后宮のオメガ 雪花の章

kouguu no omega yukihana no syou

后宮のオメガ 雪花の章
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神210
  • 萌×231
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

6

レビュー数
30
得点
1186
評価数
246
平均
4.8 / 5
神率
85.4%
著者
露久ふみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403669989

あらすじ

ハヌ国の王・ハーリドと政略結婚した小国の第十三王子でΩのイリヤ。
多くの困難を乗り越え絆を深めていった2人だが、
父が病に倒れたという報せを受け、イリヤは国へ戻ることを決意して……!?
絢爛艶美な後宮オメガバース、待望の続篇!

表題作后宮のオメガ 雪花の章

19歳、α、ハヌ国の国王
27歳、Ω、ハヌ国王后

その他の収録作品

  • 後日譚

レビュー投稿数30

泣いた(ネタバレ注意)

母国はもちろん父からも疎まれ嫁いできた思っていたイリヤの心が救われて良かった...
二人の子どものこれからも気になります

0

2人のイチャコラを愛でつつ、イリヤの忘れ去りたい生い立ちを辿るお話

上下巻で一旦完結しているためこの『雪花の章』を読まなければストーリーが理解できないという事ではなかったです。イリヤがΩとして誕生しロメリダールで存在しないものとして扱われ、愛されていなかったと思っていたが果たしてそうだったか?後は、上下巻ではイリヤとハーリドが身も心も本当の意味で結ばれたのは下巻のラストだったので、その後の2人の甘いイチャコラが愛でられるところでしょうか。イリヤしか経験がないはずなのにハーリドのイリヤを悦ばせるテクは上がりに上がっております。
キリル王はイリヤが政争の道具とされない為、Ωをラタテ神の御使として大事にされる海を越えた遠いハヌ国へイリヤを嫁がせ、ソーンの妃であるローラの血縁者にはハヌ国の人間がいることから、少しずつΩに対する考え方を変えようとしていた(?)と思われキリル王に疎まれていたわけではなくちゃんと愛されてた。いかんせんキリル王も愛情表現においては不器用で上手く伝えられない性分。誤解は解けてもちょっとぎこちなさが残るもめでたしめでたし。
気になったのは最後、ハーリドとイリヤの子供がお昼寝をしているハリーファ、イクバール、マルジャーナ。あとがきに登場しなかったラナとリズクまでハヌ国家系図で描かれているのは、この子供達が主役の新たなストーリーが今後見られるの‥か?
ザインも死んだものと思いきや、しぶとく生きていて結婚し子供がいたりね‥など色々妄想が膨らみます。

0

冷たい言葉の先に待つ温かな結末


上下巻の続きなので、まずはそちらを読んでからがおすすめです。

裸体から始まる続編は、イリヤの故郷での物語が描かれます。
Ωを迫害する父からの冷たい言葉には胸が痛みましたが、少しずつ変わっていく親子の関係には温かさを感じました。

エンディングでは子どもたちが登場し、未来への希望を象徴するような穏やかな光景に胸がじんとします。
ダルジュの子どもまで出てくるサプライズもあり、幸せな余韻に包まれる締めくくりでした。

えち展開:1回

2

あたたかい雪華

 政権争いのお家騒動かなーと勝手に思っていましたが、温かいお話でした。
 オメガであるが故に一族から疎まれ、軽んじられ、蔑まれていたイリヤの心をほぐし、イリヤ自身を認め、惹かれ、愛したハーリド。ハーリドの大きな懐に抱かれ、自己を肯定し、自信を持ってハーリドと共に歩んでいったイリヤ。
 本巻では、実家とのわだかまりに向き合っていくことになります。長兄、そして父。もちろん、艶やか、ゴージャス、ドラマチックな物語で大好きですが、何より心惹かれたのは、イリヤと父親の関係の雪解けです!父親から疎まれていたのではなくて、ちゃんと認められて、行末を親の情をもって考えてくれていたことがわかり、イリヤはどれだけ嬉しかったことか、安堵したことか。イリヤの子ども時代に深く刻まれていた傷に、暖かい光が差し、包みこみ、癒していったんだろうなあと思いました。やっぱり親から認められ、尊重され、愛されていたんだって気づくことは、人格の根幹に関わる大切なことかなあと。イリヤ、本当に良かったね。背中を押したハーリド、やっぱり凄い人です。
 上下巻を読んだ時も、本当に爽やかな満ち足りたような読後感でしたが、本巻も!二人はずっと幸せに暮らしていきました、めでたし、めでたしってわかっているんですが、またスピンオフ的なお話が読めたら、ありがたいです。
 

3

何かを誰かを大切に想うこと

シェリプラスで連載を追っていたので、一冊の本になって読むことができて感慨深いです。
何かを、誰かを、大切に想うが故にすれ違ってしまったり時には間違えてしまったりするけれど、いつだってそれを許し包みこむのは深い愛なのだなあと感じました。
俺を諦めるわけにはいかない、と言えるくらいに強く逞しくなったイリヤが、父親の言いなりだったヒューイの心をも変える。誰かの出会いは誰かを変えていく。そんな繋がりが一つの国をも動かす。その根幹に流れるのはやはり愛なのだなあ…
個人的なツボは、ハーリドとイリヤ、王と王后という立場でいつも威厳のある立ち振舞いだけれど、ベッドの上ではただお互いを求めあうαとΩ、っていうところです。今回は特に、表の顔と夜の顔、ふたりのギャップにやられました!とってもエッ…♡です♡(紙本は太めの白刻み海苔修正)
そしてやっぱりタルジュはかわいい!ハーリドの横でゴロゴロしてるのかわいいよ…癒し♡
最後の1ページもね、もう!もう!
続編あるとしたらこの子たちのお話になるのかしら…

