お前と二人で住む家に俺は帰りたい

運命すらも呼吸をとめて 2

unmei sura mo kokyu wo tomete

運命すらも呼吸をとめて 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神90
  • 萌×230
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

67

レビュー数
16
得点
601
評価数
132
平均
4.6 / 5
神率
68.2%
著者
滝端 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784758029674

あらすじ

優秀なエリートαの恒吉は、ある日突然Ωへとバース性が変化したことですべてを失いかける……
かつての職場も、自分自身の存在すら信じられなくなっていた中で出逢った、αに突然変異した元βの隣人・麻川。

紆余曲折の末、パートナー兼恋人として番契約を結んだ二人。
結婚を意識し始めた麻川と、父に自身のバース性の変化を打ち明ける決意をした恒吉だったが……?
家族、社会、そして自分自身と向き合う先に、ふたりが見つけた“本当の幸せ”とは。

変わりゆく身体と心――それでも、確かに繋がる絆。
滝端が描く、静謐でエモーショナルな、突然変異型オメガバースセクシュアルラブストーリー第2巻!

《収録内容》
◆『運命すらも呼吸をとめて』7~11話
◆描き下ろし13P

表題作運命すらも呼吸をとめて 2

フリーのSE,β→α,恒吉の番
製薬会社勤務のリーマン,課長補佐,麻川の番,α→Ω

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数16

二人の名前呼び...!表紙できらめく指輪が全てを物語る

ああ、もう…!!
読んでいる間も、読後も、たまらない幸福感(※切なさもあり)に包まれる
光の続編でした。
読後の興奮が冷めやらない..フーフー...!(興奮の鼻息)

以下、そんな状態で思いつくままにレビューを書くため
少々荒ぶった感じになってしまうかもしれません;

1巻を読み返し、その後番外編の「巣作り」のお話、
そしてこちらの2巻を続けて拝読しました。

1巻がシリアスで切ない展開多めなだけに、
2巻に溢れる幸福感の眩しさが半端ない…!✨

特に1巻と並べた時の、この恒吉(つなよし・受け)の表情の変化といったら。
恒吉の柔らかな笑顔に、自分も頬が緩んでしまいます(*´◒`*)

そして二人の指にきらめく指輪。固い絆!
がっちり恒吉をホールドする麻川(あさかわ・攻め)の手が
愛と執着心と独占欲を表してますね、良き。最高です✨

今作は前作ラスト、番になって”一年記念日”のお話からの続き。
すっかり記念日を忘れていた恒吉と、しっかり覚えていて
準備万端な麻川とのコントラストにニヤニヤしてしまう〜(。-∀-)

そしてメインは「二人の結婚」、名実ともに家族となる二人。
シリアスなパートは恒吉父へのご挨拶、バース転換のカミングアウト...
といったところ。(麻川の両親は二人とも他界してるんですね..)

ある日突然、Ωと番って出て行ってしまったという
恒吉の母親。

それから男手ひとつで恒吉を育て上げたお父さん、
「雅(まさる)」と呼ぶその呼び方や表情から、
愛がいっぱいに伝わってきます。

そして、そんな父親を見て「立派なαになる...!」と
努力に努力を重ねてきた恒吉。
Ωへの変異のことを伝える決意をしてきたとはいえ、
そう簡単には告げられないよね...

「番になった」と言えず、「付き合ってるんだ」と
言い直すシーン。
そして麻川との顔合わせ当日、結局本当のことは言い出せず...という展開に
胸が痛みました。

そんな恒吉の様子を見て、「俺が支えるって決めたのに」と
もどかしい思いを抱えるスパダリ未満な麻川!
その姿に、なぜか激しく萌えてしまった...

