この人は俺のものにはならない

妻とセックスレスなので男と不倫しました。 2

tsuma to sex resu nanode otoko to furin shimashita

妻とセックスレスなので男と不倫しました。 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神41
  • 萌×210
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

87

レビュー数
16
得点
261
評価数
59
平均
4.5 / 5
神率
69.5%
著者
うぐいす 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784758029308

あらすじ

雑貨本屋『宇宙BOOKS』の雇われ店長・菅原明人は、従業員の吉田怜史と不倫関係にある。
仲睦まじい妻がいながら、長年のセックスレスに明人の心と身体は静かに渇いていた――…。

そんな中、怜史の誕生日をきっかけに、ふたりは初めてホテルで夜を明かす約束をする。
「バレたら終わり」なのに「やめられるわけがない」。
他人に内側を暴かれるセックスの心地よさに溺れていく明人だったが――。

罪悪感も理性も迷子になった、大人ふたりの秘密の第二章。

《収録内容》
◆『妻とセックスレスなので男と不倫しました。』6~9話
◆描き下ろし13P

表題作妻とセックスレスなので男と不倫しました。 2

26歳→27歳、雑貨店従業員
26歳、雑貨店店長、既婚者

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数16

結ばれました

ついに物理的にひとつになった店長と吉田さん!
しかし、pixivでその後の二人の行く末をわかってしまっているので、2巻の話の展開はゆっくりめというかモタモタしたように感じてしまいました。
良く言えば丁寧な描写なんですが、もう少し勢いが欲しかったかなー。とはいえ気になる所で次巻へ続く…3巻はもっとドロドロした展開になるのかしら。
あまり萌えなどは感じにくい作品なので、もはやBLというよりは人間ドラマとして読んでる感はありますが、BLだからこそ胸クソ悪くなく読める部分もありますね。
純粋にBLとして楽しめるようになるのは店長が離婚してからのお話になりそうかな。それも楽しみです。

2

背徳を楽しむための不倫設定

不倫ゆえのもだもだ感を楽しむ作品ですかね。
お互いが不倫、遊びだと承知の上で関係を持った。
が、虚しさがある。
一緒にいる時間をもっと楽しみたい。
でも隠れて会うことしかできない。
もどかしい。
そんな2人と周囲が今後どうなっていくのか。
その辺を萌えやきゅんとして楽しめるといいんだろうなと思います。
が、私は相手への誠実さとか裏切りについてどう考たらいいんだろう…となってしまって純粋に恋愛モノを楽しむには複雑なお話だと感じました。

あと、片方が女性ぽく見える、とBLの感想ではあまり言いたくないんですが、そう感じることが多いのは仕方ないんですかね。
そういう関係性で片方が女性ぽい表情になるのは自然なことなんでしょうか。こういうキャラが求められるのがメジャーなのかな。
個人的に男同士の恋愛が見たくてBLを読んでいるので、未だにこの疑問を持つことが多いです。すみません。

2

会話

BL漫画に限らず、漫画でも映画でも小説でも、なんなら現実でも「もっと会話をしろよ!」と思うことがままありますが、問題解決のために会話を必要としているのではなく、問題を顕在化しないために会話を避けている状態なので「もっと会話をしろよ!」とは言えないわけです。不倫漫画の面白さはここにあるのかと、勝手に納得してしまいました。

吉田さんと店長は会話できないし、店長と妻も会話ができない。ここが会話しない間に、周囲からこの不倫が漏れるんだろうな〜本人たちの望まない形で伝わるんだろうな〜と思うと不幸しかない。ま、吉田さんと店長は、不倫関係を第三者に相談したり、武勇伝の如く話したり、しないだけ懸命なわけですが。

それはそうとして、吉田さんと店長はこんなに仲良しなのに!結婚なんてしてなきゃ良かったのに!と思わざるを得ない。でも結婚してたからこそ、店長は男の吉田さんと楽しい関係になれたのかな、という気もするし。世の中ままならないな。

兎にも角にも相変わらず大変面白かった。絵も可愛くて大好き。お店描写まぁまぁあったけど、今回雑貨のわっちゃり感はあまりなかった気がする。18禁コーナーからの振り返り店長が特に可愛かった。続きももちろん買います。

0

ヴィレヴァンで買おう!

