鬼才の新人が放つ衝撃の純愛闇BL!

またね、神様 下

matane, kamisama

またね、神様 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神14
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

16

レビュー数
2
得点
78
評価数
17
平均
4.6 / 5
神率
82.4%
著者
ヴヤマ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス・プレミアム
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784592721635

あらすじ

同居生活をすることになった両と幸太郎。
幸太郎は、腕を骨折した両を甲斐甲斐しくサポートする。
お互いを激しく求め合い、幸せな日々を過ごす2人だったが、ひとつの「嘘」をきっかけに状況は一変して…。

表題作またね、神様 下

高校2年生→大学4年生、教育実習生、22歳
高校2年生→児童養護施設職員

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

元気なときに読みましょう。

精神的ダメージを負った上巻、いろんなことに悩まされた下巻、という印象でした。最終的にはめでたしめでたしですが、そこに至るまでだいぶ精神的に疲弊します。それがいいんですが。

個人的に上下巻の中で一番刺さったのは両と幸太郎の母の再会シーンで両が泣き崩れ土下座したことでした。
ここだけは間違いないのですが、悪いのは幸太郎の母で、養子として引き取った子供を金儲けだろうとそうでなかろうと倫理的に反することに巻き込んでいたのは良くないことで、そんな状況を打破したのは両の通報だったので世間的にみたら両の行動は勇気あるものとして称えられるものだと思います。
でも当時の両の好きな人を助けたいという気持ちによって振り下ろされた正義は、間違いなく幸太郎とその母の仲を強制的に引き裂き、母を犯罪者とし精神的に追い詰めたことは間違いなくて、正しい事だったとしても一人の人間を追い込んでしまったという事実はずっと引っ掛かってしまうのだろうなというのを見せられてすごくずしんときました。

ただただ2人が救われて幸せハッピー希望のある未来というまとめ方をせず、また同じような問題に直面する可能性も抱えている過去も見せた上での幸せなラストというのが沁みました。体力を消耗するので頻繁に読み返せる気はしないのですが、完結まで読むことができて幸せです。

5

異常が日常になっても消えない「人」の強さ~事件の裏側で続く人生に触れる~ とにかく…読んで欲しい…‼

先ず、作品内容レビューの前に紙の上下巻と電子の1,2感の違いを残しておきますね
不要な方は▶まですっ飛ばして下さいませ

単話配信は11話で完結済です
電子配信は1~5話「ピンク背景に修道服を着た受けの幸太郎+手」、6話~11話「ブルー背景にVネックTを着た攻めの両+手」の表紙です

『電子版1巻』は1~5話収録
「赤い背景に修道服を着た受けの幸太郎、タイトル字が白抜き」の表紙です
電子限定おまけ3P漫画

『紙版上巻』は1~5話収録
「白い背景に修道服を着て正面を向いてる受けの幸太郎、タイトル字が赤字」の表紙です
描き下ろし10P漫画
※先生のXにて情報収集の為私はまだ未読です…

『電子版2巻』『紙版下巻』は6~11話収録
「青い背景に制服着用で横向きの攻めの両、タイトル字が白抜き」表紙が電子
「白い背景に制服着用で正面向きの攻めの両、タイトル字が赤字」表紙が紙版
下巻に関しては描き下ろしは特になし

他、、、
・電子は1,2巻共にシーモアでの特典漫画2Pあり
・紙版はサイン抽選キャンペーンあり
※紙版表紙は2人を赤い糸が繋いでいますね~‼

と、言う事で、、、
漫画的な内容で全網羅するなら、、、
電子でシーモア1,2巻+紙で上巻購入すると基本のコンプリートとなるっぽいです
後は紙は書店別特典もあるのでちるちる内の特典情報あるのでご確認下さい

私は現時点では電子1巻をDMM、2巻をシーモア購入で、紙の上巻購入を検討中!といった購入状況です

尚、電子1巻は各電子サイト(※)で4/17まで20%OFF中!(※DMM、シーモア、Renta!のみ確認済み)