1巻でも男前なのは終始恒吉の方で、
麻川は最後の最後にやっと、恒吉に向き合った感が
強かったかと思うのですが。

この続刊、恒吉の強さ、男前度はそのままに
麻川の内面や態度の変化(甘いんです...♡)が現れているのが
たまらなく良いです。
「頼れる男に、俺はなる!!」な決意に痺れる。


”お父さんが誇りに思えるようなαにならなくちゃ”とか、
”Ωはαと番うべき、それが「正しい」道”だとか。

バース性に対する偏見、しがらみ、
たとえα同士であっても優劣を付け合うことが普通に存在する
(事態は好転してきたとはいえ...)辛い世界観ですが、、

そんな中で麻川が力強く告げた
「正しくても正しくなくても、俺はこいつと結婚する」という言葉が、
前に進む勇気と何かが変わる、変えられる...という希望を与えてくれる気がします

バース性によって辛い別れを経験し、意図したことではなくとも
息子(恒吉)に影響を与えたーという自覚のある恒吉父。
そんな父の言う、「バース性なんて関係ない」という言葉と謝罪は、
深くて重くて、愛に満ちてる( ; ; )

そして11話で始まる、二人の新婚生活!!!
他愛のない話をしながらの朝食、出勤前の「マーキング」と称した(?)
夫(恒吉)吸い!(*´∀`*)キャー...
幸せすぎて心弾み、リアルに小声で「キャー」と発しちゃってました。。


欲を言えば、、というより、ちょっと気になったのは、
麻川の方に籍を入れるんだ...!?ということ。

バース性の突然変異や、Ωでありながら実力を発揮して課長補佐になり
再び輝く恒吉...と、
いろんな”普通(と思われていること)”とは違うことを経験してきた
二人だからこそ、既存の枠組みの”結婚”とは違うところ
(↑別姓のままとか、麻川が恒吉姓になるとか)が見たかったかなあ。。

と、そんなことをちらっと思ったりもしました;

とはいえ!

光溢れる結婚&新婚生活編、その満足度は
文句なし!の星5つです(5つじゃ足りないかも)。

筋肉×筋肉、男の肉体がぶつかり合う濃厚エッチと
その甘さにも蕩けてしまった...//

ラストの濃厚な情事の後、
恒吉にもっと甘えて欲しい…と「ぶー」って顔する麻川!かっわいいなあ...!

描き下ろしの「結婚式の動画を見ながら」プレイは、
ぜーーーーったい麻川の性癖だと思うw

で、ずっと名字で呼び合ってきた二人が名前で呼び合う様が
ハートを直撃してきます。た、立ち上がれないわ...!

甘くて甘い言葉責めと、へとへとになるまで抱き合う二人の姿を
たっっっぷり楽しめる、極上のラスト&描き下ろしでした:*+.

1巻での、あの辛くて辛くて辛い(涙)経験も
全て糧にした二人の愛おしい幸福な日常。

大・感・謝!しかない、光の続編、結婚&新婚生活編でしたー...!BIG LOVE.



★修正:紙も電子(シーモア)もtn白抜き;

2

大事な存在と歩む未来は今もこれからも明るい 

麻川と恒吉に関して言えば、何の心配もない安定の番っぷり!
殺伐としていたシーンが多かった1巻に比べ、2巻は両者の甘みを含んだ幸せテイストがやたらめったら沁みました。

2巻のテーマは"家族"。
番同士の2人は結婚してなくて、いわば事実婚の状態でした。それが、結婚というステップへと進むことで、名実ともに家族の関係になることが今巻の見どころです。
そうなると、恒吉の父親に麻川を紹介する流れとなるわけで、今巻の中で一番緊張感が走る展開が待ち構えています。1巻でも少し言及していたけど、恒吉の父は恒吉がαであることを誇りに思っていて、そのことが恒吉の心をずっと縛ってきた元凶でもあります。
要は、過去の家族間トラウマとも、父への負い目とも対峙しなければならなくなった実家帰省で、恒吉がどう父親と向き合うのか、そのとき麻川は恒吉にどう寄り添うことができるのか。αからΩへと変異した事実を父に告白するその瞬間まで、三者から目が離せませんでした。

なかなか父に言えないままでいる恒吉のペースを温かく見守っている麻川が本当に良い寄り添いをしてくれます。スーツ姿もカッコいいし、こんなに良い男だったっけ?と麻川の素敵さに改めて気付かされっぱなしでした^ ^
恒吉と結婚を強く望む意思もそうだし、「お前と二人で住む家に俺は帰りたい」とのプロポーズのセリフもカッコよくて惚れる……。欲しい言葉をストレートに伝えてくれる麻川の想いに触れながら、麻川の愛に身も心もしっかりと預けられる恒吉の信頼の情もまたグッときます。