奥さんは不倫を知ってどう振る舞うのか、1巻からずっと気になっています…

わたしは、不倫されて結果も残された身としては、このコミックの関係を不倫と定義づけるものなのだろうかと、まわりから責められるべきことなのかな、と、疑問を持ちつつ読んでいます。
わたしがこの妻の立場だったら怒れないだろうな。

ヴィレッジヴァンガードが職場モデルのようで、うぐいす先生もそちらでお仕事なされていると聞いたことがあります。
複数店舗の閉鎖が決まったのをニュースでみましたが、ヴィレヴァンで購入してお店に貢献しよう!と知り合いにもおすすめしようと思います。

人物像も、ストーリーも素敵な1冊です!!
おすすめです!

4

距離の縮め方の描写がとても好きです

読む人を選ぶなど言われますがこの表紙をみて気になったら読んでみることをオススメします。
常識の外にいる人たちが世の中には想像よりたくさんいてSNSでは完全悪とされ排除のされがちですがそこに至るまでの過程ってどの程度想像出来ているのかな?と思うことがあります。
不倫はどんな過程があったとしてもダメですよ。もちろん。常識です。どんなに話が合う人でも居心地がよくても踏み留まる勇気がなきゃ。でも、でもさ。と思うのです。

3

「正解」や「正義」を求めない「優しい」という功罪

「優しさ」は時に言葉通り人を救う温かさをもたらすけれど、その優しさを発した方も受けた方も苦しくなる事もゼロではない

そして「優しさ」が善意由来なのか?「弱さ」故なのか?でもその効果は違って来るのも無くはない

店長は間違いなく「優しい人」
バイトの明らかなサボリにも寛大に対応してる
大人として、良い上司としてという面は勿論ある
これは「善意」
でも面倒や無駄な衝突を避けたいという気持ちも無くはない気がする
これは「弱さ」

この事と結婚生活を同列に語るのは暴論なのかも知れないけれど、これもまたその人の本質なのかな?と思うのです
特に明人は「店長」として仕事をしているのでその人柄は多少なりとも反映してると思うのです

そう思うと・・・
奥さんと「離婚しない」事もまた優しさと弱さが彼の中でせめぎ合ってるように思えてしまう

決して彼女が嫌な訳ではない
離婚を自分から切り出して彼女を傷付けてしまう、嫌な思いをさせてしまう事はしたくない
大事である人を自分が傷付ける行動を取りたくない
黙っていれば、吉田との関係を無かったものとして彼女の前で過ごせれば「今の関係が続けられる」

明人が実際どう思ってるのか?までは描かれてないけれど、私にはそんな明人の中の「優しさ」故の葛藤と防衛のせめぎ合いが垣間見えるように感じました

奥さんの立場でも吉田の立場でも、そして明人の立場でもそれぞれの立場・視点から色んな解釈の余地を感じるお話しです

多分どんな答えが出ても私の「正解」ではないと思う
だけど、それでいいと思う
恋や愛は相手や状況が変われば幾通りもの選択の道がある
だから「正義」や「正解」を求めて読むのではなく、「そういう優しさの選択もある」と思って読める人に向いてるお話しな気がします

例えBLセオリーから逸れたとしても私は彼らの行く末を最後まで見届けたいな、とすごく思います
それは本当に単純な興味だと思います
きっと普段からBL自体を俯瞰して読むタイプなので「自分事」として作品を読んでいないからこそ楽しめるのかな?とは思っています

1巻のレビューで「超第三者視点の腐目線で好みの怜史に萌える」と書きましたが、この2巻を読んで一旦「萌え」目的からは仕切り直しをしつつ、大人の迷い道作品として登場人物全員の行く末をうぐいす先生がどう描き上げられるのか?を堪能していきたいと思います

9

フィクションなのに…!

商業BL作品なので当然「フィクションだ」と分かっていても読者の感情を刺激する2巻!