▶作品レビューです、、、
前作で数々のセンセーショナルな描写でその高校生にしては過酷な幸太郎の日々と、幸太郎との出会いから常軌を少しずつ逸して行ってしまう両の幼いが故に真っすぐ過ぎて苛烈さに歯止めが効かなくなっている執着の行方に出口の見えなさを感じ、この最終巻での終わりを見届けたい気持ちで配信開始をお待ちしておりました

この作品と対峙している時はまるで、日々どこかで起こっているニュースで取り沙汰される中での当事者達の人生の裏側とその後を見るような感覚と自分の中では似ていました

この感覚は告白してしまうと恐らく下世話な感覚なのかも知れない…
第三者だからこそ見る事に勇気も要らないし興味のみで覗いてしまえるような感覚だな…とは自覚しています

でも、、、そんな興味本位で覗いた私の心を、激しく揺さぶる時間に覆われる読後、、、得も言われぬ感情に支配されます
事件の裏で続くテレビの向こう、ネットや雑誌で消費され淘汰されてしまう「誰か」だったハズが…その事件の中の「人」としての人生に触れてしまうような感覚で、両も幸太郎もキャラを超えた「生きた人」としてでしか見えない位に迫って来ます

両の贖罪、幸太郎の赦し、孤独、再生、済生、、、
過ちを犯した人
その過ちに気付き抗い、前を向いていく人間の希望
気付きを与えてくれるのもまた「人」であるという揺るぎない事実

ここに全てが詰まっていました

上巻でまだ子供で、幸太郎の置かれた状況を知っても何もしなかった大人への憤り、そして自分の無力に流された両
その経験をした両だからこそ、今出来る事に辿り着ける
成長というか本来ある両のプラスの部分が蘇っている事に安堵します
しかも、その後押しをしてくれるのが他ならぬ幸太郎
自分の後悔しかないような日々に救われた時間があった事を知れた事がどれ程の救いだったか、、、
かつて両が幸太郎に掛けるべきだったであろう労りの言葉が大人として救うべき相手に届く瞬間、、、屋上のシーンとそこに続く階段に座るかつての両に重なる秦野の姿、、、
泣きました

幸太郎の強さにも両の人間らしい脆さにもとても「生の感情」を感じます
そして、本当に心が震えるような感覚で掴まれます

前巻レビューで「共依存エンド」はありえるのか?
と書きましたが、この2人は「依存」を超えた先の「共存」という希望に向かっていく未来を強く感じさせてくれました
多分これ以上無い位の見たかったエンドです

もう、、、言葉がありません。゚(゚´Д`゚)゚。

内容に関してはあんまり触れてませんが、両と幸太郎をきっと他人事として見れなくなっていると思うので、ここは巻き込まれながら読んで欲しいのであんまり詳しく書きませんでした

是非、読んで感じて欲しいです

物語の背景の細かい所などで幸太郎が「ひみつ」とする部分があります
ここは読者がツッコミたくなる部分をあえて幸太郎に「ひみつ」と答えさせる事で上手く先手を打ってる感じがしました!
幸太郎のキャラだからこそ納得できると言うか、、、⁉
何か、こういうストーリー展開の上手さにも魅了されました
納得感あるお話し運びがすごく上手い先生だと思います
ヴヤマ先生、5年間、本当にお疲れ様でした!!!
この作品に出会わせて下さって感謝しかありません*:.。.(ღ˘͈︶˘͈ღ).。:*
先生の次回作も楽しみにしております‼

始まりの巻には多くの地雷要素を含むのでその辺は無理におススメはしませんが、雑食タイプの夜明け属性読者さまにはものすごくおススメです!!

決して軽い作品ではありません
でも、読み返すのがしんどい作品でも絶対にありません!!!
寧ろ、折に触れて読み返したくなる作品だと思います…!

修正|絡みはありますが修正は不要な描き方です

5

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