僕らの食卓 ~おかわり~ 2

bokura no shokutaku ~okawari~

僕らの食卓 ~おかわり~ 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神140
  • 萌×29
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

10

レビュー数
22
得点
739
評価数
152
平均
4.9 / 5
神率
92.1%
著者
三田織 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344856028

あらすじ

2023年に実写ドラマ化された「僕らの食卓」の待望の続編「僕らの食卓 ~おかわり~」待望の第2巻! おにぎりをきっかけに出会い、付き合い始めた豊と穣。 二人にとっての「初めて」を一つずつ経験していくなか、季節は移り、一緒に住む相談をするように。 しかし、豊に片思いをしていた大学時代の同級生・神崎と会ったことで、ちょっ と不安になってしまった穣は焼きもちを――!? 心がふんわりあたたかくなる、ハートフルラブをお届け。

表題作僕らの食卓 ~おかわり~ 2

大学4年生
24歳、社会人

その他の収録作品

  • 種くんの番外編
  • おまけまんが

レビュー投稿数22

そうだよね、大切な種くん

 すっごく楽しみにしていました。そして期待の上をいく満足度!です。
 やっぱり種くんなんですよね。そもそもの二人の出会い、それ以前の、豊は覚えていなかった出会いも、種くんがきっかけを作ってくれてたわけです。種くんあっての二人の関係。
 そして、穣がいないと種はできない、みのらないんですよね。おとんも頑張っているけれど、種くんの毎日にはまだまだ兄ちゃんがいないと。健やかに成長していけないんだ。だって、ずっとずっと一緒に生きてきたんだから。種くんにとっては母親的な側面も大きい兄ちゃんなのだろうから。
 種くん視点での豊は、兄ちゃんの仲良しの友達であり、頻繁にお家に来て遊んでくれる人。クリスマスや初詣、お花見に海水浴などなど家族の行事を一緒に過ごすことが種くんにとっても自然なことで特別感のある人。
 でもやっぱり兄ちゃんとは違うんだよね、まだまだ。お母さんが亡くなって豊と出会うまで、穣も種くんも日々を積み重ね、精一杯生きてきたんだなぁって、丁寧で優しい表現が心に染みてきました。豊との出会いで毎日が明るくひらいていった穣の想いがより伝わってきました。二人で住むことを考えていたけれど、種くんが泣いてしまったことで豊も大粒の涙、とても好きなシーンです。
 「僕らの食卓」の終わりに中学生の種くんが登場しています。稔が出張から帰ってきても、兄ちゃんいなくても大丈夫、むしろもう少し豊かと二人でいたかった的な、種くんの気持ちが表現されています。そこに至るこれからの展開、すなわちただ種がみのっていくのではなくて、豊かにみのっていくお話が楽しみです。

0

ずっとおかわりしたい

素直に優しい気持ちに浸れる世界、安心して読めました!
一番最初の巻を読んだときにここまでシリーズ化するとは思ってなかったんですけど、こういう温もり欲しくなりますよね(猛暑でも…)

今回は豊の大学時代の友人の登場に少しだけざわっとするものの、そこでちょっとギクシャクしても大丈夫っていうくらい発展したふたりの関係性、そしてさらに発展して未来へと繋がる可能性が読み取れる展開でした。

おとんって40代なんだぁ…っていまさら新鮮な気分にw(おとんにもうひと花の可能性あるやん…)。種くんがいつまでも可愛い可愛い種くんじゃなくて、だんだんしっかりしてきてるところに、時間の経過が一番感じられます。頼もしい男の子になったなぁ(遠い目)。また、今まで庇護していたと思っていた存在に、実は支えられていたんだと気づく穣君も素敵な青年になって、それぞれがその年齢なりに、それぞれのペースで成長しているっていう日常の営みに愛のあふれる作品なので、ずっと読んでいられるような気がしました。

0

嬉し涙に、切な涙

今巻も優しい空気にほっとしたり、泣きそうになったり、
三田織先生が紡がれる温かな世界観に浸らせていただきました。

ストーリーは前巻からのつづきで、
春になったら二人暮らしをしようと約束していた豊と穣。
けれど、穣が出ていくことを知った弟の種が
「にいちゃんいなくならないで」と泣き出してしまい…。

ああ、こういう子供の涙、ほんと辛い…。
穣と種の絆の強さを知っているからこそ、
離れ離れになってしまうことが種にとって
どれ程悲しいことかわかってしまって辛いのです。
そんな種の涙に二人暮らし計画も保留になってしまいます。

その後も豊の大学時代の同級生の神崎の登場により
穣が嫉妬してしまったり、小さいながらも問題が勃発しています。
穣の不安から2人がプチ喧嘩みたいになってしまう場面では
珍しく豊が怒ってしまって息苦しくなってしまったりも。
けれど、ちょっとしたことをきっかけに仲直りできてしまうのも
そのきっかけがごはん関連というのもこの2人らしくて微笑ましかったです。