フィクションなのに、フィクションだから、が入り交じって読んでしまう展開でした

フィクションでありながらも吉田と明人の気持ちが体以上に重なって行くリアリティに引き込まれます
その過程を映し出す日常の地続きにある2人の逢瀬がもたらす背徳感が凄かった
だからこそ、2人に凄く意識を集中して気持ちも持って行かれます
本来ならもっとその存在を感じるはずの明人の奥さんの事さえも忘れてしまう位に…

なのにそこでしっかりリマインドされる明人が既婚者である事実も描き出されます
彼女の存在を単なる明人の嫁、としてだけ出すのではなく、彼らを取り巻く日常にしっかり息づいた1人の吉田彩未という女性として読者にも示して来る

その上で「離婚」をちらつかせない現状を展開する…
・・・凄いと思う

この流れなら商業BLであればそろそろ「離婚」という選択肢が浮かび上がってもいいのに一切出ない
これこそが「生々しさ」なんだと思う

確かに昔ほど離婚の敷居は高くなくなったと思う
それでも一時の寂しさなのか?離婚して傷付くのは誰なのか?とか、色々考えなきゃいけない事は山程あるだろうし、きっと明人はそういうのを考え出したらもっと悩むだろうから、彼に取って「離婚」はそんなにすぐに思い浮かぶ選択肢ではないんだと思うのです

そこにモヤモヤする読者が居るのは分かる
けれど私はあくまでもそこをおざなりにしないうぐいす先生の作品への向き合い方がとても好きです

読者が求めている事を雑にする訳ではなく、先ず先生がこの作品をどう描き上げて行かれたいか?が垣間見える2巻だったと思います

先生の商業デビュー作となるこの作品
どうか、先生の作品への向き合い方を貫いて見せ切って欲しいと思います
デビュー作からシリーズで出る事がもう既に素晴らしい事ですし、先生にしか描けないこの切り口を求める読者としてとても先を楽しみにしています!!!

9

ひどい悪口ばかり浮かんじゃう





彰人と怜史が触れ合いながらの両片思いみたいになってて、恋だから利己的に振る舞いながら相手の気持ちが欲しいって思ってる状況の2巻だった
そうなんだよな身体がもらえたとき、気持ちがもらえている気がするから
気持ちが欲しいとき、身体で示してくれると見えない気持ちを感じられるから、相手を好きなとき求めるのはおかしなことじゃないんだよな

彩未と忠司は、2人とも相手の想いを知っていてわざと無視をしながら自分だけが勝手に決めた範囲内で1番の仲良していることを彰人と怜史に強いている
そして、彰人と怜史の関係が露呈したら⋯忠司は間違ったことだと責めそうな気がしないでもないし、彩未なんて被害者になれちゃう
自分らのこと相手にとっての理解者だと、唯一無二の仲良しだと思いながら彼らの優しさに胡座をかいて自分を人質に勝手な関係性を押し付けてる

引っ越しや誕生日の予定を話す程の仲じゃないのが実際なのにな

2人の関係がバレるとしたら同僚?バイト?から告げられるんじゃないかって気がするし、彰人が1巻の冒頭の有り様になるとき、どこまで、何まで失うことになるのかが怖い
彰人は、思いが通じているのならその相手である怜史を裏切っている状態なのは悪いと思うけれど、嫌だって言う彩未に無理矢理迫ることはしないんだから彩未のことは大事にしてるんじゃん?とか思っちゃう
何もしてないのに、彩未が勝手に決めちゃったことを尊重してるんだからさ
彩未は彰人は一生身体の温かさを感じる資格はないって思ってんのかね
自分の親との関係性のことちゃんと見つめて自分のしてることに気が付けば良いのに

生活にセックスがあるのは面倒臭くて、ない方が楽なのは本当解るけど、結婚したことで全く触れ合わなくなるってのは異常でしょ
彰人が求めてるのって、お化け屋敷じゃなくてどっちかって言うとオシリ侍の方なのに、彩未はお化け屋敷の方を与えておいてオシリ侍読んでるように振る舞えって強いてる

彩未の結婚してしまうところが納得行かなすぎて、かなり嫌い
キスすら煩わしい人間がそうでない相手と結婚すんなっつぅの
本当ひどいわ

5

まだまだ手探りの最中のふたり

この巻では決着がつかないようだと知り、
一瞬読むのをためらいましたが
矢も盾もたまらず拝読しました。

妻との温泉旅行
「僕らは反吐がでる程仲良しだ」
自虐と矛盾を含んだ言葉が苦しい
「お互いが幸せならいいじゃないか」
新婚旅行では拒まれて傷つき絶望を感じていたけれど
今回は違う。自分には怜史というセフレがいる。
そのことを「幸せ」だと思おうとする明人。

