ちょっと待とうよ、春虎くん 2

chotto matouyo harutora kun

ちょっと待とうよ、春虎くん 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神220
  • 萌×220
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない5

1

レビュー数
40
得点
1187
評価数
248
平均
4.8 / 5
神率
88.7%
著者
あめきり 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403669811

あらすじ

春虎と付き合いはじめ、少しずつ自分に自信が持てるようになった粋。そんな中、部屋替えの季節がやってきて? まっすぐ一途な後輩男子×気遣いマスク男子の青春BL、待望の続篇!

表題作ちょっと待とうよ、春虎くん 2

高1→高2・バスケ部
高2→高3・マスク男子・糸目

その他の収録作品

  • 描き下ろし「初めて春虎が実家に泊まりに来た夜」/カバー下漫画「1巻その後の話」/限定漫画

レビュー投稿数40

2巻はテーマが難しかった

寮で同室になったスイと春虎。
少しずつお互い惹かれあってお付き合いに発展したのが1巻。
2巻は少し踏み込んで、家族や友人たちへのカミングアウトがテーマでした。

カミングアウトって、扱いがすごく難しいテーマだなと思っています。
受け入れられる人・頭では理解してても生理的に受け付けられない人・とにかく受け入れられない人。
母親だと尚更受け入れ難い人も多いかも。
受け入れてなお、葛藤し続ける人もいるだろうし。

なのでBL作品でカミングアウトをメインで扱うって、すごく難しいというか、力量を試されてしまうと思うんですよね。

作品全体としては面白いし、春虎の一途で素直な性格の良さも相まって、スイとの恋愛模様は良かった。
けど春虎の家族があっさり同性の恋人の存在を暖かく受け入れていたり、カムアウトにショックを受けていたスイの母親が考え直すのもわりとあっさりだった印象があって、なんだか軽いなぁと思ってしまいました。

2巻の作品テーマは、友人たちへのカミングアウトだけにした方が良かったかもなぁと、読後に思いました。

全体としてはピュアで真っ直ぐなスイと春虎が一生懸命に恋して学生生活を送り、様々に悩み傷付いたりしながら成長していくお話なので、DKの恋愛作品が好きな方にオススメです。

0

もだきゅんの最高傑作。


あめきり先生の作品の中でもぶっちぎりに大好きなお話です。
そのお話の続編が読めて本当に嬉しかったです。
もうスイ先輩と春虎くんのピュアでカワイイやり取りに毎度キュンキュンさせられました。
そして本当にキャラがとても魅力的で…何度も泣きそうにもなりました。
2巻でも色々切ないシーンもありましたが二人で乗り越えてさらに絆が深くなった二人に感動。読んだ後の多幸感が半端ないです。
こんな素敵なお話を出してくれた先生には本当に感謝しかないです。
もだきゅんの最高傑作です!!

0

付き合ってからの2人

同じ部屋だった二人が別の部屋になるということで寂しいスイ先輩。
春虎も務めて平気なフリをしてたけど実は寂しい。
部屋は別になっても同じ寮だから会えるけど、やっぱりずっと一緒と言う訳にもいかず。

今はお付き合いしてる2人だけど、今度は周りの人たちにも自分たちの関係を伝えるか伝えないかでもじもじしちゃうスイ先輩。
春虎は家族にも話したみたいだけど、スイ先輩のお母さんは恋愛対象が男だと聞かされてかなりショックを受けたみたいだし、家族も関わってくると難しい。
本当は分かってもらいたいけど、拒絶されたら辛いけど、スイ先輩が思い切って母親にお話出来たのは凄く勇気のいる行動。すぐには理解できないけどスイ先輩の幸せを願ってくれてるからなんとかわかってもらえそう。

描き下ろしで春虎を家に連れて行って家族に紹介できていたので良かったです。


0

スイが幸せそうで泣いちゃう

めーーーちゃくちゃよかったです!
1巻は、スイと春虎が両想いになるものの、私としてはそれ以外の人にもモヤが残る感じで、スイはしっかり幸せなのかどうか心配になってたのだけど、そのへんも含めての付き合ってからの2人のお話。全編キュンとしてかわいくて健気で、泣いちゃうくらい良かったです。

