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hajimete no haru no uta
日常のDKBLです。
なんてことはないのですが、読む前にカバー下の現代文小テストを目にして、このタイトルはもしや、、、?!!
と、ハッとして(勘違いかもしれませんが、、)期待しかなかったまりあげはでした。
ちなみに、まりあげはがハッとした主人公ふたりの名前。
ひとりは、戸上一(トガミハジメ)。
もうひとりは、箕野詩(ミノウタ)。
ふたりの名前をあわせると、
「ハジメ」ての春「ノウタ」、、
つまりタイトルじゃん!!
と、誰でも分かることに感銘を受けた次第でござぃす。(騒いですみません反省)
で、家事もこなす真面目な読書家の戸上と、愛すべきちょびっとおバカ(褒め言葉)な箕野。
クラスは違いますが、いつも一緒にいる仲良しなふたり。
そんなふたりの日常に、ある事件が起こります。
それは、戸上を経由して箕野に告白したい女子がいたことです。
結果、箕野はその女子と付き合うことになるのですが、デート中も彼女より、いつだって戸上のことを想い、優先してしまい、結局別れてしまいます。
まあ、当然と言えば当然なんですけど、それだけ箕野にとって戸上が大切すぎる存在なのだと暴露しちゃっている感じに尊さしかないです。
(あ、でも戸上も箕野自身もまだその感情に気付いていないのですが、初々しいDKものはそこが良きなのです)
あと個人的には、体育祭に向けて二人三脚を影練するふたり。
当日を迎え、戸上が箕野に言った「俺がお前にあわす」。
このエピソードが最強に萌えたのと、箕野がテスト勉強に戸上を巻き込まず、ひとりで乗り切ったらかえって戸上が不調を来たしたあのエピソードも、大好きすぎるじゃん?? となって、ホントに尊い「ハジメ」と「ウタ」のはじめての春のうただわ、、、と、尊いDKパワーにノックダウンされた上巻でした。
作家買いです。イシノ先生の椿シリーズ、カントリーダイアリーが大好きで本作はそちら系でうれしい!!
絵もストーリーも大好きです。
キャラはもちろん背景、小物のデザインが全部かわいい。
上巻のみの感想ですが、すばらしい~。
2人の人柄が、説明ぽくなくちょっとしたやりとりや周りの反応で表現されるのがステキでそうそうイシノ先生だわ~と感動しまくりです。
戸上が無愛想で多くは語らないけどちゃんと感じて考えていて。面倒見がよくしっかり者で照れ屋さんなのがいい。半眼なのも好き。
箕野が無邪気で子どもっぽくてお母さん思いなところもよくわかる。
お互い相手のことをまだ恋愛対象として全く意識していないのに、人として無意識に好きとわかる描写がいちいちすばらしい。
例えば、箕野に彼女ができても箕野にとってはだんだん負担になっていくくだりとか。
運動が苦手な箕野が「お前 頑張ってるじゃん」と戸上に言われ、泣きそうになりながらきゅんとする瞬間の表情、箕野の顔に当たる夕陽の感じ…ずきゅんときました。これは神作品の予感~と強く思いました。
相手の手首を掴んだり、指に触れたり、ちょっとしたスキンシップがだんだんドキドキしてくる感じもたまりません。
戸上の方が箕野より少し体格がいいとわかる描き方も、お似合いな組み合わせだわ~と萌えポイントです。
好きなシーンは全部なので書けないですけど、特に好きなのは
・2人の後頭部、襟足が短い髪型、うなじが好み
・読書大好きな戸上がかわいい。本を読む姿がセクシー
・戸上のことを自慢げに話す箕野が子どもみたいでめちゃかわ
・箕野が来るからと昼食を待つ間、ヒマつぶしに箸を磨き上げる戸上(おかん)
・誕生日プレゼントにもらったお花をどこに置こうかと無言で無表情にあちこち置いてみる戸上。言葉や表情には出さないけど、びっくりしていたのが戸上らしいんですよね
・クラスメイトもいい子たちでほっこり
カバー下、タイトルに関する戸上の答え「東風」は春の季語なんですね。教養があっておしゃれ。勉強になります。
藤澤先輩が下巻でどう絡んでくるのかも楽しみです。
戸上の前ではひょうひょうとしている藤澤先輩が戸上父のサインほしいと友だちにバラされてあたふたするところがよかったです。
こういうちょっとしたエピソードでキャラの多面性を表現するのがイシノ先生お上手すぎて大好きです~となりました。
その手法で戸上と箕野の性格と魅力がふんだんに描かれていて上巻だけでも既に胸いっぱいです。下巻楽しみすぎます。
はー……最小限に抑えられたセリフ、景色や人物の絵で語られる
日常の風景に、たまらなく萌えてしまった一冊でした。
同じ高校の2年生、クラスは違うけれど仲のいい二人、
戸上と箕野(みの)。
どこか天然で愛嬌があって憎めない箕野くんが、可愛くて…!
で、実は作中に出てきた図書館での”あの”勘違い、
自分も幼い頃にしていたーーーーっ!!!