「遊んで」という言葉から始まった関係なので
互いに本気で惹かれ合っているのに
セフレだということを確認しあいながらの逢瀬が切ないです。

火遊びは楽しくて甘くて無邪気で背徳的
身体だけでなく
お互いをわかるほど好きになっていく過程が丁寧に描かれています。

早く決着をつけてほしいと思っていましたが
この巻で離婚を求めるのは性急でした。
「飽きられたくない」
「重くなりたくない」と必死なふたり。
まだ手探りの状況で
お互い本命になれるという自負はないのでした。
歯がゆく焦れますが..待つしかない。
どう落とし処をつけるのか‥
いま一番今後どうなるかが気になる作品です。

5

幸せなとき なんてもんは一瞬で過ぎるものよ  フフフ

紙で読んでるんですが 手書きの書き込みが小さすぎて 仕事柄結構細かいところまで見える老眼鏡かけて見てるんですが 若干読みきれてないところがあるような

今月1場のお楽しみだってのに もぉ


叶わない片想いのお陰で背負った寂しさと1番欲しいものだけが手に入らないせつなさ
踏み外したのか踏み込んだのか 見えない線を越えて縺れあった続きなんだけど とりあえず 不倫がいいか悪かは置いておいて
この巻ふたりだけの秘密から一線を越え変わる意識と その沼に溺れていくさまがほんとによく描かれてたなと

キスから芽生えた小さな思いと 肌を合わせてからの欲
近づいた距離に気になる相手の生活 抱きあった夜の続きに見る夢


蜜毒に浮かれてどこかにはあったはずの罪悪が バレてはいけないこと っていう軽いものになっていってて
言い訳や嘘が それでも一緒にいたい におされて次々に出てくる饒舌な彼

自分達の中では恋でも 紛れもない不貞 なのにこの悪気のなさったら

一線は越えたけど想いを伝えあってはいないこの状況だからなおさら燃えるし たまに味わうスリルで興奮もする 
嬉しい楽しいばかりが先にきて侵食され犯されていくものには見向きもしないで

いいね いいね

あたくし普段からちょいちょい不倫もの読み漁っておるんですが 愚かではあるけど綺麗なところしか描かれていないじゃないですかこのお話
だからですかね 1巻冒頭の涙に繋がる盛大な修羅場を期待するし もうそれしか受け付けないッ!受け付けたくないッ!の構えなのよ

最初こそクセのある絵面だな なんて思ったけど そこですら今じゃ魅力になってきちゃってて

いや 面白いと思える1番の理由は 理解力や読解力欠如なあたしでも読ませたいところがわかりやすいのと なにより読みやすい ここに尽きるんですが


吉田を求めることに迷いがなくなった店長と既婚者相手に動きだした恋に悩み続ける吉田が嫁の奇襲にだした欲
誰も知らない 知られちゃいけない彼らの関係に何かを感じる デビルマン←だれ?

正直 苦しいときを支えてくれたいい嫁ではあるんだけど 修羅場があるならサレ妻としてではなく 虚しさを与え続けてきた張本人として傷ついてほしいんだけど
それは個人的なアレであって 世間さまにしてみりゃお門違いになっちゃうんだろうな ←嫁がどうにも好きになれないらしい

1

相手の犠牲の上に成り立つ関係に幸せな未来はない

周りを振り回してると思う登場人物ランキング(わたし視点)

1位……明人の妻・彩未
2位……明人
3位……吉田の親友・忠志
4位……仮病使いの岡本(宇宙本屋従業員)

明人の妻は相変わらず私は無害ですみたいな天真爛漫さをアピってて、明人は吉田の好意に甘えきっていて、吉田の親友は吉田をフッたくせに何故だか一緒にいたがって、岡本は社会をナメきった自己中野郎。
周りを振り回すキャラが多すぎません?