まずさ、この表紙が可愛すぎてこれだけで満足度高いですよね…1巻よりも、幸せがあふれ出てるスイ先輩にこれだけでも泣けちゃう。

お話は、周りの目もまだ気になるながら、あまい恋人としての時間をすごす二人とか、進級で部屋が別になっちゃうまでの二人とか、家族のこととか…。
スイの健気さがかわいくてしんどくて、もう胸ギューーーって掴まれちゃうかんじ。春虎のまっすぐなところもしっかりしててもヤキモチとかに若さとかを感じるところもあって、とにかく二人を応援したくなります。。

私は1感で、友達に嫌なことをはっきり言えたスイが、その友達が、どうなったのかが気になってたんだけど、それがちゃんと(カバー下かな?)いい方向へ向かってて、それが本当に嬉しかったし描いてくれた先生ありがとうってなりました。

なにもかもうまくいくわけじゃないけど、優しくて可愛くて素敵なスイがここから自信をつけてもっともっと幸せを掴んでいけるようにずっと応援して行きたいなぁと思えました。

めちゃくちゃ良かったです…!

0

待望の2巻

大好きなあめきり先生の「ちょっと待とうよ、春虎くん」2巻!!!
本当にあめきり先生は心情の描写が絵でも言葉でも素敵すぎて、胸がギュンってなったりキュンってなったり大忙しでした!!!
スイ先輩も相変わらずの可愛さに、えちさも増して愛しさしかないです♡
春虎もイケメンが増してく一方で心臓持ちません♡
スイ先輩のお母さんの所が本当に涙止まらずでしたが、幸せ笑顔が見れて良かったです!!!
分厚くて読み応えばっちりなのに、のめり込んでしまうので一瞬でした!!!

0

大好き!

めっちゃくちゃ大好きな作品なので続編が大変喜びました。
個人的にあめきり先生が描いたすい先輩が可愛くて可愛くて、特に笑顔とか可愛らくて微笑ましいです。
2巻は1巻では味わえない春虎の家族とすい先輩の家族の話も入っているので大満足です。
あとあめきり先生の独特の面白さとストーリーの進め方とかあっという間に読み終えました。おすすめです。温かい気持ちになれます。

0

可愛い♡

あめきり先生の作品読むと幸せな気分になります。とにかく可愛いのですがストーリーが面白くいつの間にか読見終わっあてしまいます。ページ数多いのに…青春の1ページが大切に書かれているのが凄いなと偉そうに感動してしまいます。これからもずっと続きが見たいです。2人のストーリーがしっかり描かれているので何度も読んでも飽きないです。青春ラブストーリーが読みたい人には特にめちゃくちゃおすすめです!!可愛い2人大好きです。

1

250ページ分の読み応え

まず手に取って思ったのはぶ厚っ!!でした。
けれど、読み始めてしまえばそんな厚みなど忘れてしまうくらい
あっという間に読み終えてしまいました。

高校生の粋は寮の同室で後輩の春虎と恋人同士。
前巻は周囲からゲイであることを揶揄われ、
マスクで素顔を隠して耐える日々を送っていた粋が
春虎との出会い、想い想われてゆく中で笑顔を取り戻してゆく物語でした。

そして、今巻は恋人同士になったその後の二人が描かれます。
最初は二人の2回目のデート編からスタートし、
寮の部屋替えや互いの家族へのご挨拶エピソードなど
最初から最後まで読み応えがぎっしり詰まった1冊となっております!

今回は粋の昔の片想い相手に嫉妬したり、部屋替えで寂しがったりと
前巻にも増して春虎のワンコ&溺愛度がパワーアップしておりました♡

寮の部屋替えでは粋と部屋が分かれてしまうというだけで
この世の終わりのごとき表情で落ち込む春虎に
粋への激重愛が滲みだしていて可哀想なのに愛おしくて
ニヤニヤしっぱなしでした。
もう退寮して二人で部屋借りてしまえ!と何度思ったことでしょう…。

そして、春虎の家族へのご挨拶編では
息子の初恋人を家族総出(総勢11名)で迎えてくれる
黒部家の賑やかで優しい雰囲気にほっこりさせられました♪
息子に同性の恋人がいると知っても何のこともないように
「歓迎の準備はいつでもできているよ」と
粋を家族の一人として受け容れてくれる両親の言葉に
春虎の両親だなぁ~と胸がじんわり温かくなりました。