「あーーーーーっ、やっぱり、そう思うよね!?」と、
読みながら激しく興奮して声に出してしまいました。
そう、「オーディオビジュアル」の略称についての、あの勘違いです。。笑
恥ずかしい!黒歴史!と思っていたけど、
(漫画の世界とはいえ)箕野くんも同じ勘違いをしていて、
仲間意識が芽生えてしまったのでした...笑
二人が自然な形で互いに互いを思い遣り合う、
そんな行為が本当にキラキラしていて眩しい一作でした。
どれも全部好きだったけど、特に好きだったのは…
・みんなで一緒に海に行くことになった際、泳げない箕野のために
家で浮き輪を探して持っていき、箕野に差し出す戸上
・去年はあげられなかった誕生日プレゼントを今年こそ!と思い、
”ジュース飲んだつもり”貯金で貯めたお金で戸上が欲しそうにしていた
「何かの実」が入った雑貨を、箕野が買いに行くシーン
・そしてその↑雑貨が売り切れていてがっかりするも、
同じお店でお花を買っていく箕野
こんなシーンでしょうか。
もう一つ、お母さんの誕生日プレゼントに作りたい!と、
箕野が戸上に教えてもらいながらオムライス作りの練習をするシーンも。
どれも、画面は白黒なのに自分の目には
周りの景色や自転車や彼らの制服、表情などが全部全部、色付いて見えた。。
ああ、”萌え”ってこういう感情なんだな、と噛み締めました。
下巻はまだ読んでいませんが、この上巻だけでも
世界観に酔いしれながら読み切れる気がします。
(下巻も読みます…!)
爽やかで、どこまでも温かくて、優しい物語でした✨
★修正:なし(性描写なし、攻め受けも不明です)
ちょっと泣きそうに優しい作品でした。
いたって平凡な高校生ふたりのいたって平凡な高校生活。永遠に繰り返されるかのような日常も高校の3年間という枠のなかに収めると、こんなにも非凡な輝きを放つものなのかしらと改めて気づかされてしまいました。中学3年、高校3年、大学4年…特別な時間のなかに彼らはいるんですね。
というわけで、しっかりものでちょっとオカン気質な戸上と天然系ラブリー箕野の高校生コンビ。正反対の個性に異なる家庭環境だけど、ごく当たり前に一緒にいる、ラブ未満の特別な仲良し、可愛すぎるんですけど!
高校生になったら自然と彼女ができると思っていたけど、その気配はなく…せっかくできても、意外と楽しくないことに気づきwやっぱり戸上or箕野と一緒にいるほうがいい!に戻る萌え。箕野母のためのオムライスの話や、浮き輪エピ、本屋のおしゃれ雑貨エピ、こんなに相手のことを想っちゃうのに恋愛じゃないって、どういう地獄なんですか!?wっていう、なんかもどかしいけど、それがむしろいい!っていう、恋愛という湿度は低いものの、日常を愛するみなさんに是非おススメしたい作品です。
何気ない高校生の日常風景。表紙絵の通り…なんて素敵な空気感なのでしょう。
やんわりした空気の穏やかな高校生の日常系青春ストーリー。
本が好きで世話焼きな戸上(とがみ)と、天真爛漫でちょっぴりアホの子箕野(みの)。
二人の関係は友人以上恋愛感情未満。
お互いにはっきりとした感情はないものの、ふとした時にアレ…?と小さな感情の引っかかりが、どちらにも訪れます。
淡々とした中にも2人のお互いに対する「ちょっと特別」が見えて、なんだか尊くて泣きたくなる。
下巻でその小さな芽が育つのか…?それとも…?
よく漫画にあるキラキラDKや陰キャという個性際だったDKたちのお話ではなく、
ちょっとリアルにそこらに居そうな男子高校生たちで、いつもの時間の過ごし方や夏休み、友人との距離感、家族との関係など日常をちょっと垣間見るようなゆっくりした空気を楽しめます。
はー、最高でした。
このあたたかみのある雰囲気がたまらなく好きです。
本人たちはごく自然に過ごしているだけなのだろうけれど、こんなにも楽しそうな学生生活を送れている彼らのことがうらやましくなってしまうなあ。
高校生たちのなんでもない極上の青い日々を、季節の移ろいとともに登場人物たちと同じ目線でゆったりと追いかけられる良作でした。
なんでもない日々って、なんでもないのと同時にかけがえのない日々でもあると思うのです。
よくある毎日の一部をそっと大事に拾いあげて、ひとコマずつ丁寧に切り取っていく。
あえてフリーハンドで描かれた背景がより生活感や温度を感じさせてくれます。
モノローグで多くを語らなくても、眺めているだけでするすると戸上と箕野の関係性から家族構成、彼らが家族に愛されて育ってきた素敵な人物であることまでが伝わってくるのだから本当に不思議でした。
イシノアヤ先生が描く、生きた日常が大好きです。
戸上と箕野の関係は、平たく言えば友人関係です。
大きな物事は何も起こりませんし、そもそも彼らは恋人同士ですらありません。
クラスは違えど、気が付けばごくあたり前に隣にいて、まるで磁石のようにぴったりくっついている2人の男子高校生の日常を見守る構成となっているのですが、これが素晴らしく良かったです。何気のなさが絶妙。
正反対の性格でありながらなぜか馬が合い、お互いのことを自然と理解し合う、特別に仲良しな2人の姿がすごく微笑ましくてすっかり癒されてしまいましたね。
パッと明るい眩しさよりも、まろやかでやさしい口当たりの日常系青春物語をお求めの方におすすめしたいです。
下巻を読むのが今から楽しみ。