営みがない夫婦関係に潤いを与えたオアシスのような存在・吉田。
吉田と明人との関係が深まれば深まるほど、明人の心は満たされ、吉田は虚しさを感じていく不倫関係の出口の無さが胸が痛いです。
一番腹立つのは妻の明人を拒否する態度ですが、そんな妻にヘラヘラする明人にもモヤってしまうし、吉田との関係を拠り所にしてしまって現状に満足してることにも段々腹が立ってきました。
セックスレスは十分に離婚事由になるんです。妻に恩義を感じる気持ちは分かるけど、自分のこれからの人生は長いのに、ここで足踏みしてどうする。先に進むタイミングにきていることを早く理解して欲しいです。

不毛な恋愛を強いられる吉田の立場と心には胸が苦しくなりました。
2人の関係がかなり深くなってきた2巻。簡単には手放せないレベルにまできています。
だけど、明人を独り占めする権利もない、自分の恋人だとアナウンスすることもできない、ただただ明人の妻の都合とも擦り合わせながら一緒に過ごすしかない現状は吉田にとって満足な交際でないのは明白です。
そんな吉田の切ない感情の一方で、明人だけが満たされきっているのがいたたまれません。だからこそ、明人には早く離婚の決断を、と思ってしまいます。
相手の犠牲の上で成立している関係に幸せな未来はない。明人には早く行動に移して欲しいです。
気持ちは、吉田>>>>>妻 くらいになってる今、次巻は何か動きが出てくることを期待しています。

あと。
ますます謎めいた存在になったのが、吉田の親友です。この男の心理が2巻になっても全く分からない。
吉田の誕生日のために一時帰国するつもりでいたのを聞いて、ポカーンとしました。この男の真意も早く知りたいです。

10

関係は深まるも、微妙にズレのある気持ちが切ない…

大好きな作品です。ぜひ続編を読みたかったので、2巻発売嬉しいです♪
一読して、色々忘れていたので1巻を復習して再読しました。完結せず3巻に続きます。以下少々ネタバレあります。電子で170ページ。

1巻は二人が職場で出会い、少しずつ惹かれあい、とうとう一線を超えてしまうまでを、丁寧に描いていました。
2巻では、複雑な気持ちを抱えながら関係を深めていく二人が描かれます。

二人が関係を始めるきっかけとなったのが、1巻の怜史(さとし)の「俺と遊んでくださいよ」というセリフ。
怜史は性的な意味はなく軽い気持ちで言ったんだけど、明人は性的な意味のある言葉として受け取ってしまった。なので二人の気持ちに微妙にズレがある。

怜史は本気で明人を好きなんだけど、気持ちを明かしたら関係は続かないだろうと、胸に秘めている。
一方明人は、怜史はセフレとして遊びで自分と付き合ってるから、繋ぎ止めないと簡単に終わってしまう関係と思っていて、ちょっと焦りがある。
お互い相手への想いがあるのに、それを見せられなくて、そんな気持ちのズレに切なさを感じます…。

1巻の濡れ場は二人とも手探りで、明人は男性とは初めてで、ちょっと必死な感じでした。
今作の濡れ場(数回)は、セフレとして頻繁に会って、二人ともリラックスしてイチャイチャラブラブしています。かなりエロティックな雰囲気でドキドキします。特に終盤の明人には小悪魔みたいな妖艶さすら感じます。

怜史を繋ぎ止めるために、明人があることを思いつき、怜史の誕生日に決行する。
「この日がなければ まだ後戻りできたのかもしれない」
とあるように、このことが二人の関係をさらに深めることになるんですね。

明人に「ハッピーバースデイ」と言われた、怜史の恋する表情がとても素敵。本気で好きなんだなぁ。

怜史は明人を好きで、明人も怜史となるべく長く一緒にいたいと思ってるけど、今のところ妻と別れるという気持ちは全くないみたい。
でも1巻の冒頭を読むに、数年後には妻とお別れすることになるらしい。それまでに怜史と明人の関係はどうなっていくんだろう。目が離せない気持ちです。

2巻は、ラストに怜史が明人にあるわがままを言って、明人が笑顔でOKするところでおしまい。怜史がちょっとつらそうなのに、明人はノリノリ。明人はどんな気持ちなんだろう?続きが気になります!