前巻からの流れを汲んだ父との関係が見事に回収され、素晴らしい読後感に繋がるストーリーでした。これ以上ない多幸感溢れたラストもすんごく良かった。
バース性によって誰かを蔑んだり、卑屈になったり、αはこうでΩはこう、βは……などなど、個人の性格や個性よりバース性の評価や偏見が先立つ社会が変わっていくと良いなと願っています^ ^

1

見応えある2人のエンディング

滝端先生、2巻を描いてくださってありがとうございました…!
αを嫌っていたのにどんどんαとして、恒吉のパートナーとして成長する麻川がカッコ良すぎました。恒吉のお父さんへの報告に行くのも、恒吉1人だったらと思うと胸が苦しくて…恒吉に麻川がいて良かったね、と心から思いました。
滝端先生の絵柄が本当に大好きなのですが、この2人…たまらんです…!
お気に入り作品がまた増えました〜♪

1

幸せに包まれて

番から結婚へ。
番になった二人のその後が描かれた続編です!

エリートαから突然Ωに変異した恒吉とβからαに変異した麻川が
紆余曲折を経て番になったのが前作まで。

今回はそんな二人が結婚を意識し始めるところからスタートです。

麻川と番になって日々彼からの愛情を感じ、
仕事も順調で、幸せな毎日を送る恒吉。
そんな中1年記念を迎えた二人でしたが、
麻川が自分との結婚を望んでいることを知り…。

元々結婚を前提としたお付き合いだっただので、
その後結婚話はとんとん拍子に進んでゆきます。

ただ、恒吉の父親への挨拶の段になって恒吉の表情が曇り始めます。
α同士で結ばれた恒吉の両親でしたが、母親がΩと番契約を結んだことを
きっかけに二人は離婚することに。

そんな過去から父親は恒吉に対して強いαであるように望んでいました。
そして、父の自慢の息子であるようにと努力を重ねてきたものの、
Ωに変異したことで“父親の望む息子“ではなくなってしまったと気にする恒吉。

麻川との結婚報告を機にαからΩに変異したことを告げようと
心を決める恒吉でしたが、父親をがっかりさせたくないと伝えられず…。
そんな恒吉の背中を押そうと頑張って父親との間を取り持ってくれる
麻川が本当に良い旦那様でした。

恒吉の父親だって決して悪気はなくて、
息子を誰よりも愛して幸せを願ってくれる素敵な父親なんです。
ただ、妻を失った傷は深く、その悲しみを乗り越えるために
息子に期待を押し付けてしまったというだけ。
そして、息子もまた父親を愛するがゆえにその期待に応えようと
頑張りすぎただけの話なんです。

父親から愛され、愛していたからこそΩへの変異を告げられなかった恒吉。
けれど、息子の変異を知ると涙を流してその全てを受け容れてくれて。
愛しているからこそ臆病で、言葉にできない、似た者親子なのでした。

無事父親と和解をした後は念願の同棲&結婚式!
これまでも既に恒吉への溺愛が溢れまくりな麻川でしたが、
結婚後もそれは変わることなく毎朝出社前に恒吉に
マーキングを欠かさぬ執着&あまあまにもニヤニヤ。
体格的にはそれほど差はない二人ですが、恒吉めちゃくちゃに愛でて、
ときに甘えたになる麻川のデレ甘っぷりに悶絶しっぱなしでした。

 

0

これ以上のハッピーエンドがあるのだろうか

いや〜、本当に二人が幸せそうで。
前作からの続きのストーリーが読めて本当に嬉しいです。

前作では、バース性がかわってからの、めまぐるしい変化に翻弄されるふたりがメインでしたが、今作では、番った後なので、もう、初っ端からラブラブです。
素晴らしいですね〜。
恒吉の変化が特に顕著で、麻川にはもちろん可愛くて最高ですし、同僚や恒吉父の教え子達にも接し方が優しいというか、丸くなったというか。
恒吉は、番を得て安定したことももちろんですが、元々ができる男なので、凄まじくスパダリ感増し増しに感じました。
麻川は麻川で、恒吉の旦那で相応しくあろうとかっこよさに魅力がかかってるわけですが、最強のカップルだなぁと思いました。

