君と、御前様(紅丸の父親)の過去話も読み応えがありました。
幽厳の紅丸に対する執着の深さは、躑躅の君譲りなのかな?と思ったり。
絶賛進行中の犯人捜しも、あれやこれや推理しながら真相が明かされるのを待っています。
紅丸の人間離れした妖しさ、そんな紅丸の虜な最強&最恐の鬼である幽厳。
一見弱者でも芯のある相手に支えられ、離れられなくなっている強者の攻が好きなので、幽厳が紅丸に対する執着を見せる度に悶えています。
角コツン、が鬼にとっては熱烈なキスと同等というのが何とも…!
サブキャラたちや和の世界観が見事に表現されている画面にも魅せられます。
鬼や物怪の類いを描くときの妖しさや凄みなどの迫力がすごい!
連載の続きも下巻の発売も待ち遠しいです。
雑誌の時から大注目の作品でした。
鬼・兄弟愛!でも大満足なのに更にカワウソ、アマビエ様!のかわいい子達が!
何より事件を解決していくワクワク感!これが何より引きつけられるし、お母様のはなしはそのまま一本のお話で涙が出ました。
大体わかって来た事件の内容を経てもう一度読み直すと表情一つ一つが面白く読めました
でも心臓鷲掴みの一番凄かったシーンは紅丸君がお兄さんを最初に見たシーンです。
本当にすごかった!
大好きです
五月女えむ先生の人外×兄弟ファンタジー、
素晴らしく読み応えある一冊でしたー...!
実の兄弟間の愛、という禁断の関係に加え(大好き)、
弟・紅丸(受け)に毒を盛ったのは一体誰なのかー
という犯人探しのミステリ要素も加わり、ハラハラ・ドキドキ止まらず。
先生の美しい絵で描かれる幽玄な世界は耽美そのもの・:*+
可愛い妖(なのかな?)たちも登場し、コミカルなシーンもあったりして
色々な角度から愛でて萌えてワクワクできるお話でした。
こちら「上」と巻数が振ってあるとおり、続きものです。
「おおおお...!それでどうする、どうなる!?」という、
ものすごく良いところで終わってます。
上巻を読み終えたばかりですが、下巻が待ちきれないー...
鬼の大将である兄・幽厳×人の血を引く(父親が人)異父弟・紅丸。
紅丸は幼い頃から兄に親しみと恋慕を覚え、その夢はいつか
兄・幽厳にその身を喰われ、内側から永遠に兄を独占することー
という、なかなかに病んでる系の弟受け。(良い...!)
で!
こちら、二人の愛とミステリ部分以外で意外にも萌えたのが、
兄弟の母(鬼)と、紅丸の父との恋愛部分...!
(※BLではないので、苦手な方、ご注意ください。
でも素晴らしい恋愛物語で個人的にかなりグッときました)
愛する紅丸に毒が盛られ、犯人はいまだ捕まらずー
ということで怒り狂う母親。
髪を振り乱して暴れる様子は執着と狂気を感じさせ、
恐ろしいことこの上ないのです。
そこからの!
紅丸父母の恋愛譚が、もう切なさと愛おしさで胸いっぱいになる
物語でした。
鬼である母親の正体を、最期まで知らずに逝った、
彼女を「つつじ」と名付け「天女」と呼んだ人...( ; ; )
どうして母親が、人間である紅丸父にそんなに執着するのか。
冒頭、鬼の四家がわざわざ話し合いの場を設けるに至った議題の謎が、
この中盤の異種族間恋物語によって明らかにされます。
読みながら、血湧き肉躍る興奮を味わいました。
こうやって冒頭の伏線が回収されていくのー!!?と...
物語の解像度が、ここからググッと⤴︎上がっていきます。
BLの中にある”非BL”物語なのですが、
この上巻の中で一番強く心に刺さった部分でした。
で!
紅丸殺人(鬼)未遂の犯人に仕立て上げられた
南家従者の鬼・春潮。
策略家・紅丸の手により家に呼び寄せられて知った
”毒殺未遂”の真犯人はー!
と、そこで春潮と同じく「紅丸の自作自演だったのかな?」
なんて思っていた自分は、「あっ!!」と膝を打ち...
(これ、よく振り返ってみれば真犯人に怪しい言動はあったので、
勘の良い方なら多分気付くと思います;)
真犯人が分かったところで、事態はどう転がってゆくの!?
兄弟とその母・つつじはどんな手を打つのか?
そして兄弟の愛の行方、
兄・幽厳に”食べられたい”と願う紅丸の夢は叶うのか?
(兄はどういう気持ちで紅丸の血を啜っているの...?)
そういった疑問が渦巻き、「下巻を..下巻をー!」と
叫びたくなってしまう上巻のエンディング。
正座して下巻をお待ちしております...!
★修正:tnトーン+ぐしゃぐしゃ線(電子Renta!)
濡れ場、tnの露出は少なめです。(濡れ場は2回、露出は1回)