描き下ろしは、二人別々に夕飯にオムライスを作る。明人のオムライス写真にキュンとする怜史、ほんと可愛いわ〜♡ ラストの二人の願いが叶うといいなぁ。

2巻もめちゃくちゃ面白かったです! 
先生の作画、心情の描き方、濡れ場の描き方、どれもこれも大好きです。
3巻も楽しみにしています♪

(明人は既婚者ですが、妻への罪悪感などは描かれないので、地雷の方いるかもしれません。私は1巻で、妻がキスすら嫌がる姿を見て、明人の行いも致し方ないところもあるかなと感じました。)

※pi◯ivで単行本には載っていない小話や番外編などが読めるのでおすすめです。

シーモア 非常に薄い枠付きトーン修正(かなり薄いトーンで白抜きに見えますが、目を凝らすと線などが見えますw)

9

タイトロープ

1巻では嫌悪感は感じなかった本作。でもこの2巻は…

なんかザワザワするよ。
それは私が既婚者だから?
そうかもしれない。
この2巻では、いよいよ店長と吉田さんの仲が深まっていく。
正に恋の始まり。
2人の感情が高まって、一緒にいて楽しくて楽しくて、離れがたくて。
そんな高揚はどこか微笑ましくて、可愛くて、くすぐったくて、店長の状況さえなければ「両片想いのジレジレ!」なんてニヤつきながら読めるところ。だけど。

この先何が待ってるのかな。修羅場かな。お別れかな。
そんなのがチラついちゃってさ。
今回、妻の彩未さんはほとんど出ないので、彼女の本心や状況はわかりません。
あ〜これなら夫が不倫に走ってもしょーがないよね〜、という理由づけもできず、ただ事態が進行していくのを見るしかなく。
ただ言えることは、いいとこ取りだけで逃げ切ることはできないよ。店長さんも奥さんも。
3人の払う代償が大きくなりすぎないといいんだけどね…

4

早く離婚してくれ……

1巻読んだ時は、夫婦間レスは心が死ぬほど辛い精神的DVだと聞いたので不倫に走る理由にも納得できたし、寧ろ吉田さんと早く幸せになってくれ〜〜〜;;と願ってたんですが、2巻……何故、奥さんと別れないのか。

吉田さんに惹かれていき、セフレだけど彼に良い人が居たら嫌だなぁ…と独占欲を抱き始める店長。
完全に身も心も吉田さん大好きになっています。けど、奥さんとは離婚しない…
1巻での、夫婦間のすれ違いの切なさや、既婚者でありながら吉田さんへ惹かれてしまう葛藤など…そう言うヒリヒリした部分に深く共感していた身としては、2巻では“不倫”に対する葛藤が薄くなっていて、正直 不誠実に感じました。

また、奥さんが普通に良い人なので夫の不貞を知って傷つく姿は見たく無いなぁ…と。
浮気がバレる前に、早く離婚を告げるべき。

一方の吉田さんは、一途にずっと店長を想い続けていて、一時的な幸せをずっと噛み締めて“セフレとしての一線”を保ち続けている…
もう、私的には吉田さんが不憫で健気で泣けてくるんですよ……
何でも好きな物をあげますよ。の返答が「店長の1日をください」って…もう、泣くしかないやん;;

お互いに心から惹かれていて、焦れったい両片思いな状況です。
不倫のスリルや、一時的な快楽と幸せに浸る2人の心理描写が生々しくてドキドキします。
漫画として表現力は間違いなく“神”ですが、店長には早く白黒つけて欲しいな…とモヤッとしたのも正直なところ。

物語的には1巻から余り進んでいませんが(不倫継続)、2人の距離感は明らかに一線を越えるスレスレまで近づいて来ています。
2人とも“本気で愛したい”と想いあっているのに、この関係を継続する為に本気にならないように必死に抑えているジレンマ……
店長、そろそろ決断の時ですよ……!

と言う訳で、3巻も楽しみに待ちたいと思います!

