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2nd virgin no jouzu na sutekata
微笑ましい
慧と智秋の恋人編な上巻です。
カメラマンに気に入られた慧が副業としてモデルの仕事を始めたり、智秋がお店のディスプレイを任されたりと仕事も順調で、恋も順調な二人の姿が微笑ましかったです。
しかし、仕事を頑張る中で、もっと恋人に相応しい自分にならなければと思い詰めていく二人の姿は痛々しく見えました。
そんなに頑張らなくても大丈夫だよ……と思っているうちに下巻へ続いてしまったので、今から下巻を読むのが楽しみです！
ebookは白抜き修正&白刻み海苔です。
慧の慧に付いているピアスは白くなってないので、真っ白な中にあるピアスがかなりシュールでした。
お互い、自身に対してネガティブ気味…
待望の2ndバージンのじょうずな捨て方の続編、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
擦れ違い 3
溺愛 3
エロ 2
な感じだと思います。
前作に引き続き、けーくん×智秋さんのカプです。
擦れ違いを乗り越え恋人同士となったけーくんと智秋さん。長年の智秋さんを想っていたけーくんなので、智秋さんへの溺愛っぷりや甘い言葉が凄まじいですね。そんなけーくんに何とか応えようとする智秋さん。比較的2人の仲は甘く順調な感じですが、お互いが相手に相応しい良い男になろうと頑張ります。
お互いが、相手をベタ褒めしてしまうので、それに対して、その評価に見合ってない、と悩んでしまうので、ある意味また擦れ違ってしまっています。
恋は盲目と言うが、惚気のように甘い雰囲気のけーくんと智秋さんなので、2人の間での波乱はそこまで無いのですが、何気に智秋さんを狙っている狼森さんやけーくんをモデルとして気に入ってしまうニカさんなど、新たな脇役キャラの登場もあり、けーくんと智秋さんの仲を拗らせないかヒヤヒヤで、今後の展開がどうなるのか気になるので、次巻も買わせて頂きます。
そんなに頑張らなくてもいいんよ
まさか続きが読めるとは思っていませんでした。
2人がくっついてAV男優引退して終わりだと。
それが、上下巻同時発売のボリュームで読めるとは！
まず最初の1話は、前作の補足的なお話でした。あの時どう思ってたとかあーだった、こうだったと話しながらイチャイチャ。初っ端からどエロい2人の行為を見せつけられました。
2話からが新章って感じなのですが、ゲイビから足を洗った慧くんですが、ビジュの良さが社内でバレてしまって急遽宣材モデルに抜擢されてしまうんですわ。総務部で地味に存在してたのに。
この撮影でカメラマンに気に入られてしまって専属モデルしないかスカウトされるんだけど、めっちゃ私は不安です。
いくら髪型変えてホクロ消しても気付く人はいるんじゃないかな？だってゲイビ界で超人気男優だったんでしょ？今なんてSNSあるし特定班とか面白かって晒すかもしれないよ？
それは智秋も一緒。1作品しか出てないって言っても最近出た作品だし。
私ならビビリだからバレたらどうしよう…って病むかもしれない。
そんな身バレのリスクを負ってまでモデル承諾をした慧くん。行動原理は全て智秋なの。
同棲しだしてますます魅力的に感じてしまって好かれるカッコいいと思ってもらえる自分でいなければという向上心。
対する智秋も全てを受け入れてどこまでも愛を注いでくれる慧に対して本当の自分は薄っぺらで大した事ないのに過大評価されてる気がしてもっと頑張らなきゃってなってる。
頑張って高めあう関係は素敵かも知れないけど、しんどくない？ありのままでいいと思うんだけどな。
上巻は、不安要素が散りばめられてるのでどう収束させるのかこのまま下巻を読みます。
ドラマCDの収録レポが巻末に載っていて嬉しかったです。こういうのって雑誌に載るだけの事が多いので単行本に入ってるのはよいです。
ドラマCD収録の裏話面白いです。セリフが追加されますってアナウンスに対して「OKで〜す
！ローション入りまぁ〜す」と答える山下誠一郎さんお茶目。
紙本で購入
ど迫力ボディに凶暴なリアルな慧くんがピアス付きで描かれています。太めの白線修正
モヤッとしていた違和感の謎に迫る
この作品、続編ありきの作品だったんですね。前作の終わり方が、何となくスッキリとしない終わり方だなと思ってました。
特に智秋の方が腹の内を晒しきっていない感じにモヤッとしていて、この続編を読んで前作のモヤリの違和感がスルリと解けました。
作者さんの中ではこの続編が最初から頭にあった上で、敢えてああいった終わり方にしたのでしょうか。今作はSeason2の上下巻ですが、２巻３巻とした方がしっくりきます。
続編じゃなく、完全に前作の話の続きって感じ。前作で語りきれていないこと、伝わりきれていないこと、智秋の抱えている背景といった、智秋という人物像に対する謎めきが今上下巻でもって明らかになります。
とはいっても、この上巻ではその全ては分からず、下巻を読み終えて知るところになるのですが、上巻はその下地作り。お互いに自分の仕事を頑張って成果を出す…恋人にカッコいいところを見せたい欲から始まる恋人編のストーリーとなっています。
無事に恋人同士となり、同棲をすることになった彼らの甘い日々にただ酔いしれるだけの話ではありません。確かに前作にも増してエロさは増し増しにはなりましたが（←期待してました 笑）、そんな２人のラブ期を邪魔する輩や、それまでの毎日に変化をもたらす仕事事案が舞い込み、一気に２人の置かれる環境が慌ただしくなります。
仕事が忙しくなってすれ違いが生まれるぶん、相手の気持ちを推し量ったり不安感が増すのは恋人のことがそれだけ好きだという証拠でしょう。慧の執着は智秋を手放したくないという思いからくるもので、智秋の執着は捨てられたくない思いからくるものです。
恋人に執着するという意味では同じ性質なのに、２人の執着は種類が違うことに注目しながら読んで欲しいなと思います。それが智秋の心の枷にも繋がりますゆえ…。
仕事の頑張りが変に空回ったり、予想もしない方向へと飛んでいきそうな雰囲気のまま上巻を読み終えましたが、今後起こりゆく展開はどんな様相になるのかすごく気になります。
脇を固める登場人物たち１人１人の存在感も、良い人悪い人抜きにしてとても良かった。下巻も楽しんで読んでいきたいです。
