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wa ga kokoro o hamu kurenai
五月女えむ先生の人外×兄弟ファンタジー、
素晴らしく読み応えある一冊でしたー...!
実の兄弟間の愛、という禁断の関係に加え(大好き)、
弟・紅丸(受け)に毒を盛ったのは一体誰なのかー
という犯人探しのミステリ要素も加わり、ハラハラ・ドキドキ止まらず。
先生の美しい絵で描かれる幽玄な世界は耽美そのもの・:*+
可愛い妖(なのかな?)たちも登場し、コミカルなシーンもあったりして
色々な角度から愛でて萌えてワクワクできるお話でした。
こちら「上」と巻数が振ってあるとおり、続きものです。
「おおおお...!それでどうする、どうなる!?」という、
ものすごく良いところで終わってます。
上巻を読み終えたばかりですが、下巻が待ちきれないー...
鬼の大将である兄・幽厳×人の血を引く(父親が人)異父弟・紅丸。
紅丸は幼い頃から兄に親しみと恋慕を覚え、その夢はいつか
兄・幽厳にその身を喰われ、内側から永遠に兄を独占することー
という、なかなかに病んでる系の弟受け。(良い...!)
で!
こちら、二人の愛とミステリ部分以外で意外にも萌えたのが、
兄弟の母(鬼)と、紅丸の父との恋愛部分...!
(※BLではないので、苦手な方、ご注意ください。
でも素晴らしい恋愛物語で個人的にかなりグッときました)
愛する紅丸に毒が盛られ、犯人はいまだ捕まらずー
ということで怒り狂う母親。
髪を振り乱して暴れる様子は執着と狂気を感じさせ、
恐ろしいことこの上ないのです。
そこからの!
紅丸父母の恋愛譚が、もう切なさと愛おしさで胸いっぱいになる
物語でした。
鬼である母親の正体を、最期まで知らずに逝った、
彼女を「つつじ」と名付け「天女」と呼んだ人...( ; ; )
どうして母親が、人間である紅丸父にそんなに執着するのか。
冒頭、鬼の四家がわざわざ話し合いの場を設けるに至った議題の謎が、
この中盤の異種族間恋物語によって明らかにされます。
読みながら、血湧き肉躍る興奮を味わいました。
こうやって冒頭の伏線が回収されていくのー!!?と...
物語の解像度が、ここからググッと⤴︎上がっていきます。
BLの中にある”非BL”物語なのですが、
この上巻の中で一番強く心に刺さった部分でした。
で!
紅丸殺人(鬼)未遂の犯人に仕立て上げられた
南家従者の鬼・春潮。
策略家・紅丸の手により家に呼び寄せられて知った
”毒殺未遂”の真犯人はー!
と、そこで春潮と同じく「紅丸の自作自演だったのかな?」
なんて思っていた自分は、「あっ!!」と膝を打ち...
(これ、よく振り返ってみれば真犯人に怪しい言動はあったので、
勘の良い方なら多分気付くと思います;)
真犯人が分かったところで、事態はどう転がってゆくの!?
兄弟とその母・つつじはどんな手を打つのか?
そして兄弟の愛の行方、
兄・幽厳に”食べられたい”と願う紅丸の夢は叶うのか?
(兄はどういう気持ちで紅丸の血を啜っているの...?)
そういった疑問が渦巻き、「下巻を..下巻をー!」と
叫びたくなってしまう上巻のエンディング。
正座して下巻をお待ちしております...!
★修正:tnトーン+ぐしゃぐしゃ線(電子Renta!)
濡れ場、tnの露出は少なめです。(濡れ場は2回、露出は1回)