8

大満足です。

店長の表情、セリフ、仕草が可愛いすぎて心鷲掴みされました。

1巻初め店長の泣いてるシーンを思い出すと切なくなるのですが、2巻は2人の関係が深まってくるので、拝読後は幸福感で胸がいっぱいになりました。そして、読み終わった直後から3巻が待ち遠しいです。ラスト付近の2人のセリフや表情も素敵で、うぐいす先生、天才だなって思いました。

お互いに大切に想うから自分の気持ちを控えめに言葉や行動を選びながらゆっくり愛を育んでいく様子は、不倫中という事が薄れてしまうほど可愛くて応援したくなります。

うぐいす先生の描かれる背景や雑貨、植物も魅力的で大好きです。一度読んだ時には気づかなかったのに再度、再々度細かく読むと新たな発見などあります。それも今後何度も読む際の楽しみです。

うぐいす先生、素敵な作品をありがとうございます。

4

先生の巧さにヤラレまくった…痺れた…2巻もスゴイ…‼スゴイがめちゃ騒めきが止まらぬ2巻です(>ㅅ<)

待っていました、続編!!!
配信されて即読み入ってしまいました

一瞬たりとも目が離せないような…刻一刻と気持ちが揺れ動き傾いていくのが分かるような臨場感に胸の騒めきがずっと続いたまま1冊読み終わってしまいました、、、

そして本編終了後の「To be continued…」にまたザワザワしちゃいながらの描き下ろしでお腹が空くwという…www
今、空腹と闘いながらレビューを書いてます(←どうでもいい…w(ノД`)スミマセン…!)

2巻では吉田さんと店長がグっとググっ…!と近付きます(>ㅅ<)!
明らかに心身ともに一線を越え、〝寂しさを埋める為〟という大きな前提さえも霞み始め逢瀬を重ねる2人

ノンケの店長が体を開け放ち預け、受け入れ、そしてその身で感じる変化
2人の初めての外泊の夜の描写の巧い事。。。‼‼‼
空気が変わり「陽」の雰囲気から一転「湿度」を感じさせるリアリティ
そしてその「湿度」の中で発せられる「熱」が心理描写として作画でしっかり伝わって来る巧さ、、、
ストーリーと共にこの、その場の空気感丸ごとを拾い上げて映し出す描写力に物凄い吸引力を感じます

このシーンに限らず、ほんと細かい背景の描き出しが丁寧なんですよね
だからすごいフィクション感を感じさせないんです
街中の描写では喧噪や雑踏の生活音が聞こえてきそうですし、あの菓子パンなんてからしマヨの刺激とソーセージのパンチとパンの柔らかさの三位一体の相性の良ささえをも一瞬で思い出してしまえる位にリアル‼(食い意地ーーーwww‼)
ほんと、生きた作品だと思います!
改めてうぐいす先生の巧さに痺れます

そんな生々しさをずっと肌に感じながら読むストーリー
一体2人は何処に向かって行くのだろう、、、
そして、ふと1巻冒頭の店長を思い出してまた胸の落ち着かない気持ちになってしまう、、、

明らかな両片思いターンの2人、、、
だけど実態の輪郭がないからこそ目が背けられていた店長の奥さんとの予期せぬ接触がその甘さにほんの少しの亀裂を入れて来ます

俄かにその存在を実感してしまう事で起こる変化はきっと避けられない、、、
サクッと割り切れる程にこの2人は器用ではないし、そして何より「寂しさ」を感じる位にどこまでも情に敏く、同時に脆いのだから、、、

この出来事がこの後の2人にどう影響して行くのか、、、
すごい先を見たいような見たくないような、、、
何とも落ち着かない気持ちになりながらも、充実の読了感も感じています

吉田さんの周りに常に感じる種火のような人物の数々も気になります!
前巻から引き続きの腐れ縁の忠志も存在感を放ってましたし、今回は新たなキャラも登場です(゚д゚)!
中でも同じビルで働く映画館スタッフの山崎くん。。。
吉田さんに取ってどんな存在になっていくのかな???
彼も気になります|⌔•..)チラッ

「不倫」のお話しである事は揺るぎのない事実です
なのでココがどうしても引っ掛かる方には強気におススメはいたしません…
だけど、、、
どうしようもなく満たされない時があって、その隙間を埋める以上に熱を与えてくれる存在に救われる事もあるよね、、、という人間の脆さを理解出来てしまう人、そして逆にそんな脆い人を温めてあげたくなってしまう衝動を知ってる人にはきっと何かが響く作品なので、やっぱりおススメしたい逸品です

3巻もお待ち申し上げております…!!!

修正|もう背景の白に同化してしまいそうな位の薄~~いグレー枠線と更に薄いグレートーン修正でした
個人的には今作なら光ってさえいなければ「可」な修正に感じます

11

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