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kakukaku sennihyaku nem mae no haru
二巻では大和王朝と、蝦夷の対立がより悪化していきます。
アテルイは族長になることを求められ、争いごとを嫌う彼にとってはとても厳しい立場に立たされていました。そして利仁の方でも、山部王が蝦夷討伐を考えている事を知ります。
二人を取り巻く状況はどんどん悪くなるのに、利仁とアテルイの心の中には山爺との思い出がずっと美しく住み続けているのです。離れてもお互いを思いやる二人の姿がその時代ならではの和歌に詠まれそうな場面に思えてとても素敵でした。
二巻では一度だけ二人が再会する場面があって、そのつかの間の再会が、厳しい状況の中でより輝いて見えました。後ろからハグされてドキドキしながらも、温かな気持ちになるアテルイが可愛かったです。
山爺の小屋で過ごす時間は二人にとってはかけがえのない宝物の時間である事がとても良く伝わってきました。
アテルイには自分の命を大切にして欲しい。何となく、アテルイにはそういう儚さがあるので、利仁の為にも命を大切にして欲しいと思いながらこれからのアテルイに注目したいです。
そして、今回も一巻より更に成長した利仁に注目でした。身長がかなり高くなりアテルイとの身長差がかなりありましたね。それだけでなく、今上天皇の側近となったのに、何も世の中を知らない為に自分の意見を言えなかった事を反省したり、陸奥の旅では、数々の人との出会いで大和王朝人々の厳しい生活、政治の問題点を実感しています。宿屋の女の言った「戸籍が無ければ人として扱って貰えない。戸籍があれば税を納めなければならない」という言葉は、法治国家と言いながらもまだまだ国を統治するのは難しい政治のあり方、当時の人々の苦しみがよく分かりました。
現実はとて厳しいけど、利仁の真っ直ぐな心、明るくて優しい心。これがあれば何とか二人が幸せになる未来が来るのでしょうか?まだまだお話は続きそうですが、歴史ロマンとしてもBLとしてもこれからもとても楽しみな作品です。
2巻の前に1巻を再読しましたら初読み時よりおもしろく感じました。
最初に読んだ時はBL要素が少なかったので萌にしてしまいましたが、今なら萌2か神にしていたのに…大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。なにせ未熟な読者なもので反省して精進致します(土下座)
2巻では、利仁とアテルイの再会の場面は少なかったもののそこがよかった~。
成長した利仁がかっこよくアテルイをバックハグする。それが自然でアテルイがきゅんとするのが伝わります。
ストーリーとしては、大和朝廷と蝦夷の戦いの間で利仁とアテルイがどう生きるか…ですが、難しい時代背景と設定にかかわらずとても読みやすくわくわく進むのがさすが先生~とうれしくなりました。
大和朝廷の搾取する支配構造が現在と被りますし。
利仁がしたいことのために何が必要か気づき行動する。私も利仁と一緒に知り学び考えることができる気がしてそこもおもしろい。
1巻で、山爺のもとで一緒に過ごしたことが利仁とアテルイにとってかけがえのないものになるのがわかるし、それが原動力になるのが自然で入り込める。
山部が悪い奴ではなく彼なりの正義なのが説得力ありますし、モレがいい奴だし、大武丸もおもしろい。
脇キャラがみんな個性があってそれぞれの背景や動機がある。
その辺りの描き方、スストーリーの進め方がさすが先生~となりました。
1巻冒頭が利仁が征夷大将軍になる場面だったので、それまでの道筋がどうなるのかが楽しみでもありますしね。
あとがきの作中の位置の説明の地図がわかりやすくてありがたいです。
先生は体調を崩されたり大変な中、連載を続けて下さり感謝感謝でございます。
やっぱり面白いです……!(まだまだ続きます)
BLカテゴリですが、青年誌でも通用するほど人間ドラマが濃密に描かれていて、
馴染みのない〝奈良時代〟のお話でも、平城京に渦巻く様々な思惑と人々の感情に圧倒されて、のめり込むように読んでいました
まだまだBがLする要素は薄いですが、利仁とアカがお互いを心の拠り所として想い合い、より一層二人の絆の強さを感じられて、
友情を超えた二人の熱い抱擁は、胸に迫るモノがありましたね……!
もう、本作のBL要素はそれだけで大満足です
陸奥の山奥と平城京。離れていても、常に想いあっている二人にトキメキが止まりません……
時代に翻弄されながらも、絆を深めていく二人を見ているだけで胸がキュンと高鳴ります◎
で、何と言っても利仁の成長!
元服して田村麻呂と名を改めますが、身長も心も急成長します!!
其々の正義の為に〝平和〟を願う想いは同じでも、どうしても相容れない現実がもどかしい……
幼心に思い描いていた「人々を救う世の中」が夢物語だったのだと、悲惨な現実を目の当たりにして身も心もボロボロになった利仁。それでも大和と蝦夷が手を取りあう〝戦の無い世の中〟を目指す、利仁の成長に胸が熱くなりました
そして、腕の中にアカをすっぽり収めるバッグハグには、めちゃくちゃドキドキしました♡
この身長差、非常に萌える……!
そんな利仁の温もりにホッと癒されるアカも可愛いすぎて、このシーンでは萌えの飽和状態が起きていました(もっと下さい)
一方、自然を愛し、殺生を嫌うアカは、時代と運命に逆らえずに戦いへと身を投じていく……
運命よ、どうか変わってくれ…と願いながら、次巻を楽しみに待ちたいと思います
▶︎シーモア先行/ハグのみ