3

素晴らしい世界観

コミックスの発売おめでとうございます。
続編楽しみにしておりました。
もう奥が深くて。
読み手の感情を溢れさせてくれ、その後多幸感に浸らせてくれる凄さ、、

物語はイリヤの強さと、ハーリドの支える優しさに感無量です。
本当にありがとうございます。

2

最高の続編

前回は上下巻で最高のストーリーを展開していただきましたが今回もとても素晴らしかったです。

みなさん、やっぱり泣いてますね
はい、私も泣きました

家族ってやっぱり素晴らしい…

どの“家族“もみな等しく優しい

前作で、受さんの故郷ではΩは酷い扱いを受けていたという描写があり父王に物資と交換で売られたも同然な感じでしたが何と今回そちらに焦点を当てたお話で、いろいろあって、いろんな人の優しさやらあたたかさがあって、胸がキュッとなりました

これから続編があるならまだまだ見守っていきたい作品になりました


2

こんなに泣いたのは久しぶりです

もしかしてわたし、泣いてますか?はい、泣いてます… あぁ… 漫画読んで泣いたことは時々ありましたが、BL読んで泣いたのは初めてです…

レビューに入る前に、ちょっと個人的なことをお話しさせていただきます。わたしは母がとても厳しい家庭で育ち、20歳になるまで母が決めた夢を追い、母が敷いたレールの上を生きてきました。それを完璧に再現できなければ自分の存在には意味がない、そんな風に感じて生きてきたのです。だから母という存在は、ある意味、育ててくれたことには感謝していますし、どこに出ても負けないように強く育ててくれたのはありがたいんですけど、心から「愛する」対象ではなく… ただ小説に出てくるような、優しく包み込む母親像に対して漠然とした憧れを抱いている、そんな感じでした。
だから『后宮のオメガ』を初めて読んだ時、イリヤの家族の描写にはほんとに色々と考えさせられました。そして『雪花の章』でイリヤと父との関係が描かれたとき、過去を消すことはできなくても「互いがどんな思いを抱いていたのか」が浮かび上がってくる展開に、涙を抑えることができませんでした…
わたしの母もいつか、わたしにそんな言葉をかけてくれる日が来るのでしょうか。その時、わたしはイリヤのように母を抱きしめることができるのでしょうか… そんなことを考えさせられる一冊でした。

また、オメガを単なる「オメガだから」という理由で道具のように扱うイリヤの祖国。その国の厳しい状況を思えば、「強者だけが生き残る」というやり方が全く間違っていたとは言えないでしょう。そうした背景があったからこそ、絶え間ない争いの中でも国を守り続けられたのだと思います。そうした世界観とオメガバースを自然に結びつけて描いた作者さまの筆力に感服しました。作画もほんとに素晴らしく、特にイリヤの装飾品や衣装の細かいディテールにはいつも感動させられます。

今回の章では、先ほどお話しした家族愛や傷と癒しがわたしにとって大きなテーマでしたが、それ以外にも途切れることのないハーリドとイリヤの夫夫愛、他者のための犠牲など、様々な要素がぎゅっと詰め込まれていて、一つの壮大なドラマを観ているようでした。

それにしても…子どもが5人ですって!? しかもタルジュも!!!うわぁぁ!子どもたちや子虎たちが成長していく姿をわたしも見届けたいです!どうかこの話終わらせないでください…

なんとなく、マルジャーナは双子のイグバールをいつもいじめて、お兄ちゃんのハリーファがその仲裁をしている姿が目に見えるようです。そしてリズクはハーリドの髪+イリヤの顔だなんて!!可愛すぎませんか…!?

ほんとに心が温まる一冊でした。素晴らしい作品を読ませていただき、ありがとうございました。

3

美しいの一言

オメガバースの傑作だと思います
登場人物が美しい
物語が美しい
夫夫愛・親子愛・忠誠という名の愛
すべての愛が美しい

前作の続きとして
またハーリドとイリヤの物語が読めて大満足です

イリヤの心に深く傷として残っていた家族の問題も無事に修復解決されて本当によかったです
お父様がイリヤを心底愛してくれていてよかった

ハーリドとイリヤは言うまでもなく魅力的ですが、今回もスゥヤの献身が光っていました
イリヤにいつも寄り添うスゥヤがかっこいいです

そしてここぞという時に助けに来るタルジュも勇ましい
そんなタルジュも立派な乙女で
まさかの求愛に戸惑ってましたが
結果お婿さんも出来て幸せそうに寄り添う姿が印象的でした

大人になったハーリドは8年間の空白を埋めるようにイリヤを求めていて可愛いし
母性全開のイリヤは堂々としていて神々しさが更にパワーアップしていたので惚れ惚れするほどでした

まだまだ続いてほしいです

2

ちょっと泣いちまったよ

いやー泣かせにきてますよ
心あったまりました!
そしてちびっこは可愛い!
隣国に嫁がせたのはお父さんの実は息子を想った行動だったというのに家族愛の深さを感じました〜!

新しく増えた家族でわちゃわちゃしてるとこ見たいですね〜!

0

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う