それにしても、番ってからの恒吉は可愛いですよね(えっちシーンの話)。
そして、表情が柔らかいし、とっても幸せそう。
麻川のおかげで恒吉が変わり、恒吉のおかげで麻川が変わり。
こんなに素敵で最高なカップルに出会えて本当に幸せな読了感でした。

これからもこの二人のお話、読めたら嬉しいです。

0

信頼し合う尊さ

1巻はシリアスな内容で笑顔が少なかったのがちょっとさみしかったのですが、2巻でたくさん見せて頂きうれしいです。2人ともいい笑顔でいちゃいちゃも微笑ましくあたたかい気持ちになりました。

2人の間でしあわせならそれでいい。でも周囲に認めてもらえるとよりうれしい。バース性の生きづらさを乗り越えて祝福される2人が描かれていました。
恒吉の父親に突然変異Ωであることを伝え結婚を認めてもらってよかった。
雅のことを思っての「強いαになれ」は呪いにもなる。雅は父親のその言葉を力にしながらも苦しみにもなった。
そのことを父親もわかって詫びたところがよかったです。父親もまたバース性にとらわれていたんですもんね。

結婚式のシーンはなんぼあってもいいですね。
2人ともかっこいいしお似合いだしとてもしあわせそうでした。

恒吉がまた本社に戻ることになるのが社会的にもいい変化。
お互いの強いところや良いところを尊敬したり信頼し合ってベタ惚れな新婚さんがステキでした。

3

どこまでも信頼し合ってるとてもお似合いの夫夫です

運命すらも呼吸をとめての2巻です

ちょっとぶつかり合いながらも番になった2人のその後のストーリーなので、2人の関係にニヤニヤが止まらないのは仕方がない!

引き継き麻川さんは恒吉さんに釣り合うαになるために頑張っております
そんな頑張らなくてもしっかり恒吉さんのαは麻川さんだけなのに、元々恒吉さんはとても素敵なαから突然変異でΩになってΩになってからも頑張ってる恒吉さんの近くにいるから努力を続ける麻川さんを応援したくなるのです
結婚したいけど、釣り合うαになるまでプロポーズ我慢してるのいじらしいな笑

そんな素敵なパートナーがいる本当に表情が柔らかくなった恒吉さんの可愛いが前作よりもパワーアップ、本当可愛い
えっちなシーンの時も番になって甘えられる様になった表現なのか可愛い
麻川さんの原動力になっているでしょう
そして、やっぱり仕事ができる男の恒吉さん、また新しい事を始めます
こちらも確実に麻川さんの原動力です笑

ベースはとても仲良しな2人が見れるのでニヤニヤします
そして、物語の開始時点で麻川さんがプロポーズするのでさらにニヤニヤします
結婚後に名前呼びで旧姓恒吉さんがプロポーズするので最後までニヤニヤします

以降は麻川さんを望さん、恒吉さんを雅さんと書こうかと、、、w

ストーリーの中核は雅さんのお父さんにご挨拶に行くところ
恒吉さんってお父さんにはまだ突然変異でΩになった事を話していなかったのだと思い出し、お父さんの言葉通りのαになろうと頑張ってたなってことを思い出しました

恒吉父はご実家で学習塾をやっていたから、保護者の方も含めて息子の雅さんがαなのを認知していました
なんだか幼き頃住んでいた地域を思い出しました、みんな近所に集まってたまにご飯いただいてたな、今の時代見ることがない風景ですね笑

結婚の報告の時に遊びに来ていた子供達も2人ともαで結婚と聞き、ネットにαはΩと結婚するべきで正しくないって言われた時、バース性関係なく結婚するし幸せになるために結婚する的な事を回答していて、将来お父さん以外に突然変異のΩだと知れ渡っても大丈夫だなと変な安心感を持つシーンあります

からの、お父さんに突然変異を伝えるシーン
ちょっと切なくなったけど、とても優しいお父さんだから最後は涙の理由がこの家族は大丈夫だと思わせてくれるものでした
突然変異を伝える日の朝に、望さんがお父さんとお弁当作りで望さんのことも少し知ってもらえたからこそ、本当に2人が幸せであることを感じてお祝いしてくれる、予想通りの恒吉さんのお父さんって感じです