そして、タイトルにふさわしく、今巻でも
キャンプ飯やおうちごはん、ローストビーフに手作りピザなどなど、
おいしそうなごはんもいっぱいで就寝前に読んでしまうと危険でした。

今巻のラストでは穣の就職が決まり、職場の研修のために穣が
豊や種たちに見送られながら九州に旅立ってしまうところでおわりです。

まだ続くのかな?
これで完結でもおかしくはないけれど、できれば穣が帰ってきて
無事社会人になって豊と穣が念願の二人暮らしをするところも見てみたいなぁ。
小学生になってランドセルを背負った種くんも見てみたい!

2

No Title

おかわり2巻はみんなの成長が眩しくて、ちょっとせつなくて。読んでいて優しい気持ちになれました。

穣が焦りから空回った行動をしてしまうのも分かるなぁとなりましたし、
豊の気丈に振る舞っていたけど実は寂しいのが伝わってきたところは泣いちゃいます。
種くんが穣はもう飽きた〜と言いながら本当に困った時にはやっぱりお兄ちゃんじゃなきゃとなるのもすごくわかって三田織先生の描かれるキャラクターひとりひとりに共感しました。

2

やさしさとあたたかみ

好きなシリーズの続編うれしいです(この文言を書けるのがうれしい)。
今回ますますいい話だった〜。
感動です。特にラスト。すばらしい。
人の気持ちに丁寧でやさしくあたたかく理想的で、時々ファンタジーぽく感じてしまうほどでした。
種の描き方が大人が思うこうあってほしい子ども像では…となってしまう時があり、でもそんなひねくれた私の見方がふっとばされるほどの大きさとあたたかみ溢れる物語でした。
神崎がただの当て馬ではなくいいエピソードだったし。
チャーシューマダムの会社もステキ。
自信なさげな穰に響くものがあったとすごく伝わるし。
僕らの食卓〜家庭、家族、一緒に食事をすること、生きることのすばらしさを感じさせて頂きました。

4

No Title

季節の移ろいと共に2人の恋物語がじんわり進んでいく様子がとても心地よい。
子供が関わってくるBLはちょっと苦手なんですが
種くんは弟なので子育てというより家族に焦点を当ててるところ
子供らしい我が儘やおバカなことをしつつも
我慢しながらちょっとづつ成長していくところが好感持てます。

豊を好きだった同級生が一歩踏み出せば変われたのかなと吐露するところや
稔が就活で悩んで、道を探してく様子も胸にくるものがありました。

2人の恋模様も…不安になってすれ違ってぶつかって、また前を向いて!
2人だからこそが感じられて沁みました。

2

手紙とかチャーシューとか

あぁ、本当に読んで良かったっていつも思うよね三田織先生の作品

稔の自称元彼の退場の仕方はちょっと寂しいけど、あの目はちょっとさ、諦めてんのに見せつけられてそれでも信じることはないって感じなのかな

そんでさ、兄の手紙さ、豊はあんなに怯んで構えてたのに、あんなの手紙ですらないじゃん
良かったのか悪かったのか
稔と種は結びつきが強すぎるけど、豊と兄のは彼らはやっぱり兄弟じゃないんだなって思わされた

種、お兄ちゃんらしい顔になったよね
育って行く
これまで稔を温かく忙しくしてくれててありがとねって感じ

車椅子を押すのは経験だけじゃなくて、稔が向いているってことだと思うし、それも種だけのにいちゃんとして過ごした日々もマダムチャーシューのところで全部実るんだろうな
チャーシューのラーメン大好きみたいな、それで良いのかよってとこ、良いな
不自由な人も、傷付いた人も、傷付けた人も誰も全面的に良く過ごすなんてなくて、みんなただの人

僕らの食卓は本当にもう少し栄養を〜て思わされるんだけど、特におとうは元気に種を育ててくれないと困るし
でも普通の人達なのが良いんだよな
もう少し栄養摂って安心させて欲しくはあるけれど、それは私のエゴだし
彼らに私は一切関係ないし

神崎くんは豊が稔と飯食ってる時点でもうさ、上田家のおかげで誰かと飯食えるようになったことをさ覆すのは難しいから
でも、友達になれそうで良かったよな

2

ずーーーっと勘違いしていました…!読後の今、すごく後悔をしつつもそれを上回る溢れ出る感情に包まれます

サイト内でのランキングもさることながら、脅威の神率!!(7/5現時点でランキングは1位‼そして105件の評価があっての神率90.5%!!!!!)
いよいよ気になる度が限界突破で手に取らせていただきました(´ ˘ `*)ゞ