黒部家との初対面を済ませた後日、
久々に再会した母親に恋愛対象が同性であることを告げた粋。
心のどこかで春虎の家族がそうであったように自分の性的指向を
温かく受け入れてくれるのでは…と母親に期待していた粋ですが、
現実の母はカミングカウトにショックを隠せない様子で…。

そんな母の反応にもう今までのように愛してくれないかもしれないと
深く傷ついてしまう粋。
粋を励まそうとしてくれる春虎を避けるようになってしまいます。

息子のありのままを受け容れてくれた春虎の家族との対比があるだけに
生理的に息子の性的指向を拒絶するような黒部家とはあまりに違いすぎる
粋の母親の反応に胸が抉られるようでした。

けれど、BLドラマを観て自分の子供にもあり得るかもしれないな~
なんて割とライトに心の準備ができていた春虎母とは異なり、
異性愛者と信じて疑うことのなかった愛息子がまさかのゲイだなんて
全く予想外の真実を告げられて動揺してしまった粋母のショックも
決してわからなくはありません。

大好きな母に受け容れられず、傷つけてしまったと落ち込む粋でしたが、
もう一度だけ家族と向き合おうと実家を訪れます。
そこで母の口から語られた思いは我が子への愛が溢れていて、
親子の絆に、息子の幸せを願う母の想いに涙腺が揺さぶられてしまいました。

決してご都合主義的には進んでくれなくて、痛々しくて、
だけど、最後は優しい気持ちになれるから、
あめきり先生の描かれる作品を追わずにはいられません。

描き下ろしでは粋の実家を春虎と訪れた二人のお話。
粋の生まれた家で母から粋の子供の頃の話を聞き、
地元の風景を眺めながら思い出を振り返った粋と春虎。
帰りのバスでは「大人になったら一緒に暮らそう」と誓い合い…。
ますます卒業後の二人のお話も見てみたくなってしまいました。

3

優しさに包まれた、心が浄化される作品

BLに目覚め出した頃に1巻を読み、数年後ついに2巻が発売され時の流れを感じてちょっと感慨深い…。
晴れて結ばれた2人のその後のお話。

お互いのことが大好きだからこそ生じたすれ違いや、スイの過去のトラウマに葛藤する姿が切ない…。そうした心の機微が丁寧に描かれています。

私が好きなポイントは、すれ違ったりモヤモヤしても、お互いが勇気を出して素直に気持ちを伝え合っているところ。
スイと春虎、それぞれ悩みや迷いを抱えているけど、じっくりゆっくり自分なりの答えを見つけながら、ちゃんと2人で同じ方向を見て同じ歩幅で歩んでる。そんな姿がとても心地よい。

春虎が本当に好青年。純粋でまっすぐで、心もカッコいい。
「スイよ、春虎に出会えてほんとよかったね…」と何度思ったことか。

作品全体が優しさとクスッと笑える可愛さに包まれているから、ずっと心穏やかに読めるし、読後は心が浄化された気持ちになります✨

3

No Title

2巻もとても良かったです。越えてきた~!!
だいちゃんの反応含めて青春だなと思ってしまいます。
好きなのに素直になれずいじめちゃうタイプの子だ・・・
打って変わって春虎くんは気持ちいいくらい直球で褒めてくれるし好きを伝えてくれる。。やっぱりスイ先輩には彼しかいない!と思わせてくれました。

スイ先輩からキーホルダーをもらって涙ぐむ春虎くんや学祭シーンラストのスイ先輩の涙は読んでいるこちらも涙うるうるしました。。
気持ちの伝えあいが最高でしたし、あめきり先生の描く絵って感情がダイレクトで伝わってきて大好きです。

2巻は双方の親にカミングアウトをして正反対の反応だったのも見どころだったと思います。
一度は大丈夫かな・・と不安になったスイ先輩のお母さんの反応ですが、スイ先輩が幼少期のときには50歳ということは高齢出産でようやく授かった子・・その背景を知ったら理解できる部分もあるし話しあったらすごくいいお母さんだなあと泣けました。
実家に春虎くんが来た描き下ろしではお母さんと春虎くん仲良く楽しそうで最高でした。

スイ先輩が片思いしていたひかるくん。彼も素敵ですし春虎くんの友達土屋くんもほんと友達思いでほっこりしたな~

3

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