からの2人の2人の挙式シーンは幸せが溢れていてよても良き、幸せがいっぱいです

そして、今回は番になってからの2人の話なので、えっちなシーンは甘い
記念日にプロポーズからのえっちはそんなに長くないのに雅さん最初からとろとろです、良いです
挙式後シーン後のえっちなシーンは、前作に書かれていたのヒート前はむちむち感アップ(望比※個人の見解です)あるし巣作りでふにゃってなってる雅さんで、そんな雅さんからプロポーズされて望さんも止まらなくなります、良いです
書き下ろしは、挙式後のいわゆる初夜ってやつですね
こちらはほろ酔いで挙式時の映像見ながら幸せに浸ってるえっちしてるので、またお互いちょっと歯止め効かなくなってる感じ、良いです
結論どちらも甘々です、良いです

前作をしっかり覚えてないとわからない部分があるので、読み返した方がいいかと思います

これからも切磋琢磨してお互いを大切にした仲良しな夫夫である未来が見える、読了感がとても良かったです




3

運命すらも呼吸をとめて 2

とても美しい作画で眼福の一冊

お話は二人のこれからの話
突然変異でバース性が変わってしまった二人
それぞれに思うところはあって、特に受けの方は父親の過度な期待を背負っているのが前巻にもあったので、波乱なのかと思いきや‥

とても思いやりにあふれた展開でした
それぞれの思い合っている気持ちが伝わってきて素敵でした

壮大なお話だったので、満足感がすごいです
最初の頃からは想像もつかないほどの幸せそうな二人がたくさん描かれてました

1

あの困難も今は

突然変異でαからΩに「転落」した恒吉が、βからαに同じく変異した麻川とお互いの苦しさを越えて結ばれる、というかなりシリアス度の高い前巻から3年。
届いたこの「2」は予想される波乱などではなく、2人のアツい幸せ、ストロングな愛情、揺るぎない信頼、そして暖かな未来が描かれていました…
本作のテーマはズバリ「結婚」。
麻川と恒吉は番契約はしたけれど「結婚」はしていない。
恒吉の方は、結婚はしてもしなくても…と言ってはいたけど、麻川からプロポーズされて自分でも驚くくらい幸せで。
さて、波乱があるとすれば恒吉父への「ご挨拶」。
実は恒吉はΩに変異してしまった事を父親に話してないわけです。
だから、父にしてみたら2人はα同士CP。そしてそれはご自分の苦い記憶と重なっている…
全てを言いたい、でも言うのが怖い、失望させるのが怖い…
そんな想いも、麻川というパートナーがいて2人で乗り越えていけるのですよ。
結婚式もとってもステキ。
出会いからのあの不安、あの困難からこんな幸せが待っていたなんてね。
ハッピー展開のストロングスタイル、やっぱりムネアツです。
神寄りの「萌x2」で。

1

大人向けBL

突然変異でαからΩになった恒吉と、同じく突然変異でβからαになった麻川。

1巻では、Ωになった途端に周囲の人間たちの態度が一変し、性的にも脅かされることになった恒吉が、プライドや自尊心を傷付けられながらも前向きに努力を続ける姿が描かれていました。
麻川は諦念が強く、αになった事にも拒否反応が強かったけれど、前向きに生きる恒吉に影響されて、自尊心を取り戻していきます。
身だしなみに気を使わずボロボロだった序盤とは違い、ビシッとスーツをきてビジネスパーソンに戻った麻川は素敵でした。

・・・というのが1巻まで。
2巻は恒吉がΩになった事を父親に打ち明けるエピソードがメインでした。
あっさり父親に理解されたら、それはそれで物足りないので匙加減は難しいと思うのですが、ちょっとくどいかな〜と思ってしまいました。
父親が泣き過ぎだったような・・・。

基本的に恒吉メインなので、麻川の過去ももうちょいクローズアップされて欲しかったなぁと感じました。
絵柄は好みが分かれそうですが、成人男性がちゃんと成人男性に見える、骨太な絵柄です。
エチシーンも濃厚。
恒吉はガタイが良いので、しっかり男性の肢体なんですが、エチシーンは艶があって色っぽいです。
地に足のついた、大人向けのBLですね。

1

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