無印~今作までをまとめて失礼します

…実は勝手に年の差ありの年下攻めで、受けの連れ子での育児系BLかな?って無印巻の表紙を見た時に判断してしまっていて、、、その時はそんなに年下攻めで育児系は読みたい気分ではなかったので、あらすじも作品情報も見ずにスルーしてしまっていたんですよね、、、

今回無印巻から読んで、、、
私の盛大な勘違いを悔いる事になった訳ですが…l||li(っω`-。)il||l
こんなこっぱずかしい勘違いを曝け出したとしても読んで良かった!!!というこの読後の温かくて湧き上がるような強い気持ちを絶対にレビューに残しておきたい!って心が素直に思いまして…(*˘︶˘*).。.:*
シンプルですが、、、本当に素晴らしいシリーズを読みました!そしてずっと読んで行きたいシリーズに出会えました!と言う事は絶対に言いたいです

正統派な育児BLではないけれど「家族BL」の側面は十分にあると思います
私が勝手に勘違いした受けの連れ子だと思った天使は攻めの穣くんの小さな弟くんの種くんでした←ホント~~~にこの子が天使過ぎて胸がギュンギュンしまくりました‼‼‼
そんな上田兄弟には男やもめのおとうがおります
あと、ご近所住みですがばぁばも居ます♪
みんな仲良しでみんな温かい!!
なので兄弟要素も家族要素もあるんですよね(๑❛ᴗ❛๑)

そして大事なのが、決して種くんがBL的展開の引っ掛かりにはなっていない事
きっかけやそれこそ2人にとっての「種」になる事はあっても、種くんの存在が壁になったりする事が一切ないのもすごく素敵です
あたたかい…!本当に癒されます(ღ˘͈︶˘͈ღ)

続いて勘違いその②の年下攻め、、、ここは正確には勘違いではないのですが、、、1学年違いなだけで、私が思っていたような大きな年の開きはなかったので割と「年齢の差」がストーリーに絡むような事もなかったです

この2人、少しずつ少しずつ時と気持ちを重ねて行き近付きます
「彼氏」というより「恋人」という言葉が本当に似合います
今回も豊が道端の猫ちゃんに差し入れの肉まんを狙われるのですが、猫ちゃんに向かって「これは僕の恋人にあげるやつだから 君のじゃないよ ごめんね」って話しかけてるんです
すごくこういうちょっとした言葉選びにもキャラらしさ、この作品らしさが感じられて〝しっくり〟来ます
そんなふとした瞬間に遭遇する日常感もすごく素敵

そしてこの巻で最も心が震えたのは穣の就職のエピソードに象徴される「報われる事の奇跡」です
自分では言いにくい本当は頑張ってる姿だったり、逆に普通にしていた当たり前の事が誰かを喜ばせていたり、、、
”誰かが見ていてくれた、知っていてくれた”というさりげない奇跡がとても琴線に触れ、穣の涙に私も涙してしまいました

作画で表現する柔らかさと、言葉で届く誠実さが真っすぐに響きます
本当に素晴らしいシリーズです
読んで良かった!!!

だいぶ後発組での参加となりましたが、これからもじっくりゆっくり彼らの築く家族と恋人のカタチと在り方を、そして無印巻で見た3人の姿になるまでを見守りながら心を温めていけたら嬉しいです(ღˇ◡ˇ*)

5

No Title

大好きなシリーズものです。
前作までのお話が、とても好きだったので、こちらもよみました。

大学4年生の「上田 穣」と、社会人の「穂積 豊」とのお話です。
あることをきっかけにして知り合ったふたりが、ゆっくりと、恋を育んでいく様子が描かれていて、たのしくよむことができました。

全体的に、ほのぼのとしていますが、泣けるようなシーンもあり、素敵な作品だとおもいます。

「種くん」の成長ぶりも、じっくりと描かれているのが、よかったです。

2

温かさに満ちた世界に心が満たされます

チャーシューマダムにヤラレました!!
きっと色々と不安もあったと思うんです、穣
そんな穣をどれだけ温かく包んでくれた言葉でしょうか
今の穣だけでなく過去の自分をも受け入れたくらるようなマダムの言葉
帰り道に涙腺が崩壊して思わず泣いてしまった穣の背中にこちらの涙腺も大決壊しました
本当に素敵で温かいシーンでした

無印巻の穣の出張がココに繋がって来るのか~!という嬉しさもあり何か色々胸がいっぱいになる展開でした

しかもここで終わりじゃなかった!
種くんの成長が素晴らしく、だけどやっぱり変わらず「弟」であって穣は「お兄ちゃん」
本当にこれでもか!って位に泣いてしまいました

この先もまたみんなに会いたいです
本当に素敵なシリーズだと思います

8

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